月別アーカイブ : 2016/09

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続・秋の実り

2016/9/30

我が家のブナが植えてから14年目にして初めて実を付けた。しばらく気が付かずにいて、モズがよく高鳴いているので写真を撮ろうとして判った次第。

20160930

どんなに全国的にブナが豊作の年でもウンでもスンでもなかったのに、なぜこの秋なのか不思議である。さらに不思議なのは写真の1本の枝先だけなのだから、これまた何とも妙な話である。

例年、花は一通り咲いているんだけどね..

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秋の実り

2016/9/29

連続して襲来する台風と秋雨前線の影響で、近所の農家は皆弱り果てている。畑土は大雨で流されてしまうは、長雨と日照不足で葉物系はみな腐ってしまうはで、弱り目に祟り目のようだ。

赤城高原自体、季節的にもう作付けの面では終盤戦なので、今年はどこの農家も早くに仕事納めとなりそうな話で、この秋以降の野菜高値に拍車が掛かりそうな予感である。

20160929

作物はともかく、夏の日照時間が少なかった割にはクリは例年並みと言って良い。防風林の林床や隣接する農道には、 台風の大風の影響で落ちたいががゴロゴロしており、動物たちの食料となっている。

もちろん人にとっても山グリは秋の実りなので、程度の良い落ちグリは早いうちに拾われてしまう。近所の農業研修生がクリを食べながら歩く姿を目にするのも、例年ちょうど今頃のことである。

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テラカード

2016/9/27

引き続きフォトキナ2016ネタ。

SanDiskがとうとう容量1TBのSDXCカードを発表した。今目の前の自分のPCのHDD容量を確認して欲しい。1TBは恐らくその大多数のPCのHDD容量より多いはずだ。

それを縦横2cm×3cm強、厚さわずか2mmのカードの中に押し込めたのだ。業界スタンダードに照らし合わせれば、ムーアの法則でこの手のICの性能は倍々で向上していくことになる。

なので同社が2年前に512GBを実現した際、当然次は1TBというのは見えていた話ではあるが、それでも実際にその数字を聞くともう来たかの感はある。

こうなると、SDカードのバックアップにノートPCなんていうのは無理な話になる可能性が出てきた。ノートPCは逆に高速化の波でSSDに置き換わってきており、SSDでも1TBクラスを標準とするPCはこれからだからね。何よりコピーすんのにどんだけ時間がかかるんだか..

しかし、今後はSDカードで入れっぱなしで放置する輩が出てきそうだ。そしてバックアップも取らずにうっかりフォーマット、または紛失なんてことが起きそうな予感。一発で思い出一切霧散消去なんてことにならなきゃ良いが。

もっとも市場価格は10万前後になりそうなので、業界人くらいしか使わなそうだけどね..

20160927

そろそろ10月の声を聞こうかというのに、前線の影響でなかなかスカッと晴れない。この秋雨という長いトンネルを抜けるのはいつのことやら。

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富士山雪化粧

2016/9/25

雲がかかっていて観測所から山頂が見えないため、気象台の公式発表とはならなかったようだが、麓の富士吉田市では富士山の初雪化粧を発表した。去年より16日早い観測とのこと。

北海道の大雪から紅葉の便りが届く頃、本州では富士山に初雪が降る。もうそんな季節になったかと思うと同時に、その季節の歩みを思うように捉えられない日常に歯がゆくもある。

世に色々雑事多いけれど、自然人らしくもう少し余裕のある生活を送りたいものである。

20160925

富士山の季節の便りを耳にしたその日、偶然にも南アルプスを見通せる場所に居合わせた。角度的に富士山までは視界に入らなかったが、甲斐駒ヶ岳と北岳、それに間ノ岳を見ることができた。

日本で富士山に次ぐ高峰が北岳(3193m)で、さらに3番目が間ノ岳(3189m)である。中でも北岳..写真でガスが巻いている山..は一度は登ってみたい山の一つだ。

