カテゴリ : 景勝地

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冬の赤城大沼と言えばワカサギ釣りが風物詩として知られている。ワカサギは榛名湖も有名なのだが、温暖化の影響なのか近年は榛名湖は全面凍結しないこともあって、やや赤城大沼に押され気味である。

その大沼のワカサギも東日本大震災時の福島原発事故の影響で放射性物質が検出され、しばらく漁自体が自粛されていたが、ここ4年ほど続けて自粛が解除され、この冬も多くの観光客が釣り糸を垂れていた。

ただ、セシウムの検出量が下がったとは言え、依然として言葉が悪いが汚染魚であることに変わりがないので、あくまで釣った本人の自己責任ということでの自粛解除なのだろう。

いくら一尾辺りが基準値を下回ったとしても、結局ワカサギは量を食べることになるので、結果として摂取量は増えるというのは小学生でも分かる話である。

今日あたりは日曜日なので家族連れや子供たちも沢山見かけた。人生指折り数えてあと何年の人は良いかもしれないが、この先長い人生を送る子供たちにまで食べさせるのはなかなか勇気がいることだと思うのだが、結局のところはよく分かってないのだろうね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

まあそうは言っても写真に放射性物質が写るわけではないので、風物詩として絵になる光景には違いない。

このまま温暖化が進めば、何れ榛名湖のように凍ったり凍らなかったりするようになるかもしれないので、撮れる時に撮っておきたい眺めではある。

BLUE ICE PILLAR

2018/2/17

天狗様を探しに某所へ出掛けた帰り道、Project AKG/From AKGの一環で梨木の氷壁を眺めてきた。ここは地形的な関係で日中でも日が射し込むことがないため、年明けぐらいから見事な氷壁が見られる。

赤城山の東側は自身の噴石が堆積した地層であるため、その火山砕屑物である軽石の層を通り抜けてきた地下水が染み出しているところがいくつか見られ、梨木もそのうちの一つである。

その湧き水が凍りついて幾重にも重なる氷柱が見られるのだが、氷柱群が所狭しと並び立つことで、さながら碧き氷の壁のごとき造形を見せてくれる。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

季節は確実に春へ向けて動いているが、寒さはまだまだ厳しい日が続く。

気の早い人は春を探し始めるが、向こうから近づいてこない限りまだ春を探すことはしない。もう少しだけ、厳しい冬の景色を狙って押さえておきたい。

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本日も再びSLレトロみなかみ号を撮影。と言っても昼前の下りだけで、午後は北部フィールドへ出掛けたので、本日は撮り鉄目的だけではない。

実は昨日、上りも撮ろうと夕方に岩本駅まで下がって待機していたのだが、定刻になっても待てど暮らせどやって来なかったのである。どうした世界に誇る日本のJR!と寒さの中30分ほど待って引き上げたのだが、雪の影響で上りが運休していた事実を夜になってからJR高崎支社のHPで知ることに。

どおりで誰も鉄ちゃんが居ないわけだw こういうところににわかと本職の違いが出るようで..

ということで本日も運行はみなかみ行きの下りだけなので、天狗様詣での行き掛けに寄り道した次第。撮影ポイントはこれまた昨年のうちにロケハンしておいた場所からで、近くには鉄ちゃん御用達らしい撮影ポイントがあった..沿線にわんさとカメラマンがたむろっていた..ようだが、怖いのでそちらには近づかず。

今日のステージもProject AKG/Around AKGなので、昨日同様に狙いはあくまで赤城山で、雪景色の中それも我が赤城高原バックである。

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR (左はx2)

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

フッテージ屋として当然動画も押さえているのだが、GH5は三脚に固定して少し高いところに放置して長回し。録画はスマホから遠隔操作。

車両の走行音だけでは寂しいの汽笛でも鳴らしてくれないかと思っていたら、狙いすましたように繰り返し数回鳴らしてくれた。が、後で録画を確認したら、線路すぐ脇に立っている鉄ちゃんが避けそうになかったため、警笛として鳴らした様子が見て取れた。

その風体には見覚えがあり、実は車両通過前に線路を横断しようとしていた若い二人連れがいて、さすがに目の前だったので注意した、まさにその連中であった。その時は悪びれもせず逃げるように姿を消していたのだが、結局危険行為を繰り返している始末。

まあ一部とは言え撮り鉄は世間的には迷惑行為の常習犯と見られているわけだが、その二人連れなどまさにその一翼になっているのだろうね。

SLレトロみなかみ号の新春初走行と聞いて、昼前に冬のSL撮影を敢行。

県内を走るJR東日本のSLレトロ号..今日はD51でなくC61だった..は上越線と信越本線の双方あるが、冬季の上越線では正月明けの今日明日のみで、その後は春まで欠便するのである。やはり雪の影響があるのだろう。

ということで、沿線各地の知られた撮影ポイントは朝から本職の姿が多く、にわか鉄ちゃんには付け入るスキがない..

