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クマ出没中注意の立て看板を横目に林道から逸れて林内へ。

周辺で対象の繁殖兆候があればすぐに引き返す算段でいたので、パナライカ100-400+OM-1とGPS代わりのスマホ、それに熊よけスプレーだけの軽装備。ダニを警戒して一応雨具のズボンだけ履く。

それにしても「クマ生息地注意」ならまだわかるが、この手の「〜中」的な看板は一体いつ立てたのかという話になる。日付書き込むと立て替える手間が増えるのと、入会林が隣接しているので山菜採りへの警告的な意味合いなのだろう。

ただ、案山子と同じでいつもそこに立っていると慣れてしまって警告の意味をほとんど為さなくなるので、適度に間引くなりしたほうが良いのにとは毎度思うことである。

iPhone 13 mini

iPhoneのHDRでもぱっと見はここまで撮れる。

それにGPS精度も以前と比べると格段にアップしていて、林内でも結構な精度でログを残せるのだから、今のスマホの進化はすごい。

iPhone 13 mini

Google先生の衛星写真で植生を確かめつつ、行きは一旦標高を上げてから谷筋に沿って降りた..途中3mほど滑落?して雨具のズボンが泥だらけにw..が、帰りは登り返しが面倒になって等高線に沿って戻る。

が、距離は短くなったが、ユキツバキとシャクナゲに行く手を阻まれ藪こぎを強いられ、結局掛かった時間はほとんど同じだったというオチw

写真はその途中の日当たりの良いギャップで見掛けたキクザキイチゲ。

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昨夏の話だが、北極圏ノルウェー領にあるスバールバル諸島で、ホッキョクグマがトナカイを海へ追い込んで捕食するというなかなか貴重なシーンが映像で記録された。

季節移動をするトナカイは川や沼を渡るために泳ぎが上手いことで知られているが、ホッキョクグマは海のクマを意味するUrsus maritimusという学名がつくほどこれまた泳ぎが達者なので、場面が海ともなると結果は推して知るべしである。

通常ホッキョクグマの主な餌はアザラシで、沖合にいるアザラシを捕食するためには海面が凍りつく冬季を待つ必要がある。

基本的に他のクマが持つような雑食性はないため、アザラシを狩ることのできない夏季は絶食して過ごすことが知られていたのだが、昨今の食事事情はかなり変化してきていると研究筋は見ているようだ。

一つは地球温暖化の影響による北極海の海氷の急速な減少が挙げられ、ホッキョクグマが海に出ていられる期間が短くなってきていること。

もう一つは、スバールバル諸島のトナカイの生息数が増えた..1900年代初頭に禁猟となっている..ことで、餌動物としてホッキョクグマの狩りの対象となってきたのではないかということ。

前者は地球温暖化問題ではよく知られた象徴的な事柄だが、後者については我々が知っているホッキョクグマの生態にもかなり地域ごとに差がある可能性を示唆していることになる。

実は見た目とは異なり、ホッキョクグマはヒグマと交雑できるほど近い存在であることが知られている..20万年ぐらい前なので種の分化としては割と最近..ので、本来クマが持つ雑食性が目を覚ましつつある、もしくは今でもその性質はそのままである、ということになるのだろう。

今のまま地球温暖化が進んで局地の氷が減少すると、ホッキョクグマは今世紀中に絶滅すると言われているが、先のスバールバル諸島の例など見ていると、我々が考えている以上に環境に合わせて生活史を順応させていくことも考えられる。

もちろんだからと言ってこのまま地球温暖化を良しとすることにもならないけどね。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / Classic Nega.

県内のスキー場は今週末辺り開かれれるところがボチボチあるようだが、関係者は一昨日から続く雨を恨めしく思っていることだろう。

冬の雨は寒気が入っていれば標高の高い山では雪になるので、普通に考えれば恵みの雨なのであるが、こう暖かい日が続くと迷惑でしかない。

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一昨日、北海道の羅臼でヒグマが有害駆除されたというローカルニュースが流れていた。

道内のヒグマの出没状況は近年は増加傾向にあるので、それ自体はそう珍しいことでは無いのだが、駆除された個体が体長2.1m、体重はなんと400kgというからこれにはかなり驚いた。

