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卯月に吹雪

2020/4/10

新コロナ対策に「事業規模108兆円」を費やすと、先日の原稿棒読み記者会見で偉そうにアレがしゃべっていたが、その額面通りでは全くないので要注意だぞ。

今回喫緊の対策に政府が一般会計から直接支出する額はそのうち約16兆円だけで、しかも給付金は事業者と個人を合わせてもそのうちの6兆円しかない。

残りは財政投融資と地方自治体の支出、そしてほとんどは民間拠出金の推計なので、実際にその額面が実行されるかまったく不透明なものなのである。

巷では、小さいエビに大きな衣を被せた見掛け倒し天ぷら対策とか、天ぷらそばを頼んだら天かすそばが出てきたとか揶揄されているが、まさに言い得て妙、そんな感じである。

こんな国民を欺くような能書きをシャアシャアと垂れ流すようでは、立てよ国民!とギレン・ザビ総帥に鼓舞してもらわねばな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

さすがの雪国、予報どおりだが久しぶりに4月に雪に降られた。しかも横殴りの吹雪とは。

スタッドレスタイヤまだ脱がなくて良かったぞ。

カテゴリ:季節感, 独り言

朧月

2020/4/9

ドイツのメルケル首相が隔離から復帰して早速国民向けに演説をしていたが、その内容がまた国民の心を打つ真摯で強い意志を持ったもので素晴らしい。

ズラズラと耳障りの良い修飾語を無駄に並べ立て、一体お前は何を言いたいのだ!?と朧(おぼろ)で空虚極まりないしゃべくり下手..しかも原稿読んでんだよ、あれで..などこかのアレに聞かせてやりたいね。

その上、ドイツの新コロナ対策の助成金はWebで簡単に申し込みができて、実際に振り込みが実行されるのはわずか2日後というスピーディさが羨ましい。

しかもだ。ドイツ国籍を持っていない、国内に在住している外国人にも別け隔てなく支給されると言うから、それはまさにやるなドイツ!って感じ。

税金払っていても外国人という理由で助成も給付もしないと言い張る我が国の政府与党には、一体どこを向いて誰のために仕事をしているのだと言わなければならないぞ。島国根性も大概にせーよ、まったく。

さらに、例のアレノマスクも当初漏れ伝わったのは200億円という数字だった..それでもふざけた数字だが..が、何と蓋を開けてみれば460億円という倍以上もの税金が投じられると言うから、何だそれって話だ。

そんな効果のない布マスクなんかに無駄金使うなら、不足している医療用リソースにつぎ込めよ!

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

先日のスーパームーンは月の出は撮れなかったが、子持山の獅子岩に沈む月の入りを撮影できた。

まるで何かを暗示するかのように赤く染まる朧月だな。

カテゴリ:気象・天体, 独り言|タグ:,

こんなに国民が政府に愚弄されている状況にあっても、文句を言っても何も始まらないとか、国民一人ひとりがやれることをやろう!とか、いい加減頭の中がお花畑の輩がいることに驚きを禁じえない。

日本人の「長いものには巻かれろ」「喉元過ぎれば熱さを忘れる」的なそういう雰囲気が、どうにも気持ち悪いと言うか嫌らしいと言うか、島国根性丸出しのいかにもムラ社会バンザイ的な同調圧力には正直辟易している。

一人ひとりがやれることをやる、そんなことは誰かに言われるまでも当たり前の話だ。そのうえで仕事をしない無能な政府に言うべき文句はぶつけるべきである。我々は主権者であって、政治家と役人は国民に仕える立場なのだ。

米ニューヨーク州のクオモ知事は、「誰かを非難するなら私を非難しろ。他に責任のあるものはいない!」と言い切って拍手喝采らしいが、我が国のアレは先日の緊急事態宣言についての原稿棒読み会見で、イタリア人のフリー記者から責任について問われると、言うに事欠いて「私が責任を取れば良いってものではない」と言いやがったぞ。

ふざけんな、お前が責任を取らずして誰が責任取るんだよ!

