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キレ良しXF90

2020/3/8

梅の季節ということもあるが、箕郷梅林が赤城高原から渋川・高崎を経由して西上州にアプローチする際の道すがら上にあるため、時間調整という暇つぶしに丁度よい。

西毛へは急いでいる時は高速道を使うこともあるが、関越道の上りから上信越道へはかなり遠回りになって無駄にコストが掛かるのでなるべく使いたくない。なおかつ市街地を経由せずにとなると、榛名山の山麓を抜けて行き来するのがもっとも理想的なコース取りになるのである。

目的の場所が企業など市街地であれば時間通りに行動することになるが、そうでない場合は大抵は時間よりかなり早くに移動するようにしてる。県内の風物や生きもののをストックフォトにしている関係上、必然的にそういう行動パターンになるのである。

FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / PROVIA(7枚目のみCLASSIC CHROME)

この時は時間があまりなかったのでXF90mm F2(135mm相当)だけでサラッと撮影したが、XF90の相変わらずの解像度の高さには唸らされるなぁ。EOSのEF系でこういう感じのレンズを見たことがないので、自分史上では最高に解像度が高いレンズと言っても良いかも。

それに開放時のボケも良い。最短撮影距離も意外に短く寄れる(0.3倍)ので、花など撮るにはマクロ的に使えて便利である。それとAFスピードも早く、室内イベントで近くに寄れるケースではF2という明るさが強みだったりする。

昨年からオリンパス機を使い始めているが、何度か書いている通りE-M1はズームレンズ主体で運用するので、フジは必然的に単焦点レンズに回帰し始めている。

もともとXF35mm F1.4から始まって単焦点レンズを揃えていたが、EOSと大三元ズームがメインから退いた際にフジもズームレンズを導入した経緯があるので、近年は単焦点レンズは防湿庫で留守番の機会が多かったのである。

防湿庫の肥やし化せず虫干しするにも良い機会だが、あらためてハズレ無しと謳われるフジの単焦点レンズの良さを実感する次第だ。

日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞の3冠を「新聞記者」が獲ったようであるが、これに正直驚いた。

真正面から現政権批判を描いている上に、原案は政権批判の急先鋒的な現役の女性記者で、しかも主演の女優は韓国人なのである。多くの日本人が好まないであろう条件が揃っている上に、数字の上でまったく振るわなかったと評されている興行成績からして、そもそもノミネート自体が奇跡なのであるから。

ビートたけしこと北野武監督が以前から批判している通り、日本アカデミー賞自体が大手配給会社..東宝、東映、松竹、大映(角川映画)..の持ち回り的な受賞と批判されてきているので、個人的にも出来レース選考と興味が薄かったこともあって、より今回の同作品(配給はイオン系列)の3冠は驚きなのである。

結果的に映画は興行成績がすべてのところがあるが、米ハリウッドなど映画関係者には時の政権に批判的な勢力が多いのは世の常で、そういった力学が日本の映画界にも働いたと見る向きもある。

その点で、近年テレビ離れが進んでいるとは言っても放送の場合は報道という側面も持っているので、電波と放送免許の許認可権を持つお上には逆らいづらい。実際テレビ局がかなり現政権に忖度しているのは明らかなので、映画界隈とテレビ界隈では向いている方向がかなり違うということがあらためて明らかになったわけだ。

ちなみに同映画について、個人的には以前書いた通り「盛り上がりもオチもない」というのが正直な感想なので、特に作品として過大に評するところはないが、外聞を気にすることなく出演した松坂桃李にはエールを送りたい。

戦隊レンジャーもので出てきたチャラチャラしたイケメン俳優だと以前は思っていたが、本作然り、日本のいちばん長い日での青年将校役、濡れ場を堂々と演じた娼年、映画版のMOZUでは狂気のテロリスト役なども演じていて、なかなか気骨のある若手俳優だなと思っている次第だ。

FUJIFILM X-T3 / XF16-80mmF4 R OIS WR / CLASSIC CHROME

大荒れに荒れた二日間が過ぎ、赤城の沢の水も午後には気持ち温んだかな?という感じ。

カテゴリ:映画・映像

冬に逆戻り

2020/3/6

強風の荒れ模様は今朝まで続いて、赤城高原は春だと言うのにそこかしこで地吹雪となり、地表から1mぐらいの高さがまったく見えなくなっていた。

見えないというのは本当に恐怖なのだが、万が一にも酔っ払いが道路上で寝ていたら、間違いなくはね飛ばしている状況だ。さすがに氷点下の路上に寝ていたらその前に凍死しているだろうが..

