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今晩は木星と土星が月の見かけの直径よりも近づく、400年ぶりの超が付く大接近となるらしい。

しかも次回は60年後とくれば、間違いなくこの世に存在していないのでw、仕事の合間を縫って寒さを押してちょっと夜空を見上げてみた。

星屋ではないので天体望遠鏡の類は持っておらず、仕事用の95mmのフィールドスコープで覗いたところ、木星と土星の他に木星が従える衛星も何個か見ることができた。

今宵の赤城高原はなかなかの透明度のようである。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

そこで無謀にも撮影もチャレンジ。

仕事場にも車にも売るほどデカい三脚があるのだから、しっかり三脚に据えて撮れば良いものを、生来のひねくれ者なのでwここは敢えて1200mm手持ち撮影を敢行。E-M1Xのショボいファインダーでも拡大表示をすると木星の衛星を見ることができた。

まあなんというか、モノが小さく..いや惑星としてはどっちも巨大だけどw..大気の揺らぎもあってどうにもまともには写らなかったが、木星はともかく土星のほうが何とかその特徴的な環が分かるぐらいには写ったかな。

とりあえず、いつものごとくE-M1XとED300PROの手ブレ補正に助けられている感じだな。

先日の関越道の大雪による2000台超の立ち往生騒動を眺めていて思ったが、これからEV車が増えてくるとあの手の災害に巻き込まれると相当困ったことになりそうだ。

今回は丸2日近くも雪の中に閉じ込められていたので、エンジンを掛けて車内をヒーターで温めるという手が使えた..それでも燃料が続く限りではあるが..が、EV車ではバッテリー上がりを考えるとその手は使えないことになる。

地球温暖化の影響でこれからも異常気象が続くようであれば、冬季に今回のような大雪災害..今回はNEXCO東日本の判断ミスによる人災の側面が大きいが..が各地で多発する可能性は否定できないので、その時果たしてEV車で命を守れるかを考えないわけにはいかない。

そんな中、政府は国を上げて2050年までにカーボン・ニュートラルを掲げており、それに伴って2030年代中頃までにガソリン車の新車販売の禁止を検討しているので、これから10数年の間に車を新車に買い換える人で特に雪国に住む人、雪国に用事が発生する人にとってはなかなか悩ましい話になりつつある。

もちろん中古のガソリン車やディーゼル車がすぐに無くなることはないと思うが、間違いなく燃料代は高騰し、税金面でも不利になるのは目に見えてありそうなので、そう考えると多雪地帯において日本固有のハイブリッド車というのは落とし所として悪い選択ではない気がしてくる。ただ、世界の先進国の潮流は脱カーボンでEV車へと舵が切られているので、日本だけまたガラパゴスっていうのはもう厳しいだろうね。

さてさて、次の車をどうするか、それは我が家でも早急に検討しないとならない問題となっており、EV車に一気に行くか、もう1台内燃機関車に行くか。うーん、こりゃ悩ましい話だなぁ..

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS / ブナ
FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / Classic Nega. / スギ

森の中でF1.0で狙う樹のポートレート。

この時はこれ以外にXF16mm F1.4、XF35mm F1.4、XF90mm F2の大口径カルテットをカメラバッグに入れていたが、やはり今のところはまだXF50mmをよく使っているな。

カテゴリ:鳥獣・環境問題|タグ:

前任のアレは夫婦しておバカなパリピだったが、スダレはそういう表舞台でチャラチャラするタイプではなさそうで、巷の噂通り裏で人を脅して操る系のドス黒さ満載のタイプだろう。

それでも税金を湯水のように浪費していたアレよりはまだ仕事をこなすかと、ほんの1mmぐらいは期待がなくはなかったが、ソーリ就任後の仕事ぶりはもうそれは見事に鬼舞辻無惨極まりない。

