カテゴリ : 景勝地

portfolio

初詣

2017/1/3

新春の初詣は実家近くの少林山達磨寺へ。

何やら内輪もめが勃発してだるま市の開催が危ぶまれていたが、結局分裂開催になったとかで、高崎名物だるま市は元旦と2日に高崎市街地で行われたようだ。

本来のだるま市..正式には七草大祭だるま市という..は例年通り6日・7日で、縁起だるまの販売も行われるが、高崎観光協会と県達磨製造協同組合の後援がないらしいので、昨年同様の寂しい催しとなるのだろう。

歴史あるだるま市自体は存続されたが、鼻高山に夜通し煌々と露天の明かりが並ぶのを見て育ったので、あの喧騒が無くなってしまうのは寂しい限りだ。

カテゴリ:景勝地

1585年と1600年の2回、信州上田城を巡って今をときめく真田氏と徳川氏の攻防が繰り広げられた。世に言う上田合戦である。

古来籠城戦とは援軍を期待した兵法であり、援軍が期待できな場合は城もろとも討ち死にが定説であったが、この上田合戦では城に篭った真田軍が2回とも徳川軍を退けている、歴史上稀有の戦いである。

某国営放送の真田丸では、1585年の第一次合戦の回は放送を終えているが、1600年の第二次合戦..いわゆる関が原の合戦に連動する史実..は、今まさに佳境に入らんとしている。

生きもの考証にやや難のある今回の大河だが、前作と異なりラストまで大戦2回を控え、実に面白くなってきている。

20160828

上田城跡の櫓から見下ろす尼が淵。今は新幹線も通る上田の市街地となっているが、400年前は千曲川の氾濫流域であった。ちょうどこの眺めの向こうに、対峙する徳川4万の大群が見えていたはず。

そして城に篭るはわずか三千にも見たない真田軍。結果は史実のとおりだが、果たして真田幸昌・信繁親子は、当時はどんな気持ちでこの尼が淵を見下ろしていたであろうか..

カテゴリ:景勝地
20160508

岩櫃山からこんにちわ。ブログ記事をFacebookにも飛ばしているので、たまにはドーンと本人登場。でも流行りの自撮りじゃないよ(笑)。

20160508b

山頂からの眺めはなかなか絶景だ。標高で言えば大したことはないのだが、何しろ山頂直下は断崖絶壁であるため、実際の高度感はヒシヒシと感じる。眼下に広がるは東吾妻町の郷原などの集落。写真中央奥が浅間山、右奥のなだらかな山容が四阿山(あずまやさん)で、いずれも長野との県境である。

20160508c

山頂を隣のピークから眺めるとこんな感じ。鎖とハシゴで狭いピークに立つ辺り、さながらミニ槍ヶ岳といった風情だ。混雑時はピーク下で順番待ちとなる点でもよく似ている。

20160508d

麓から眺める岩櫃山。標高は802mと決して高い山ではないが、安山岩が風化して削られたその山容の荒々しさは、西上州の妙義山同様に景勝地として人気がある。

20160508e

現在の岩櫃城本丸跡地。いわゆる山城であるため、お堀や石垣のような遺構は残されておらず、500年の月日を経て今は雑木林の中である。

岩櫃山と言えば岩櫃城、岩櫃城と言えば上州真田氏、真田氏といえば真田丸。真田の長男である大泉洋、もとい真田信幸は沼田城と岩櫃城の城主で、沼田界隈同様にここ吾妻も真田丸に便乗中。でも舞台は大阪編へと変わってしまい、少々トーンダウン気味であるのは否めない(苦笑)。

カテゴリ:, 景勝地|タグ:

県南のフィールドに出掛ける道すがら、朝一で妙義山さくらの里へ寄ってみた。

20160419

20160419b
20160419c
 

ここの桜も本来は4月下旬が見頃なのだが、県北同様に10日近く早くに満開を迎え、ソメイヨシノなどはすでに花を散らしていた。それでも、45種類、5千本の桜が標高差をもって植えられているため、他よりも長い期間桜が楽しめる。とは言え今年はGWではさすがに遅いだろうけどね。

天狗様を観察するのにはお昼から午後の時間帯が確率高いが、この季節は春霞の影響をモロに受けるため、写真でも動画でも撮影には朝一から10時ぐらいまでが適している。

太陽の輻射熱によって暖められた空気が上昇気流となって、地上の塵や埃を大気中に舞い上げるのがヘイズであり、いわゆる春霞である。逆に言えば、撮影に不適なヘイズの原因である上昇気流も、天狗様など大型猛禽類にとっては省エネ飛行をするために必要な気象現象となるのである。

20160419d

妙義山を東側から望む。いわゆる表妙義と呼ばれ、上信越道などから眺める姿もこれである。中腹まで新緑に覆われているのが判るだろうか。

カテゴリ:景勝地, 花・植物|タグ:

苗代桜

2016/4/17

沼田発地のヒガンザクラは樹高、枝張りともに20m近く、樹齢500年を越えていると言われている。例年なら4月下旬近い田起こしの時期に花を咲かせるので、苗代桜とも呼ばれている。

今年は桜が早いのは周知の事実。先週、沼田公園の御殿桜で失敗しているので、少し早めにと足を延ばしてみれば、県指定の天然記念物でもある苗代桜は見事に満開の様相。いつもよりは10日は早いだろうか、危うく花期を逃すところであった。

通常、この手の景勝地は週末や休日に撮影に来ることはないのだが、この時期だけは仕方なし。開花時期もあるが何より春は天候との戦いなので、風なしのこのタイミングを逃す訳にはいかない。

