放射冷却でよく冷えた昨日の朝、近所でもジョウビタキの渡来を確認。記録的には例年並み。
農道を挟んで両脇の防風林でまずはつばぜり合いといった感じだ。
今年はドングリ以外ではミズキの実も思ったほどではなく、そのせいかエゾビタキの秋の渡りもあまり見かけなかった。
それでも林縁にはガマズミがそこそこ実をつけているので、これから渡ってくる冬鳥たちはまずはそれ目当てだな。
何やら長渕剛が「北海道の土地を外国人に売らないでくれ」とかヘイトまがいの排外主義かまして拍手喝采みたいな動画を観てしまったが、その理由が「開拓民たちが一生懸命開拓した土地だから」的な話で、まあ何というか呆れ返ったとしか言いようがないな。
その開拓民とやらと開拓使がアイヌの土地を勝手に収奪した歴史を知らないわけもなく、何を勝手なこと言ってやがるというという感想しか無い。
北海道の土地が外国人に売られているという事実があるのは知っているが、右でも左でもこの手の身勝手な自己主張で拳あげられても、それを利用して聴衆の愛国心に付け入るような人気取りにはまったく迎合できないな。
それに当の外国人もまさか煮ても焼いても食えないような原野を買わされたとは思わなかったろうから、最初に攻めるは原野売買ブローカー的な連中だろう。
待ちに待ってた金カム第4期がスタートしたこのタイミングでこの話題とは、やれやれだぜ。
蝦夷ネタ絡みというわけではないが、一週間ほど途切れていた移動途上のエゾビタキが久しぶりに姿を見せた。例年の感じだともう少し続くかも。
それにしても高い。900mm相当でもこの大きさ。そして暗い。でもX-H2の被写体認識はこの暗さを物ともせず、苦もなく目の位置にAF枠を合わせてくるな。
先週、伊豆沼にもマガンが渡来したというニュースを聞いた。
最近行ってないのでコロナが下火の内に久しぶりに行きたいなと思っているが、年内納期の案件が複数待ち構えている状況なので、思っているだけで多分行けないだろうなw
昔のようにあちこち遠出したいのだが、仕事の都合と季節の動きが合わなくてなかなか思うようにいかないジレンマよ..
高いところをタカと思しき個体が数羽移動していくのが見えるが、高すぎで双眼鏡では識別は厳しい。
南西方向へ滑翔していく翼型から多分サシバと思われるが、台風一過をどこかでやり過ごしていたのかな。何はともあれ無事に越冬地に着くことを祈っているぞよ。
台風通過の前日、ぬるい東風が赤城から吹き下ろす朝、高い木の梢でモズがキチキチと鳴いていた。高鳴きの今シーズン初認だ。
日はすでに昇っていたが東の空を厚い雲が覆っていたため、光量不足で条件的にかなり厳しいが、ニューカマーの優秀な手ブレ補正のおかげでブレずに済んだ。
台風14号はこの時点ではまだ西日本を移動中だったが、関東を南から北へ線状降水帯が移動しており、東京や神奈川では終日強く雨が降っていたようだ。
この日、赤城高原は線状降水帯の列からは運良く外れており、時折風が強く吹くが雨は降らずむしろ晴れ間が出ていたくらい。
台風が日本海側を進むといつもこんな感じの空模様だ。
台風通過前の先週末、近所の防風林でコサメビタキの秋の移動を確認。
例年だとエゾビタキのほうが若干早く、コサメビタキは10月入ってからという印象が強かったが、あくまで印象であってどちらも同じような時期に移動していると思われる。
ミズキの実が目当てで高い樹冠付近をメジロに混じっていることが多いので、そもそも見つけられてない可能性もあるしね。
本州各地の峠ではサシバやハチクマのタカ渡りが観察され、赤城高原でもカケスとヒヨドリが群れて移動し始めているようなので、鳥たちの秋の移動が本格化してきている。
北海道のオホーツクにはヒシクイやマガンも渡ってきているとのことで、これからしばらくは秋の季節移動から目が離せない。
鳥認識の付いてないカメラで鳥を撮るのは久しぶり。もう撮り方を忘れてしまったかと心配したが、そんなこともなくまあ普通にイケるかなw
もうこの分野はOM-1の独壇場と決めていたのだが、フジXF史上最長の超望遠..35換算で900mm..を手に入れたので、そこはやはり鳥を撮らないわけにはいかないだろうなと。
全体的なインプレはそのうち書こうと思うが、光が少ない場面でもビシッとクリアに解像する、ファインダーを覗いただけでもキレの良さを感じさせるレンズだ。
X-H2Sに気持ちが傾いていてそれでも無印H2を見てから判断すると書いたが、先日の発表を見て見事に評価が逆転してしまって、今は無印H2の出待ち状態にw
X-H2はAPS-C初の4000万画素8Kがウリではあるが、個人的に8K動画にはさほど興味はない。何度も書いている通り8Kで撮ってもそれを視聴できる環境がないし、4Kと違って将来的に一般に普及する見通しもないのでね。
それより8Kデータを使ってそれをどうコンピュテーショナルに動画または静止画に利用できるかが鍵で、X-H2にはその片鱗となる機能がいくつか実装されている。