なんでも、先ごろ自衛隊幹部への訓示で「問題を解決しない人はリーダーではない」とか言ったらしいが、それお前が今言うかって国民総ツッコミだろうw

しかも国民に4人以上の会食は控えろとか言っているそばから、自分は有名人たちと8人で会食三昧..しかも連日ハシゴだぜ..で、それを突っ込まれたら今度は「お前ら国民が勝手に誤解している」と逆ギレとはそれこそふざけんなって話で、誤解じゃねぇよ事実だろそれ。

そしてとうとうここに来て、スダレ自身の肝いりでおっ始めたGoToナンチャラ..それだって本来は新コロナ禍明けだったはずだ..を一旦止めるらしいが、少なくても11月の段階で止めておけばこの年始年末はもう少し感染拡大を抑えられていたろうに、判断が押せぇんだよ。

そもそも表舞台に立つような政治家ではなく、ましてや国の代表の座に着くような器ではなかったということだ。それがこんなに早く馬脚をあらわすとは、当の自民党自身が思ってなかったろうな。

それほど世は新コロナ禍における緊急事態ということでもあるが、まさかここまで国民に寄り添えない、空気も読めない無能とはいやはや何とも情けなさ過ぎだぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Classic Nega.

今朝も氷点下8℃と冷え込んだ。冬至が近いので夜明けがなかなかやって来ない。

「夜明けの来ない夜はないさ」と歌ったのは誰だったか。そしていつになったらこの国の夜明けが来るのか、などとそう思わざるを得ないほど、この国の為政者たちの振る舞いは国民をバカにしている。

カテゴリ:独り言

今年も日本カメラ財団が選定する「その年の」歴史的カメラが発表された。

対象機種と詳しい選定理由については財団のページを見てもらえばと思うが、某C社とナイコン様の一眼レフのフラッグシップ機が選ばれているのは、どう考えても両メーカーに忖度し過ぎw

もちろん性能的には間違いないが、型番的に前モデルのマイナーチェンジ機と言われても仕方ない..1DX Mk3はともかくD6はまさにそんな感じ..ので、それで「歴史的」って言われてもピンとこないね。

すでにミラーレス一眼の時代にあって今さら一眼レフを選んでどうするって話だが、どちらのフラッグシップ機ももう後継機は出そうにないから、有終の美で今年選んでおこうってことか。まあ大人の事情と言えなくもないなw

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Classic Nega.

FUJIFILM X-T4 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Classic Nega./ シカの足跡

今朝の赤城高原は氷点下8℃まで下がった。体が慣れたのでこの程度はもう問題ないが、寒波が抜ける週明けは少し気温が上がるようである。

そんな利根沼田界隈はすっかり一面の銀世界となったが、どうも明日また大雪の予報が出ているので、このままさら積み増ししそうである。

赤城高原は一昨日の時点で予報では昨日は終日降雪模様だったのだが、結局振らず終いだった。その間も県北の山沿いでは降雪が強まって、みなかみの藤原では2日間の降雪量が2mを超えて観測史上最速を越えてしまった。

関越道の新潟側では一晩中通行止めが続いて、15kmに渡って1000台近くが閉じ込められる災害状態となって、自衛隊に派遣要請が出る事態になっている。

例年、年末にかけて師走は一度はドカッと来ることがあるので、さすがに季節外れとまでは言わないが、これだけまとまって大雪になるのは久しぶりのことである。

iPhone 11 Pro

赤城高原では昨日の夕方から降り始めて、今朝の時点で20cm程度積もった。その後も昼頃までは降雪が続いたので、最終的には30cmぐらいといったところだ。

そんなことで、この冬の我が家のヒマワリレストランもオープンとなった。家人の話では雪が止んでからスズメとシジュウカラが早速やって来ていたようである。

カテゴリ:季節感

餌不足で里へ出てきて捕殺されるクマのために、全国からドングリを集めてそれを餌不足で困っているクマへ届けるための資金をクラウドファンディングで集めているというのがSNSで流れてきた。

