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そして近所の防風林ではダンコウバイも満開に。こちらも例年より一週間程度遅いかな。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

アトリもまだ見かけるが、おそらく越冬していた個体ではなく、南からの北上組であろう。

侵略的外来種

2022/4/10

季節を問わず大きな声でにぎやかにさえずるガビチョウは、日本生態学会から日本の侵略的外来種ワースト100に指定されているいわゆる外来生物である。

拙者が鳥を観察し始めた頃はガビチョウなどまったく情報がなかったが、この20年スパンでみるとその分布拡大はめざましく、今やほぼ関東全域でその定着が確認されている。

ほぼというのは、ガビチョウの仲間は基本的に地上性で多雪地帯では越冬が厳しいため、関東でも群馬・栃木の北部山沿い地域では冬季に定着している様子はない。ちなみに拙者の観察では、夏季に川場村で確認した事例がある。

関東以外では九州北部で定着個体群が確認されているが、とりあえず全国規模での拡大はまだそれほど進んでいないものの、関東以南以西への波及は時間の問題だろうか。

ただ不思議なのは、鳥類は基本的に翼で自由に移動できるので、その気になればすぐにでも他所へ行くことができるのに、関東以外への分布の広がりが想像よりは進んでいない点である。やはり生きものがその勢力を拡大するには、餌の確保と食性、競合種との関係や地勢的な理由など、我々が机上で考えているより複雑な要因があるということだ。

とは言え、カワウの全国規模の分布拡大を見ていると、通年餌を確保できる環境が用意されるとあっという間に増えることがわかっているので、やはり最も重要なのは一年を通して食うものがあるかどうかということになろう。

ちなみに渡り鳥が季節移動する理由はまさにその餌資源を求めてのこと。特に繁殖期には子育てに膨大なタンパク質を必要とするので、昆虫が大発生する夏季の繁殖地の選択は重要なのである。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO12800

気配を感じたのでその方向にOM-1を向けたら、ファインダー内に姿を現したと同時に被写体認識され、C-AFだったのでそのままシャッターを切って確認したらカオジロガビチョウだった。

昔はガビチョウの情報はなかったと書いたが、実はカオジロガビチョウの存在は当時から知っていた。本種も日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている。

赤城山の南面ではその当時から籠脱けと思われるカオジロガビチョウの存在は知られており、関東各地からわざわざ探しに来るバーダーがいたのである。

ただこれまた不思議なことに、名前の通り目下勢力拡大中のガビチョウの近縁種なのに、当時からあまりその生息範囲が広がっておらず、この30年スパンでみても県内では前橋市内を中心にせいぜい東毛地区と隣の栃木南部周辺、それに利根川に沿った千葉辺りまでにとどまっているのである。

侵略的外来種の問題は餌資源が競合する他種への影響だが、もしかしたらガビチョウの分布拡大でもっとも影響を受けたのが、赤城南面を祖とするカオジロガビチョウだったのかなとちょっと思ったりしている。

OM-1の被写体検出能力..この場合は鳥の発見だ..の速さには舌を巻く時がある。

朝早くに雨で薄暗い林内であるものを待ち構えていた際、カサカサと何者かが落ち葉をかき分けている音を聞いたので、そっち方向の林床にレンズを向けると、こちらが鳥らしきものを見つけるのと同時にファインダー上に被写体検出枠が表示されてびっくり。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400

らしきものはシロハラで、カサカサ音は地上棲の大型ツグミ類がよくやる落ち葉をひっくり返しての餌探しの音。

名前の由来でもあるその特徴的な白いお腹さえ見せなければ、枯葉で埋まる林床ではほとんど保護色と言って良いシロハラを認識できるのだから大したものだ。

AFモードでTRを使うとナイコンのように色情報を用いたトラッキング機能が働くが、TRは自然造形物のような不規則なシーンでは落ち着きがなくなる傾向が強い..先日のヒバリでTRを試している..印象があるので、普段は使用していない。

