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共通テスト会場でスマホを使って外部に試験問題を送信し、不正を働こうとした事件が話題である。

やった内容はカンニングと同義なので処罰が必要なあるまじき行為であるが、いまや小学生でもスマホを持っている時代なので、そこに「電源を切っておけ」程度の注意だけでことが防げると思っている管理側にも落ち度があると言っていいだろう。

スマホなど誰もが持っている一人一台の時代であることを、世の中の仕組みがもっと認識すべきだ。

ついでに言えば、歳だから最新のスマホは使い方がわからないと文句を言う御仁を仕事柄よく見かける。

そう言っている人は大抵ガラケー使いで、電話とメール..それもキャリアメールね..だけで使えれば十分とか言っているが、それ単に機能を絞っているだけで中身はAndroidスマホだからって何度も突っ込みたくなるw

要らない機能が付いていて面倒だというなら、ホーム画面から削除して仕舞えば良い話で、後生大事に不要なアイコン並べたまま使って文句を言うのは筋違いもいいところだ。

iOSでもAndroidでも特に優れた万人向けのインターフェイスだとは思わないが、前述した通り小学生でも普通に使えるわけで、歳だから使えないと言っている連中は単に覚える気がないだけの怠慢に過ぎない。

便利さを享受できるサービスはまだ過渡期ではあるが、これからスマホがもっと普通に必要になる時代になるのはもう避けようがない。

経済的な理由を除き、やれ面倒だ、厄介だ、わけわからんと自らの努力を放棄している人たちは、スマホが使えないことで起きる諸問題を受け入れる覚悟が必要だろう。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Vlevia

歳だからというのは己にも当てはまる話。幸いにもIT機器の操作にはなんの抵抗もないのだがw、体のあちこちにガタが来て痛いというのはやっかい。

が、一番問題なのは時間が経つのが年々早まっているように感じること。今年ももう1ヶ月が過ぎようとしており、月末という名の締め切りがすぐそこに..

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科学は大事

2022/1/17

一昨日のトンガの火山島の噴火はすごかったな。今や気象周りは世界中の衛星画像からその状況が手に取るように分かるが、隕石が衝突でもしたかのようなインパクトが見てとれた。

そしてその余波というか影響が津波となって太平洋沿岸各国に到達し、我が国でも漁船転覆などの被害がもたらされており、壮絶な威力をまざまざと見せつけられた感じだ。

津波情報は一旦は気象庁も出したが、通常の地震による津波でなかった..因果関係を科学的に証明できない事象..ためかすぐに取り消されたものの、潮位の上昇と全国的な気圧変化から夜半に改めて警報を出すことになったようだ。

今回のこの気象庁の対応では、過去の観測データと照らしても該当する事例がなかった..噴火による空震で潮位変化が起きて津波となる..ことが今回のバタバタにつながったと記者発表で発言しており、それについて賛否両論があるようだが、予測するためには地道な観測データの収集とそれに基づく科学的な研究と判断が必要になることが改めて認識されたと言って良い。

近年の気象庁は予算削減が顕著であり、それは公的機関の公式サイトと思えないような広告バナーの多さを見てもよく分かる。特にここ10年ほどの科学や研究を否定する政治の姿勢がそれを助長していると言っても間違いない。

前にも書いたが、科学と研究そしてそこに至る教育に資源を割かない重視しない国家に未来はない。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今でも時々小規模の火山性地震の群発と噴煙が見られる浅間山は、100年活動度または1万年活動度が特に高い国内有数のAランクの活火山に指定されている。
 
生まれたばかりの海底火山が火山島として成長し、それが噴火につながった先日のトンガほどはないにせよ、1783年の天明大噴火レベルの災害がいつ起きるとも限らない。

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白銀の山稜

2021/12/19

先日の降雪は予想よりも早くに止んだので、家の周囲は朝のまま15cm程度で収まってくれ、今シーズン最初の除雪作業からは免れた。

ただ県境各地は終日降っていたので、一夜明けてみれば白銀の山稜となっていた。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 谷川岳