観光客がやって来る前にと8時には現着したのだが、撮影中にどやどやとカメラ爺婆がやって来て、まあいつものように賑やか、いやハッキリ言ってうるさい事この上なかった(苦笑)。やはり休日に無事に動画撮影が完遂できるほど甘くはなかったね。

昔は肩乗せ式のビデオカメラ然とした機材を構え、さらに「撮影中だ近づくんじゃねぇよ」オーラを出していたのだが、今や動画撮影機材は一眼ミラーレスカメラで小ぢんまりしてしまって、撮影していてもレンズの前を平気で横切ったり、スチルと勘違いして延々と話しかけてくるのには困ったもんである。

おい爺さん、何ちゃらコンテストに入賞した大事な写真は仕舞っとけ。あー、自慢のD4sが凄いのは判ったからタム◯ンの高倍率ズームを何とかせいや。そこのオバサン、ホットシューに載ったガンマイクが目にはいらんかい、頼むからマイクの前で氷川きよしの話はやめてくれ。あ、オッサン、鼻をかむならもっと遠くでお願い。おいおいボーズ、俺のカメラバッグの中に飲みかけのペットボトルを仕舞うのはよせやい..って、わずか40分の間にいやはや疲れたのなんのって(苦笑)。

20160417

20160417b

20160417c

最後のは同じく発地にある天照寺のシダレザクラ。こちらは苗代桜ほどは人気がないので、まあまあ静かで助かった。何より通りがかった近くのおバアにリンゴひと山貰ったしね(嬉)。

カテゴリ:景勝地, 花・植物|タグ:

春の雪景色

2016/4/12

今朝は霜だろうと予想していたが、赤城高原も夜半に雪が降ったようだ。

春の雪なので積雪というほどもなく大したことはないのですぐに解けたが、当然早朝は外気温は氷点下だったので、外のあらゆる水が凍る始末。外水道も凍結防止の元栓締め忘れたため、午前中は使えない状態となった。

20160412

20160412b

20160412c

20160412d

桜でも撮ろうと思い、沼田に降りたついでに沼田公園に立ち寄ったが、例年なら見頃の御殿桜がもう終わりであったのはうっかりしていた。それに大河ドラマ効果で、平日だというのに行楽客が多いのにも驚いた。

最近取って付けたように建てられた真田信幸と小松姫の石像には、観光客が楽しそうに六文銭の如く小銭を並べいく姿が見られたが、この真田丸人気も大阪編突入で陰りが出てくるだろうと、地元ではもう噂されている。

カテゴリ:季節感, 景勝地

安中の後閑城址公園のソメイヨシノが満開である。背後に西上州の雄、妙義山と浅間山を従えるように咲き誇るソメイヨシノが美しい。

上野後閑城の築城は室町中期頃らしく、いわゆる戦国時代に端を発する山城ではない。東山道..後の中山道のこと..の要衝に位置し、他の西上州の城同様に武田氏の支配下に置かれるが、同氏が滅ぶと北条氏の支配となり、北条氏が滅んだのちの江戸時代には廃城になったとのことである。

20160408

20160408b
20160408c

ちょっと前にツバメを初認した。今年は春が早かったように思うが、南から渡来するツバメたちには日本の気候はまた別の話だ。そんな渡来したてのツバメたちが、元気に本丸周辺を飛び回っていた。

カテゴリ:景勝地, |タグ:, ,

妙義神社は妙義山の主峰である白雲山の玄関口に位置し、春はしだれ桜が有名である。

しだれ桜はソメイヨシノなどサトザクラよりは早咲きであるが、妙義神社のしだれ桜は、標高の関係で平野部のソメイヨシノ満開の時期と同じである。

下仁田から帰る際、松井田経由の下道で戻ってきたが、ちょうどしだれ桜が見頃であったので、久しぶりに立ち寄って桜を撮影したきた。

20160406

20160406b

20160406c

今日は昨日と打って変わって、初夏の陽気に汗ばむほどであった。恐らく午後の時間帯は夏日近くまで上がったのではないだろか。

天気もよく行楽客も沢山出ていたが、まだフリースを着ている年配者もいれば、Tシャツ姿の若者もいて、ある意味春らしいチグハグな光景があちこちに見られた。

カテゴリ:景勝地, 花・植物|タグ:

例年タイミングが合わずに外すことが多いが、今年はまあまあ当たったかな。
高津戸峡、丁度見頃です。

20131120

20131120b
20131120c
カテゴリ:景勝地|タグ:

朱の競演

2013/11/18

冬の撮影に向けて高崎界隈でロケハン。もともと高崎の生まれなので、ロケハンと言っても勝手知ったる何とかだが、さすがに三十数年も経つと景色が変わっているので、昔の記憶を辿りながらの確認である。イメージ通りに見えなかったり、逆に思いがけない場所に良いロケーションがあったりと、久しぶりに郷愁を誘う下見であった。

20131118

20131118b

20131118c

20131118d

観音山丘陵をグルっと周って最後は少林山達磨寺へ。子供の頃は遊び場としてレギュラーの地位にあった懐かしき寺院。この季節に訪れるのは何年ぶりかというタイミングであったが、色付くもみじは圧巻であった。ここまで朱く整ったものはなかなか山中では見かけない。やはりこの季節の神社仏閣というのは、シチュエーション的に外せないものだとつくづく思う。

そう言えば、昔アオバズクが営巣した杉の大木はさすがに無くなっており、一帯は駐車場になっていた。初夏、ホッーホッーと響くその声に誘われ、懐中電灯片手に境内に足を踏み入れると、不意に灯りに照らされ迷惑そうにするアオバズクと目が合った。結構昔の話ではあるが、未だにそんなことをよく憶えている。

カテゴリ:景勝地|タグ: