相俣の桜
越後県境付近へ出張った帰り道、みなかみ名物の生どら食べながら相俣付近で桜の銘木を見て回った。
赤谷湖の辺りに立つ相俣のさかさザクラ。別名を「謙信のさかさザクラ」とも言う。
戦国越後の覇者、上杉謙信公が北条征伐のため関東へ出兵する途上、立ち寄った日枝神社で戦勝祈願した際、居城である春日山から持ってきていた桜の鞭の柄を地面に刺したものが根付いたという伝承が残るらしい。
観光客と思しきオバはんがソメイヨシノですかと聞いてきたが、園芸種のソメイヨシノが500年近く残ることなどありえない。これはヒガンザクラだ。幹周りを見ても巨木の類であることは明白である。
こちらも同じくヒガンザクラで、さかさザクラほどではないがそれでも樹齢300年の巨木である。
その昔、近くの沢で大水が出た際、村人がこの木につかまって難を逃れたことから、地元では「お助け桜」と呼ばれている。
余談だが、家に戻って昼飯食いながら新聞見たら、奇しくも今朝の地元J新聞と桜ネタが被ってしまっていたw