月別アーカイブ : 2022/07

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赤城高原は言葉通り高原なので、外界に比べると季節の移ろいにタイムラグがある。

特に生きもの発生時期は顕著で、ちょっと前に役場の前でミンミンゼミが鳴き出しているが、うちの近所では昨日からエゾゼミが鳴き始めている。

地域の特性に依存する..そこでしか観られないとか..生きものもいるが、多くの場合はやはり標高や緯度の差による気温の違いということになる。

カナカナは相変わらず毎夕うるさいのだが、日中にエゾゼミが鳴き出すと暑さが本番って感じがするね。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

アジサイは外界ではとうに花期が過ぎているが、うちの近所ではまだまだ見頃である。

非常識な行動に対し昔はこんなヤツはいなかった的な言説を年寄りが口にするが、それって昔は行状が伝播する範囲が狭く噂どまりだっただけの話で、一般的な概念から外れて奇行をする輩はそれなりにいた。

今はオツムの程度が低いバカがご丁寧に自分の非常識な行いをSNSに写真付きでアップしてしまうため、あっという間に広まって早々に炎上しているので、いかにも増えているかのように見えてしまうだけだぞ。

いつの時代もいわゆる常識的な行動から逸脱する輩は一定数はいるのであって、昔はとか最近はというのは単なる枕詞に過ぎない。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

今年も庭のサルナシが豊作。

以前はよく草刈りで刈ってしまっていたのだが、さすがにここまで伸びるとうっかりも無くなるなw

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

人づてに聞いた話だが、ちょっと前に札幌でクマが出た..今どき珍しくもない話だが..ということで、その出没場所にもうクマが寄ってこないようにとクマ避けスプレーを撒いてほしいと市役所にお願いした団体がいたそうだ。

ここで言うクマ避けスプレーとは、恐らくカウンターアソールトなどカプサイシン噴射型のいわゆるトウガラシスプレーのことを指していると思われるが、おいおいあれはクマ除けであってクマ避けじゃねーぞ。

トウガラシスプレーはあくまでクマの攻撃を一時的に減退させるために噴霧するもので、虫除けみたいに事前に撒いて忌避行動をさせるもんじゃねぇって。むしろ撒いてから数日経って威力が減退した頃に、逆に誘引する可能性すらあるぞ。

そんなアホな要求をした団体とは例の日本熊◯協会なる、今風に言うならクマに入れ込んだややカルトっぽい集団だ。全国各地からどんぐりを集めてそれをクマの生息地に撒くという、遺伝錯乱も甚だしい行為を堂々と行ったりと、過去にも非科学的な行動をして専門家から指摘を受けてきている。

今回も本当にそんなバカなことを役所に言ったのかは定かではないが、当該団体のニュースで関係者がそう言っているのだからそうなのであろう。

世間に可愛そうみたいな情に訴えるのは保護活動の入り口までは有効であるが、実際の行動は科学的な根拠に基づかねばならない。安っぽい感情論はかえって現実的な施策の足かせになると知ったほうが良い。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

生きものの保護活動は一朝一夕では進まない。特にそこに獣害が絡むとなるとなおさらだ。

おらが村の農地にも万里の長城よろしくぐるり防鹿柵が取り囲むが、日中から堂々とシカがその内側をうろついているのをよく見掛ける。

どんなに擬人化してみても、相手は野に生きる動物。言って聞かせて分かりあえることもなく、人の思った通りにはなかなか行動しないのである。

カテゴリ:鳥獣・環境問題|タグ:,

ちょっと前にバッテリーをセーブする意味で山では機内モードにするのが良いと書いたが、登山アプリを使っている知人にそういうわけにはいかない事情があると言われた。

その彼はYAMAPというサービスで同アプリを使っているとのことで、まあそうなると確かに事情は異なるなと。

自分の現在地と移動ログを記録するだけならジオグラフィカやスーパー地形のようなスタンドアロンアプリで必要十分であるが、ログをリアルタイムでネット上に公開して他の人と共有するとなると、YAMAPやヤマレコのようなWebサービスと連動するアプリが必要となる。

移動ログを公開するだけなら下山後でもよいとなるが、遭難対策として使う場合..家族に居場所を伝える..は位置情報をリアルタイムでサービスに送信する必要があるので、その目的なら常時通信が制限される機内モードはアウトということになる。

まあ日帰り登山であれば、モバイルバッテリーを一つ持っていればバッテリー消費を気にする必要もなくなるので、機内モードにこだわることもないというのはあるかな。

ちなみにYAMAPやヤマレコのアプリも地図さえダウンロードしておけばジオグラフィカやスーパー地形のようにオフラインでも使えるので、機内モードにしても問題はない。あくまで移動ログのリアルタイム送信が機能しないだけという話である。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Classic Nega.