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

下界の春が早かったのと、この新コロナ騒動ですっかり桜のタイミングを逃してしまった。

子供の頃に遊んだ懐かしき我が故郷の史跡も、遠目に満開のように見えていたが、ちょっと立ち寄ってみたらすでに桜吹雪となっていた。

例年ならこの時期はそれなりに地元衆が花見をしている頃合いだが、勝手に自粛中なのかまったく人影はなかった。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

今宵は地球と月がこの一年で最も接近するスーパームーン。見かけで14%大きく、明るさは30%増しだそうだ。

赤城のお山から登る月の出を撮ろうと目論んでいたが、緊急事態宣言を受けてのクライアントからの電話攻撃で敢えなく頓挫w

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

でもせっかくなので35mm換算の1200mm手持ちハイレゾショットで記念撮影。

カテゴリ:気象・天体|タグ:

過去に例のない事業規模の経済対策を約108兆円やります!って自慢気に話していたがアレだが、そのうち国民に給付される現金..いわゆる真水というやつだ..はたった6兆円である。GDPの20%近い大盤振る舞いです!などという戯言に騙されてはいけない。

しかもその現金給付30万円..世帯単位だぜ..を受けるにはとてつもなく高いハードルを超えねばならず、事業予算満額が実行される可能性は相当に低いだろう。

住民税の均等割非課税世帯となるフリーランスで言えば年収換算で約35万円、月収に割れば3万円程度の人でないと、現金給付の対象とされないのである。そんな平時に生活を保護を受けている人並みなら、新コロナ云々以前にそもそもそれ生活できてねぇだろうが!

建前上は自粛であっても、国の要請を受けてやむなく仕事を止める以上、無条件で補償するのは国家として当たり前の話である。アレが桜を愛でるために高い税金を収めているのではないぞ。

いよいよ緊急事態宣言をぶち上げてさらなら協力要請を強いるのだから、とっとと国民全員に一律現金を給付しろよ。仮にそれが「国民一人あたり30万円」でも全体で30兆円なので、予算108兆円もあるならその3割程度で済む話だぜ。

すぐやれよ、無能な政府!

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 手持ちハイレゾショット

今年はもう大丈夫だろうとタイヤをスタッドレスからノーマルに履き替えようと思っていたが、どうも週後半の日本海側は怪しい雰囲気のようである。

暖冬だったにもかかわらず、4月に入ってもまだ雪の心配とはなかなか..

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

キツネに出会う頻度が高くなっている。日が昇っても人目を気にせず餌を探す姿を見る限り、すでに仔が生まれているとみていいだろう。

巣穴がどこかまだ分かっていないが、以前よく使っていた廃屋がやはり怪しいかな。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感, 独り言|タグ:,

もはや後の祭りではあるが、つくづく1月の時点で先手で手を打っておけば、ここまで国民が疲弊することも無かったって感じだな。

自分の手柄にすべくどうあっても東京五輪の今夏の開催にこだわり、アレノミクス失策をごまかすべく大陸からの春節インバウンド呼び込みにこだわり、約束を取り付けてしまった手前やむなく習近平の国賓来日実現にこだわって、その結果すべての対策が後手後手となってしまったのは火を見るより明らかだ。

アレさんはよくやっているとか、布マスク2枚でも嬉しいとか、よもやのヌケ作応援団が湧いて出ているようだが、政治は結果がすべてである。一生懸命やっているとか、頑張っているとか、そんなことで評価されるのは子供だけだ。

政治家は結果が出るまで昼夜を問わず寝ずに働き、国民の付託に相応に応えなくてはならない。高けぇ給料払っているんだ、やる気がねぇのであればとっとと身を引き、然るべき後進に道を譲りたまえ。それこそが国益に叶うというものだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

朝こそ冷え込んだものの、昼前には気温も上がり、下界はいかにも春うららといった風情だ。赤城高原ではないが、ようやくツバメを今シーズン初認する。

新コロナ対応というほどではないが、デスクワークのスケジュールが合わず今年は平野部の桜は見逃しとなってしまった。

ま、仕方ない、桜は来春に期待しよう。

今以上の感染拡大を防ぐため早急にロックダウンすべきか、いや経済的損失が甚大になるのでロックダウンすべきでないで世論が揺れている。

どっちの意見も一理あると見ているのでなんともジャッジしづらいのだが、日本の場合、その根拠となる緊急事態宣言には今のところ言葉の印象ほど強い強制力はないものの、この期に及んで不要不急に出歩いている呑気な国民の行動に待ったをかけるには、やはりそれなりに効力はあると思われる。