2002年だったかお隣の斜里町で捕獲された個体がやはり400kg級で、それまで知床にはそのクラスはいないと言われ続けていたので当時もかなり話題になっていた。

20年ぶりと言えばそうなのだが、生息数が過密と言われる知床にもまだこのクラスが残っているという話であろうか。

クマの仲間は地域によってかなり個体差があり、ヒグマで言えば日本のエゾヒグマは大陸産に比べれば小型と言って良く、せいぜい150〜240kgぐらい..本州のツキノワグマは大きくても100kg前後..とされているので、400kg級がどれだけのものかは推して知るべしだ。

先の斜里の例では対峙したハンターが軽自動車並みと言っていたのは何となく記憶にある。

Canon EOS-1n / EF500mm F4.5L USM / PROVIA / Katmai N.P

クマに限った話ではないが、生きものの大きさに地域差があるというのは食事事情に他ならない。

アラスカ辺りのヒグマの例で言えば、例えば内陸部の個体ならほぼほぼ植物食中心で、時々はオオカミの上前をくすねたカリブーの死体などにありつくことはあれど、せいぜいジリスを襲う程度の肉食事情だ。

その点、南東アラスカなど沿岸部や川沿いに生息する個体群ならば、時期を分けて遡上する豊穣のサケや海岸に打ち上がる鯨類や鰭脚類の死体にありつけるので、食事メニューの中をかなり多くの肉食が占めることになる。

実際、南東アラスカのヒグマは軽く500kgを超える個体がいて、特にコディアック島の個体群などは600kgをゆうに超える個体もいるらしく、ここまでくると世界最大と言われるホッキョクグマをも凌ぐサイズである。

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東北森林管理局の発表では、福島を除く東北5県でブナの実が凶作または大凶作だったとのこと。特に秋田と岩手が酷いらしく、場所によってはまったく実を観測できなかったケースもあるらしい。

もともとブナの実の出来は年によって大きく異なるが、今年は昆虫によるブナの花の食害が多かったという見立てのようだ。

こうなると里へのクマの出没が増えるとステレオタイプに騒ぎ立てる輩やメディアが出てきて、頭の悪るそうな底の浅い意見が目につくようになる。

クマはブナの実だけを食っているわけではなく、ドングリやクリなど他の木の実も食べるので、餌不足の評価は山の餌資源の総量で判断すべきであろう。

何よりクマの生息域はブナがない地域のほうが圧倒的に多いのだから。

Google Pixel 5

終日外をうろついていられる身分ではないので、午後のひと時だけちまちまと地回りをこなす。

この日はほとんど葉を散らしたブナ林を望む林道脇に装備を出して観察したが、ここも今日辺りはもう積雪があるだろうな。

それにしても太陽高度が低くなって、拙者の脚もだいぶ長くなったなw

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:

今年の富士山の初冠雪は7日と発表されていたが、観測した甲府地方気象台はこれを一旦取り消すとのことだ。

何でも富士山山頂の9月20日の平均気温が8月4日を上回ったということで、最高気温以前の降雪は初冠雪とは記録していないとのこと。

9月初旬だとそりゃ今年は随分と早いなぁとは思っていたのは確かだが、冠雪した事実は置いといて見直すというのも何とも異例な話である。

とは言え自然の移ろいと人が決めた暦との微妙なズレからくる観測条件の差異は、事前のルールの基で当てはめていかないと、後々その統計値を使う際に面倒なことになるので仕方ないことであろう。

生物季節観測で言えば、例えばスイセンやウメの開花は緯度の低い地域では年の瀬に開花するのが一般的だ。

だが、そのまま人の暦に当てはめると12月の記録となってしまって、数字上は緯度の高い地域より遅いということになってしまうので、年界をまたぐというパラメータを加えることで、暦の上では前年末であっても、翌年のデータとして扱うというのがイレギュラーな対応となる。

Canon EOS-1V / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM / PROVIA / グリズリー

Canon EOS-1V / EF24-70mm F2.8L USM / PROVIA / カリブー

余談だが、四季がはっきりしている日本と違い、例えばアラスカ北極圏など極地での初雪・遅雪の切り分けというのは難しのではないかと思っていて、現地を訪れた際に聞いてみたことがある。

