ヒガンバナの写真はこの季節の定番で、あたかも日本の在来種のように市民権を得ているが、本来は外来種である。
ただ、有史以前に稲作文化と共に伝わったこともあって、日本人には古の頃より記憶されているいわゆる帰化植物の扱いとなっている。
彼岸の頃に咲くヒガンバナは稲の刈り入れの時期とも重なる。そんな彼の花の赤は秋の里山の彩りだ。