以前からその手の話は時折耳にしてきているが、件のクラウドファンディングを見に行ってみた限り、いつものお騒がせ団体ではなくまた新手の有志による主催っぽい感じだが、プロファイル的に根っこは同じかもしれない。

本人たちは至って真面目にやってる感あって、ともすれば美談として片付けられそうだが、全国から無節操に選別なくドングリを集めて蒔くということは、本来その地域の植生ではない種の種で人為的な植生の錯乱を起こすことになる一大事だということに、まったく気づいていないのが何とも痛々しい限りだ。

クマが「可愛そうだ」と訴える同じ口で、生態系とか環境を守るとか言っている時点で、自然界の道理や仕組みが理解できていないのだろう。

ツキノワグマはそれこそ地域個体群としてみればレッドデータの扱いとなる地域もあるが、逆に個体数が定期的に増減を繰り返す..木の実の豊作不作はそれこそ自然の摂理だ..だけで絶対的な絶滅危惧種とまでは言えない地域もあるので、十把一絡げで括るのはかなり無理がある。

人によって捕殺されるクマが「可愛そうだ」という主観的な感情が何事にも優先され、植生を含めた自然環境にまで思考が及ばない時点で、申し訳ないがこの手の取り組みは当人たちの自己満としか受け取れそうにない。

何より個々の個体に対し直接手を差し伸べるのではなく、地域個体群が無理なく子孫を残していける環境保全を図る努力をしていかないと、結果的に徒労に終わる例はいくらでもある。考え方として動物愛護ではなく環境保全が大事なのだ。

もちろん環境保全は土地が絡むのでクラウドファンディング程度では如何ともし難い問題が多々あって、一朝一夕でことが動くものではないが、人の生活圏と野生の境が曖昧になってきているからこそ、環境そのものを保全対象にしていくのが肝要なのだと知ったほうが良い。

生きものの保護は場当たり的に直接行うのではなく、多少遠回りで時間がかかっても間接的なほうがそれこそ持続可能な保全につながるのだ、ということを天狗様に関わる中で学んできているところ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

尾根上からブナの森に覆われている谷を見下ろす。クマの痕跡を求めてクマ棚を探すが、今年はブナが不作なのでほとんど棚は見つからない。

この森も昨日今日の大雪でもう深い雪の中に埋もれているだろうな。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それでも時折クマ棚を目にすることもあるが、大抵はクリだ。

かなり長くこの木に居座っていたのだろうと思わせる..クマは食える時に食うを実践する生きものだ..立派な棚は、遠目にはクマタカの巣のようである。

カテゴリ:ほ乳類, 鳥獣・環境問題|タグ:

映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の累計興行収入が歴代最速で300億円を突破して、現在1位の「千と千尋の神隠し」を抜き去る勢いだそうだ。

結局うちでもNetflixでテレビアニメ版を観てしまって、映画がその続きだと知ってさてどうしようかという状況にあるくらいだしw

我が県の新コロナの感染状況は妙に安定して多く推移しているので、年末にかけて今以上に感染拡大が広がらないうちに観てこようかどうしようか、それともコミックのほうを全巻大人買いか、という二者択一の状況に←今ここw

それにしてもエンタメ分野の興行成績で300億円を叩き出すのは素直にスゴイなぁと思うと同時に、そんな簡単に稼げる数字じゃないよなぁとも当然思うわけだなこれが。

そう考えると、取り巻き腰巾着のバカな思いつきに乗っかって国民の税金を500億円も使ってドブに捨てたアレノマスクがいかに無駄の極みだったか。その500億があればどれだけ医療機関や医療従事者、それにイベント関係者や飲食店を助けられたことか。

想像力や計画性の欠片もない無能な為政者たちに舵を取られる我が国こそ、税金の無駄遣いという無限列車に乗せられているようでむかっ腹が立つ思いだ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