週間天気予報では晴れマークが並んでいるが、赤城高原のこの一週間の天気はまったく当たらない。一日おきに熱帯のスコールの如き集中豪雨がやってくる。

しかもそれが夜半から明け方にかけてなので、朝採り農家は皆文句たらたらだ。

カテゴリ:アプリ

オオジシギの国内の繁殖地の多くは北海道だが、本州の高層湿原でも繁殖する個体群がいる。我が県なら尾瀬ヶ原、隣県の栃木なら奥日光の戦場ヶ原が知られている。

秋になると赤道をまたいで南半球まで移動する渡り鳥だが、越冬地であるオーストラリアの大干ばつの影響で生息数をかなり減らしていて、IUCNの勧告が準絶滅危惧種にまで引き上げられるという話。

大干ばつの直接の原因は2019年に発生した山火事とのことで、越冬中の生息地がかなり消失してしまったことの影響が大きいらしい。

Google Pixel 5

近所の牧草地でも春の渡りの時期に見かけることがあるが、ここ2年ほどは遭遇していない。

数が減っているという話と時期的に一致するのだが、繁殖行動でもしていない限り発見自体が恐ろしく困難なので、軽々にそれが原因とも言えないかな。

鳴き声はズビャークズビャークといった聞きなしというか表現をされ、飛翔中は続けてカミナリシギの別名ともなるザザザーといった激しい音が続く。

いわゆるさえずりは前半のズビャークだが、後半の音は羽がこすれる音であり、急降下と急上昇を繰り返す行動を含めて求愛行動になる。

カテゴリ:|タグ:

白いドレス

2022/7/25

昔キャスリーン・夕ーナー主演の「白いドレスの女」というサスペンス映画があったな、などと思いながら撮った山の中の滝。確か若き日のミッキー・ロークとかも出ていたはず。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

三脚も使わず手持ちでこういう表現が気軽に撮れてしまうOM-1のライブNDの有り難みやいかに。

カテゴリ:映画・映像|タグ:

事実であろうが思い込みであろうが、カルト教団への関与を理由に自分達の親分の首取られたのに、そのカルト教団に首根っこを抑えられて手も足も出ない状況に置かれているのが現在の自民党、いや日本というべきか。

さらに我が子が自身のカルトへの入れ込みに起因して、白昼堂々と元ソーリを暗殺するという蛮行に及んだにも関わらず、殺した相手や子供ではなく心酔する教団に対して迷惑を掛けたと言ってしまう母親。

こういった不可解な点から見て取れるのは、この30年近く、いや戦後脈々と続くカルト問題の闇の深さだろう。

今回再び世に明らかになった統一教会問題。どうしても関係者を養護したい連中はいよいよ信仰の自由を言い出し始めているが、憲法で信仰の自由と同時に為政者が特定の宗教と関わることを禁じていることを忘れてはいけない。

それに争点は信仰の話ではなく、国民を苦しめるような事態招いている悪徳教団が国の中枢とつるんでいる点にあるので、ミスリードも甚だしい。

これを機に過去を精算して手を切ると言えば簡単な話なのに、一部を除いて多くの関係議員がだんまりを決め込んでしれっとしている辺り、ここにも根深い闇を感じざるを得ない。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

拙者も多くの日本人同様に無宗教である。盆と正月、クリスマスを年間行事に組み込んでいるしね。

神様なるものの存在など信じてはいないが、ピンチになれば神様仏様とかアーメンとか祈り、不幸を目の当たりすればナンマンタブと唱えるくらいには小市民ではあるw

某学会信者が友人知人に何人かいるが、今のところ誘われたことはない。以前そんなことを何気に聞いたことがあったが、曰く勧誘に乗ってきそうもないというオーラと言うか匂いは感じるそうで、そういった手合いは最初から対象外だそうだ。

信ずるものは救われるが、信じて無さそうなやつは華から眼中にないということだな。

と家人に言ったところ、それより金持って無さそうだからじゃないのと言われ、ああナルホドネと頷く貧乏フリーランスなアタシw

カテゴリ:独り言|タグ:

この日は予報では日中は雨は振りそうになく、下から見ている限り稜線部もクリアだったので、山上定点に軽量装備で登ったところ、尾根の向こう側は雲海だった件..

