年別アーカイブ : 2016

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と言っても開花は一週間ほど前のこと。遅咲きのヤエザクラも季節の動きには正直だ。

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Golden Weekはデスクワークが目白押し。長時間収録された4K UHDの動画を、画質劣化なく適当な長さにカットする作業を延々と行うはめに。

そもそもH.264のデータを劣化なくカット(トリミング)するのに、Macでは適当なアプリがない。ま、こんな時のためにMac内にWin環境も飼っているので、スマートレンダリングに対応したカット編集専用のエンコーダの出番である。

そう言えば、昨今うちの業界はAppleがWindowsでのQuickTimeのサポートを終了するという話題で持ちきりである。脆弱性を残したまま終了するということで、WindowsユーザーはQuickTimeプレーヤーのアンインストールを余儀なくされることになる。

今どきQuickTimeプレーヤーなど使っている人もいないだろうが、問題は中間コーディックとしてProResが読めなくなるという点だ。業界は長らくAppleのFinal Cut Proに支配され、コーディックといえばProResだったので、そこに替わる新たなコーディックが必要になる。

業界御用達であったFinal Cut Proも、Xになってかなりユーザーが離れていて、今はAdobe Premiere Proが取って代わろうとしている。そのAdobeがここに来て押しているのが、GoPro CineForm..GoProと名が付くがGoPro製ではなく、CineFormを買収したのだ..という汎用コーディックなので、Appleの次の一手次第では、業界汎用はGoPro CineFormがその座に収まることになるのだろう。

しばらくはMacでは問題もなく特に何も変わらないのだが、クライアントがWinの場合にMOVでデータを渡すという訳にはいかないケースが今後は出てくるだろう。ああ、なんかとっても面倒だなぁ。

と言うことで、今年も相変わらず色々Golden “Weak”なGWである。

カテゴリ:映画・映像, 花・植物|タグ:

夏鳥の渡来を除けば、季節の色々が早め早めなのには調子が狂うというものだ。今頃ならあそこであんな感じの絵が狙えるな、という判断を10日早く計算する必要がある。すでに撮り逃したシーンも結構あるのは、ストックフッテージ屋としては痛いなぁ..

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ブルーベリーの開花も、ちょっとフライング気味ではないと思えるほど早い。このペースでは6月には収穫できてしまいそうだ。

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でもブナはまだこんな感じ。うちのブナの芽吹きはもともと遅いのだ。

カテゴリ:花・植物|タグ:,

庭の山菜

2016/5/1

フリーランサーにGWなど関係ない。と、うそぶいても詮なきことなれど、実際の話、世の中が休みの時期にわざわざ出掛けるのは気が引けるというものだ。

ということで、赤城高原に住み始めて今日は最短の草刈り初日となった。山に雪が降ろうとも春が早いという事実に変わりはなく、庭先の雑草たちの勢いはとどまるところを知らない。ああ、ビールが旨い季節が来たなぁ、というのが率直な感想である(笑)。

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コシアブラ

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たらっぺ

この季節のビールお供なら山菜の天ぷらが旨い。が、我が家産のものは何れも時期を過ぎてしまっているので、山に行った際にまた仕入れてこなければ。

今日はエゾムシクイを初認。

GWに冠雪

2016/4/30

さすがに氷点下にはならなかったが、今朝の赤城高原は結構冷え込んだ。北海道では冬に逆戻りしたかのように、平野部でも積雪があったようだ。

これで明日は夏日超えとか言われているものだから、いくら春とはいえジェットコースターのような天気の移り変わりには、人も動物も目を回す勢いである。

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雪雲に包まれる上州武尊山。谷筋を除けば残雪などとっくに無くなっていたのだが、中腹から上はそれなりに降雪があったようだ。

カテゴリ:季節感

林道脇が伐開された見晴らしの良い場所から周囲の景色を眺めていたところ、目の前の斜面下から草をかき分けて上がってくるけものの気配を感じた。

まだ周囲の草丈が低いことと、ガサゴソとしたわりと忙しない動きから、大型獣でないのは想像がついたが、ここで停車中の車に戻る動作をすると目立つので、ポケットからiPhoneと取り出してしばし待つ。

当然、少し離れたところに飛び出してくるものと考えていたが、ガサゴソの主は目の前の縁まで上がってきて、そこでようやくこちらに気付いたとばかりに足を止めた。ここでチラッと主の顔が見え、それがイタチであることはすぐに判った。