厳冬期の北海道で何回かそんな気象に見舞われたことがあって、やはり恐怖の運転を強いられたことを思い出してしまったぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

雪国も一晩で再び冬に逆戻り。昨日立っていた場所も30cmほどの積雪となっていた。

今日も若干降雪があってガスが巻いていたので、目的の谷の中は見えたり見えなかったりだったが、雪の斜面をうごめくカモシカの姿はよく追えた。

視界の範囲で最大で5頭を見つけたが、ほとんどが半日以上同じ場所から動いていなかったのが面白い。

カテゴリ:季節感

さすが雪国、春を告げるはずの啓蟄のその日に吹雪かれた。

朝だけ異様に静かだったが、昼前には北風が強まって車を盾にしていないと立っていられないほどの強風が吹き荒れた。

風の強さもさることながら、風向きが目まぐるしく変わるのも厄介なものである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

3枚目は水路の雪解けの奔流をライブNDで。

カテゴリ:季節感

3月に入ってNHKプラスの先行サービスが始まったこともあって、ムカつくだけなので止せばいいのにwついつい国会の予算委員会の中継をiPadでながら観してしまう。

で、案の定アホの答弁を聞いて予定通りムカついたので、予定調和と言えば間違いではないかw

正規・非正規問わず休業補償するとか先週末の記者会見でぶち上げておいて、実は雇用する企業側にその費用を給付するだけで個人への直接支援ではないときた。

さらにフリーランスや自営業者には休業補償ではなく貸付保証するというのだ。補償でなく保証って、一方的に仕事の機会を奪っておいて金なら貸すって、それどこの世界のヤミ金の手口だよ。

うちは業務内容的に今のところ被害は少ないが、仕事仲間の間ではフリーのカメラマンはちょっとヤバそうな話が出始めている。印刷媒体でもWebでもイベントが無くなるとそこにぶら下がる依頼もすべてキャンセルになるので、企業案件含めブライダル系のカメラマンは大変な様子。

10年前のリーマン・ショックでひどく痛い目にあった経験もあって、こんな時のためにフリーランスのネットワークを作ってやって来ているので、皆で少しずつでも協力し合う仕組みを発動..自営ではなく自衛だな..することになるが、こんな仕打ちをヌケヌケと国策で行われたのでは税金を収めている意味がねぇぞ、まったく。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

空が少し焼けたので試しにポップアートIで撮ったところ、ちょっと不思議な感じになったぞ。

見た目はここまでの色合いではなかったが、フィルターはあくまで強調の手段なので、色温度と色相はこういう傾向だったということか。

カテゴリ:独り言

朝イチの高崎の用事を済ませた後、箕郷梅林に立ち寄ってみた。

症状の重い花粉症というわけではないものの、花粉が飛んでいるのはすぐに分かった。それでも立ち込める梅の香りはまさに春の匂いである。

絵柄を探してそんな白梅と河津桜の花々を交互に覗いていると、ミツバチたちがせっせと花の蜜を集めていた。啓蟄には数日早いが、春の訪れの早さは虫たちのほうがよく知っているようだ。

FUJIFILM X-T3 / XF16-80mmF4 R OIS WR / PROVIA / 榛名山

FUJIFILM X-T3 / XF14mm F2.8 R / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF16-80mmF4 R OIS WR / PROVIA / 赤城山

FUJIFILM X-T3 / XF14mm F2.8 R / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / ACROSS
FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / Velvia / 河津桜

そう言えば、今朝は家の前の畑でヒバリが今シーズンの初鳴きだったが、梅林では春告げ鳥であるウグイスが今シーズン初鳴きもあった。

ホーホケキョの調子がすでにまともだったので、実際はもっと早くに鳴いていたと思われる。

子供たちへの感染を防ぐため学校を一斉休校します!→働く親の身にもなれよ!→じゃあ日中は学校で学童で預かります!→はぁ?学校休みにする意味はどこにあるんだよ!

