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記念すべき観測史上最強寒波が北海道襲うさなか、その余波の影響をもろに受けた北東北の山中に滞在するのは運が良いのか悪いのか。

この日は朝の時点で氷点下12℃だったが、終日西寄りの強い寒風が吹き荒れ、時折辺り一面吹雪状態に。体感気温はおそらく氷点下20℃を下回っていたと思われ、暑さには弱いが寒さに強いことを自負する拙者でも、久しぶりに身が凍る耐寒作業であった。

iPhone 6

どんだけ寒いかというと、10年以上使い込んで腰のないヨレヨレ状態の三脚ケース(マンフロット製)が、上から放ってそのまま雪に刺さって立つぐらいw

しかも夕方の下山時にはジッパーがビクとも閉まらず。もっともそれ以前に、風上側の三脚の脚が1本凍りついて畳めず、仕方ないので伸ばしたまま藪こぎしつつ下降する羽目になった。やれやれ..

先日発表されたオリのE-M1Xについてネットでボチボチ情報を集めているが、エクストリーム系望遠野郎の心くすぐるなかなか魅力的なカメラだ。

オリのE-M1系は以前から防塵防滴仕様でその性能には定評があるが、プロモーション映像では全方位から水流..シャワー程度の生ぬるい飛沫ではない!..を浴びせ続けるという果敢なシーンが流れていた。

ボディだけで防塵防滴というお茶を濁したようなメーカーもあるが、PROシリーズならレンズ込みでも強力な防滴性能を備えているようで、海外のサイトで観た映像では水槽に10秒近く沈めても、その後に平然と動作していたのには驚いた。

さらに以前、下位モデルのE-M5を水たまりに沈めて水生昆虫を撮っていたツワモノをSNSで見かけたが、メーカの喧伝するその耐高性能に偽りはないようである。

未だ他社が追いつけないセンサーの強力なゴミ取り機能含め、野外アクティビティにおけるオリンパスの優位性は絶対的だ。

ただ、水も漏らさぬ..正確には水が侵入しないだが..その優秀な技術力とは裏腹に、情報漏えいにはやや甘いようで、かなりの部分が早い段階から事前にリークされていたのには笑ったw

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

報道系ではないので、雨の日にわざわざカメラを濡らしながら撮影することは滅多にないが、雪の日というのはよくあるシチュエーションだ。

何やらナイコンZ7の価格の下落が激しいようで。発売直後に手に入れたカメラマン仲間が、朝からLINEで文句たらたらだったw

昔からパナのデジカメの下落幅が結構あるのは知られていて、家電屋独特の販路とマージンの世界があるのは、その昔に東芝関係の仕事していたことがあるので良く判る。

だが、カメラメーカーのナイコンでここまで下落するのは珍しいのではないだろうか。発売時に比べて10万近くも下がっているのは酷い話で、安いレンズやアクセサリの一つも買えてしまうではないか。いや、それだけあればどこかに取材旅行にも行けてしまうぞ。

早く手に入れた分だけ良い目を見れるというほどエポックメイキングな製品でもないので、早くに手に入れた人にはご愁傷様という他はないね。

そういう意味では今日発表されたオリのアレこそは早くに手に入れて、冬のシーズンに活躍させたいよね。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

浅間山のモルゲンロートを見通しつつ、自分が立っている赤城高原は雪模様。ま、よくある光景と言えばそんな感じ。

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来週発表予定のオリの新型機は、噂では従来機より1段分高感度が良くなるらしい。しかも動画の高感度番長であるGH5Sと同等とも言われている。

どうせなら写真も撮りたいので、1000万画素機のGH5Sはあっさり見送った身としては、2000万画素でそのGH5Sと同じ高感度性能ならならば、GH5からの入れ替えを十分検討できる。

フイルム時代を含めオリンパスのカメラは使ったことがない..レンズはすでにm4/3マウントを何本か持っているが..のだが、いよいよオリ機を手にすることになるかw

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME

いくら高感度が強いからと言って、こんな暗さでシャッターを切ることはまずない。

が、薄暗い林内のようなシチュエーションはいくらでもあるので、望遠レンズがコンパクトになるマイクロフォーサーズシステムで高感度が強くなるのは、ウエルカムな話である。

キツネ活発

2019/1/11

今年のCP+は久しぶりに行けそうな気配あり。ちょうどその頃に出張の予定が入ったのは都合が良い。事前のWeb登録でもやっておくかな。

そのCP+の目玉がLUMIX Sなのは言うまでもない。取り敢えず出しときました的なニコキャノと違って、最初から飛ばして行かないと先行するガリバーたちに追いつけないことが判っているので、パナの本気度には期待できるというものだ。