田舎暮らしのフリーランス稼業ゆえ、個人的には行動に制限がかかっても喫緊に困ることはないのだが、仕事上は相手があることなので業務によっては問題が出るのは必定だろう。まあそれでも都市圏の勤め人ほどは影響はないだろうけどね。

世の中的にはロックダウン推進派?が多いようだが、ロックダウンする場合はそれに伴う各種補償が必要..以前から自粛要請と補償はセットだと非難轟々だけどね..となるため、先日のア◯ノマスク騒動wに紛れるように、先行して世帯への現金給付が急遽アナウンスされた。

ただ、例のごとくこれまたツッコミどころ満載の現金給付となっており、あくまで世帯単位にこだわる上に、給付水準や基準のしきい値が異様に高く設定されているとか、申請にはそれなりに減収の証明が必要とか、やたらと仕組みを複雑怪奇化して申請意欲を削ごうとしているあたり、どこからどう見ても「できる限り金を出し渋りたい」ケチの本音が見え隠れしている。

そもそも世帯単位とか給付に条件がある時点でまったく公平感がないのが問題だろう。条件を満たす限り、7人が同居するサザエさん一家も、一人暮らししているうちの倅も一律に同額なのはどう考えてもおかしい。

先般から言っている通り、国民一人に無条件で一律給付して、所得の多い人は後で多く課税して徴収すればいいではないか。何よりそのための仕組みがすでに存在しているのだから。

LUMIX G9 PRO / KOWA PROMINAR TSN-884

見晴らしの良い小尾根に立っていたら、南方向からサシバが飛来してくるのが見えた。サシバの確認は今シーズン初である。

どこかに留まるふうもなく黙々と向かってくるので、更に北へ向かう渡りの途上と思われる。確認されている県内の繁殖地は少ない。

目の前で少し高度を下げたので、背景に向かいの斜面のヤマザクラを入れ込んでと狙ってみたが、そう思い通りにはならずに少し逸れてしまった。

カテゴリ:独り言, 猛禽|タグ:

BLUE OWL

2020/4/4

森の賢者と称されるフクロウは主に夜活動する鳥である。冬季、地域によっては日中も狩りをするケースが見られるが、繁殖期を中心に夜間に行動するのが基本である。

多くの鳥の仲間が夜目が利かないのに対し、フクロウの仲間はネコのように夜でも目が見えるの特徴であるため、その力をいかんなく発揮するために夜の森を活動の舞台としている。

猛禽類のフクロウが餌動物としているのは主にネズミの仲間だが、常に捕食者に命を狙われる彼らもまた夜行性であるため、ネズミを狩るために夜でも行動できるよう目と耳を進化させてきたのだ。

そんな稀有な生きものの姿を写真に撮るためには、北海道のエゾフクロウのように日中ねぐらで休んでいるところを撮るか、狩場を特定してストロボを焚いて写し止めるかの二択になるだろう。

夜間撮影などこれはもうアマチュアに手を出せる状況でないのは、宮崎学氏の著作「フクロウ(平凡社刊)」を見れば、夜に活動する生きものの姿を捉えることがどれだけ困難かは、想像に難くないことがすぐに分かる。

それでもそこにいると分かっていれば、撮ってみたいと思うのがワイルドライフカメラマンの性だ。

うちの近所には最低でも4ペアはいることは引っ越してすぐに分かった。年によって差はあるが、時々家のすぐ近くで鳴き交わすこともあるので、その機会を虎視眈々と狙っている次第である。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ISO6400

そんなこんなで、夜明けのオリンパスブルーに浮かぶフクロウの雄の姿を捉えることができた。

ストロボを使えば容易にその姿を捉えることができるのは分かっているが、あからさまにストロボ当てた写真が個人的に好きではないのである。そう、なんというか夜の鳥っぽくないのである。

そうなると、いくらデジタルカメラで高感度で撮影できるようになったとは言っても、真の闇では表現のしようもない。条件としてはデジタルカメラで撮れるギリギリの明るさが欲しいことになるので、必然的に明け方が狙い目になるわけだ。

そう上手い具合に明け方に同じ場所に姿を見せるとは限らないのだが、この冬は何度か同じ林縁で鳴き交わす声を特定できており、なおかつ夜明け前に東の空に雲が残っていない日を狙って待ち伏せをした結果、何度かそのチャンスをもらうことができた。

向こうからはこちらが近づく姿も足音..林床を歩くのでこればかりは消しようもないw..も、普通に見えて聞こえているはずだが、撮影可能な距離まで接近を許してくれたのにはひたすら感謝しかない。