被写体検出は物体の形状だけでAIが「何かを認識」しているらしいので、2000万画素の膨大な情報の中から例えば鳥であれば頭部と嘴で鳥と判断しているといった感じなのだろう。そして一度体全体までを検出して捕捉できれば、その後は嘴が隠れても関係なく検出が続く。

被写体検出の速さは確かに早く、EOS R3を使っている知り合いも明らかにOM-1のほうが早いと言っている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400 / 1/4程度にトリミング

ただ、検出の速さとその後のAF合焦までの挙動についてはまた別の話で、ケースによってどっちつかず的な動作が見られ場合がある。

上の写真だと前ボケにあるように手前に枝が被っているが、このケースではその後ろにいるシロハラにしっかりピンが行っており、従来のマイクロフォーサーズのISO6400とは思えない解像感がある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400 / 1/4程度にトリミング

でこっちのケースでは微妙にピンボケ。ファインダー上ではシロハラの目にAF枠が合っていたので試しにシャッターを切っておいたが、実際のピンの位置は手前の枝に合っているという状態である。

そもそもOM-1の優秀なEVFでは、ファインダーで見ていても枝にピンが来ているというのは分かっていたけどね。

結局のところ、被写体を検出しているからと言って必ずしもそこにピンが来るとは限らないというのが現在のOM-1の挙動で、「何かを認識」できてもそれが複数あった場合にどうするかという判断と決定のプロセスが甘いということになろうか。

「認識した何か」が今回のように一つであれば、迷うことなくそっちにピンが行ってくれれば済む話で、数に関係なく複数の時と同じ挙動をしていたのでは、AFが合わないと言うクレームが付くのは目に見えている。

システム屋の目線で言えばこの辺りはファームでどうにでもなる話だとわかるので、挙動を状況に合わせて変化させるか、設定または操作する側に決定権を委ねるのが早晩求められるところだろうね。

その場合はもちろん後者が望ましいし、システム屋としてもそのほうが楽であるはずだ。

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OM-1の鳥認識(被写体検出)の性能は概ね好評のようで、個人的にもこれくらいで必要十分だと思っているが、目の肥えたユーザーの中には厳しい意見も飛び交っていて、期待はずれとしている向きもある。

SNSにアップされているそういった残念な意見に添付されている写真を見る限り、そりゃいくら何でも難しいんじゃね?と思われるような構図や状況と感じられるケースが見受けられる。

中にはα1やZ9、R3に比べて劣っているという意見もあって、そりゃ70万もするカメラと20万で手に入れられるカメラを比べて、一体何に期待しているのかって話だぞ。

それでもOMDSによればOM-1のプロセッサにはまだ余裕があるということなので、市場に出てユーザーに揉まれ、何れフィードバックを受けて性能が向上していくことが十分に予想されると見ている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

先日の霜が降りた畑に佇むヒバリ。これはさすがにOM-1でもピクリとも反応せず。でもAFターゲットをsmallにしたらバチピンだったけどね。

被写体認識ばかりが話題になるが、1053点と大幅に増えたAF測距点がすべてクロスセンサーということで、明らかにフォーカス精度が上がっているのを感じられるのは地味に良い。

画素数を無駄に多くせずとも画質が良くなることをOM-1は証明していると思う。

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GH6

2022/3/27

LUMIX GHのニューカマーはもはや完全なシネマカメラの領域に踏み込んできた、GH6はまさにそう思わせるカメラだ。

すでに先代のGH5から本格的にそっち方向へ振ってきていたが、よりその位置付けは鮮明となり、35mm版のSシリーズとの棲み分けをする意味でも、またマイクロフォーサーズから撤退しないという意思表明..まあ今のところはと考えた方が無難だが..とも受け取れる。

