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梅の季節

2021/3/9

ようやく確定申告が終わった。例年のことなれど時間を無理やり作って何とか終わらせた感が強いけど。

還付があるわけでもなく、早く提出してもお上への上納金の引き落とし日が遅くなるとか特典があるわけでもないwので、どうしても目の前の仕事に追われてしまうのはやむ無しだな。

このクソ忙しいのにまだ消費税のこともあるので、花粉もあって頭が痛いぞ。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

書類の提出と歯の定期検診で沼田へ降りる。帰路は望郷ラインをグルっと回って帰ってきたが、沼田周辺ではボチボチ梅が咲き始めていた。

この冬はいかにも冬らしい季節感だったが、どうやら意外に春の訪れは早い感じだ。

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冬鳥のツグミも春には渡去することになるが、わりと遅い時期まで留まる個体もいる。

それに南から続々とやって来ては連日入れ替わっている可能性があるので、今日見た個体が昨日の個体と同じとは言えないかな。

それに移動の途上で旅は道連れになるのだろう、4月の桜の頃に一時だけ数が増えることがある。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

立ち止まったこちらから逃げるように離れていくツグミ。

試しに鳥認識AFで追いかけてみると、一旦陰で姿を見失うと白フレームが行き場なくウロウロし出すが、胸ぐらいから上が見えてくると、緑フレームが息を吹き返してピンを合わせ続ける動作を繰り返す感じ。

まあとにかく便利な機能だね。

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庭先のカモ

2021/3/4

庭にベニマシコが姿を見せていたので、仕事場の窓からチャンスを窺っていたところ、上空をオナガガモが数回旋回の後に北西方向に飛び去っていった。

近所にいくつか調整池があるし、ちょっと下れば東電のダム湖もあるので時々周辺で見かけることはあるが、家の上空は珍しいカモ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

ものこの手のシーンはE-M1Xを使う限り楽なものである。

空抜けなんで鳥認識AFでなくても問題ないが、適当にレンズを向けてもちゃんとすべての個体を拾ってくれるのだからありがたい限り。

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陸のオオバン

2021/2/28

いつ見てもオオバンの弁足は面白い機能的な形状をしていると思う。

種が進化の過程で得られたある意味特殊な仕様ではあるので、実用的と言うべきか。

LUMIX S5 / Super Telephoto System / 約3000mm相当

弁足は他の水鳥の蹼膜と同じ目的なので、泳いでいる時に機能するのだが、陸上を歩いているときは目立たないため、陸棲の鳥と同じように見える。

まあそれにしてもデカイ脚だね。

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昨今の人間社会では何かと男女平等やらジェンダーフリー等が話題になっている。

当方はまんま昭和の親父であるし、雇用上でも大手を振って男女が平等に扱われていなかった時代にサラリーマンだったこともあって、うっかりすると何気にセ○ハラ発言をしてしまうので、ビジネス上では注意をするように心掛けている。

まあこう言ってはなんだが、あまり若い子に接したり近付かないのが吉なのだが、業界的にはクライアントの担当者がどうにも自分の子供の世代だったりするので、実はなかなか難しい話ではある。

子供に年頃の女の子でもいれば多少は違う状況になろうが、どちらも野郎なんでまあそこは推して知るべしだ。

何より田舎の農村住まいなんで、日常の生活環境は全然男女平等じゃないし。日本が欧州のように津々浦々までジェンダーフリーが浸透するには、我々のような昭和の親父が駆逐されないと難しいかも..

LUMIX S5 / Super Telephoto System / 約3000mm相当

S5 35mm版 4K30Pの動画から静止画を切り出す。動画でこの焦点距離でこの解像感は申し分ないが、マイクロフォーサーズと違ってこの距離だと被写界深度の関係で先行している雌に微妙にピンが来ない。

鳥類は明確に雌雄で色形が異なる種が多いので、同じフレームに雌雄を収められるとベストだが、小鳥類ではなかなか難しく、こんなシーンが撮れるのはカモならではだろう。

それでも何気に雄のほうにピンを合わせてしまうのは、これもやはり昭和の親父に起因するのかねぇ..

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黒い三連星

2021/2/26

ジェットストリームアタックに挑む?キンクロハジロ軍団を、S5のAPS-C 4K60Pの動画から静止画で切り出す。

LUMIX S5 / Super Telephoto System / 約4500mm相当

いやぁ、月末なんで納品ラッシュで超多忙ざんす..

