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富士通と聞いて、「フジツウさんに首を切られたマーティ」を想像するwのもすでに世代間ギャップを感じるものだが、その富士通が66年の歴史を持つメインフレームから撤退するというニュースを目にして、感慨深いものを感じるのも似たようなものか。

マーティの件の詳細はバック・トゥ・ザ・フューチャー2で検索してもらうとして、富士通がIBMなど黒船を相手に国内のメインフレーム市場を引っ張っていたのは事実なわけで、そのしんがりがいよいよ完全撤退するという。

顧客の保守の関係で実際は2030年度末ということなのでまだ時間は少し残っているが、細々とその分野で生き延びてきた昭和のITエンジニアも終焉ということになろう。

その昭和のITエンジニアの端くれたる拙者も、今や掌に収まる高性能コンピュータと言っても過言でないスマホのアプリ開発などしているわけだが、オフィスの一角を埋め尽くす大型コンピュータの時代が過去のものとなる時代が、予想はできていたが実際に訪れようとしていることに、やはり多少の感慨を感じるということ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

写真はお馴染みの上越国境だが、ちょっと高いところから撮影しているので、いつもとはアングルが異なる。

それにしても三寒四温なので寒い日もまだあるとは思っていたが、今朝の寒気は特に強いな。2月も後半というのにまだ氷点下9℃まで下がるとは。

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オリンパスのブランドやカメラに特別な思い入れがあるわけではないが、それでも世代の関係でさすがにOM-1という名称には「アッと驚く」だったなw

それにOLYMPUS名がペンタ部..正確にはペンタプリズムは入ってないけど..に刻まれているのもちょっと驚いた。てっきりここはOM-Dとか入るのかと思っていたので。

ちょうど開発時期と会社の移行期が重なっていたので、今回のOM-1からきっちり新会社でってことにならなかったと思われる。まあブランド名は性能に影響しないのでどっちでも構わないけどね。

R3とZ9が発表された後なので仕様だけ眺めて「アッと驚く」ほどのことはないが、それでもE-M1XとE-M1Mk3から比べるとかなりの底上げというか、相当の性能向上があるように思える。

細いところは追々ウォッチしていきたいが、まずはEVFが236万ドットの液晶から576万ドットのOLEDに変わったのは嬉しい限り。とにかく現行機のEVFのショボさはお話にならないのでね。これで山で偏光グラスのサングラスをしていても覗けるようになるかな。

それと常用ISOが25600、最大102400というのは多いに期待できる。マイクロフォーサーズ機でISO10万など夢のような仕様で、ようやく35mmフルサイズとの比較で「高感度が」という但し書きの呪縛から解き放たれるかも。

あとは実売で20万前半と意外に価格を抑えてきて、さすがにE-M1Xの轍を踏まないようにしたのがわかる。R3やZ9に比べればバーゲンプラスみたいなもんだろう。

ただ、もしかしてE-M1Xに相当するフラッグシップの隠し球があるのではないか?という邪推もしなくもないが、OM-Dにそこまでの体力があるかは未知数だな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと前に登った県西部の尾根付近ではまだ霧氷が見られた。もう季節は早春の域に入っているので、こんな景色ももう見納めだろう。

北京五輪の真っ只中であるが、北京自体がさほど積雪の多いところではないので、スキー・スノボ関連の会場が人工雪で固めてあることは想像に難くない。

聞けば滑走面はコンクリのごとくカチカチで、スマホのようなある程度硬度があるものを落とせば壊れてしまうという話だ。

そんな中でカメクラ界隈で話題になっていたのが、カメラマンがソニーα1を謝って斜面に転がしてしまい、結構な距離を転がりつつ滑り落ちたが、すぐにソニーのサービスデポに持ち込んで修理してもらった..背面モニターが外れたっぽい..ところ、翌日には無事に使用可能となったとのことで、αの頑丈さが証明されたというような話だった。

ソニーのαは低温にめっぽう弱い..これは藤原の大先輩が実証済み..とか、雨中で逆さに吊っていると底部から浸水する..これも仕事仲間が実証済み..とか、いわゆるプロ機としてはいささか耐久性や耐候性に疑問符のつく話が多い。