よくあることと言えばよくあることではあるが、なにせその雲海の谷筋が観察方向なんでこれはさすがにちょっとねぇってことで、早めの昼飯だけ食って下山という惨敗山行。

それに大汗かいて登ったのは良いが、稜線部で飯食っている相手にすっかり冷えてしまってまあ寒のなんの。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今の時期の山の上は避暑トンボたちがいっぱいだ。定点の周りの枝先はアキアカネだらけで、三脚に載せたフィールドスコープにも数匹が我先にと留まる。

それにちょっとでも空バックで写真を撮ろうものなら、センサーゴミかというくらい写り込むw

カテゴリ:季節感, 小動物|タグ:

気味が悪い

2022/7/22

暗殺されたアベ元ソーリの国葬の件で、生前から評価が真っ二つの政治家だけあってネットではそれなりに反対意見も多い。

国葬とする透明性の高い条件があるわけでもなく、国民栄誉賞のように基準が曖昧で時の政府が人気取りのために実施するようでは、税金を使って行う行事として賛成はできない。

いざなぎ景気の中、高度経済成長時代を牽引した佐藤栄作ですら法的根拠がないために国葬は行っていないのに、ナンチャラミクスと名前だけ威勢はよく実体経済がまったく伴わなかった..一時的に株価が上がっただけで国民の収入は変わっていないので実質的に意味がない..ボンクラソーリが国葬扱いというのは、与党支持者でも納得できない人も多いはずだ。

世論は賛成が多いとは言うが、関係各所からネットサポーター同様に動員が掛けられていても不思議ではない..例の献花や葬儀お見送りすら疑わしい..ので、今回ばかりは軽々にマスゴミの言う世論は信用できないぞ。

それにしても30年前はあれだけ大騒ぎした統一教会だが、今回はいよいよ自民党とただならぬ関係を築き上げていると暴露されているに関わらず、NHKも読売・朝日・毎日の大手マスゴミがだんまりなのは奇妙であり、モヤモヤとした気持ち悪さを感じる。

陰謀論的なものは映画やドラマの中でだけにしておきたいが、問題を抱えた悪徳宗教団体が国の中枢に関わっているという事実それこそ、どこかアングラなB級映画を観ているようで気味が悪いな..

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

毎夏のこととは言え、この時期は午後遅くなると庭でヒグラシが鳴き出すが、すぐ窓辺のヤマボウシで鳴くのでまあうるさいことうるさいこと。

ここ数日は寒いほど北風が吹いているので窓を締め切っているが、暑さがぶり返すとそうも言っておられず戦々恐々である。

カテゴリ:独り言

X-H2Sはフジの思惑ほどは売れて無さそう。各社恒例となった供給不足アナウンスも一応出ていたようだが、XF150-600共々今はどこも店頭在庫を抱えている様子である。

思うにこの状況の要因は2点あって、そもそもAPS-Cで30万円代に手を出す購買層がフジユーザーには少ない..高い買い物するならGFXと考えているはず..のではないかということと、4000万画素のX-H2を同時に用意していて、それが9月には出ると最初に明かしてしまったことに尽きよう。

個人的にセンサーサイズや画素数でカメラの優劣をつける考えは持っていないが、世間はそうは捉えていないので、フルサイズより小さいAPS-Cに高い金は払わないとか、より高画素のモデルがそう間を空けることなく登場すると知ってしまったら、そりゃ様子見しましょうかとなるに決まっている。

X-H2Sはハイエンド市場をターゲットにしているので、無印H2と合わせてなんぼくらいに考えていると思われるが、フジの場合はかなりの確率でカニバリズムがある..X-ProユーザーはまずX-H系には興味を示さない..のはメーカー側も意識しているはずなので、実施的に他メーカーのハイエンド市場、つまり新規開拓を狙っているのだろう。

ただ、APS-CのR7があの価格帯で出てくるとフジは厳しいだろうね。カメラの基本性能は値段なりにX-H2Sが高いにせよ、世間のAPS-Cに向けられたフルサイズの廉価版的な位置づけをひっくり返すのは並大抵のことではない。

ということでT1以来のXユーザーの拙者でも、今回ばかりは無印H2を見てから判断することにしている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

薄暗い森の中ですぐ目の前までやって来たコガラ。ナナカマドの花に集まる虫を食べに来たようで、朝露に羽毛が濡れていた。

この日は晴れて暑くなると予報が出ていたが、新潟県境で雨が強く降っていた影響で結局気温も上がらず終日どんより。