その当時のデナリ国立公園のレンジャー曰く、7月中に降れば遅雪、8月以降なら初雪と言っていた。公式的なものか今となっては定かではないが、8月のお盆過ぎ、やけに冷え込むとな朝テントから顔を出してみたら、ツンドラが一面真っ白で驚いたのを思い出した。

一枚目の写真はその8月22日に突然の降雪に見舞われた日に、バックカントリーで出会ったグリズリー。好物のブルーベリーを探してツンドラを歩き回り、近くにいる当方には目もくれず、あちこちほじくり返していたのをよく憶えている。

二枚目は同月27日のもの。この年は今年は雪が早いとレンジャーも驚いたほどよく雪が降っていて、いくらなんでも大袈裟だろうと思いつつ持ち込んでいたダウンの寝袋に随分と助けられた。

実際、9月に入ってすぐに氷点下10℃まで下がった朝もあって、さすがに極地は違うなと思ったものである。何しろ15日に国立公園が冬季閉鎖となって帰国した際、日本はうだるような残暑の中だったのだから。

前橋でクマ

2021/7/15

静まり返った裏山の小沼。目につくのは湖上をかすめるように飛ぶアキアカネと、こちらの汗を吸水に来たマダラヒカゲぐらい。

一年中観光客がうろつく大沼と違って、週末こそ家族連れなど人影もあるが、平日はほとんどすれ違う人もいない。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

隣接するおとぎの森付近でガサガサと30mほど先の笹をかき分け逃げていく大型獣の気配があったが、シカかカモシカか、それともクマか。

一昨日、この小沼を源流とすると粕川を下った前橋でクマに襲われた人がいたが、赤城山はふつうにクマが生息する場所なので、からっ風街道辺りまでなら十分あり得る話である。

聞けば旧粕川村では以前から目撃例があったようなので、高崎の井野川に出てきたイノシシ同様に、川伝いに移動していると考えて間違いない。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

標高400〜500m付近より下では新緑の季節を迎えつつあるが、1000mより上ともなると遠目には芽吹きもあるのか無いのかよくわからないまだ冬枯れの世界だ。

近くでウグイスが鳴き、谷底からはミソサザイが、梢でルリビタキがさえずっているので辛うじて春であることを思い出させる。

iPhone 11 Pro

残雪が消えて林道を車輌で辿れるようになったので、北部フィールドの奥山へも足を延ばせるようになった。

さらにこの観察ポイントまでは1時間半のいわゆる登山行程になるが、まだ冷たい春の風が心地よく感じられる良い運動である。でも正直大変疲れるのではあるが..

それにしてもまた足元が崩れて広がったようで、年々立ち位置が下がっているぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

しかもすぐ背後の尾根上の森には昨夏のクマ棚が。数年前にこの森でクマと遭遇しているので、これはこれでさもありなん。

でもまさに前門の虎、後門の狼状態だなw

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:

餌不足で里へ出てきて捕殺されるクマのために、全国からドングリを集めてそれを餌不足で困っているクマへ届けるための資金をクラウドファンディングで集めているというのがSNSで流れてきた。

以前からその手の話は時折耳にしてきているが、件のクラウドファンディングを見に行ってみた限り、いつものお騒がせ団体ではなくまた新手の有志による主催っぽい感じだが、プロファイル的に根っこは同じかもしれない。

本人たちは至って真面目にやってる感あって、ともすれば美談として片付けられそうだが、全国から無節操に選別なくドングリを集めて蒔くということは、本来その地域の植生ではない種の種で人為的な植生の錯乱を起こすことになる一大事だということに、まったく気づいていないのが何とも痛々しい限りだ。

クマが「可愛そうだ」と訴える同じ口で、生態系とか環境を守るとか言っている時点で、自然界の道理や仕組みが理解できていないのだろう。

ツキノワグマはそれこそ地域個体群としてみればレッドデータの扱いとなる地域もあるが、逆に個体数が定期的に増減を繰り返す..木の実の豊作不作はそれこそ自然の摂理だ..だけで絶対的な絶滅危惧種とまでは言えない地域もあるので、十把一絡げで括るのはかなり無理がある。