それと、600mmの手持ち撮影でシャッター速度1/13でも手ブレなくピタリと止まるE-M1Xの手ブレ補正の威力にも、併せて感謝しなくてはなるまい。

カテゴリ:猛禽, |タグ:,

案の定、裏話が漏れ伝わるところによれば、布マスク2枚配布はバカボンの独断先行だったようで、またぞろやってる感演出の小道具に200億余りの我らの税金が無駄に使われることとなった。

一世帯にマスク2枚はおかしいと言われたスダレハゲが、では世帯分だけ追加で配布と言ったそうだが、志村けんがそこにいたら、正すべきはそこじゃねぇだろうと、ピコピコハンマーかハリセンで後頭部を叩くに違いない。

さて、そんな布マスク2枚配布を揶揄する世間の声に、「いやいや政府はマスク配布以外にもちゃんと仕事しているよ!」という政権擁護のネット民応援団が攻撃し始めているようだが、一日経ってニュースは世界を駆け巡り、世界中から嘲笑されるような間抜けで無駄な策など実行しようとするから、真っ当な世間から突っ込まれているだけであろう。

考えてみて欲しい。政府が自国民のために奉仕するのは当たり前のことであり、少しでも早く国民の不安を取り除くアナウンスをすべきなのである。もとより政府が新コロナ対策で支援策..そもそもそっちが足らないヌケサクなんだけどな..を打ち出していることなど百も承知である。

掛かるコストにまったく見合わない、もう後のないバカボンの人気取りのためではなく、本当に必要とされる医療機関に優先して送るとか、そもそも日本の建設技術を持ってすれば、200億もあれば1000床クラスの隔離用医療施設を中国のように突貫で造れるはずである。

もう何度も書いていることだが、お金は正しく使えよ政府。それ、我々の税金なんだぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

サンニッパズームの別名あるED40-150PROの手持ちで、ダンコウバイを深度合成で撮影。

iPhone 11 Pro

同じカテゴリのパナライカVARIO-ELMARIT50-200も使っているが、最近はこのED40-150PROの出番が多い。

VARIO-ELMARIT50-200は画質が素晴らしく、それでいてコンパクトで取り回しよくこれぞマイクロフォーサーズといった望遠ズームだが、E-M1XとE-M1Mk3でいくつかの機能が使えないのがちょっと残念。

マクロ域で特にお世話になるカメラ内深度合成もその一つで、画像のコンポジット時にレンズの距離ごとの収差情報が細かく必要らしく、オリンパスのレンズでもPROレンズとマクロレンズでのみ有効となる。

4月に入って早々に政府から何かしらの緊急措置が発表されると、ネット界隈ではまことしやかに噂が広まり、これはいよいよバカボン総理も腹を決めて緊急事態宣言をするのではないかと囁かれていた。

が、それがまさかのマスク2枚配布という、エイプリールフールネタにもならない愚策だったとは、驚きや嘆きを通り越して失笑してしまった。もう一度書くが「全世帯にマスク2枚を配布」しかも「布製の学校給食マスク」だぞ、それ。

サザエさん一家は7人家族だが、2枚のマスクをどうやって使いまわしするかで、3話程度バトルロワイヤルすることになりそうだ。もちろん勝者はタマだw

ドイツでは小規模事業者の従業員に対し、向こう3ヶ月分の補償として約60万円程度が、Webからの申込後に数日で振り込まれているとのこと。しかもそこは国籍問わずで。それが我が国では満を持して「布マスク2枚」が「ゆるゆると再来週」から、2月には1億枚用意とかスダレハゲが言っていたのに、なんと「今頃郵送され始める」そうだ。

政府をあげて、全力で、かつてない、大胆で、思い切った、きめ細かい、不屈の覚悟で、全国津々浦々まで、徹底的に、100%一致して、全世帯に布マスクを2枚、再来週から郵送で届ける。

以上が、現時点で日本政府が国民に対し発表している、前例のない、そしてこれまでにない、類を見ない支援らしい。

ふざけんな、税金返せ、バカボンよ!

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 深度合成

気がつけば近所でもフキノトウが顔を出していた。

が、残っているのは開いたものばかりで、食べごろは一つも見つからず。一番良い時期に出張していたのが失敗だった..

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ: