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人づてに聞いた話だが、ちょっと前に札幌でクマが出た..今どき珍しくもない話だが..ということで、その出没場所にもうクマが寄ってこないようにとクマ避けスプレーを撒いてほしいと市役所にお願いした団体がいたそうだ。

ここで言うクマ避けスプレーとは、恐らくカウンターアソールトなどカプサイシン噴射型のいわゆるトウガラシスプレーのことを指していると思われるが、おいおいあれはクマ除けであってクマ避けじゃねーぞ。

トウガラシスプレーはあくまでクマの攻撃を一時的に減退させるために噴霧するもので、虫除けみたいに事前に撒いて忌避行動をさせるもんじゃねぇって。むしろ撒いてから数日経って威力が減退した頃に、逆に誘引する可能性すらあるぞ。

そんなアホな要求をした団体とは例の日本熊◯協会なる、今風に言うならクマに入れ込んだややカルトっぽい集団だ。全国各地からどんぐりを集めてそれをクマの生息地に撒くという、遺伝錯乱も甚だしい行為を堂々と行ったりと、過去にも非科学的な行動をして専門家から指摘を受けてきている。

今回も本当にそんなバカなことを役所に言ったのかは定かではないが、当該団体のニュースで関係者がそう言っているのだからそうなのであろう。

世間に可愛そうみたいな情に訴えるのは保護活動の入り口までは有効であるが、実際の行動は科学的な根拠に基づかねばならない。安っぽい感情論はかえって現実的な施策の足かせになると知ったほうが良い。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

生きものの保護活動は一朝一夕では進まない。特にそこに獣害が絡むとなるとなおさらだ。

おらが村の農地にも万里の長城よろしくぐるり防鹿柵が取り囲むが、日中から堂々とシカがその内側をうろついているのをよく見掛ける。

どんなに擬人化してみても、相手は野に生きる動物。言って聞かせて分かりあえることもなく、人の思った通りにはなかなか行動しないのである。

カテゴリ:鳥獣・環境問題|タグ:,
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