人によって捕殺されるクマが「可愛そうだ」という主観的な感情が何事にも優先され、植生を含めた自然環境にまで思考が及ばない時点で、申し訳ないがこの手の取り組みは当人たちの自己満としか受け取れそうにない。

何より個々の個体に対し直接手を差し伸べるのではなく、地域個体群が無理なく子孫を残していける環境保全を図る努力をしていかないと、結果的に徒労に終わる例はいくらでもある。考え方として動物愛護ではなく環境保全が大事なのだ。

もちろん環境保全は土地が絡むのでクラウドファンディング程度では如何ともし難い問題が多々あって、一朝一夕でことが動くものではないが、人の生活圏と野生の境が曖昧になってきているからこそ、環境そのものを保全対象にしていくのが肝要なのだと知ったほうが良い。

生きものの保護は場当たり的に直接行うのではなく、多少遠回りで時間がかかっても間接的なほうがそれこそ持続可能な保全につながるのだ、ということを天狗様に関わる中で学んできているところ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

尾根上からブナの森に覆われている谷を見下ろす。クマの痕跡を求めてクマ棚を探すが、今年はブナが不作なのでほとんど棚は見つからない。

この森も昨日今日の大雪でもう深い雪の中に埋もれているだろうな。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それでも時折クマ棚を目にすることもあるが、大抵はクリだ。

かなり長くこの木に居座っていたのだろうと思わせる..クマは食える時に食うを実践する生きものだ..立派な棚は、遠目にはクマタカの巣のようである。

カテゴリ:ほ乳類, 鳥獣・環境問題|タグ:

某山系の尾根に取り付く前のアプローチで通過した初冬のブナ林。

ちょっと前に降雪があったが、とりあえずカンジキやアイゼンなどの世話になるほどではなく、無難に通過できた。まあ帰りの下りでは雪が腐っててやや難儀したけど。

iPhone 11 Pro

これはクマ。直前というわけでもないが、日の出前くらいに歩いていた感じ。しらばく同じコースを辿ったが、途中でクルッと踵を返すように笹薮へ入っていった。

大きさから50〜60kg程度の中型といったところで、雪が降ってそろそろ冬眠穴探しでもしている頃合いだろう。うまい具合に穴が見つかれば良いね。

iPhone 11 Pro

これはノウサギ。足跡自体は真新しい感じなので、こちらの接近に気が付いて逃げていったのかな。

iPhone 11 Pro

こちらを先導するかのようなカモシカの足跡。特に急ぐでもなく足を引きずりながらのんびりと歩く様子が目に浮かぶ。

iPhone 11 Pro

これもノウサギ。2枚目とは場所が違うので別個体だが、これもさっき通りましたって感じで新しい。

場所によってはノウサギをほとんど見かけなくなった森が散見されるが、この森はノウサギとそれを追っているふうのキツネの足跡多く見られて、健全な生態系が維持されていると思われる。

それにしても冬の森は良いね。積雪がなければ気が付きもしないが、そんな生きものたちの痕跡があちこち目につくので飽きることがない。

県境の稜線部など標高の高いところでは紅葉が進んでいるが、標高1000m前後ぐらいから下はまだこれからである。

用事でそんな標高1100m少々にあるミズナラの森を歩いてきたが、森全体に色づき感が出てくるのはもう一週間ぐらい先であろうか。

その森の奥でクマタカと四つ足のクマを15分の時間差で目視。猛禽のほうは上空を旋回中を発見、四つ足のほうはガサガサと下草を揺らしながら逃げて行くのを双眼鏡で確認。

前者はよく見かけるペアの雄で、後者はそんなに大きい個体ではなかったが、こちらも歩きながらわざとガサガサ音を立てていたので、それで先に気づいて逃げていった模様。

空と陸のクマを同時とはこれはなかなか縁起が良いかも、などと悦に入っていたのは良いが、車まで戻ってきたらE-M1Xのアイカップが無いことに気づいてがっくり。どうもオリのE-M1系はアイカップが外れやすい印象だな。

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / Velvia

志賀高原の横手山が白かったので、上越国境が昨日初冠雪だったのは間違いないようだが、残念ながら朝の時点で解けてしまっていた。

同様に浅間山も初冠雪となっていたが、こちらはうっかり写真を撮るのを忘れてしまった..

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