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GH6は5.7Kか

2021/5/26

先日パナが発表したGH5IIと、同時に開発発表された後継機のGH6に関して情報を見る限り、マイクロフォーサーズについては4Kに集中し、8Kは35mm版のSシリーズで行く方針のようだ。

やはり噂通りマイクロフォーサーズでは8Kを実現できるセンサーの調達が難しいのだろう。

理屈の上では最低でも3300万画素ないと8Kは実現できないが、極小画素による画質低下との兼ね合いを考えると現時点では2400万画素辺りに落ち着いて、6K..ちょっと足らないが..辺りで手を打つ算段のようだ。

その分、大きなセンサーでは当分実現できそうにない4K/60Pの無制限記録..GH5IIもUSB給電に対応したし..だとか、4K/120P 10bit搭載のほうが現実的な解ということだな。

どこぞのメーカーのように奇をてらったなんちゃって8Kで話題先行するのではなく、確実に動作する仕様を実現するというのはいかにもパナらしい。

確実に動作と言えば、この冬登場したソニーα1も8K記録を売りにしているが、果たしてこの夏の暑さの中どこまで満足な結果を出せるものか観ものである。個人的にはどこぞのメーカーさんのR5と大差ないのではないかと勘ぐっているw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

梅雨の晴れ間に少し標高の高いところへ。標高1500mを超えていることもあって何とも肌寒い日だった。

コルリやルリビタキ鳴く標高1300m前後ではヤマツツジはまだこれからで、ミツバツツジがちょうど良い感じに咲いていた。

ただ欲張って高く登りすぎて見下ろしになってしまって、肝心の天狗様を探すのはちょっと大変だったな。

オオタカと並んで里山のタカとして知られるサシバ。

ただ、もともと低地の人里近くに好んで生息しているのではなく、食性が湿性環境に依存しているので、結果的に水田地帯に適応して定着しているというのが実情だろう。

生息環境もチュウヒが好むようないわゆる湿原や河川敷ではなく、営巣林に適した森の中の湿地、つまり谷地を好む。

人が稲作のために水源と隣接する谷地に棚田を作り出して以降、結果的に人里近い水田地帯で繁殖活動を行うようになっている。

我々ワシ屋にすれば、どちらかと言えばサシバは雪山の谷筋の中で営巣するイメージが強く、実際の生息数も世間で言われているような里山環境よりは圧倒的に山中のほうが多いだろう。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

ピックィーというその独特の鳴き声とともに、奥山近くの谷間を飛ぶサシバ。

猛禽類は小型になるほど性格が強気になっていくが、このサシバも例外ではなく、そのけたたましいほどの勢いの前にはクマタカも逃げ惑う。

そして時には果敢に天狗様ことイヌワシにも向かっていき、気が済むまでモビングを繰り返すシーンは、この季節の奥山の風物詩的なものだ。

カテゴリ:猛禽|タグ:

早いもの勝ち

2021/5/24

このところアプリ開発でiOS・Androidのマルチプラットフォーム対応の依頼が続き、Android版は若手スタッフに依頼していたのだが、ここにきて期待のA君がオーバーフロー気味になってきたため、久しぶりに自身でAndroid Studio開いている昨今。

正確には営業サイドの仕様策定がなかなかフィックスせず、それ待ちの間にA君のスケジュールを別件で抑えられてしまったというのが実情。皆、各自で営業チャンネルを持っているので、腕の良いフリーエンジニアは早いもの勝ち的なところがあるのでこればかりは仕方なしだ。

ただそうするとアテにしていた当方が困ったことになるwので、このケースは自分でやるしか無いという多忙モード突入事案なのである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS
FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR(左) GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR(右) / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS

梅雨の晴れ間とは言え雨がふらないだけで天候はスッキリしない。艶やかな季節ではあるが、こんな時は逆に銀残しがいい感じになる。

カテゴリ:独り言

緑は青い

2021/5/23

今年はキビタキがあまり林縁部に近いところに出てこない代わりに、アオジをよく見かける。

アオジも比較的高い木の梢でさえずることが多いが、それはビンズイほどでもなく、林内中層の目線ぐらいの高さでもよく鳴いている。

双方とも音質もよく似ていて、時々聞き間違えてしまうこともある。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

アオジを見ると、高校生の頃に後輩が「ミドリジ」じゃね?と言っていたのを思い出す。

緑色のイモムシのことを青虫と言ったり、緑色の若いリンゴを青りんごと言ったりと、昔の人は緑を青に分類していたので、アオジ(青鵐)もそんな関係だと思われる。

そう言えば春は若い緑のイメージがあるが、若い時代を青春というのも似たようなことかな。

アオアシシギのようにどう見ても脚が青にもましてや緑にも見えないのに、キアシシギよりは青っぽいよね的に分類の便宜上アオが付くよりはマシかもね。

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ビンズイの件といい、この春は以前にない例外的な観察事例が起きているが、今朝は近所で青い鳥を確認してしまった。