間違いなく4K60Pを超える性能で来るであろうソニーの動画機..名前はまだ不明だがおそらくα7S3?..にも興味あるし、オリの噂されているニューカマーにも興味津々。

年度末なので例年は身動きがとれないのだが、業務とあっては大手を振って出掛けられる。だた、もちろんそんなに素直にことが運ぶとも思えないが、まあ2月のバックログ次第だなw

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME

雪の朝、道奥からトコトコ歩いてきたキツネが、何かに興味を惹かれふと匂いをかぎ、その後やや駆け足気味に去っていった、そんな感じの動き。

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME

家の前の畑にも軽く駆けていくキツネの足跡が。今はキツネの恋の季節なので、あちこち活発に動き回っているようだ。そのうち姿を見ることもあろう。

ミラーレスで小型になった分、バッグや三脚がコンパクトで済むとか、機材の重量がかなり軽くなったみたいなプロの写真家の談をどこかで目にしたが、その時の話題はEOS R..ナイコンZだったかも..だった。

確かにボディは軽くなったはずだが、今この時点でレンズは現行の一眼レフ用フルサイズ規格のレンズなので、どう考えても携行重量が大幅に軽くなるはずがない。

ミラーレスカメラ=小型軽量みないなステレオタイプなイメージを元に、やっつけ仕事のような記事がよく書けるものだと感心してしまう。

ミラーレスシステムのジャンルで、交換レンズを含めた携行重量が真に軽くコンパクトに収まるのは、オリとパナのマイクロフォーサーズであって、どう頑張ってもフルサイズ規格のミラーレスシステムではそんな事は言えまい。

メーカーのセールストークとして必要なのは理解できなくはないが、ボディだけ小さく軽くなってもしょうが無いのである。交換レンズ式の一眼カメラは、システム全体で判断して然るべきものだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF35mm F1.4 R / CLASSIC CHROME

APS-CであるフジのXシリーズも、レッドバッジの大三元を除けば十分小型軽量と言える。特に専用設計の単焦点レンズはマイクロフォーサーズ並に小さい。

XF16-55はズームレンズと思えない画質の良さだが、ボケ量に関してだけはやはりF1.4には敵わない。レンズ交換を厭わなければ、開放から十分に使い物になるXF16とXF35、それにXF56..これはF1.2だけど..の組み合わせが撮っていて面白い。

Zが増殖中

2018/12/22

各所の忘年会で聞いている限り、周囲にナイコンZ6が増殖し始めた様子。それまでαを使っていた連中が、挙ってZ6に乗り換え始めた雰囲気である。Z7でない理由は単純に予算的なものが大きいようだが、ナイコン最初のミラーレス機..あれ?ニコワンは..なので様子見ということもあるようだ。

ちなみにEOS使いでRに行った人はまだ一人しかいない。メーカーがすでに上位機を出すことを明言しているのに、中途半端なミドル機を買う理由がどこにもないらしい。たまたま周囲のEOS使いがα7R3の併用者が多いのも理由かもしれないが、この辺りメーカー愛への温度差がNとCでかなり違うのは想定内で納得w

何より一番笑えるのは、皆がミラーレス機の良いところを口々に言い出している点。いやいやそれって10年前からすでに出尽くしている話だって、突っ込むタイミングが難しいw

Z6ってファインダーで見た通りに撮れるんだよって言われた時は、さすがにビールを吹き出してしまったw

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

谷川岳もだいぶそれらしく雪化粧が進んできた。それでもまだ通年に及ばないが、年末に寒波が来るような話を聞くので、年内にはいつもの冬の谷川となってくれるかな。

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今月3度目となる上京。すべてクライアントが異なるので致し方ないが、近年この時期に立て続けは珍しい。

上京するとそれで一日が終わってしまうので、溜まっている仕事が目白押しな現状では正直厳しいのだが、この時期に納品を済ませておかないと、年明けはさらに忙しくなってしまうのでね。

それにしても、前回の丸の内イルミネーションもそうだが、この時期の都内はどこ行っても夜景が美しい。バブル時代も夜は相当賑やかだったが、華やかさという点では現在のほうが上だろう。

iPhone 6

忙しいとか言いながら、時間調整で手近な写真展や量販店、カメラメーカーのサービス拠点などを覗いて回るのは定番だ。

たまたま立ち寄ったFUJIFILM Imaging Plazaには、噂の1億画素の中版カメラ、GFX100M..コンセプトモデルのモックアップ?..が展示してあった。