ミラーレス機が主戦場になって以降、各社が挙って動画性能を喧伝してきているが、最大解像度で撮れば周辺がクロップされたり、フレームレートを上げると途端に熱停止したりと、何々をしなければ出来るが何々をしたら出来ないとったエクスキューズ付きのケースが多い。

その点、外部ストレージに頼ることなく4K60Pをノンストップ無制限に記録でき、5.7Kからオーバーサンプリングして出力される4K120Pなど、クロップなし4Kの解像感と広大なダイナミックレンジのヤバさは、映像制作者ならすぐにわかるはず。

センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズの優位性を逆手にとって条件付き何々を排した結果、GH6は現在市場にある動画が撮れるミラーレス一眼カメラの中で、間違いなくトップクラスのモンスターと言える。

iPhone 13 mini

1ヶ月前までは6は見送る算段でいたが、いつもの保険をかけておいてそれをキャンセルしていなかったが為に発売日に手元に届く事態になったw

G9PROとS5の嫁ぎ先がすぐに見つかったのも大きいが、久しぶりに映像制作のジョブが入ってくることになったので、まあ大人の事情というのが実際のところだ。

ニューカマーをすぐに実戦に投入するのか?という疑問もあるかもだが、撮影自体はまだ少し先のことだし、何よりLUMIXの操作性は従来機とまったく同じなので、10年以上GHシリーズを使ってきた身には新型でも何も問題ない。

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 4K映像から切り出し

ジンバル要らずと評判の強力な手ぶれ補正のテストを兼ねて、手馴しに軽く近所で撮影。

4K60P 4:2:2 10bit Long GOPをV-Logで収録し、PremiereでV-LogのLUTでカラー調整してみたが、想像以上に情報量が多いヤバい感じの絵面に久々感動。

と言うことで本日雪解けの庭先でフキノトウを収穫したのと、ウグイスの今シーズン初鳴きを観測したことも併せて報告しておこう。

さえずり飛翔

2022/3/26

高速で飛ぶツバメの仲間を除けば、空抜けでゆっくり飛んでいる鳥は近頃の動物認識や被写体検出といったAI判定を頼らずとも、そう撮影自体は難しいものではない。

もちろん、それ以前に超望遠レンズでフレーミングできるかという問題はあるが..

AF駆動も位相差式であれコントラスト式であれ、画面内に他に目立つオブジェクトでもない限りはすぐに捕捉して追随してくれる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

春なので畑のあちこちでヒバリたちが終日賑やかである。ヒバリのさえずり飛翔は一見するとのんびり飛んでいるように見えるが、これが側から見ているより意外に難易度が高い。

似たような行動にカワセミの仲間や一部の猛禽類が行うホバリングがあるが、あれは空中一点にほぼ静止するため、シャッタースピードさえ早くすればそれなりに動きを止めることができる。

その点、ヒバリのさえずり飛翔は一見止まっているように見えても、高度が少しずつ変化する上に常時微妙に前後左右に動くため、AF-Cのようなモードであってもタイミングによっては微細な被写体ぶれが発生して、きっちり解像しないケースがある。

先日積層型センサーの高速読み出し云々を書いたが、データを素早く読み出した後、諸々演算後にバッファリングし書き出すという一連のシーケンスが素早く行われることになるので、それがローリングシャッター現象の軽減となって、結果的に解像寒の向上に起因していると思われる。

どんなに高速シャッターを切っても、データ処理の間..人の感覚など無縁の刹那だが..に被写体が動いてしまえばそれはそのまま被写体ぶれということになるので、いかに高速にデータを処理できるか否かが重要なのである。

と言うことでそのヒバリのさえずり飛翔を狙ってみたが、朝方のまだシャッタースピードを稼げずISO感度を上げるようなシーンで、例えばG9PRO辺りだとピンはくるが解像せずに輪郭が溶けてしまうような状況でも、OM-1はそれなりに解像している。