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シグマが元気である。製品ラインを松竹梅の3ラインに分ける商法が当たって、業績もなかなか好調なようである。カテゴライズには違いはあれど、松竹梅商法は国内主要メーカーではよくある手法だ。ナイコンの金ライン、オリのProシリーズ、元祖はC社のLレンズなど。

シグマは高級路線のArtラインが好調で、実際その性能もメーカー製を凌駕するものまで登場している。それでいて価格はメーカー製の同ジャンルに比べて半額以下..下手すれば1/3か..だから、妙なブランド意識さえ取っ払えばこれほどコストパフォーマンスに優れた話はない。もちろん、サンデー毎日な高尚な趣味人たちはお高いメーカー製を買えばよろしい。それが日本経済のためになるのだ(笑)。

ただ、シグマに限った話ではないが、ひと頃は交換レンズメーカーには安かろう悪かろうのイメージがついて回っていた。実際、品質が安定せず、同じ商品なのに性能にバラツキがあることが普通であった。それは今でも状況が大きく改善されているとは思わないが、一時のデフレ円高でメイドインジャパンを離れたメーカー製でも似たり寄ったりなので、交換レンズメーカーだからどうだという時代ではもはやなくなったと言っていいだろう。

ちょっと前に発売された50-100mm F1.8などに見られる非常にツボを突いた且つ尖った製品が真骨頂なシグマだが、今回のフォトキナでもその元気さは衰えていない。売れ線の12-24mm F4がArtラインでリニューアルした他、Artラインではないが、500mm F4 DG OS HSM(Sportsライン)がひと際目を引いた。

なんとMTFが曲線でなく限りなく直線なのである。通常、レンズの光学性能は周辺部に近づくに従って落ちてくる。故にそれを数値で表すMTFは左から右へ下がる放物線となるため、それを称してMTF曲線と言うのだが、そのグラフが左から右へ一直線なのである。つまり理論的上はレンズ中心部も周辺部も同等の解像度を持つことになるのだ。いやはやこれは驚き以外の何物でもない。

20160923

駄犬がやたら吠えているので何事かと思ったら、庭先をキジのご一行様が横断中であった。庭木が生い茂ってよく見えなかったが、向かいの畑に出たところでキジ雌が体を伸ばしてこちらを様子見しているのが見えた。

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フォトキナ2016から流れてくる情報が久しぶりに色々興味深い。

今年は現地に直接出向いている知人もいて、ネット情報と合わせてをあれこれ類っているが、実機が登場する来春まで近年まれに見る面白さ..自分にとっての話だけどね..と言ってもいい。

まず、AFプアだったオリが満を持して投入するのがOM-D E-M1 Mark IIだ。素晴らしくキレの良い神レンズ群を用意しているのに、その性能を活かせるAFがなかったのがこれで解消されると期待したい。AF追随でRAWを18コマ/秒は、C・Nの一眼ミラー機にはどう逆立ちしても実現できないだろう。

動画も4K..それもなんとDCI4Kだ..となり、お家芸の5軸手ぶれ補正はその動画にも対応、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROと合わせれば6.5段分の補正可となって、もはやギンバルやスタビライザーの類は必要ないかも。

シャッター半押しで全押し前の14コマから記録できるプリキャプチャーなど、業務用ビデオカムコーダー顔負けの機能もあり、これは結構実戦的な感じ。

パナからはいよいよGH5がお目見えする。こちらは開発発表という段階で4K/60P以外の話題はあまり聞こえてこないが、オリ同様にボディ内5軸手ぶれ補正が新機軸だろう。今どき40万もの大金ふんだくっておいて4K/30Pしか撮れないどこぞの5D4など、早くも周回遅れでどうでも良い感じ。

ただ、懸念される点もあって、先行して発表されたG8がまんまGH4と同等なところから、GH5の価格が結構高くなるのではないかと勘ぐっている。導入コストを安く抑えられる点が魅力の一つであるm4/3なのだから、先のE-M1Mk2ともどもなるべくリーズナブルな価格帯に抑えて欲しいぞ。

