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霧虹

2021/10/5

霧虹はいわゆる白い虹ってやつで、日の出直後や日の入り前に周囲に霧が漂っていると見られる現象だ。

理屈では普通の虹と同じだが、霧の粒(水滴)は雨粒より小さいので光が色で分光されず、同じ方向に反射するので結果的に混ざりあって白く見える。

朝晩に霧が出やすい尾瀬ヶ原辺りでは時々見られて話題になるが、条件が揃えばどこでも見られる。そもそも白いので出ていても現象自体に気付いてないということが多いだろうね。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この時は谷側からガスが湧いてきていたが、弱いながらも東から稜線を超える風の影響もあって、尾根上で霧の壁が出来ていた。

太陽を背にこの霧の壁を撮ったのが一枚目の写真..意図的にアンダー気味にしている..である。つまり霧虹が出ることを予想できたというわけ。

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先週の台風一過の翌朝、近所の牧草地や休耕地の至るところにノビタキの姿があった。

時期的に秋の移動に当たるので、それ自体は珍しいことではないが、これだけまとまって見かけるのは珍しい光景である。

そしてその日のうちに大半は姿を消していたので、やはり大風を避けての緊急避難だった思われる。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

台風はともかく、この時期毎日のように姿を見かけるのは、同じ個体が滞在しているのではなく、南下中の個体が入れ代わり立ち代わりといったところだろう。

種にもよるが、北上する春の移動はバラけていてなかなかそれと感じることは少ないのだが、秋の移動の場合はそこそこの数でまとまって行動する傾向がある。

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まさか本当に庵野秀明が制作しているとは。

夏前にネットでそんな話題を見かけて、まだシン・ウルトラマンも上映していないのでてっきりネタかと思っていたが、先日のMINAMATAの上映前に予告編が流れたのを観て、よもやよもやだと思わず頷いてしまったw

平成以降のライダーはまったく分からない..うちの子供らは仮面ライダーはほとんど観なかったので..が、本郷猛こと藤岡弘が演じた仮面ライダー1号、それに一文字隼人こと佐々木剛演じた2号はまさにどんぴしゃの世代なので、あのテイストで制作されるとなると期待感高まるな。

PVからして当時の映像の完コピで、しかも主題歌の「レッツゴー!! ライダーキック」を歌っているのが主役を演じる池松壮亮っていうのも泣かせるw

何しろ同ソングは当時子供歌謡で名を馳せた子門真人..およげ!たいやきくん等..のほうが印象が強いが、当初は主役の藤岡弘が歌っていたしね。

アクションも当時はこれまた藤岡本人がほとんど代役使わずに演じていたのは有名な話で、それで骨折か何かで途中で打ち切りになってしまい、急遽2号ライダーに変わったという流れだったはず。今回その本郷猛を演じる池松壮亮は佐藤健や岡田准一並みにアクションがイケる役者なので、その辺りも期待値高いな。

ちなみにまったくの余談だが、先日のジョニー・デップ演じるユージン・スミスの風体が、どう見ても庵野秀明にしか見えなかったのはここだけの話だw

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

今朝は台風一過となったので、予想通り激しく朝焼けとなった。しかも西側の中層にも雲が残っていたため、東も西も赤いマフラー並みに真っ赤っかという珍しい状況だった。

その台風自体は上陸せずに東の海上を北上して行ったので、内陸はほとんど影響がなかった。

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防風林脇の路傍の草むらから、子供のソフビの玩具を鳴らすような甲高い音が聞こえてきた。

昔から秋口に時々耳にしていた声..一応Pixel5で録音はした..ではあるが、季節的にも鳥ではなく明らかにけものであることは間違いない。しかし、声の主が誰かまでは分からなかった。

とその時、草むらからその声の主が飛び出してきて、あわやこちらの足に飛びかかるかと思って避けたところ、空中?で反転して農道に着地、こちらをマジマジと見上げているではないか。

日の出前で薄暗いこともあって、初めはパッと見ノラネコかと思ったが、鼻筋の白い模様からすぐにハクビシンと分かった。それもまだ小さい幼獣といった感じ。

雰囲気的に親とはぐれたか何かで、必死に親を探して呼んでいたところに拙者が通りがかったので、足音を聞きつけて近づいてきたといった様子であった。

確かにハクビシンの出産時期は他の哺乳類より遅く、多くは夏から秋にかけてになるので、時期的にまさにそういうことなのだろう。

しばらく目を合わせてどうしたものかと思っていたら、防風林の奥から先ほどと音質は似通っているがトーンは低い感じ..それでも十分甲高いけどね..の声が聞こえてきて、ハクビシンの子供は踵を返してその音源の方向へと林の中へ消えていった。

ちなみに場所は過去2回ほどナマビシンを見かけた近くである。

FUJIFILM GFX100S / GF23mm F4 R LM WR / Velvia

写真があると言えば一応ある。が、その時手にしていたのは18mm相当の超広角レンズが付いた1億画素カメラで、しかもパノラマモード設定というオチ..

まあ知っている人が見ればそれと判るとは思うが、とりあえずハクビシンの幼獣をGFX100Sのパノラマモードでしかも日の出前に手持ちで撮影したのは世界初だろうなw

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