一つはクロップズーム。FHDの映像制作時に4K映像を元にすると編集時に最大で2倍ズームのクロップ..フィックス映像からあたかもズームやパンをしたかのように編集..が可能になるが、あれをカメラ内で完結できる機能だ。しかも元が8Kなので4Kで実現できることになる。
例えばXF18mmF1.4という大口径の単焦点レンズがあるが、クロップズームと併用すれば18-36mmF1.4という超絶明るいズームレンズを4K映像に使えるのである。
もう一つはデジタルテレコンバーター。こちらは8Kの影に隠れてまったく話題になっていないが、事前の情報収集によれば2.0xと1.4xが用意されている模様。
従来からデジタルテレコン的な機能を持ったカメラは数多存在したが、いずれも画素補間して強拡大してしまうため、期待する結果が得られた試しがない。それなら撮影結果を後処理でトリミングしたほうが良好なのである。
X-H2の同機能は画素補間ではなくいわゆる画面中央部付近のクロップと思われ、理論上1.4xなら約2000万画素、2xなら約1000万画素のデータが得られるはず。ナイコンのFX機にDXクロップがあったが、まさにアレと同じと推察。
例えば35換算で225-900mm相当のXF150-600mmなら、1.4xなら315-1260mmとなり、2.0xなら450-1800mm相当となるわけ。しかもF値は変わらず画質劣化もない、まさにフジ版のパナEXテレコンということなのである。
もうこのデジタルテレコンバーターだけで望遠野郎の拙者としては無印H2決定なのであるが、気になっているのは同機能がONの時のEVFの見え方。X-T系のスポーツファインダーのようにクロップされた状態なのか、先のナイコンのようにDX範囲外も見えている状態なのか、もちろん希望が前者なのは言うまでもない。
この手の機能、撮影後にトリミングしても同じと言えばそれはそうなのだが、各社ともに物理的にテレコンバーターを用意していることでも分かる通り、撮影時にその範囲だけ見えているのとそうないのとでは歴然とした差があるのである。それに被写体認識の精度にも影響があるだろうしね。
ということで俄然X-H2は気になる存在に急浮上である。
ギーィギーィという声に樹冠を見上げれば、コゲラが枯れ木を上り詰めているところだった。
お、この後は飛ぶな!と連写モードにして待ち構えていると、木の裏側に回ってそのまま降りていったのには苦笑いw
もう近所ではすっかり定着しているガビチョウ。
時々庭先にやって来てにぎやかに鳴いていることがあるが、今年は隣家の庭で繁殖していたようで、ここ数日は巣立ちった若鳥たちがうちの庭にも出張ってきている。
居間の際に経つヤマボウシなどは絶好の遊び場と見えて、同じく今年巣立ったヒヨドリの若鳥たちと終日小競り合いを繰り返し、まあその賑やかさときたら、アブラゼミも鳴き止むほどである。
世間で言われているほど他の鳥の生息状況に影響があるようには見えず、今さら外来種だと忌み嫌ってみても詮無きことなので、もはや受け入れるしかないというのが実際のところだ。
食性が似通っているクロツグミやアカハラなど大型ツグミ類に影響があるとはよく聞くが、ガビチョウが定着して以降も毎年近所でクロツグミは繁殖しているので、地域性とかあるのだろうね。
今年は春の渡来が遅れたツバメ。周辺の農家の納屋での繁殖活動も無事済んで、巣立った若鳥たちが音符のように電線に止まっている姿が見られたが、今週に入ってその姿ももう見られくなった。
親はお盆頃には先に移動してしまっていたので、集まった子供らだけで後をうように下界に降りたのだろう。
南へ移動する前に河川敷の葦原などに一度集まる習性があるので、今頃は夕方に大群が塒入りする姿が見られるはずだ。
今シーズンのレタスの収穫が終わった畑の上を、ツバメのペアが飛び交って羽虫の類を捕食していた。近所のツバメはもう移動してしまっているので、今こうして時々見掛けるのはさらに北から移動してきた南下中の個体であろう。
OM-1の鳥認識でツバメが飛んでいるところを適当に狙ってみるが、このくらいのサイズ感でも問題なく追い掛けてくれる。
ちなみにこの前日に同じシチュエーションでGH6でもチャレンジしたが、飛んでいる鳥は少々荷が重かったようで、歩留まりは良くない。やはり動体は位相差式AFのOM-1に分がある。
パナはことさら動物認識AFを主張しないが、実はなかなか優秀な性能である。
OM-1は合焦しているようなふりをしてその実別の場所を認識してましたテヘペロ!的な面を否定できないが、GH6やG9PROではその逆の印象が強く、EVFではどう見ても目的の場所にピンが行っていないように見えつつも、結果を見るとバチピンということが多々ある。
認識枠はそこを指し示しているのでそれを信じれば良い話ではあるが、AF-CだとEVFのリフレッシュレートが低いせいかリアルタイムではそう見えないという場面がある。
これなど認識枠はたしかにヒヨドリを示していたのだが、EVF上ではどう見ても手前の杉に合っているように見えていた。
AF-Sだとまた違った結果なのかもしれないが、生きものを撮っている時は基本的にAF-Cを使いたいのはOM-1でも同じである。