朝晩冷え込んで旧に寒くなって秋らしくなってきた。
動物と違って植物は急激な季節の移り変わりにリアルで対応できないので、麓のちょっとした空き地の林縁にmまだ秋の花が咲いているのを見掛ける。
リンドウだがちょっと種類が分からず。Google先生に聞いてもオヤマリンドウと返してくるが、ちょっと違うかなと。
いきなりというか唐突に秋が始まって、一気に朝晩は10℃以下の日が続いている。
県境部に冠雪..上越国境はまだだが栃木県境で確認..の報も届き、我が家の居間には無事こたつも設置済み。この月初の北東北への遠征時の寒さにも懲りたので、車載装備も冬用にすべて換装し、あとは冬タイヤへの交換タイミングを計っているところ。
一年365日は動かしようがないので、秋が短かいだけで冬は普通にやって来ると考えておくほうが無難である。
最近近所で見掛けた秋の実など。
東芝が上場廃止で74年間の株取引に幕という話。
東芝は昭和世代には馴染みのブランド。子供の頃、高崎市内に住んでいて近所にエスパーストアがあったので、親父の趣味もあったが家電は全部東芝。その頃毎週のように観ていたサザエさんもスポンサーは東芝だった。
仕事で地元のソフトハウスに就職したが、最初に触ったPCはラップトップのJ-3100で、その後もブック型パソコン..ノートPCはその後天下を取ったNECの造語..の走りであったDynabookを使ってた。
電球とモーターで光る東芝回る東芝と歌われた東芝は、戦後のモノづくりニッポンを代表する企業の一つだったが、上場廃止は経営の立て直しに失敗した末路ということか。最後は世の中の空気を読めず、政府に片棒担がされて原発に固執し過ぎた感がある。
ま、時代の流れという見方もできる反面、経済大国ニッポンがすでに過去の話という象徴でもあるな。
ムシカリの赤い実は小さな渡り鳥たちの栄養源。
ナイコンからZfcに続いて噂のあったZfが発表された。ZfcがAPS-Cだったのに対しZfは35mmフルサイズだ。
古式ゆかしきフィルム一眼レフ風だが、今風に言うとヘリテージデザインということになる。ニコ爺は別にして、ことさら物珍しさを感じないのは小生が富士フイルムのXシリーズを使っているからだろう。
以前も書いたが、個人的にF3が好みなのでZfcもZfも見た目で引かれる部分は少ないのだが、ああいう商売ができるのはライカ同様に歴史のあるナイコンならではなので、老舗メーカーの特権と言って良いだろう。
スペック的には最新のZと遜色ないようなので、あとは古臭いUIをユーザーが受け入れるかどうかだろうか。
デジタル一眼レフであるFマウント時代のDfが商業的に失敗しているので、今回も社内で相当揉めたことは想像できるが、オールドレンズ流行りの昨今の風潮からして、Zfはかなり売れると予想する。まあ同時に中古市場に大量のZfcが出てくることも容易に想像できるけど。
ただ問題はレンズだ。Zレンズは何れも大きく重くデザイン的にもZfには全く合わない。メーカーで言うところのヘリテージ風となると28mmと40mmの2本しかないので、ここをどうするのかロードマップを示す必要があるだろう。
マウントアダプターを介せば古いFマウントレンズも使えるが、これが実に不細工な且つ醜悪なので、やはりZマウントの同じ方向性の意匠を持ったレンズのラインナップが必要だ。
その点、純正を問わなければサードパーティ製にそれなりにレンズが揃ってきているので、オールドレンズレンズ含め最新のミラーレス機を母艦として使えばよい話ではある。
早朝はつぼみだったオヤマリンドウが午後の下山時には花が開いていた。