ロードキル
2015/6/19
村道でテンが轢かれていたと家人が言っていたので、用事で役場に降りたついでに回り道をしてみたら、確かにテンであった。用心深いイタチ科の仲間にしては珍しいと思っていたので、チョウセンイタチの見間違いではないかと疑っていたのだが。
現場は沢沿いに下る村道の途中であり、周囲は隣接する公園施設に残された防風林(アカマツの点在する二次林)に面している。以前に同じ場所で滑空して道を横切るムササビを見たことがあり、すぐ近くにはオオタカの営巣木もあった..自然落下して以降営巣していない..場所だ。
周辺は広大な農耕地が広がっているため、野生動物はこういった防風林、いわゆる緑の回廊を伝って移動している。現場はちょうどその防風林が色濃くなる場所なので、連中は村道を横断する際にこの辺りを利用していると思われる。
朝から雨が降っていたので、カラスもまだ近づいたフシはなかったが、状況から見て早朝に朝採り車両にでも轢かれたのだろう。現場の少し手前には村道の下を沢水を抜くために土管を通してあるのだが、そこを利用してくれていれば事故には遭わなかったろう。