この後どういう行動に出るのか興味があったが、まさか以前のアナグマのようにこちらの足元を通り過ぎることはないだろうとは思いつつ様子を見ていると、フフンと鼻を鳴らして1mばかり迂回の後、一気に飛び出して反対側の斜面へと消えていった。

「野外では常にカメラを携行すべし」を信条とはしているものの、さすがに小用の時まではね(笑)。仕方なくスマホで撮った次第だが、現行のiPhoneは1080/60Pで記録される..4Kでも撮れるがさすがにそれはメモリーの無駄だ..ので、地上波レベルなら十分視聴に耐えられる。便利な時代になったもんだ。

イタチは在来種であるニホンイタチと、一回り大きい大陸産のチョウセンイタチといるが、西日本だと勢力的に後者が強く、関東でも平野部ではやはりチョウセンイタチが多いようで、在来種は山間部に追いやられている。

チョウセンイタチは言わずと知れた侵略的外来移入種であるが、それを広めたのは人の欲深さ..毛皮目的で養殖したものが逃げ出し自然繁殖している..が原因なので、大陸産に罪はない。が、在来種の生息域を脅かす厄介ものであることには違いない。

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映像の個体は大きさからしてニホンイタチの雄のようだ。さらに言えば大陸産は体と尾の率が50%近いので、その辺りも野外での識別ポイントになる。

カテゴリ:ほ乳類, 映画・映像|タグ:

夏鳥続々

2016/4/27

今朝は、クロツグミが朗々と美しい声でさえずっているのを聞きながらの起床となった。しばらく日本海側に遠征している間に、夏鳥が続々渡来してきたようだ。

その他、オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、ヤブサメ、センダイムシクイを一気に初認。これだけ一度に、しかもこの遅さというのは初めてのことである。あとはトケンの仲間だが、ツツドリは先行して某所で聞いている。

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あらよっと言った感じで写ってしまったシジュウカラ。飛ぶ瞬間を狙って、うっかり電子シャッターで切ってしまった。こういう動きのある被写体には、まだまだ電子シャッター..ローリングシャッターであれば尚の事..はダメだね。

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掃除屋

2016/4/25

トビやカモメは、カラス同様に自然界のスカベンジャー(掃除屋)の地位を築いている。アフリカのサバンナにおけるハイエナ..実はそこまで掃除屋ではないというのが専門家の認識だが、ここではあくまでイメージとして..やハゲワシと同じポジションと言えば判りやすいだろうか。

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トビは山の中でも普通に見かける猛禽類の仲間だが、海辺や河川湖沼には特に多い。それだけ水辺には餌となる食べ物が多いわけで、動物の死骸や人の生活圏から出されるゴミを隙あらば狙っている。

死骸やゴミを漁ると聞くとあまり耳障りは良くないだろうが、こういった役割の生きものがいるおかげで、我々は普段から生きものの死骸に接することなく生活できるのである。

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もしスカベンジャーたるトビやカモメ、カラスがその役割を放棄したなら、我々は日夜ロードキルされた野良猫やタヌキ、浜や川岸に打ち上がった魚の腐乱死体の臭いに悩まされることこと請け合いだ。

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青い鳥

2016/4/24

海が近いということで、これまた海無し上州ではお目にかかれない種類の生きものが見られたりする。

イソヒヨドリもその一種で、国内では海岸線の磯など岩場を中心に生息する。姿が似ているという理由でヒヨドリと名に付くものの、分類上はツグミの仲間..単独でイソヒヨドリ属を構成する..である。

また、世界的には3000m級の高山帯に生息する種類であって、何故か日本産は標高の低い海岸線に分布している変わり種なのである。

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青い鳥が幸せを運ぶか否かは、見る人の日頃の行いによるだろうか。ただ、九州で地震の被害に遭われた方々には、まんべんなく幸せを運んで欲しいものである。

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海無し県に住む上州人にとって、海は非日常の景色。

広大で果てしなく、生命あふれる水瓶であり、命生れ出づる源でもある、畏れるべき巨大な水たまりだ。

人は海へ漕ぎ出し、海を渡り、陸へ帰り、時に海へ還る。

水平線を知らない上州人にとって、海は非日常の世界。

カテゴリ:独り言

一目散

2016/4/22

何やらお急ぎだったようで、ダダッと小走りにキジのおとつっぁんが休耕田を駆け抜けて行く。一目散という言葉があるが、まさにそんな感じ。

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このまま100m程を一気走りの後、谷戸の反対側の畦に駆け上がって、お決まりのようにケーン、ケーンとドラミングを披露。見ているこちらもオッサンなもんで、息切れとかしないものかと感心することしきりだ。

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