某県の渓流脇に立っていたら上流方向からアオサギが飛来。この少し前にはカワウも川の上を行ったり来たりしていた。
見える範囲に釣り師が数人立っているのが見えていたので、実際魚が多いのだろうと思ったり。
この直前に足元の別のものにレンズを向けていたので、慌ててカメラを振り上げて連写。この背景で全カットでアオサギの目にバチピン。もうOM-1様々である。
サシバは奥山にも生息していると以前書いたが、関東周辺だとその多くが集落近くの谷戸地形に集中している。
営巣はスギやヒノキの人工林で、餌場はそこに隣接する雑木林の林縁や谷戸の中の田んぼであることが多く、畦の脇に立っている電柱や家屋に止まって探餌している姿が見られる。
電柱の上から田んぼの周辺で餌探し。
谷戸内の構造物に立っているアンテナで餌探し。
上の写真は幹線道路脇の標識に止まって探餌しているところ。恐らくは道を横切る生きものや、途中で車に轢かれた轢死体を狙っていると思われる。
そこまで交通量は多くはなかったが、自身も交通事故に巻き込まれる可能性も高いので、眺めていてヒヤヒヤものであった。
この辺りの習性はカンムリワシによく似ていて、西表島では実際にカンムリワシが交通事故に遭うケースが少なからず報告されている。
ベアカントリーで野に分け入るときの携行品三品。カウンターアソルトとハチノック、それにナタである。
カウンターアソルトはいわゆるクマスプレーで、そのベルクロは常に外してある。というのも、クマでもイノシシでも対峙した時に不用意に音を立てると、それが攻撃を誘発するトリガーになる可能性があるため。
それと危険動物としてクマばかりスポットが当たるが、森の中を徘徊する際に危ないのはハチの仲間。ハチノックはそれ用。万が一スズメバチだとある意味クマより怖いしね。当該品がスズメバチに効くかは未知数だが、攻撃性を少しでも減退できればそれで良しである。
尚、藪漕ぎでナタは言わずもがなだが、ケモノ相手なら武器として最後の手段に。まあ勝てる気はしないけどね。
先日の記事中に書いた藪漕ぎ装備とはこの三品のこと。通常、集落周辺の踏査でクマスプレーは持つことはないが、野犬がいるのが明確になった時点で必須装備に格上げである。
尚、踏査終了後は速やかに車内に装備を格納しないと、万が一職質を受けたりすると厄介なのでこれも要注意である。
先日、関東平野部某所で野犬を見かけた。うっかりしてしばらく気が付かなかったが、藪の中からこちらの様子を伺っていた模様。
200mほど距離はあったが、基本的に目は良くないので匂いでこちらの存在を意識していたと思われる。こちらが気が付いたのを察知したのか、5頭ほどの群れで藪の中へ消えていった。
この日は古巣確認で周辺の雑木林内を歩き回っていたので、この後は念のためいつもの藪漕ぎ装備でうろつくことにした。
野犬、いわゆる野良犬は野良猫同様どこにでもいて、我々が意外にその姿を見かけていないだけ。
野良猫と違って、向こうから近づいてくる時は人に対して何らかの目的を持っているので注意が必要だ。特に狂犬病は怖いからね。
「あー、後ろ!後ろ!」と思わず声を上げたくなるシーン。
と言いつつこの後の状況を期待してカメラ構えてしばらく待機するが、バッタの幼虫もカニグモの仲間もお互いに我関せずと言うか、まったく動きなし。
いくらOM-1が軽いとは言っても、10分も手持ちで構えたまま待ち続けられるほど虫屋ではないので、敢え無く途中で離脱。
さらに5分後に再度見た時は両者とも居なくなっていたので、まあ生きもの撮影は一筋縄ではないなと思った次第。
待っている間にOM-1の伝家の宝刀とも言うべきカメラ内深度合成で撮影。
いつの頃からか猛禽類を背面から撮る行為を背撃ち(または背打ち)と呼ばれるようになった。小生は年齢的に写歴だけムダに長いのだが、昔はそんな言葉は使ってなかった。
その単語を使う輩に知り合いはそれなりにいるのだが、小生より年齢が上、白または黒の超望遠の長玉に迷彩..カモフラが日本に合ってないぞ..のレンズカバーを装着し、服装はお揃い?のこれまた迷彩の上下という出で立ち。
都市公園の通路を大型三脚と椅子で占拠するなど日常茶飯事。希少な鳥の巣や巣立ち雛の真下に陣取って営巣行為を阻害するという必殺技まで併せ持つから始末が悪い。
ほぼ共通しているのが凋落寸前だったナイコンや某C社の一眼からクソにぃαに移行しているか、一度白いレンズに変えたもののZ登場でニコ爺ぃに戻っているという経歴。無駄に金持っているのであっちにこっちにと風見鶏というか渡り鳥のようだ。
おおよそIT弱者の代表のような老害ジジィなので、自慢の写真コレクションをサービスサイズに焼いたプリントを小さいアルバムに入れて持ち歩き、誰彼なく見せびらかす迷惑千万な行為を常套手段としてる。
そのクセ、珍しい鳥が出るとすぐにスマホでほうぼうに電話掛けだし情報をバラまく、まあハッキリ言ってもっとも迷惑で嫌いな連中である。
眼下を飛んだトビのカットを見ていて、そんなつまらん話を思い出した次第。
昔も今もそして将来もそんなアホ連中と関わることはまず無いのだが、場所によっては目にする機会もなくはないので、まあ無駄にムカつくなとw