カテゴリ : 花・植物

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ヤナギランは葉が文字通り柳の葉に似ていることからその和名があるが、英名はファイヤーウィードである。

山地の山火事の跡地に真っ先に群落を形成することからその名前で付いており、昔アラスカを何度か訪れたことがあるが、その際にもハイウェイ沿いで見掛けた山火事現場に沢山のピンクの花が揺れていたのをよく覚えている。

山火事だけでなく雪崩などの崩落で裸地が現れると、やはり多種に先駆けて成長するいわゆるパイオニア種の位置付けとなる草本類だ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

ということで、高原で風に揺れているヤナギランを眺めていると、若い頃に出かけた極北の地を思い出すのである。

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色付きが早いと言えばヤマザクラなど桜の仲間だが、山の上では何と言ってもナナカマドだろう。

まだ他の樹種が青々としている時期に、部分的とは言え紅葉し始めて透過光でよく目立つ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

紅葉もさることながらナナカマドはその赤い実もよく目立ち、落葉する時期になってもまだ実がついており、冬鳥たちが好んで食べる。

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今年のススキの開花は前橋で8月28日、東京で9月2日。前橋は平年より4日、東京は11日早い。

赤城高原はと言えば、例年観測してる近所の休耕地があるのだが、ここ数年はお盆のタイミングで草刈りが入ってしまい開花確認ができてない。

穂が出始めるのは早い時は7月中という時もあるが、概ね開花はお盆過ぎといったところだ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先日登った2000m付近の稜線上にまだ残っている株があった。標高が高いので開花自体は8月の上旬くらいだろう。

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真夏の果実

2023/9/4

ヤマボウシの実は真夏の果実。

畑のブルーベリーが終わって少し間が空いて赤く熟し始め、毎朝のようにハシブトガラスとヒヨドリが争奪戦を繰り広げているのだが、寝室の前なのでこれがなかなかに煩い。

ヒヨもカラスも子育ては終わっているので、親も子もなく入り乱れる感じだ。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

赤いと言えばホウノキの実も。写真は半月くらい前なのでまだ薄い色合いだが、今の時期はこっちももう熟し始めているだろう。

暦の上では9月となり季節的には初秋という括りになるのだが、気候的にはまだまだ盛夏と言って良い暑さが続く。

太平洋高気圧が頑張りすぎているということになるのが、日本列島に接近する台風の動きで見て取れる。

それでも一年の日取りは決まっていることなので、秋が短いかそれとも秋も冬も短いか、何れどこかで帳尻を合わせてくるのは自然の摂理だ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

日中は30℃前後まで上がる日がまだあるものの、寝しなに窓を少し開け置くと明け方に寒さで目が覚めるので、高原の朝がようやくそれらしく落ち着いてきた感ある。

今夏は近所でクマの目撃情報が多い。

この月初、うちから300mほど離れたデントコーン畑からクマが出てくるところを、畑に隣接する民家の住人が目撃している。

そしてお盆には、上の集落の同じくデントコーン畑付近をうろついている個体を農家が目撃。それぞれ距離は離れているが、沢伝いに人知れず移動は容易なので、恐らくは同じ個体と思われる。

何れも目撃者が役場に連絡しているので防災無線が流れていたが、他の地区での目撃情報も時々流れてくるので、近年になく今夏はクマに関しては騒がしい状況だ。

東北や新潟ではブナの不作がすでに報じられており、県内でもブナに関しては不作の傾向であるが、赤城高原にはブナ林はないので、クマが口にする堅果類ならミズナラやコナラのドングリのほうが影響がある。

そのドングリもミズナラは不作傾向だが、赤城高原に多いコナラは例年並みなので、特に木の実が不作なのでクマの出没が多いというわけでも無さそうだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

オニグルミの実もクマはよく食べているが、こちらもまあ例年並みと言ったところ。

コロナ禍で中止が続いていた沼田おぎょん..いわゆる祇園祭のこと..が今年は3年ぶりに催し中。

利根沼田の暑さはそのおぎょんの頃から盆あたりまでがピークなので、この猛暑もそれまでは我慢と言ったところ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / ヒルガオ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / ナワシロイチゴ
FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / PROVIA / ヨウシュヤマゴボウ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / ホオノキ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / ヤマユリ

盆過ぎには赤城高原には秋の気配が漂い始めるはず..

庭でブルーベリーを収穫していて何気に足元をみたらネジバナが。先週行った草刈りを無事免れていたようだ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

野草の花の類は虫たちに残しておきたいところだが、夏草の丈が伸びると作業中に発見は難しい。

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蛍を入れて

2023/7/19

先週末から猛暑が続いた関東圏だが、今週は前線が下がって暑さが和らぐようだ。

我が赤城高原は酷暑グンマーにあって高原のため平野部よりは4〜5℃低いとは言え、32℃辺りを超えるとさすがに厳しい。

湿気がなければ数字ほどの暑さは感じないのだが、時期的にまだ梅雨のしっぽなので梅雨明けまで我慢の日々である。

FUJIFILM X-H2 / XF8mmF3.5 R WR / Velvia

その昔、薄い布袋に光るホタルを入れて涼しさを愛でたのが名前の由来というホタルブクロ。一節にはこの花自体にホタルを入れたという話もあるそうだ。

そんなホタルブクロを超広角レンズで真下から覗いてみた。

アジサイは梅雨どきに咲くので雨のイメージが強いが、個人的には梅雨の晴れ間の青空にもよく似合うと思っている。

そしてそれが青い花であればなおさらのこと。

iPhone 13 mini

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

梅雨に入っているはずだが、先週は1000km近く南北に移動しているのに、まともに雨に振られたのはわずか1日だけという奇跡的な事態に。

まあたまたまなんだが、この時期は野外仕事が入ってくるのでそれはそれで助かるけどね。

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