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雨の中、某県境付近の山道を走行中、何気に分岐に立て掛けてあった道案内を横目でチラ見。ちょっと考え事していたので一旦通り過ぎるが、アレっ?と違和感を感じたのでバックして確認、思わず「いねぇだろう本州には!」っと突っ込んでみた(笑)。

20150618

工事現場の案内看板など、癒し系の生きものの写真が貼ってあるのを時々見かけるが、この手のツッコミ入れたくなるミスマッチというかオーパーツ的なケースがあるのは確かだ。以前、北海道で道路工事だったか護岸工事だったかの現場に、ホッキョクグマとホッキョクギツネに挟まれてエンペラーペンギンが並んでいた時も、「北極にペンギンいねぇだろう、エンペラーは南極だ!」と一人で突っ込んでいたし(笑)。

と言いつつ、シマリスは本州では篭脱けで野生化している個体がいるのも事実。我が県にも有名な場所があって、東京辺りからやって来る◯ホカメラマンが餌付けたりしていて呆れるばかりだが、最も責任が重いのはそこに放した奴だ。

古くはアライグマ..我らの世代ではよく知られたカルピス劇場のラスカルが元凶..が有名であるが、鳥や爬虫類にも篭脱けは多い。ブームか何かで飼っていたが、手に負えなくなってそこら辺に勝手に放す輩が跡を絶たないのだ。まあ先の例でもシマリスがイメージに使われていること自体、さほど意味は無いのかもしれないが、もしかしたらライオネスコーヒーキャンディのテレビCM(古っ!)辺りの影響はあるのかも。

さて、飼われていた生きものが日本の冬を越せるかが野生化の分かれ目だが、冬ごもりをする生きものは案外生き残る可能が高い。先のシマリスも本来の生息地である北海道では冬ごもりをする。もちろん、そこで子孫を残していけるかとなるとそれには番い相手が必要なので、ハードルは途端に高くなるのだが、野に放つ時に一匹とは限らないので、その場合はさらに始末が悪い。

殺すのは忍びないと、当人たちは良かれと思って勝手に場所を選んで放しているようだが、もともとそこに生息している在来種に影響を及ぼす可能性が極めて高いので、場合によっては駆除という方法が取られる。それは自分の手を汚さないというだけで、結果としてその生きものの命を奪っているのと同じことである。

いい加減、ブームに踊らされて生きものを飼うという愚かな行為を止めるべきだろう。

カテゴリ:鳥獣・環境問題
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