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では先日のカルガモがわざわざ水に潜って何を食べていたのかと言うと、それはカエルである。

カルガモは田んぼで昆虫やタニシなども食べることは知られているが、落ち穂とか水草、草本類を主とする基本的に植物食の強い雑食性であり、積極的に大きめの生き餌を狙うのは珍しい。

さほど水深の深い沼ではなく、にごり少なく日中なら底まで見通せる状況なので、水面に浮かんで足元にいるカエルがよく見えていたのだろう。山間の水辺なのでポチャンという潜水時の音がよく響いていた。

この時の観察では、カエルの捕食を繰り返しチャレンジしていたのは写真の個体だけで、他の個体は我関せずであった。意識としては動物食もあるのは知っていたが、いざその場面を見るとやはり違和感はあるかなw

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

場所的にヤマアカガエルだと思っていたが、こうやってあらためて見るとアカガエル系にしては大きいような気もしないではないので、誰か詳しい人教えてちょ。

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カモの仲間は採餌行動で大きく2グループに分けることができる。水に潜って魚などを捕食する種と、水には潜らず水底の水草や地上で植物の種子や実を食べる種だ。

前者であればカイツブリやアイサ類、それに海ガモの多くがそれに当たる。後者ならカルガモやマガモ、ハクチョウ類やガンの仲間がそうだ。水中に首を突っ込んだ状態で足をバタバタさせるおなじみの行動は後者の話である。

ただ、非潜水系だからといって決して水に潜らないわけではなく、食べ物があれば多少は潜ってでも採餌することもあるようだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その水に潜るときの動作も両者で異なり、専業である潜水ガモは音を立てずにスルリと水の隙間をかいくぐるように潜り、ほとんど水柱を立てることなく水しぶきも飛ばない。

対して、水に潜ることを得意としていないカルガモなどは、一見同じような動きに見えても、写真のように派手に水柱を立て且つ音も響くのである。

この辺りはやはり餅は餅屋というべきで、水中潜航を専業とする種のスマートさに一日の長があるようだ。

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物を落とすな

2018/12/24

夕焼け小焼けのハシボソガラス軍団は、ここ一週間ほど静かだったので、てっきりねぐらへの帰還コースを変えたのかと思っていたが、今日は久しぶりに賑やかに集まって帰っていった。

しかもクリスマスイブだからということもなかろうが、いつもより少し早いご帰還だ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

まあとにかく寄ると触ると大騒ぎの上に、家の上空を通過する際に時々何かを落としていく輩もいて、屋根に穴が空かないかとヒヤヒヤもんである。

落下物は屋根に当たる時に硬質な音がするので、クルミのような硬い木の実かと思いつつも、庭先でそれらしいものを見かけたことはないので、落としてもまた拾っていくのだろう。

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WinでもProRes

2018/12/23

そう言えば、先日のバージョンアップでPremiere ProとMedia EncoderのWindows版でもProResの書き出しができるようになった。

映像編集ならMacでという時代は今は昔であって、何を今さら感も無いわけではないが、うちのようにMacとWinが混在しているチーム内では便利になったことは確かだ。それにAfter Effectsでもエクスポートできるようになった点は大きいかな。

来年はエンタープライズ系の開発案件が多くなりそうで、VisualStudio専用にWindows機を用意しようと考えていたところ、映像系もちょっと気にしておいたほうが良いかも。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

そう言えば、今日はベトナムから突然LINE電話が鳴ってビックリ。相手は動物写真の某大先輩なのだが、確か先日まで沖縄にいたはずなのに何ともフットワークの軽い御仁である。

他にも、マダガスカルから戻ってすぐにまたレーシアに飛んだ巨匠や、年越しで南アフリカへ一ヶ月も撮影に出掛けているカメラマンなど、今年は海外に積極的に取材に出掛けている人が多い印象。

円が安いうちに行けるところには行っておきたいねぇ、などと来年の仕事のスケジュールを横目に先輩方の動向を羨む我が身である。

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Zが増殖中

2018/12/22

各所の忘年会で聞いている限り、周囲にナイコンZ6が増殖し始めた様子。それまでαを使っていた連中が、挙ってZ6に乗り換え始めた雰囲気である。Z7でない理由は単純に予算的なものが大きいようだが、ナイコン最初のミラーレス機..あれ?ニコワンは..なので様子見ということもあるようだ。

ちなみにEOS使いでRに行った人はまだ一人しかいない。メーカーがすでに上位機を出すことを明言しているのに、中途半端なミドル機を買う理由がどこにもないらしい。たまたま周囲のEOS使いがα7R3の併用者が多いのも理由かもしれないが、この辺りメーカー愛への温度差がNとCでかなり違うのは想定内で納得w

何より一番笑えるのは、皆がミラーレス機の良いところを口々に言い出している点。いやいやそれって10年前からすでに出尽くしている話だって、突っ込むタイミングが難しいw

Z6ってファインダーで見た通りに撮れるんだよって言われた時は、さすがにビールを吹き出してしまったw

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

谷川岳もだいぶそれらしく雪化粧が進んできた。それでもまだ通年に及ばないが、年末に寒波が来るような話を聞くので、年内にはいつもの冬の谷川となってくれるかな。

カテゴリ:写真・カメラ, |タグ:

キジ鳴き

2018/12/21

ここ数日、キジのおとっつぁんがよく鳴いている。ケーン、ケーンという例の繁殖期の鳴き声ではなく、カハンともキャハンとも聞こえる甲高いかすれ声である。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

パッと見、周囲に別の雄や雌たちがいるようには見えず、ドラミングもしないので繁殖行動に準ずるものではないのだろうが、この時期のこの騒ぎは何なんだろうか。

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高崎からの帰路、想定していた時間よりかなり早く打ち合わせが終わったので、少し遠回りして戻ることにした。