そして一番興味津々なのは、噂の絶えなかった富士の中判ミラーレスGFXだ。APS-CのX-T2の画質からしても非の打ち所がないというのに、それがフルサイズセンサーの1.7倍で5000万画素とくれば、これまた他所のフルサイズ機など蚊帳の外って感じ。

中判カメラと言ってもミラーが無いのでサイズは実にコンパクトで、デザインもXシリーズを継承していて秀逸。予想されるお値段もおハッセル様のようなとんでも価格ということもなく、メーカーサイドでもレンズ付きで100万を切ると言っているので、コマーシャル系の商業カメラマンなら十分元が取れる線ではなかろうか。

仕事の関係もあって、4K動画の撮れないカメラを使うことはないと決めているのだが、正直GFXにはクラクラしてしまう。実機に触ったらちょっとヤバイかも(苦笑)。

そしてGFXの次に興味をそそるのは、業界筋ではオワコンの呼び声高い..一時、資金調達面で危うい話があったしね..アクションカムの元祖GoProから登場する全部入り低価格4KドローンKarmaだ。

業務用ドローンではほぼDJIが独占している市場に、恐ろしいほどの低価格で投入される戦略商品がKarmaで、一昨年辺りから出る出る詐欺状態が続いていたのがようやくお目見え&即発売と来ているから驚きである。

いつものGoProプロモを見る限りホビー用途っぽい打ち出しをしているが、しっかりギンバル付きで4Kも記録でき、別途タブレットPCを用意すれば操縦と撮影を切り離せるので、十分業務でも使えると想像している。

と色々有りすぎて、あとは情報が入り次第個別にはまた後日記事にしようかと。え?ソニーのαはどうしたって?ああ、SO社は取り敢えずどうでも良いです(笑)。

20160922

相変わらずのスッキリしないグズグズ天気で、山の稜線までガスの中。何か止まっていたような気がしたが、ガスの晴れ間に確認したけどやっぱり何も止まっていない。

ワールドワイドでは目新しさがないと揶揄されているiPhone7だが、ネット予約分だけで初回ロットが完売した黒いモデルが話題だ。

今まで黒いカラーリングのモデルが無かった..MacProを除けば近年のAppleプロダクツでは珍しい..ので人気を博しているようだが、黒いスマートフォンならAndroidに沢山あるのに、まあ不思議な話ではある。

そしてイヤホンジャックが無くなったことも渦中の話題だが、音楽など聴く高尚な趣味を持ち合わせない拙者には何ら関係ない話。

日本的にはFelicaに対応したのが一番大きいと思われるが、どこに置き忘れるとも知れないスマホを財布代わりにするなど、とても保守的なオッサンには考えられないし、そもそもそれを使う局面など微塵もないのが田舎暮らしである。

それより外仕事が多いので防塵防滴がありがたいが、それとて、防水機能もお財布ケイタイも、ガラケーと呼ばれる日本の携帯電話がすでに7〜8年前に実現しており、何を今更感が漂うのも事実だ。

などとブツブツ言ってはみるが、目下の懸案はハードウエアのほうでなくiOS10である。フォレストブラウザなど自前アプリもさることながら、過去にうちで開発したいくつかの受託アプリの評価作業が舞い込んできており、何だか今月も月末までスケジュールが埋まってしまったのが悩ましい..