年末寒波がやって来たようで、昨日辺りから急激に冷え込んできた。今朝の外気温はいきなり氷点下6℃まで下がり、うっかりして外水道が凍ってしまった。

新潟側が大雪なのは天気予報を聞くまでもなく、月夜野から北は終日雪雲の中であったが、沼田から南も今晩辺りから雪が降り出し、明日は赤城高原も終日降雪となる模様。

これでようやく北部の山々は根雪になる感じだな。

カテゴリ:季節感, 映画・映像|タグ:

上信越国境を越えて関東平野の西隅にからっ風が吹き下ろす季節の到来である。

夏の間、湿気とヘイズに満たされていた大気の透明度が徐々に増して、上州近県は言うの及ばず遠く富士山まで望めるようになった。

冬型の気圧配置の影響で荒れる日本海側の気候に左右される北毛と違って、平野部の県南はこれから春先まで快晴となる日が多い。

そんな県南の冬場は天狗様観察にも適した季節でもある。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

秩父山地のその向こうに富士山が顔を覗かせる。

県内である程度の標高に上がればそれなりに富士山を見ることは可能だが、そこはやはり夏場のそれとは違って今のほうがクリアに見ることができる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

妙義山と荒船山、そしてその奥には八ヶ岳連峰を望む。八ヶ岳は長野の山だが、高崎周辺からも意外に見えている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

奇峰奇岩の山である妙義山と、その奥には奥秩父の山々が望める。

妙義山は海底隆起と風雨による侵食活動で現在の山容となっているが、もともとはれっきとした海底火山が形成したものだ。

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何でもござれ

2020/12/13

とある秋の日に森歩きをした時の機材、その2。

iPhone 11 Pro

フジがX-T4にXF10-24mm F4・XF16-55mm F2.8・XF55-200mm F3.5-4.8それにXF50mm F1.0、オリンパスがE-M1XにED300mm F4+MC-14という、15mm超広角から840mm相当の超望遠までのダブルマウント仕様である。

前回のは極端の例で、狙いが特に定まっておらず「秋の景色」的なざっくりとした撮影目的では通常はこんな感じの「何でもござれ」セットが多いかな。

世の中のカメクラ界隈では、広角・標準・望遠の3本のF2.8ズームを大三元と称してこだわるようだが、拙者はF2.8に特に固執はしていない。ネイチャーでは絞るケースがほとんどなので、夜景や星景でも狙わない限りは明るさは二の次である。一応35mm版で言うところの70-200mm F2.8の望遠ズームに当たるXF50-140mm F2.8も持っているが、あれは完全に取材仕事用のレンズである。

とは言え、明るさは二の次としつつも最近はボケ担当でXF50mm F1.0を常備しているけどね。

ちなみにすべてフジで統一する時は、E-M1系とED300mm F4ではなく、XF100-400mm F4.5-5.6とテレコンがその役割を担うことになる。

そしてこのケースもフジのシステム一式はスリング式のショルダーバッグにすべて収まる。ED300mm F4はさすがにこのバッグには入らないが、速射性を求めて常にたすき掛けにして携行しているので、それ自体は特に問題ない。

軽さは正義だw

とある秋の日に森歩きをした時の機材。

iPhone 11 Pro

魚眼から超望遠まで一式と言いたいところだが、フジがX-T4にXF50mm F1.0とXF14mm F2.8、オリンパスがE-M1Mk3にパナライカ100-400とFisheye8mmに30mmマクロという、どちらのマウントも両極端仕様だ。

狙いが決まっているとレンズの選択はシンプルなものである。

異なるマウントでしかも予備機はないのか?と思うかもしれないが、クライアントのいる依頼仕事ではない..創作活動なので仕事ではあるが..ので、そこは利便性が優先。これが依頼仕事なら万全を期して同じメーカーのボディを2つ以上用意するところだ。

どちらかのカメラは常に肩がけなれど、APS-Cとマイクロフォーサーズなので、飲料と三脚含めこれだけの機材がスリング式のショルダーバッグに収まるのがありがたいね。

軽さは正義だw