特に某所ではわざわざ幹線道路から外れて山際を山ひだに沿ってのんびり走りつつ、何年か前の秋に天狗様の若鳥を見掛けた谷筋では特にゆっくり走る。

二度あることは三度ない世界なのでw、二匹の目ドジョウ狙いが当たることもそうそう都合よくないのだが、悲しい性というかこういう行動は習慣のようなものである。

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

件の谷ではないが、やや標高が上がって谷側を見下ろし気味になる辺りで、正面から不意にクマタカが低空で現れた。

ちょうど車がカーブに差し掛かって運転席側がクマタカに向いたので、道脇の空き地に車を寄せて停車、助手席の床..シートの上だと急ブレーキで転がって落とすことがあるので床のバッグの上が定位置..に転がしておいた、ほぼ通年積みっぱなしのX-T2とXF100-400を窓から乗り出して振り上げ、数回旋回中のところを何枚か撮影。

車から降りた時は尾根筋で旋回し始めてすぐに見え隠れとなり、結局戻っては来なかった。鳴きながら慌てて飛び出してきた感じだったので、何かを排斥する行動だったと思われる。

道脇か隣接する杉林の上にでも留まっていたようだが、この道は日中はそこそこの往来がある通りなので、こんなところで何してたのか気になるところだ。

iPhone 6

クマタカと言えば、先日急遽呼ばれた某社の忘年会に..泊まりだったが近所の温泉だったので朝帰りで..参加したおり、誰かが差し入れてくれたその名も「角鷹」という銘柄のウイスキーを痛飲したばかり。

角鷹はクマタカの和名表記..熊鷹とも書く..で、冠羽を角のように立てることからこの漢字が当てられているが、まさにその名前を冠した商品ということになる。

芋焼酎もこよなく愛すが、ウイスキー好きの拙者には答えられない逸品。が、一体どこがどう角鷹なのかは酔っ払っていてまったく覚えていないw まあ翌日二日酔いにもならなかったので、旨い酒だったということだろうか。

後で調べてみると、製造元は山梨の南アルプスワインアンドビバレッジ社らしいが、今探すと「蜂角鷹(たぶんハチクマと読む?)」しかヒットしないので、すでに原酒が終わってしまっているのかも知れない。

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霞み漂う赤城高原と言いたいところだが、これは霞ではなく野焼きの煙。おらが村は野焼き禁止なのにと思ったが、どうやら場所は隣村..正確には市だけど..のようである。

うちの村にも未だに芋がらなどを燃やしている農家がいるが、ここまで真っ昼間に盛大なのは最近は見掛けない。恐らく前述の芋がらか木っ端の類で煙が白いからまだ良いほうだが、これがうっかり廃棄物系のプラゴミだったりすると、こうやって遠くから見掛けた人に通報されて、沼田から消防車が出動する騒ぎになって面倒だ。

とは言え、野焼きは以前はコンニャクの収穫が終わるこの時期の風物詩だったのは間違いないけどね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ちなみに写真はトリミングしたのではなく、撮影時に16:9で撮ったもの。というか、直前に4Kで動画撮影をしていてアスペクト比を戻し忘れただけだったりするw

カテゴリ:季節感|タグ:

今月3度目となる上京。すべてクライアントが異なるので致し方ないが、近年この時期に立て続けは珍しい。

上京するとそれで一日が終わってしまうので、溜まっている仕事が目白押しな現状では正直厳しいのだが、この時期に納品を済ませておかないと、年明けはさらに忙しくなってしまうのでね。

それにしても、前回の丸の内イルミネーションもそうだが、この時期の都内はどこ行っても夜景が美しい。バブル時代も夜は相当賑やかだったが、華やかさという点では現在のほうが上だろう。

iPhone 6

忙しいとか言いながら、時間調整で手近な写真展や量販店、カメラメーカーのサービス拠点などを覗いて回るのは定番だ。

たまたま立ち寄ったFUJIFILM Imaging Plazaには、噂の1億画素の中版カメラ、GFX100M..コンセプトモデルのモックアップ?..が展示してあった。

ちょうど展示ケースで蓋をする前だったので、遠慮なくマジマジと眺めてきたが、大きさ的には1DX辺りとほぼ同じ。ただ、ミラーレスであるためボディの厚みは圧倒的にGFXのほうが薄く、重量もこちらのほうが軽いらしい。ボディ内手ぶれ補正を積んでいるにもかかわらず、現行機のGFX50Sと比べても薄いのには驚かされる。

想定する市場価格はUSDで10,000前後ということだから、同クラスの中版センサー機に比べれば破格ということになるのだろうが、宝くじでも当たらないとなかなかw

フジのAPS-C機をメインで使っているので、マウントを追加するならフルサイズではなく中版センサー機に手を出したいところだが、うちの仕事ではこの画素数はまったく必要ないので、実際に導入するというイメージは湧かない。慎重に考えてもGFX50R辺りが想定内かなぁ。

まあ新たなマウント追加に関する計画は、すべてパナのLUMIX Sの実機を見てからだね。

カイト凧

2018/12/17

果樹園などでよく見かける鳥追い用の凧。正式名は何というのかよく判らないが、カイト凧という商品名が多いかな。

カイトというぐらいだからモデルはトビのようだが、絵柄は何パターンかあるようで、オオタカやフクロウっぽいのを見たこともある。

当然だがこれで追い払えるのはカラスや小鳥だけで、地を行くものは対象外だ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

風が強いと結構ダイナミックに動いて、動体撮影の練習に良いかも。

大した値段ではないので、うちの庭にも飛ばそうかと思ったが、そうすると小鳥たちがやって来なくなりそうで止めた経緯ありw