今回OM-1は従来機と同じ2000万画素に画素数を抑えてきたが、裏面照射積層型センサーを採用することで、その画素数の少ない点を逆手にとったスピードスター的なミラーレス機に仕上がっている感がある。

カテゴリ:写真・カメラ, |タグ:,

OM-1のAI被写体検出には驚かされるばかりだが、60万〜80万する35mmフルサイズの各社フラッグシップ機に引けを取らないどころか、現時点では上まっている可能性すらある。

まあAIと言っている時点で今時はファームアップで更新しよう思えばソフトエア的に入れ替えられるので、この手の優劣の差は現時点でという但し書きが付きものではあるけどね。

それでもOM-1は20万前半程度なので、レンズ含めコストパフォーマンスはかなり高いと言える。何しろ各社のフラッグシップ機のボディだけで、OM-1なら300mm F4..実質的にロクヨンと同じだ..とのセットでお釣りが来る。何より小ささと軽さでは圧倒的にOM-1の勝ちだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

被写体検出が優秀とは言っても流石に万能ではない。1200mm相当でこの距離感のせいもあろうが、この時は手前の枝にピンが持っていかれて頑として動かなかった。

が、常にフルタイムマニュアルフォーカスを可能としている(AF+MF設定)ので、ほんの少しピンを送っただけですぐにホオジロを認識し、ピンも目に食いついてその後は離れなかった。

ネコで試した時に気が付いたが、被写体が生きものの場合は体全体と頭部、そして目を分けて認識しており、区別がつく限り検出枠も3つ表示されるのは面白い。

この時ホオジロは囀っていたので上を向くと半身が隠れてしまうが、その時は体全体だけの枠が表示され、向こうを向いた程度なら全体+頭部の枠が表示され、写真の状態だと目を含めた3つが分かれて表示されるという具合だ。

正直沢山枠が表示されるとウザいと言えばウザく、まあピンが合っていればどうでも良いことではあるので、何れ表示自体を消すことになろうが、面白いのでしばらくはこのままにしておこうw

それにしても、結構ラフに撮ってもブレることのないオリの伝統芸?とも言うべき手ぶれ補正は健在で、裏面照射型センサーの恩恵で高感度も1段..うるさいこと言わなければ1.5段は許容範囲..は確実に向上、上の写真も早朝の林内でISO1600だが、胸の辺りの羽毛や風切り羽、雨覆い辺りの解像感は実に優秀である。

さらに言えばやはり積層型センサーによる高速読み出し..公称で従来機の3倍早いらしいw..がかなり効いていると思われ、画素数が増えたわけでもないのに従来機より解像感が高く感じられることに寄与していると思われる。

センサーの高速読み出しという意味では、海外の検証サイトで見た限り、ローリングシャッターによる歪みは高速が売りのソニーα1と遜色ない感じで、現行ミラーレスカメラでは最速の部類と言って良いだろう。

カテゴリ:写真・カメラ, |タグ:,

メーカー自身がWOWカメラと自称するOM-1の被写体検出を近所の森の中で試してみた。AFの設定は特にいじらず標準のままとし、ターゲットはALLでAFはC-AF(TRなし)である。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / シジュウカラ

この距離感で画面内のシジュウカラを発見し、さらにその飛び出しに追随している。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ヤマガラ

この至近距離でのヤマガラのちょこまかとした動きにも反応してピンがくる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / コガラ

従来機では相当に厳しいこの絵柄で、背景の反射する枝にピンが行かずしっかり手前のコガラを追いかけていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ゴジュウカラ

この構図のまま幹の裏側から現れたゴジュウカラを捕捉してその後も幹を伝う姿を追っていた。

OM-1の被写体検出で面白いのは、画面内にそれらしき物体を見つけると例えそれがピンが来ていないアウトフォーカスであっても検出枠が表示される点である。枝が込み入った状況や藪の中でもお構いなしで、ヘタすると人の認識より速いのではないかとさえ思う時がある。