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パナのGシリーズの初期の頃の画作りでは、同社の伝統とも言うべき緑に対するイエロー被りが見られたが、現在のパナの画作りはかなり意識してニュートラルにしている感じである。

これは一見すると地味な印象与えるので、派手な色味を好む風景屋さんなどはパナの絵は良くないという意見を言う人も中にはいるが、この点は逆にもっと評価されて良いと思っている。

個人的にS5ではGH5やG9PRO同様、フォトスタイルはFLATに設定している。普通にニュートラルな画がさらに彩度低めで一層地味めに見えるのだが、動画の場合は編集時に色味はすべてカラーグレーディングで調整されるので、下手なプロファイルはかませないほうが吉だ。

SNSでいいねをたくさん集めるなら、それこそガチガチにレタッチしてもはや原版からかけ離れた画でも良いのだが、ストックフッテージとして売るためには過剰で無用な装飾は一切要らないのである。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

上からヒヨドリ、スズメ、カワラヒワ。地味な鳥をさらに地味に撮るw と言ってもカワラヒワは逆光だとなかなかきれいな黄色が出るんだよね。

動画性能で覇を争うソニーのα辺りだと、カワセミなど青系がとても自然界には存在しなそうな色に転ぶケースが散見されるので、青や赤でどう仕上がるのか試してみたいところだ。

また、業務用途である兄貴分のS1Hと違ってS5はローパスレス仕様であるが、よく鳥の風切羽付近に出るモアレは抑えられている感じだ。その分、解像性能はS1Hより上と見ている。

雲雀鳴く

2021/2/22

先週末から続く春の陽気は今日も継続し、2月だと言うのにこの暖かさとはなんだという感じ。

2月の声を聞いて以降、冬のさなかでもシジュウカラやホオジロは暖かい日を見つけては春の歌を歌い始めているが、今日はいよいよ朝からヒバリが家の周辺で鳴き始めた。

当地ではヒバリは漂鳥なので、早春のこの時期に下界からやって来る。来てしばらくは仲間同士で集まっているが、こうして鳴き始めるようになると、少しずつ各自で縄張りを意識し始めることになる。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / 深度合成

2・3日前までは砂糖をまぶしたミルフィーユ菓子のような風情を見せていた近所の畑も、防風林の日陰を残して雪の痕跡は無くなっている。

この先まだ春の雪は降るかもしれないが、あれだけ隆盛を誇ったこの冬の居場所は少なくなってきているかな。

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35mmフルサイズのS5でコリメートした時の難点と言うか注意点は、とにかく被写界深度が浅くなることだな。

当たり前だが、マイクロフォーサーズのG9PROより理論上は2段分ピンが浅くなる計算になる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

とは言っても天狗様相手にここまで近距離はありえないので、ことさら気にすることもないけどね。

LUMIX S5の場合、言うまでもなくセンサーは35mmフルサイズなので、あえて逆説的に言えばマイクロフォーサーズより望遠野郎が期待する焦点距離が不足することになる。

いくら高感度耐性が上がっても、それまで必要する有効レンジで焦点距離が不足するのは正直厳しい。まあそれ故に35mm版を使うという選択肢は長らく諦めていたのが実情。

ところがつらつらとS5の仕様を眺めていて、「4K60PだとAPS-Cサイズにクロップされる」というのを見つけてしまったのが今回の導入の発端である。

業界の映像クリエイターならこの仕様に「クロップされるのは残念だ」と教科書通りの反応となるのだが、猛禽望遠野郎にはこのクロップファクターが逆に作用する、つまりマイクロフォーサーズなど小さいセンサーを使うメリットと同義となることにすぐ気が付くはずだ。

LUMIXのGシリーズ(マイクロフォーサーズ)にはEXテレコンという飛び道具があって、4K記録時に焦点距離が更に1.4倍になる..対35mm版で2倍である上にだ..が、S5の4K60P記録時のAPS-Cクロップはまさにそれと同じ理屈..実際S5には動画時のEXテレコンがない..で、焦点距離で言えば対35mm版で換算1.5倍ということになる。

S5の画素数は35mmフルサイズで2400万画素あるので、その点でオーバーサンプリング時のダウンスケールの効果とデュアルネイティブISOによってISO12800ぐらいまでなら非常にクリーンな映像が出力される。実際、海外の様々なサンプル映像を見比べても、ソニーα7SIIIと遜色ない印象だ。

ちなみに40万もするα7SIIIは画素数が1200万画素しかなく、APS-Cに近いスーパー35mmすらカバーできない..原理的にアスペクト比の関係で最低でも2200万画素必要になる..ので、こういったギミックは望むべくもないため、猛禽望遠野郎の選択肢からは自動的に外れることになる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

庭の餌台にくるヤマガラをAPS-C 4K60Pの動画から静止画で切り出す。この時の焦点距離は約2000mm相当で、距離は5m少々といったところ。

至近距離ということもあるが、動画からこのクオリティの静止画が切り出せるのはスゴイ時代になったもんだと感慨深い。

実はこのS5導入が実現したのはマスターレンズ側の仕掛けを変えたことが大きい。従来のやり方だとリレーレンズの関係でどうしてもマイクロフォーサーズに縛られることになっていたが、変更後の仕掛けではその制約から解き放たれたのである。

今回、APS-Cモードで4K60P撮影できることでLUMIX S5となったが、その条件すら無視すれば35mmフルサイズのα7SIIIやEOS R5も選択肢に入ってくるので、結果的にこのポイントが最大のメリットになるかな。

もちろん猛禽望遠野郎としては、今後もマイクロフォーサーズでの動画が主流であることに変わりはないけどね。

とは言え正直なところ、例のオリンパスの身売り話でマイクロフォーサーズの今後が流動的になっているというのは少なからずあるのは否定しないw