感染拡大を防ぐためスポーツイベントの開催中止を求めます!→東京マラソン開催で沿道で7万2000人が応援!?→はぁ?日本人ってバカなの?

中国からトイレットペーパーが輸入されず手に入らなくなる!→店頭に朝から集団で殺到して混乱→はぁ?濃厚接触しとるやんけ。そもそもトイレットペーパーは古紙100%だからほとんど日本製だよ!

アホ首相のやってる感満載の会見→説明責任のない情緒に訴えるだけで具体策なしと批判殺到→日本は今や緊急事態で戦時下だから国民一丸となって我慢だ!と識者紛いが擁護→はぁ?先の大戦それで大敗北したことをもう忘れたんか!

先月の26日辺りから「この1~2週間が感染拡大防止に極めて重要である」と寝言を言い出しているが、当初は例のクルーズ船で封じ込められると高をくくっていたのに失敗したので、急遽そんなことを言い出したのだろう。1ヶ月遅ぇんだよ!

とても今月15日辺りに感染拡大が止まるとは到底思えないが、感染拡大の封じ込めに成功しようが失敗しようが、どっちに転んでも良いような逃げの言質であることは明々白々である。皆の衆、呑気にマラソンの応援を集団で観に行ってる場合ではないぞ。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

寝ているようでいてこちらを警戒して目を開けているホシハジロ(一枚目)。本種は基本的に冬鳥だが、一部が北海道で繁殖していることが知られている。

鳥を観始めた当時、近所の河原で見かける水鳥と言えばカルガモとマガモぐらいしかまだ知らなかった頃、自転車漕いで遠征した鳴沢湖..農業用の貯水池だ..に浮いているのを観て、珍しい種がいると感動したのが懐かしい。

冬になると日本中に渡来するので特段珍しくもない種だが、そういった事情もあってキンクロハジロと並んで未だにそういう目で眺めてしまうところがある。

カテゴリ:独り言, |タグ:

茶番だな

2020/3/1

先月末にブラジルとナイジェリアでも新型コロナウィルスの感染者が出て、これで五大陸すべてで進行していることが判明した。WHOの言うパンデミックの可能性の裏付けとなったわけだ。

何となく暖かくなって湿度が上がると収束に向かうような希望的観測を勝手に抱いていたが、ブラジルもナイジェリアも湿潤な熱帯降雨林のあるお国柄なので、そんな条件は関係なくお構いなしに流行するようである。

それにしても昨日のアホ首相の会見だが、期待もしていなかったその期待通り?に中身の無い、やってる感だけ見せかける会見だったな。

満を持してみたいな何か捨て身の策でも打ってくるのか、という期待も1mmぐらいwは無くもなかったが、先手先手のはずがこれから10日かけて考える..しかもそれ徹夜で考えるのは霞ヶ関の官僚だろうし..という無策無能さに、顔洗って、いや手を良く洗っておととい来やがれってな感じである。

さらに、予算委員会など観ている限り記憶力が著しく欠如しているらしいので、会見の原稿をプロンプターで読むところまでは仕方ないとしても、終了後の記者からの質問まで用意された回答..と言うことは質問したマスゴミ側も同じ穴の狢だ..を読むって一体なんの茶番だよ。

今年も早3月となったというのに、とても春を待ちわびてみたいな気分になれないのは困ったもんであるぞ..