さらにターゲットがALLだと画面全域が対象となるので、意地悪して鳥を画面の端にフレーミングしても何の問題もなく捕捉し続ける。

被写体検出など以前は空抜けで飛んでる鳥にピンがくれば程度に思っていたが、林内でここまで小鳥を追いかけてくれるのは想像以上の進歩である。

ちなみにG9などパナの動物認識も同じような動作をするが、検出速度がOM-1のほうが早いのと、AF測距後のヒット率はOM-1のほうがかなり良い。プロセッサの世代差もあるのでこの辺りは最新のGH6がどうかというところだ。

鳥など撮らない人には何のこっちゃではあるが、物体として比較的多様で複雑な形状の鳥でここまでの検出能力なのだから、航空機や自動車、鉄道などはそれ以上であることは想像に難くない。

ちなみにうちのマメで試した限りでは、暗い家の中でも普通にその姿を追いかけていたので、犬・猫検出..メーカー公称だとそれっぽい動物であれば認識するようだ..もまったく申し分ない感じ。

寒が戻り過ぎ

2022/3/23

連日本州各地からソメイヨシノ開花の知らせが届く中、関東北部は季節外れの寒さに戸惑い気味。

今朝の赤城高原は氷点下6℃の真冬に逆戻りで、前橋でも今日辺り桜の開花予報が出ているが、ここまで寒が戻るとそれも怪しい雲行きだ。

それにしても、この寒空の中で電力の需給逼迫で暖房を緩めろだの何だのと右往左往し、国民にお願いする以外に何も打つ手のないポンコツニッポンの情けなさときたら、もう何を言わんやである。

何でも、東電の火力発電所が先日の震度6強の地震で稼働が止まっているらしい。鹿島神宮にはなまずを押さえ込む要石があるが、過去の伝聞からもそれほど地震が多発していた場所だというのは自明の理だ。が、未だに福島の太平洋岸に火力発電所を並べておくという無策無能は一体なんだろな。

東日本大地震であれだけの地震と津波の被害でこっ酷くやられているにもかかわらず、この10年で教訓も生かされずに何も手を打ってこなかった国と東電とのやる気のなさには呆れるばかりだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 / ホオジロ

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ツグミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

OM-1のウリの一つが被写体検出AFである。

オリではE-M1Xで初めて搭載された機能で、E-M1Xでもそれなりに便利に使っていたが、OM-1はプロセッサの処理速度が2倍になったことでその認識レベルが向上、その上さらに精度が上がったのがちょっと試しただけでもよくわかる。

上の3枚は少し意地の悪い条件でわざと狙ってみたが、以前なら間違いなく手前に被っている枝にピンを持っていかれていた状況でも、鳥のそれも目にピンが来ており、しっかり解像もしているのがわかる。

センサーがマイクロフォーサーズ初の積層型となったことで読み出し速度が速くなり、2000万画素であってもそれ以上の解像感が感じられる絵作りだ。

絶対的なデータ処理速度が速くなった点は先の被写体検出性能にもそのまま恩恵があるわけで、新型の画像処理エンジンのポテンシャルの高さと余裕を感じさせるものがある。

実際、枝が込み入った疎林に屯っていたカワラヒワ軍団にレンズを向けてみたが、鳥と識別できる物体全てに検出枠が次々と表示される様は圧巻である。まあ逆にそれはそれでウザいことこの上ないのではあるがw

今週は春の裏仕事で中日本へ出張中。標高の関係で花粉の嵐は免れているが、若干黄砂がかすめていたようで、午後になると視界が靄ってきて難儀した。

気温も高く朝は良い天気だったけどね。

iPhone 13 mini

南関東辺りではツバメの便りが届いているが、地元にやって来るのはまだもう少し先だ。

その代わりと言ってはなんだが、出張先の高地でイワツバメを確認。これが今シーズン最初の夏鳥の季節移動の観測ということになる。

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