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おらが村界隈に限って言えば、利根川は河岸段丘の深い谷地形に囲まれているので見ることは叶わない。ただ、沼田の上流側に位置する月夜野大橋の少し下流付近なら、我が家からもその川面を見ることができる。

赤城高原からは優に10km以上離れているが、朝のまだヘイズが少ない時間帯なら、約800mm相当で切り取ってもそこそこ解像しているのがわかる。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

中央やや右上の橋が国道17号の月夜野大橋だ。利根川は右奥から左下に向かって流れている。

奥の高架は赤谷川を渡る上越新幹線。高崎から北はほぼトンネルの中だが、吾妻川と赤谷川を渡るときだけ地上に姿を現す。上毛高原駅は右に行ってすぐだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

手前の街並みが河岸段丘上に広がる沼田市街地。木々がこんもりしている辺りが沼田城のある沼田公園で、奥の水田地帯は同市の恩田の辺りになる。中央を縦に走っているのがJR上越線で、同後閑駅の辺りまで見えている。

実はSLみなかみ号の撮影仕事をしている時に、何回か上越線を走るSLを赤城高原から撮ろうと試みたことがあったが、上りの時間帯はどうしても午後遅くになってしまうため、ヘイズの影響で良い結果を残せなかった。

それにしてももう9月に入っているので、水田が遠目にも色付いて黄金色になってきているのがわかる。

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広角マクロ

2019/9/11

今にも飛び立ちそうなアキアカネを狙って..

と言うのは嘘で、気温が低い朝、日の出直後に少しでも日に当たる面積を多くしている図というのが正しい。ま、朝の暖機運転ってところだな。

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / ETERNA

この状況下ではそこそこ近づいてもすぐに飛ぶことはないが、正面からだと流石に厳しい。それに太陽を背にするので影ができるしね。

XF16mmの特徴は大口径であるが、真骨頂は広角マクロだ。アキアカネにほぼ最短撮影距離(15cm)で近づいているが、この画角でここまで寄れるレンズは他にないだろう。

それにフィルムシミュレーションのETERNAが良い。普通ならシャドウが潰れてしまうところをしっかり情報拾ってくれるし、彩度低め且つトーンも抑えられているので必要に応じてレタッチもしやすく、図鑑や雑誌など説明写真に使い勝手が良い。

台風落果

2019/9/10

千葉の方では大層な被害をもたらした台風だったが、赤城高原では一過のあと午後遅くなってやや強くなったものの、それもすぐに収まった。

ハウスの倒壊や作物への被害に気をもんでいた近所の農家も、ホッと胸を撫でおろしたことだろう。

iPhone 6

農道にポツポツ転がるのは、クリやコナラのドングリなど一過の後の落果だ。

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台風は結局当初の見込み通り東寄りのコースを取ったので、赤城高原では少し強い雨が夜半に短時間降っただけで、大風も大雨もなく、静かな台風一過となった。あの程度の雨なら夏のゲリラ豪雨のほうが遥かにひどい。

風は通り過ぎた後のほうが吹いているが、それでも思い出したように吹くだけなので、台風と言われなければそんなもんだという感じだ。

ただ、都内に住む倅たちのLINE報告では、東京はけっこうな大風で立って歩くのは困難だという話で、特に長男は夜勤明けだったらしく、駐車場まで歩くだけも一苦労だったらしい。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

明け方、台風の筋状の雲の合間から朝陽が差し込み、眼下の沼田市街地に一条の光が伸びた。

やはり台風が怖いのは直撃より西側を通過した時だ。

中京から東海辺りに上陸して日本海に抜けるコースだと、我が上州は台風の東に広がる雨雲の中に入ってしまい、特に赤城山の北西麓に位置する赤城高原では、赤城山を吹き下ろす東風の影響をもろに受けることになる。

とそんなふうに理解してはいるものの、昨秋は我が家も軽微ながら被害に遭っているので、念の為今回も事前に対策はしていた次第だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

日中の風も止み、秋の虫たちの心地よい音色の中、夕方は予想通りの台風焼けとなった。

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もう9月に入ったというのに、未だに軽減税率対応ってまだ間に間に合いますか?って聞いてくるところが下請け・直受け問わずあるけど、もはや何考えてんねんって感じ。

以前にうちが関わっていて尚且つ軽微な案件を除き、7月以降に来た話はすべて断っているが、そもそも設計に関わってもいない製造にも関与してない未知のシステムを、どないせぇ言うねん。

などとエセ関西弁で文句言っても始まらないが、「いくら掛かってもエエからやってくれ!」ならまだ判るが、この期に及んで「まず詳細な見積出してください」って一体何?