LUMIX G9 PRO / KOWA PROMINAR TSN-884 / ハイタカ雌

天狗様の様子を見に行く限りは人と濃厚接触することもないwので、この騒ぎが収まるまでは奥山に通うのが良いな。幸か不幸か暖冬の影響で林道の積雪も少ないので、支線をたどって奥までアプローチしやすいしね。

写真は雪が降り出しそうなので撤収しようしたところに対岸にやって来たハイタカの雌。ここに人がいるのにわざわざ近くに留まるのも妙だと思ったが、何かを付け狙っていたようである。

カテゴリ:独り言, 猛禽|タグ:

月末処理をしていて今年がうるう年であることに気がついた。納期や締め切りを考えると例年より1日多いのはありがたいのだが、週末に被ってしまってはその旨味も少ない。

勤め人でもないし小中高に通う子供もいないので、新型コロナウィルスによる直接的な影響は今のところ限定的だが、イベント系案件はすでに中止・延期が出てきているので、あまり長引くようだとジャブのように効いてくるだろうな。

さりとて何か効果的な対策を打てるわけでもなく、うがい手洗いぐらしかやることはないので、ひたすら嵐が通り過ぎるのを待つしか無いね。それだけに無能な政府に余計腹が立つのよw

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

E-M1Xでお馴染みの手持ちハイレゾショットが、MarkIIIでもできるようになった。と言っても先代のMarkIIを知らないので比較のしようもないけど、できるとできないとでは大違いなのは間違いない。

これまたいつもの10km先の沼田市街地を5000万画素で撮影。ハイレゾショットは単純に画素数が増えるだけでなく、ノーマル(2000万画素)に比べて高感度時のノイズがかなり減るのと同時に、大気の揺らぎによる画像劣化も軽減してくる副産物がある。

拡大するとノーマルでは建屋の窓枠が大気の影響を受けて波打つように写るが、ハイレゾショットでは見事に補正されているのが分かる。

TruePic VIIIエンジンを2基搭載しているE-M1Xのほうがコンポジット処理は早いという話だが、両機を並べて同時に使うわけではないので、その差を実感するのは難しい。ま、その程度の差ということだ。

降って湧いたように来週からいきなり全国一斉に小中高を休校するという話が政府から出てきた。

これは子供たちの集団感染の機会を減らすという意味で良策だとは思うが、アホの言葉だけにそこまで威勢が良いだけで、後は現場で乗り切ってねで終わりという意味では愚策と言わざるを得ない。

前日の専門家会議ではそんな話一言も言ってないのに、翌日になって思いつきでぶっ放した感がある。海外から「現場に押し付けているだけでトップの顔が全く見えない」と批判が高まっていることを受け、やってる感を出すべくあたかも「私がトップダウンで決めた!」と演出したかっただけなのが見え見えなのである。

法的根拠も権限もないので、本事案はあくまで要請であって強制ではないので、案の定、所管する各自治体の判断に委ねられる事態になっている。つまり、何かあってもそれは所管する各自治体の責任でよろしくねという、要請はしたがお願いはしていないといういつものご飯論法の発動なのだ。

それにしてもだ。それならなぜ先日のイベント中止要請を出した時点で一緒に言わなかったのか。そもそもが、すでに世界的流行が危ぶまれていた一ヶ月前の時点でこの対応が分かっていれば、現場の混乱は最小限に抑えられたはずだ。

そして何より子供が家にいる..小学校低学年だなこのケースは..ことで働きに出られなくなる親が出てくるのは分かりきった話で、今回も北海道の病院ですでに明らかになっている通り、結果的に社会活動・経済活動に支障が出てくるのは自明の理だ。

やむを得ず休業を余儀なくされる人や、景気低迷で契約を止められる非正規雇用者に対する補償同様、対策と言いつつ支援や保証がセットになっていない無策さには開いた口が塞がらない。

一端に言うだけは言うがやることはやらない、口は出すがカネは出さない。今更感もあるが、我が国はアホがトップの無能政府極まれリ状態だ。

FUJIFILM X-H1 / XF60mm F2.4 R Macro / CLASSIC CHROME

ここ2日続けて朝は降雪となっている。当然気温も氷点下が続いて、一時は緩んでいた庭の地面もカチカチに戻っている。

上越国境も雪雲の中で谷川連峰もしばらくその姿を拝んでいないが、この週末はまた雪模様という話で、近づいていた春が少し遠くなったかな。

カテゴリ:独り言