ちょうど展示ケースで蓋をする前だったので、遠慮なくマジマジと眺めてきたが、大きさ的には1DX辺りとほぼ同じ。ただ、ミラーレスであるためボディの厚みは圧倒的にGFXのほうが薄く、重量もこちらのほうが軽いらしい。ボディ内手ぶれ補正を積んでいるにもかかわらず、現行機のGFX50Sと比べても薄いのには驚かされる。

想定する市場価格はUSDで10,000前後ということだから、同クラスの中版センサー機に比べれば破格ということになるのだろうが、宝くじでも当たらないとなかなかw

フジのAPS-C機をメインで使っているので、マウントを追加するならフルサイズではなく中版センサー機に手を出したいところだが、うちの仕事ではこの画素数はまったく必要ないので、実際に導入するというイメージは湧かない。慎重に考えてもGFX50R辺りが想定内かなぁ。

まあ新たなマウント追加に関する計画は、すべてパナのLUMIX Sの実機を見てからだね。

ツグミ達がぼちぼち家の周辺に定着し始めた。しばらくはさらに南への通過個体群だったようで、声を聞いたり聞かなかったりが続いていたが、ここ数日は終日よく声を耳にするようになった。

こんなに越冬個体の定着が遅い年は初めてだが、今年の季節の動きを見る限り、まあこんなもんかと思わざるを得ないけどね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ISO12800

ツグミの話をしておきながら写真はジョウビタキの雄。

例のごとく日の出前の林内なので、一般的にこの暗さでシャッターを切ることはまずないが、今どきのマイクロフォーサーズのISO12800でもこのくらいのサイズなら何とか見られる。まあ結構ノイジーではあるけどね。

シャッター速度は1/20なので、尾羽根を上下に絶えず動かすジョウビタキの場合、800mmの手持ち撮影では手ぶれ・被写体ぶれ必死の状況だが、この時は奇跡的にピタリと止まった。

AFもややゆっくりではあるが正確に動作して、目にジャスピンだから恐れ入る。さすがEV-4の低照度測距を誇るG9 PROである。

デジタルカメラはデータ消失に備える必要があると書いたが、メディアがシングルスロットだった時代、そもそもデータが消えてしまっては..またはうっかり消してしまっては..どうにもしようがなかったのは事実。

ことにSDカードは接点むき出しで耐久性に難があり、水濡れや静電気などにも注意が必要だ。

ただ、少しでもそのリスクを減らすべく、流行りの大容量を避け、敢えて容量の少ないメディアを使うというやり方を取っていた時期もある。そうすれば、万が一の時の被害を少なく抑えることができたからね。

メディアの交換が面倒という意見もあったが、フィルムカメラ時代の生き残りのようなオッサンカメラマンにとって、メディアの入れ替えなど何ということもないのである。フィルム時代は36コマで否応なしに「交換」を強要されたしw

それが最近になって、各種フラッグシップ系のモデルにはメディアのダブルスロットが増えてきている。ニコキャノのお高いフラッグシップとそのすぐ下のモデルは当然としても、フジのXシリーズならX-T2から、パナのGシリーズならGH5からという具合に。

個人的にことさらダブルスロットでないとイカン!とは言うまいが、この秋に登場したニコキャノのフルサイズミラーレスがシングルスロットだったことは、業界と市場に驚きをもたらしたのは記憶に新しい。

それぞれのメディアにどのように保存するかは使う側の判断だが、少なくてもうちのチームは両方のメディアに同時記録する二重化方式を採用している。特に2枚目のスロットには64〜128GBの大容量タイプを常時入れっぱなしにして、次の撮影時までフォーマットせずにおき、万が一1枚目のメディアにトラブルが発生しても即復旧できるようにしている。

先日も書いた通り今のところデバイス自体に起因する万が一には遭遇していないが、PCにコピーする前にうっかりフォーマットしてしまって、件の2枚目からリカバリできたケースがあったのは事実だ。

余談だが、そのダブルスロットもやはりメーカー毎に少しづつ使い勝手が違うところがあって、時々戸惑うことがある。

例えば再生時、フジの場合は使う側の意思で切り替えない限りスロットは固定されているのだが、パナの場合は1枚目が空になると気を利かせて2枚目の中身が表示されるのである。

さっきフォーマットしたのにアレ?ってなってから、スロット番号を見て気がつくことがたまにあるので、慌てているとバックアップ用の2枚目もフォーマットしそうでちょっと怖い仕様である。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

明け方、東の空に雲が残っていたが、この感じは焼けるかもと様子を見ていると、期待通りに光芒付きで朝焼けになってくれた。

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