そもそもそういう電話とメールに対応するだけでも結構な手間と時間が掛かってますねん。そのコスト誰が負担してくれんの?

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

台風前夜の不気味さって感じを狙ってVelviaモードで少し色温度を下げて撮影。まあ前夜というほどのこともなく、日中は実に穏やかな一日だったけどね。

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このクソ忙しい時にまさかの台風直撃とは。もっと東寄りに逸れてくれと願いつつも、どのみち大風が吹くのは間違いないので、庭先のモロモロを片付けて物置に収納した。

ついでに今月の草刈りも一気呵成にと思ってやっつけたが、この時期の雑草群はとにかく重いので、右に左に刈払機を動かすのに難儀した。まあその分久しぶりのビールも旨かったけどw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

ソメイヨシノは紅葉して色付くのが早いが、これはいくらなんでもちょっとフライング気味だな。恐らく枝自体が弱っていて早くに力尽きたのかもしれない。

この台風の風次第で枝ごと折れてしまうかも。

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先だって、スコットランドのネス湖にネッシーは存在しないという残念な公式?発表があった。現在に至るまでに不明生物の目撃例があったのは事実だが、巨大なウナギではないかという、それはそれでまたショッキングwな話であった。

そんな巨大不明生物といえば屈斜路湖の我らがクッシーが有名だが、どんなに古くても百万年ぐらい前までしか遡りようのない屈斜路湖の歴史の中で、約2億5千万年前に現れて約6,600万年前に絶滅した恐竜がどうやって生き延びたのかを、決して突っ込んではいけないw

RICOH Caplio R1 / 屈斜路湖砂湯

そう、クッシーは永遠に観光の思い出の中にのみ生きるUMAなのだからw

ちなみに上の写真のクッシー像が今もあるのかは知らない。最近とんと北海道はご無沙汰だし..

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ツユクサは朝咲いて日中にはしぼんでしまうので、朝露が如くのイメージからその名前がある。

夏草に分類されるが、時期的にはちょうど今頃から秋にかけてが盛りだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ツユクサは小さい花を付けるが、林縁などで群生していることと、花の色が青いために割と目立つ印象がある。

青は意外に野外で目立つ色の筆頭であり、よほど群青色のように深い色合いでなければ、ある程度の面積であれば遠目によく見える。

よく言われるのが登山などで遭難した際、青い雨具や上着は発見されやすいという話だ。工事現場などで使われるブルーシートも、そういった意味でよく目立つ。

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富士フイルムという何となくカメラメーカー然としないイメージに、APS-Cセンサー、それにクラシカルな操作性とデザインが好き嫌い分かれるとは思うものの、フジのX-T3はなかなかによく出来たカメラである。

無駄にお金を沢山払えば性能が良いカメラが手に入る昨今、このサイズ感この値ごろ感でここまでの高性能を有するカメラは、現時点でX-T3が頭一つ抜きん出ていると言ってよいだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

唯一、他社との比較で足らない機能で言えばIBIS(ボディ内手ぶれ補正)が装備されていない点だが、これはサイズ・重さとのバーターと割り切るしか無いだろう。

ソニーαが35mmフルサイズ機で実現しているので、現在の技術で実装できないことはないと思うが、結果的にX-H1の大きさになってしまうのであればヒエラルキー的にX-T3の商品価値が失われてしまうし、それであればX-T3同等以上のX-H2の登場をおとなしく待つのが正解だろう。

さて、基本的に手放しで褒められるX-T3だが、2点ばかり何とかしてほしい要望がある..正確にはどちらか1点の改善を希望..ので、X-H1に倣って忘れないうちに記しておく。