そんな中での滑走事故復活事案だったので、αユーザーは溜飲が下がる思いだったろうが、そもそもニコンやキヤノンのプロ機だったら修理送りにすらならなかったのではないかと思うのは拙者だけかのぅw

ソニーがどんなにセンサーに力入れて画質やAFの性能向上に精を出しても、それを包む外骨格の耐衝撃性や防塵防滴性能など歴史的に見てもまだまだニコン・キヤノンとは勝負にならないと思われる。

いや、オレのαは壊れたことはないと声高に叫んだところで、それ恐らく運が良かっただけとか、本当の修羅場を潜ったことがないってだけの話だろう。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

この日はハクセキレイが入れ替わり立ち替わりやってきては、すぐ目の前で採餌していて、一番近い時は1mぐらいまで近寄ってきていた。

最初は理由が不明だったが、この日は朝から大風が吹き荒れており、どうもその風除けに拙者の車を利用していたのではとの結論に至る。

実際、アオサギなどは水平に横方向へ飛んでいたしw

周囲に嬉々としてFacebookをやっている人がいたら、自身を含め中高年のそれも高に近いほうに位置していると思って間違いない。

自分がオッサンなので当然といえば当然だが、拙者の周囲もFacebook命みたいなユーザーが結構いる。個人的に一応FBアカウントは持ってはいるが、仕事でテストするのに持っているだけなので、リアルユーザーではない。

この手のサービスは利用者の高齢化が進むとオワコン扱いなので、実際若い人はFBのアカウントを持つことはあっても、それは拙者同様に「仕事の関係」でとりあえず作るだけであって、積極的に使っている人はごく少数にとどまる。

何より、旧FB社がメタバースに由来するMeta社に社名を変更したことでも分かる通り、ネット空間..士郎正宗ふうに言えば電脳空間だなw..のトレンドはVR技術による仮想空間メタバースに移行しつつあり、テキストベースの創業事業を否定しつつあるのが実際のところだ。

FBは「Google」「Amazon」「Facebook(Meta)」「Apple」の頭文字から付けられたGAFAの一角をなし、IT分野ではいまだに筆頭に連ねられるが、すでに言われるほどの影響力はない。

考えてみれば分かるが、Googleはネット検索の代名詞、アマゾンはネット通販の再王手、スマホブランドトップのiPhoneを擁するApple、GAFAではないがMicrosoftのWindows無くして成立しないPC業界といずれも無くては困るが、ではFBは?となるとそこまでのものはもはやないのが現実だ。

さらに言えばメッセージのやり取りならFBのメッセンジャーよりも、特に日本ではLINEが圧倒的に強いしね。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

人生も日暮れに喩えられる後半に差し掛かると、人は誰しも思い出を振り返り、そう言えばあの人は今どうしているだろうと過去を探ることになる。

図らずもFBはそんな「あの人はどこ?」を体現するサービスに成り下がってしまったわけで、そういう意味で、逆に中高年以上を相手にするなら有利に働くかもしれない。

ちなみに写真は夕暮れではなく朝焼けだけどねw

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にしても市場が縮小しているから仕方ない側面もあるが、カメラボディと特にレンズの価格が全体的に高くなっているのは間違いない。

例えば車が若い人に売れなくなったという嘆きをメーカーが公然と口にするが、デフレ貧乏のニッポンで今の車両価格は高すぎる。

バブル当時のハイソカーは300万も出せば高級車だったが、今や倍の600万クラスとなり、普通車でもちょっと上を見るとすぐに300万が見えてくる。

主要先進国の中で30年間平均給与がまったく上がっていないニッポンで、車を買おうなどという若い人がいなくなるのは当たり前だ。

という結果的に自分達で自分達の首を絞めるかのような現象が、何れカメラ業界のそう遠くない未来と被るよなぁというのを、最近のカメラ、特に高級機の価格帯を見ているとヒシヒシと感じる昨今である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マスゴミが騒ぐと意外に大して降らないと言われているが、都内はその通り事前の予想程は積もらなかったようだ。

我が家の周辺は30cm強と言ったところで、雪かきするほどの積雪量ではなく、お天道様の日光パワーにお任せである。南岸低気圧が降らせた水分量の多い雪なので、もうこの時期は解けるのも早い。

Z9が注文殺到で品不足!とカメクラ界隈にニュースが流れ、ナイコン復活の狼煙か!とそれに続くことに、どこかニッポン凄い!という気持ちの悪いあの妙なアゲアゲ感を感じるぞw

Zヨンニッパもそうだが、そもそも生産台数が少なすぎるだけで、予想を超えた注文が!というのはミスリードも甚だしく、単に販売予測と生産計画の誤りを美化して上塗りしているだけだろう。

ミラーレス市場に本格的に参入してから3年も経ってようやくここまで来た..言っちゃ悪いが7も6も価格の割に手抜きし過ぎ..というのが実際のところなのに、界隈のナイコンへの忖度っぷりは見ていてやや気味が悪い。

ただ、Z9のあの性能で意外に価格を抑えて出してきたのはよく頑張った..見誤っただけかもだけどなw..なとは思う。某C社やソニーなら間違いなく100万越えになっていたに違いない。同程度の金払うならどう贔屓目に見てもR3よりZ9のほうが満足感高いし、α1の80万と比べるとZ9のお買い得感はかなり高いぞ。

これでZ9の登場でαに流れていた相当数のナイコンユーザーに揺り戻しが起きるのは間違いない。この後、F5時代に登場したF100のような普及価格帯にZ9譲りの性能を盛ってこられたら、某C社はともかくソニーにとってはかなり脅威だろう。

もちろん、当のナイコンの生産能力にそんな余裕があればの話だが..

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / Velvia

今日は予報通り終日雪っぽい。赤城高原ではちょうど朝の7時頃から降り始めた。

北海道や日本海側の大雪そっちのけで、ニュースは今日明日予想される首都圏の混乱ぶりを報じるのに忙しい。

ちょっと前にミコアイサの雄がニュースに取り上げられていたそうだ。

見た目がパンダのような色合いのカモということで、上野動物園の双子パンダや、折しも北京で冬季五輪の真っ最中というのもあろうか。

カモの仲間は今の季節が求愛期に当たるので、雄が飾り羽を含め目立つ羽衣に変わるのにはそんな事情がある。特にミコアイサの雄の変化は抜きん出たものがあるカモw

実際パンダガモの愛称があるのは事実だが、ミコアイサのミコは漢字の巫女を当てており、文字通り巫女の白装束に似ていることから付いた和名だ。

目立つことで雌の気を引くという本来の目的は生きものとして致し方ないところだが、積雪のない地域では水辺で良く目立つので、オオタカなど捕食者にも狙われやすいというデメリットもあるだろう。

ちなみにミコアイサはカルガモやマガモのように植物の根っこや種子も食べるが、主食は魚など水棲生物なので、潜水を得意としており、同じアイサ同のカワアイサやウミアイサと同様によく水に潜る。

本州では冬鳥だが、北海道では一部繁殖している個体も見られる。

なんでミコアイサをネタにしたかというと、SNSでニュースが流れていたというのもあるが、うちのフォレストの検索ワードに入ってきたから。

が、残念ながらミコアイサの素材は少ない。てかそもそも水鳥系は少ないな。もう少し品揃えを考えねばのう、Sさん(ここちょっと業務連絡気味w)

Canon New F-1 / New FD800mm F5.6L / PROVIA 100 / 鳴沢湖

Canon EOS-1n / EF500mm F4.5L / PROVIA 100 / 新潟県瓢湖

ミコアイサは近所の用水池によく浮かんでいるが、手持ちの写真を検索したら最も直近で1995年だった。いくらワシ屋だとしても27年前とは呆れるくらい古いなw

渡鳥としてその生態系には大いに興味があり、実際テーマの一つにしていたこともあるが、個々の種にはそれほど思い入れがないので、水鳥の写真が少ないのはまあ仕方ないか..

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新型コロナ絡みの税金の無駄遣いと言えば、鳴り物入りで登場した接触確認アプリのCOCOAもだ。

立ち上げ当初に有志が集まって一気呵成に開発したまでは良かったが、その後にその運用を引き継いだ国がまるでやる気がなく、更新のテストもろくにせずに放置だったのは既報の通り。

そもそも感染者情報の登録がまったく追いついていない..厚労省の求める入力情報が複雑すぎてダメダメ..ため、実用性はないに等しい。

そしてここに来て「見なし陽性」などという適当すぎるその場しのぎの対策が採られ始め、感染者は事実上の野放し状態となったため、COCOAなどまったく意味をなさないことが確定。

ここでもウン十億の税金がまったくもって無駄の泡と消えてしまったわけで、中長期の視野を持てず、近視眼的に何とかとりあえず目の前の事態をやり過ごせればそれでオケみたいな、政治家と役人の無能さがよくわかるというものだ。

仏作って魂入れずとは正にこのことだな。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

赤城の向こうが白み始め、東の空に明けの明星が輝く頃、遠くでフクロウが鳴きわしているのが聞こえる。

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捨てるなら6千万で済む..それも大金には違いないが..のに、アホのメンツのためにさらに10億もの税金を投入するってとても正気の沙汰ではないな。

バカにつける薬はないと言うが、まさにほんそれ。さらに無能な政治家への極まれりで、官僚も国民も考えることをやめてしまった感じだ。

布マスクなど新型コロナの前では無力に等しいのに、捨てるのは勿体無い、無いよりはマシ的な意見も耳にするが、10億あったら何枚の高機能マスク、何台のPCR検査機を用意できるとわかって言ってんのかって話だぞ。

国税の無駄遣いなど調べりゃ他にも掃いて捨てるほどあろうが、これほど愚かで無駄の極みは聞いたことがない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

と、確定申告の準備をしつつムカつくわけであるが、ゴジュウカラではないがソッポをむきたくもなるw

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道東のオホーツク海沿岸に流氷がやって来て、新コロナ禍とは言えど観光シーズン真っ盛りの中、先月小清水町で回収されたオオワシの死骸からH5型の鳥インフルが検出された。

オオワシから検出されたのは国内では初めてのことだが、すでにクマタカやオジロワシでは例があるので、取り立てて驚くには値しない。

オオワシは国内での繁殖例はなく、冬季に越冬のためにサハリンやカムチャッカから渡ってくる。今の季節に道東を訪れれば数はそれなりに見かけるのでありがたみが薄れる感はあるが、生息地は極東だけに限られており、生息数も少ない世界的に希少種の扱いである。

そんなオオワシやオジロワシを餌で流氷上に集め、観光船で撮影させるツアーが人気だが、鳥インフルが出ているとなると催行自体が危ういものとなるだろう。すでに阿寒のタンチョウでは数年前から警戒が続いており、一部の施設では給餌行為をやめているところもある。

餌資源が不足する時期に給餌で鳥を集めるのはハクチョウ類などで昔から行われきており、度々問題視されているが、希少種の場合は特に注意が必要になろう。

国内では他には九州出水のナベヅル・マナヅルや、意図的な餌付けではないが宮城の伊豆沼周辺に集まるマガンなどの一極集中は、一歩間違えば全滅という事態も十分にありうる。

多くの生きものは繁殖期は単独またはつがい単位で行動するが、特に鳥類が冬は群れる傾向があり、餌があればそれは尚更強まる。そろそろこういった観光目的で生き物を集めるやり方は、見直す時期に来ているのではなかろうか。

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM

流氷の中を進む観光船。露出補正で明るく仕上げているが、この時はまだ夜明け前。乗船しているのはほとんど海ワシ目当てのカメラマンたち。

この後、適当な沖合で流氷上にスケソウダラの切り身を投げ置いて、オオワシ・オジロワシが集まるのを待つと言う流れで、SNS界隈でよく見かける流氷バックの写真は十中八九この観光船からの撮影だ。

拙者も当時何度か乗船しているが、撮りたかったのは餌に群がる海ワシの姿ではなく、スケソウ漁船団..出漁の時間帯が同じなので並走するシーンを狙えるのだ..とその網からこぼれ落ちる魚のおこぼれを狙う海ワシだった。

もちろん目の前にオオワシやオジロワシが飛んで来れば撮りはするが、あくまで狙っていたのは豊饒の海である根室海峡に集まる海ワシたちであり、羅臼沖の海では漁船の絵は外せなかったからに他ならない。

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