赤城高原は朝から霧が巻いていたのだが、ガスを通してどこからかキビタキのさえずりに混じって麗しい三鳴鳥の声が聞こてくるではないか。まさか空耳?と思いつつも確かにオオルリのさえずりなのである。

声を頼りに歩いていくと音源は近所の農道脇の雑木林で、この環境はどう見てもオオルリ好みではない。どちらかと言えばオオルリは渓流など水系に近い場所を好んで営巣するので、こんな乾ききった高原の耕作地では考えられないのだ。

程なく枝先でさえずる個体を見つけるが、さてここで繁殖する気があるのか、果たしてただの通りすがりなのか、でも雌がいなけりゃ繁殖もなにもないので、若い個体が気まぐれに鳴いてみているだけっていうところかな。

ちなみにおらが村でも利根川や片品川に近い谷筋ならオオルリは普通に見られるが、家の周囲で「生きた」オオルリは初記録である。

Google Pixel 5

そう、生きたオオルリは初記録だったが、実は「死んだ」オオルリはちょっと前に家の敷地内で確認済みだったりする。

GW中の話だが、この日は前日の晩から明け方まで割と大風だったので、恐らく明け方近くに風に煽られたかで1Fの窓に衝突したようである。まあいわゆるバードストライクだね。

それでも鳥インフルの可能性もゼロではないので直接触れることはしなかったが、我が家のマメさんは見たこともない青い鳥に興味しんしんなのであるw

青い鳥で余談だが、チルチルとミチル兄弟が幸せを求めて青い鳥を探す旅の童話は有名だが、探し歩くのは確かに青い鳥で正しいのだが、結果的に探していた鳥は家で飼っていた籠の中の鳥だったというオチである。

しかも飼っていたのはハトの仲間..原文ではTourterelleなのでキジバトだ..だったので、オオルリのような小鳥ではなかったらしい。

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Sachtlerと書いてザハトラー。猫も杓子も動画撮影の時代なので、ビデオ用雲台や三脚メーカーとして知られている。

もともとはその筋のプロ御用達の位置づけなので、業務用として映画やテレビ業界..放送分野はVintenのほうが多い..の人ぐらいしか使ってなかったが、鳥屋が長玉を載せるようになって割とそっち世界では市民権を得ているようだ。

で、カタカナ表記で頭にザが付いてるからか、通ぶって「ハトラー」とか言う輩も時々見かけるが、それ冠詞じゃねぇし、恥ずかしいからその呼び方は止めておいたほうが良いぞw

Sachtlerはドイツのメーカーで、独語の音読ではザハトラーと聞こえるし、メーカーの国内法人がザハトラージャパンを名乗っているのでそれで正しいのだが、英語圏では英語読みの「サクラー」が一般的である。

拙者も動画撮影を始めた頃に最初に映画業界の大先輩から紹介されたのがサクラーだったので、今でもそっちのほうが馴染みがあるが、今やサクラーというと「何ですかそれ?」と逆に問われることになるので、面倒なのでザハトラーと言うようにしている。
 

iPhone 11 Pro

気がつけばどこからか風に飛ばされたらしいヤマザクラの花びらが。

周囲の山々も新緑から夏の緑へと移り変わっているので、半月くらい前まであれだけ華やかに賑わしていたヤマザクラも、パッと見では視界の範囲にその存在はわからない。

季節は着々と進行中である。

おっと、そう言えば先日はエゾハルゼミを今シーズン初認した。

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近所の森でビンズイを確認。

昨秋の移動の時期にも確認しているので、今回もそんなところだろうと思っていたが、GW明け以降アオジに混じって連日のようにさえずっているではないか。

赤城高原ではビンズイの繁殖例は無い(はず)と書いたが、もしかしてこの標高でも繁殖する個体群がいるのだろうか。

そもそも以前からそうだったのかもデータを取ってないのでハッキリしない。やはり生きものの動向に基づく生物季節観測の必要性を感じるな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

高い木の梢でさえずっていることが多いが、この時は採餌で林床まで降りてきていた。

そして隣りの地区だったが、今朝はトケン類最終ランナーのカッコウも初認。

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みっともねぇ

2021/5/19

システム屋の端くれとして、話題の大規模接種センターの予約システムに触れないわけにはいかないw

報道されている内容を検証すべく、仲間内でも皆色々試したようで、昨日のzoom界隈でも笑いと憤りで溢れていたw

そしてその既報通り、存在しない市区町村コードと接種券番号が入力可能で、予約ページでは接種期間外も予約可能だった模様。しかも生年月日は「2月31日」のような架空の値が選択できてしまう。

先般地方自治体で多発した予約開始と同時のサーバーダウンを避けるべく、データベースへのアクセスを最小限に抑えているらしいので、そりゃ自治体ごとの接種券番号まで存在チェックできないのは仕方ない..当日実際の接種券を見せないと接種はできない..にしても、せめて市区町村コードぐらいはエラーで弾けよって突っ込みは想定内じゃねぇのか?