露出補正ダイヤルが回せない
露出補正ダイヤルが右手親指の腹で回せない。正確には回せないことはないが、奥に引っ込みすぎて回しづらくなってしまったのだ。恐らくバッグ等の出し入れで勝手に回ってしまうというクレームが、X-T2以前のモデルにあったのだろうと想像する。それなら他のダイヤル同様にロックを設ければいい話なのだが、フジは残念で安易な解決方法を取ってしまった。

もちろん、上からダイヤルを摘むようにして回すのが正しい使い方なのだろうが、X-T2以前のモデルでは出来ていた以上、個人的には余計なことをしてくれたという印象である。

リアコマンドダイヤル
パナ機と同様にフジのカメラのカスタム設定も実に多彩で、ボタン類やダイヤル類の初期設定はほぼすべて変更できるのだが、何故かリアのコマンドダイヤルに露出補正機能を割り当てられないのである。その代わりフロントの同ダイヤルに露出補正を設定して右手中指でクルクル回しているのだが、併用しているX-H1と同じことが出来ないのは何とももどかしいのだ。

この話は①と連動していて、結局①が難しくなってしまったことに起因しての文句ということになる。物理的にダイヤル位置を動かすことは不可能だが、カスタム設定はファームアップで対応することは容易いことなので、これは即刻対応してほしいね。

ということで、騒ぐほど致命的な問題ではないが、全体的に良い感じであるだけにちょっとモヤモヤするのだな、これがw

それとこれはX-T3に限った話ではないが、マイメニューにフォーマットが入れられないのもいい加減何とかしてほしい。フェールセーフの発想は理解するが、ユーザーが登録しない限り誤ってフォーマットということはありえないので、登録するしないの選択はユーザー自身に委ねるべきだ。これもファームアップで簡単に対応できることなので、即刻改善を望む。

余談だが、カスタム設定で「シャッターを押したら電池蓋が開く」というようなものが出来ないというのはあるにしても、メーカーが「こうあるべき」という勝手な文化を押し付けてくるのは迷惑千万な話である。

経験的にキヤノンとニコンにこの傾向が強く、特にキヤノンにはこの点で大きなお世話だと言いたい..CPSの窓口で伝えたことはあるがあそこはあそこで色々とゴニョゴニョw..ね。

ナマビシン

2019/9/3

農道脇のU字側溝をこちらに向かって走ってくるけものを発見。上り坂なので駆け下りてくるという表現が正しい。

側溝自体が周囲の雑草に覆われていて、遠目には最初よく見かけるノラネコかと思ったが、アナグマほどではないにしてもネコにしては走り方がやや鈍重な感じで、近くまで来てから鼻筋の白い模様でハクビシンと判った。

こちらはその側溝の際に立ってカメラをバッグから取り出そうとしている間に、足元をお構いなしに走り抜けて行ってしまったが、すぐ先で側溝が畑土で埋まっていたため、そこから農道上に飛び出してそのまま反対側の防風林に入って見失ってしまった。

最近は路上の轢死体を時々見かけるくらいだったので、久しぶりにナマで間近で観たが、奇しくも11年前のほぼ同じ場所でよく似たシチュエーションで出会っていたようだ。当時は犬連れだったので先に犬が気がついたのだけどね。

それはそうと、たまにハクビシンを外来種とする話を耳にする..かくいう拙者も昔はそう思っていた..が、外来生物法では外来種とはされていない。

九州以外の西日本に生息地が少ないとか、DNAが台湾産と同一だとか、果ては国内でジャコウネコ科の化石が見つかっていないとかの理由で、以前は近代になって人為的に移入..またはペットが篭脱け..されたと考えられていたのである。

ただ、東日本の昔話に登場する雷獣として江戸時代に描かれた妖怪のモデルは、ハクビシンという説があるのも確かだ。夜行性でハッキリとその姿を目撃できない上に、タヌキやアナグマなど他の類似した生きもの..樹上や屋根裏に居る限りムササビも..と間違われていた可能性は否定できないからね。

何れにせよ、勝手に人家の屋根裏に棲み着いたり、果樹園で作物を食い荒らしたりと、人の生活圏では害獣扱いなので、イノシシやサル同様に肩身が狭い生きものには違いない。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

庭先の雑草も盛夏に比べて元気がない。今月の草刈りをいつやっつけようかというのは目下の懸案事項である。

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