と言いたいところだが、こちらは静々と進行中のProject AKGの一環なので、車両自体が目的の人たちとはやや視点が異なる。特に同ステージのうち今日はAround AKGなので、狙いはあくまで赤城山と上越線。昨年のうちに高崎・前橋の行き帰りにロケハンをやっておいたので、本職たちと被ることなく撮影できた。

上越線は赤城山の西側の裾野に沿って利根川と並行して走る路線で、特に渋川〜沼田間はなかなか絵になる眺めの中を走っている。ただ、背景に赤城山を入れ込むにはヘイズの影響を受ける夏場よりも、空気が乾燥してクリアな関東の冬晴れが最適であり、そういう意味で今日明日しかチャンスが無いというわけだ。

さらに同じ車両を狙う場合、通常は路線の上り下りそれぞれ1ポイントだけになるが、SLレトロみなかみ号は渋川で30分停車するので、渋川手前で撮影の後に上手く移動すれば、沼田までのもう1ポイントでも撮影可能になる。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

ドーンと赤城山をバックに。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

利根川の鉄橋を渡る。背景は雪煙の上がる黒檜山と鈴ヶ岳。

今日のカットはHDR風に仕上げてみた。仕事でない限り基本的にHDR処理はやらないが、車両自体が漆黒の上に関東の冬晴れトップライト下なので、こんな時はHDRが良い。今流行のインスタ映えっぽい?

余談だが、請負仕事以外で鉄道目的のみで撮影に出たのは、35年を超える写歴で初のことだったりする。

裏山の北面道路は今日の午後で冬季通行止めとなる。県としてはもっと早くに閉めたいところだろうが、沼田や片品から大沼湖畔にある大洞の赤城神社に初詣に来る人がいるので、三ヶ日明けの4日に閉めるのは例年通りである。

一昨日・昨日の降雪は赤城山には結構降ったので、冬季閉鎖を早めるのではないかと勘ぐっていたが、さすがにそこは行政、律儀にたった1日のためにきっちり除雪してあった。

地蔵岳にファミリースキー場があるくらいなので、前橋方面からの南面道路は通年開いており、大沼や覚満淵へは冬でもアプローチできるが、赤城高原からは北面に比べれば倍近い時間を要するので、やや面倒ではある。

DJI Mavic Pro

DJI Mavic Pro

そんな覚満淵を空撮。氷雪の描く自然の紋様はかくも美しいのである。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

大沼はまだ氷が薄い部分があるものの、ほぼ全面結氷している様子。この分だとワカサギ漁解禁も近いのかな。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS

そうは言っても三ヶ日過ぎているので赤城神社の参拝客はまばら。黒檜山への冬山登山客のほうが多いくらいだ。

15年ほどかけて遅々として進行中のテーマであるProject AKG。その一環で訪れた太田金山から周囲を見回してみると、意外に色々見えて面白い。

太田は関東平野の北に位置するが、群馬と言っても標高は海抜40m弱しかない。そして付近で唯一と言っても良い山がその金山だが、それでも標高は220m弱である。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

まずは定番の富士山。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

そして東京スカイツリーも見える。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / カメラ内パノラマ合成

西を見れば上毛三山も一望。角度的に赤城山はおらが村からほぼ反対になるかな。

石畳

2017/12/17

我々のイメージするいわゆる天守閣を持つ城ではなく、戦国時代中期の山城としては珍しいかもね。城郭の中に石畳があるというのは。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ここは太田金山にある金山城。群馬に住んでいながら実は訪れたのは初めてなのである。

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大雪過ぎて

2017/12/7

しばらく暖かい日が続いて降雪が無かったせいか、草津の湯釜も一時より積雪が減っているように見えるが、大雪を過ぎて寒波が波のように押し寄せて来ているので、すぐにまた白銀の嶺へと変わるだろう。

湯釜周辺は晴れていれば赤城高原の我が家からも望めるのだが、さすがに野反湖からはすぐ目の前に迫って見えている。

噴気の上がる浮世離れした眺めをドローンで空撮したいところだが、未だ火口周辺は立ち入りが規制されているのと、そもそも飛行許可が取れない状況にある。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

DJI Mavic Pro

野反峠より浅間山方面を空撮。ドローンに驚いたのかアトリの小群が逃げ惑って逃げていく。ここへの道も来春までは冬季閉鎖だ。

もう少し紅葉

2017/11/22

県北で初雪や積雪の頃、上毛三山を越えて関東平野へ下るとそこはまだ秋である。赤城山の北面は真っ白だが、晴れて日当たりの良い南面は、それが長七郎の山頂付近であっても前夜の降雪を感じさせる気配は見られない。

そろそろ冬模様か、などと平野部に人たちが感覚的に覚えるとすれば、子持山の両脇奥に望める谷川と上州武尊、それに妙義の右にそびえる浅間が白くなるこの時期だけとも言える。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

少林山達磨寺にて。手入れされた箱庭の世界は日本ならではのものだが、木々の配置などよく考えられていて、季節を問わずその景観は美しい。

カエデの仲間など光が射し込めばそれなりにフォトジェニックだが、県北同様にやはり今年は色づきが早かったらしく、ピークは一週間前だろうとのこと。