20160917

先月末にはすっかり見かけなくなっていた近所のツバメたちだったが、今朝家の前の電線に止まっているのを発見。

2羽なのでおそらくペアと思われるが、居残っていたのではなく、赤城高原より北で繁殖していた個体が南下の途上で休んでいたと考えるのが自然だろう。

実際、夕方になって家の周囲を双眼鏡でくまなく探索したが、その姿はもう無かった。

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ほぼ一年前になるが、C社より超高感度の動画撮影に特化した多目的カメラME20F-SHが発売された。EOSともCINEMA EOSとも付かないので、完全に業務機のカテゴリである。

お値段300万円、外部レコーダー無くして単体では記録すらできないシロモノだが、EFマウントでレンズ交換でき、最大でISO感度400万の1080Pを外部出力できる。

値段と仕様からして必然的に特殊用途であり、一般的ではないので忘却の彼方であったが、仕事仲間からC社のサイト以外でME20F-SHを使って制作されたムービーを見つけたと連絡あったので、早速視聴してみた。

撮影感度はISO40万らしいが、星空をしかも動画でここまで記録できるのは凄いことである。

静止画なら長時間露光して軌跡を写し止めたり、今どきならインターバル撮影の合成によるタイムラプスがあり、画質面では比較にならないが、件の映像は無灯火の暗闇での撮影なのである。

人物が話すシーンでは演出で弱いライトを当てているものの、それとて相当に明るさを抑えているのが判る。何よりその背景にはちゃんと天の川や流れ星が映り込んでおり、フォーカス送りでの演出も効果的に活きている。それに動画なので音声も同時収録できており、これは映像表現として大きい要素だ。

ノイズが多いって?いやいや忘れてはいけない。この映像は漆黒の闇を、それも動画で撮影したものだ。

あまりに地味過ぎあまりに光学、いや高額過ぎると世界中から批判の雨あられの5D4だが、こういった地道な基礎研究の発展を商品化してくるC社の底力は大したものである。あとはこの技術を以下に早くコンシューマに落としてくるか、期待したいものだ。

と少し褒め称えた途端、今日発表されたEOS M5の動画スペックを見てガッカリ。おいおい、今どき4Kも撮れねぇのかよ。一体何週遅れだっつーの..

20160915

今日は15日で十五夜、中秋の名月である。東の空には雲がかかっていたが、少し様子を見ていたら雲間に満月を何とか拝めた。

m4/3だとフルサイズセンサー機の高感度性能には及びもしないが、まあ餅は餅屋ってことで、こういうシーンはX-Transセンサーにお任せ。

天気ぐずぐず

2016/9/13

来週、いや今週末辺りか、またぞろ台風がやって来そうである。すでにその影響で今週は雨続きの予報であり、なかなか思うように撮影その他がはかどらない。

半期末の9月は納期が目白押しで、そうそう外にばかり出てられないのが本音だが、そもそも8月が天候不順だったのが元凶なのである。

20160913

ジメジメぐずぐず鬱陶しいので、先週の台風一過でスカッと晴れた上越国境を一枚。でもこの日は終日デスクワークで外出ならず。

そろそろタカが飛び始める時期であり、仕事場から上越国境がスッキリ見通せるようだと、心ここにあらず気もそぞろといったところだ。

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キリンはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南に分布する奇蹄類..馬やバクと同じ蹄が奇数ある..の仲間だ。

従来、キリンは地域によって亜種に分化しているが、基本的に種としては一種として扱われてきた。色味と模様に若干の違いあれど、見た目も形態的には違いが見られないからだ。

それが遺伝子解析の技術が進歩したことで、実はミナミ、キタ、アミメ、マサイの異なる4種に分かれるという新説がこのほどドイツの研究チームより発表された。

どうやら遺伝子レベルではヒグマとホッキョクグマの同程度の違いがあるらしく、全体の総数では数が多く見えても、種ごとになれば一気に数が少ないという判断になるため、従来とは異なるアプローチで保護政策を考える必要に迫られるとのことだ。

20160911

ケニヤのマサイマラNPで撮影したマサイキリン。夕景にその特徴的なシルエットが美しい。

アフリカのサバンナを旅していると、平らであるがゆえに広く遠くまで見通すことができる。平原にはたくさんの草食獣を絶えず見ることができるが、とりわけキリンはその首の長い体軀で、どこにいてもよく目立つ。

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