しかも生年月日の妥当性チェックまでしていない時点で、当日の本人確認にも使わない情報をさもそれらしく入力させているって、やってる感演出のための受付処理だって見え見え。

市区町村コードと日付の妥当性チェックなんてクライアントサイドの最低限の要求仕様で、ブラウザ上でJavascriptだけで実装できるじゃんか。

ある意味近年では非常に貴重で壮大な手抜き案件で、突貫で作ったような言い訳がましいセリフを担当大臣以下吐きまわっているわけだが、それって自分たちのバカさ無能さを喧伝しているのと同じだぞ。バカが考えマヌケが発注してアホが作るからこんなヌケサクなシステムになる。

防衛省と自衛隊の名を冠したスダレ肝いりでこの程度とは、デジタルでITを推進していくなどとどの口が言っているのか。

そしてこんなセキュアどころか壮大にザルなシステムが、20億近い税金で発注..しかもプロポーザルって話だ..されているのがふざけんなって話で、この程度の内容はうちらに降りてくる頃には50万ももらえないぞ。

と、そう言えば一年前も似たようなことがあったなと思いだしてみれば、まさにアレノマスク騒動そのものではないか。バカは学ぶことをしないからバカなんだが、まさか国家がそのバカを体現しているとは情けない限りだ。

この国の一体どこが先進国なんだか、本当にみっともねぇ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

新緑の陰で羽繕いするヒヨドリ。一見のんびりしているように見えるが、時々撮影するこちらの様子を伺っているのがわかる。

国民も横目でチラ見するだけでなく、もっと国のやることに関心を示したほうが良いぞ。

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そろそろだよなと家人とそんな会話を交わしていたのが一昨日だったかで、今朝明け方近くに近所の森からトッキョキョカキョクが聞こえてきた。

まずは例年並みの今年のホトトギス初認である。

先月のツツドリ、ジュウイチはGW頃、そしてこの中旬にはホトトギスといったトケンの渡来オーダーは例年通りで、あとはカッコウを残すのみ、というかこれはもはや変わることはないだろうが。

南の方で梅雨入りの声が聞こえ始めるとホトトギスの季節というのもこれまた例年通りだが、どうも今年は関東も梅雨入りが早いかもといった感じである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

今週は雨模様が多い予報だが、今朝は梅雨晴れ的に青空が広がった。と言ってもまだ関東は梅雨入りしてないけど。

アプリ開発でXcodeを最新にアップする都合上、開発用MacBook ProをやむなくBig Sur(macOS11)にアップデートした。

手持ちの古いキヤノン製インクジェットプリンタのドライバが対応していないのは判っていたので、最新アップデートは放置していたのだが、こればかりは致し方なしだ。

案の定MBPとプリンタはつながらくなったが、とりあえずもう1台のMac mini(macOS10)とWindows機では印刷可能なので、まあ言うほど不便ではないけどね。

見積書・請求書の類は全取引先でPDF送付に切り替え、年賀状は数年前に廃止、今やプリントよりもコピー機として使うほうが多いぐらいなので、Macから直接印刷できないことで発生する問題は皆無と言って良い。

考え方が保守的な昭和の古い臭いオッサンなんでw、物理的な紙の資料のほうが好みではあるものの、4Kモニターが3枚あるのでPDF資料のモニター表示に不足することはないしね。

それでもインクジェットプリンタはそろそろ最新機種に替えようとは思う。とりあえずMacは今年中にM1..多分導入時にはM2だろうけど..に入れ替えるので、タイミングはその時だろう。

そもそもプリンタ各社もBig Sur対応だけでなく、M1Mac対応もまだなされてないようだし。

OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

明け方、時々家の近くにイカルがやって来て、素っ頓狂な大きな声で鳴いている。

たまたま早朝から仕事していたので、ブラインドを上げて隣家の屋敷林を見上げると、数羽のイカルがたむろしているのが見えた。

もう繁殖期だから単独行動してそうなものだが、時々こういうその気のなさそうな小群を見かけるのは何とも不思議である。

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