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SLレトロみなかみ号の新春初走行と聞いて、昼前に冬のSL撮影を敢行。

県内を走るJR東日本のSLレトロ号..今日はD51でなくC61だった..は上越線と信越本線の双方あるが、冬季の上越線では正月明けの今日明日のみで、その後は春まで欠便するのである。やはり雪の影響があるのだろう。

ということで、沿線各地の知られた撮影ポイントは朝から本職の姿が多く、にわか鉄ちゃんには付け入るスキがない..

と言いたいところだが、こちらは静々と進行中のProject AKGの一環なので、車両自体が目的の人たちとはやや視点が異なる。特に同ステージのうち今日はAround AKGなので、狙いはあくまで赤城山と上越線。昨年のうちに高崎・前橋の行き帰りにロケハンをやっておいたので、本職たちと被ることなく撮影できた。

上越線は赤城山の西側の裾野に沿って利根川と並行して走る路線で、特に渋川〜沼田間はなかなか絵になる眺めの中を走っている。ただ、背景に赤城山を入れ込むにはヘイズの影響を受ける夏場よりも、空気が乾燥してクリアな関東の冬晴れが最適であり、そういう意味で今日明日しかチャンスが無いというわけだ。

さらに同じ車両を狙う場合、通常は路線の上り下りそれぞれ1ポイントだけになるが、SLレトロみなかみ号は渋川で30分停車するので、渋川手前で撮影の後に上手く移動すれば、沼田までのもう1ポイントでも撮影可能になる。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

ドーンと赤城山をバックに。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

利根川の鉄橋を渡る。背景は雪煙の上がる黒檜山と鈴ヶ岳。

今日のカットはHDR風に仕上げてみた。仕事でない限り基本的にHDR処理はやらないが、車両自体が漆黒の上に関東の冬晴れトップライト下なので、こんな時はHDRが良い。今流行のインスタ映えっぽい?

余談だが、請負仕事以外で鉄道目的のみで撮影に出たのは、35年を超える写歴で初のことだったりする。

裏山の北面道路は今日の午後で冬季通行止めとなる。県としてはもっと早くに閉めたいところだろうが、沼田や片品から大沼湖畔にある大洞の赤城神社に初詣に来る人がいるので、三ヶ日明けの4日に閉めるのは例年通りである。

一昨日・昨日の降雪は赤城山には結構降ったので、冬季閉鎖を早めるのではないかと勘ぐっていたが、さすがにそこは行政、律儀にたった1日のためにきっちり除雪してあった。

地蔵岳にファミリースキー場があるくらいなので、前橋方面からの南面道路は通年開いており、大沼や覚満淵へは冬でもアプローチできるが、赤城高原からは北面に比べれば倍近い時間を要するので、やや面倒ではある。

DJI Mavic Pro

DJI Mavic Pro

そんな覚満淵を空撮。氷雪の描く自然の紋様はかくも美しいのである。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

大沼はまだ氷が薄い部分があるものの、ほぼ全面結氷している様子。この分だとワカサギ漁解禁も近いのかな。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS

そうは言っても三ヶ日過ぎているので赤城神社の参拝客はまばら。黒檜山への冬山登山客のほうが多いくらいだ。

15年ほどかけて遅々として進行中のテーマであるProject AKG。その一環で訪れた太田金山から周囲を見回してみると、意外に色々見えて面白い。

太田は関東平野の北に位置するが、群馬と言っても標高は海抜40m弱しかない。そして付近で唯一と言っても良い山がその金山だが、それでも標高は220m弱である。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

まずは定番の富士山。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

そして東京スカイツリーも見える。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / カメラ内パノラマ合成

西を見れば上毛三山も一望。角度的に赤城山はおらが村からほぼ反対になるかな。

石畳

2017/12/17

我々のイメージするいわゆる天守閣を持つ城ではなく、戦国時代中期の山城としては珍しいかもね。城郭の中に石畳があるというのは。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ここは太田金山にある金山城。群馬に住んでいながら実は訪れたのは初めてなのである。

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大雪過ぎて

2017/12/7

しばらく暖かい日が続いて降雪が無かったせいか、草津の湯釜も一時より積雪が減っているように見えるが、大雪を過ぎて寒波が波のように押し寄せて来ているので、すぐにまた白銀の嶺へと変わるだろう。

湯釜周辺は晴れていれば赤城高原の我が家からも望めるのだが、さすがに野反湖からはすぐ目の前に迫って見えている。

噴気の上がる浮世離れした眺めをドローンで空撮したいところだが、未だ火口周辺は立ち入りが規制されているのと、そもそも飛行許可が取れない状況にある。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

DJI Mavic Pro

野反峠より浅間山方面を空撮。ドローンに驚いたのかアトリの小群が逃げ惑って逃げていく。ここへの道も来春までは冬季閉鎖だ。

もう少し紅葉

2017/11/22

県北で初雪や積雪の頃、上毛三山を越えて関東平野へ下るとそこはまだ秋である。赤城山の北面は真っ白だが、晴れて日当たりの良い南面は、それが長七郎の山頂付近であっても前夜の降雪を感じさせる気配は見られない。

そろそろ冬模様か、などと平野部に人たちが感覚的に覚えるとすれば、子持山の両脇奥に望める谷川と上州武尊、それに妙義の右にそびえる浅間が白くなるこの時期だけとも言える。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

少林山達磨寺にて。手入れされた箱庭の世界は日本ならではのものだが、木々の配置などよく考えられていて、季節を問わずその景観は美しい。

カエデの仲間など光が射し込めばそれなりにフォトジェニックだが、県北同様にやはり今年は色づきが早かったらしく、ピークは一週間前だろうとのこと。

尾瀬開き

2017/5/24

少しネタが古いが、一週間前に尾瀬が山開きをした。尾瀬は単独で国立公園となってから今年で10年目となる節目を迎える。

入山者数が減少しているとか何とか心配の声が関係者から聞こえてくるが、個人的にはまだまだ適正な利用者数とは言い難いと思っている。

入山料徴収の話なども出ては消えを繰り返しているが、そもそも整備して維持しなければならないほど人の出入りが多いほうが問題なのである。

山開きしたばかりだがこれからミズバショウの季節となるので、夏の花の季節との端境期である梅雨の頃まで静かな木道はおあずけだろう。

草津寒し

2017/5/16

仕事で草津へ出かけた際に渋峠まで上がってみた。今年は残雪が多く、雪の回廊が話題になっていたが、さすがにこの時期では平年並みよりやや多いかな、という程度であった。

天狗号を飛ばそうと思ったが、あまりに風が強くて断念。それに未だ火山性微動が続いているのか、お釜周辺は停車もできない。何より5月とは思えない寒さにブルブルであった。

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新治のたくみの里では、9つの地蔵様を順にたどる野仏めぐりができるが、その8番目の一之宮地蔵尊には、樹齢200年ほどのヒガンザクラが植わっている。半世紀近い樹齢の相俣の桜ほどではないので、枝ぶりはこちらのほうが元気が良い。

ただ、巨木であることには変わりはないので、枝の一部に支えが付いている。以前は何とも無粋な支柱が農道をまたいで立っていたが、今は角度によっては目立たないよう配慮されている。

一之宮地蔵尊は安産など子育ての神様が祀られているとのことだ。

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