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 上州武尊山

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 浅間山

これで来春まで山は根雪となったようだ。

カテゴリ:季節感,

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

南には佐久平と八ヶ岳連峰。

千曲川の河岸段丘を挟むように標高700〜900m前後の高原地形が広がり、冬季の積雪量もさほど多くはない点で、我が赤城高原とよく似ている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

南東方向には関東平野が望め、晴れていれば遠く筑波山も見えている。右側の岩峰群は妙義山。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

北側の眼下には四阿山同様に嬬恋村のパッチワークが広がっている。四阿山と違うのは、山麓に鬼押出しと呼ばれる溶岩台地を挟んでいることだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

北東側、子持山(中央)の向こう側には赤城山と我が赤城高原も見えている。写真左奥は日光白根山、男体山、皇海山などの日光連山である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そして上信国境ではお馴染みのアルプスも。写真は北アの穂高山〜槍ヶ岳だ。

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トーミの頭からJバンドまでは外輪山歩きなので、常に浅間の本体を横目に見て歩くことになる。

樹林帯で視界が遮られることもあるが、概ね同じような眺めが続くので、必然的に前景に何か入り込むようなフレーミングをすることになる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

冬が進むと積雪も増えて山体が真っ白になるが、まだ今ぐらいの時期だと雨水で削られた筋状の地形が浮かび上がって面白い。

この縞模様は東側より北〜西側のほうがより顕著で、さながら砂糖をまぶしたチョコレートケーキのようだ。

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先日の降雪の後、上信国境の主峰である浅間山の外輪山を歩いてきた。

本来は前掛山が目的であったが、うっかりヘルメットを忘れてしまったので、トーミの頭経由で黒斑山〜Jバンドの2400mの外輪山の尾根歩きとなった次第。

今は噴火警戒レベル1で差し迫った危険があるわけではないが、日本屈指の現役活火山であることは間違いないので、無理は禁物である。

標高2568mは群馬県内では二番目の高峰で、最高峰の日光白根山とは10mしか違わない。双方とも火山活動によって山体が形成されているので、噴火の状況でいくらでも立場が入れ替わることになろう。

外輪山自体は3万年くらい前の噴火で中央が吹き飛んでできたものらしく、当時は3000m級の富士山型の山容だったと言われている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 浅間山と火口原

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 黒斑山〜蛇骨岳

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / トーミの頭

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

浅間山は赤城高原の我が家からも子持山越しに見えていて、黒斑山辺りだとギリギリ見えるか見えないかぐらいの正反対となる感じ。

また、関東平野の西の端に鎮座する姿を子供の頃から眺めて育ってきたので、高崎に住んでいた頃から馴染み深い山であるが、群馬側からはこの角度は真裏になるため、新鮮な感じがする。

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先日登った四阿山は素晴らしく眺めが良く、さすが百名山って感じ。

遠目に見る分にはなだらかな稜線なのだが、麓の嬬恋村がすでに標高1400mあるのでベース標高が高いのである。

その2354mのピークからは日本アルプスから富士山まで一望できるのは圧巻だ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

すぐ目の前にはドーンと浅間山。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

遥か南には空木岳など中央アルプス。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

木曽の御嶽山は北アルプスに含む説と含まない説あり。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

西を向けば北アルプス。左側が奥穂・北穂など穂高山で、大キレットを挟んだ右のとんがりピークがお馴染みの槍ヶ岳。小槍も見えている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

さらに右へ視線を移せば後ろ立山と呼ばれる同じ北アルプスの鹿島槍ヶ岳、その奥には立山と剱岳も望める。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そして南アルプスと言いたいところだが、撮ったような気がしていたがどうも撮り忘れた模様。代わりに再び登場の富士山で。

おらが村と並んで県内有数の高原野菜の産地と言えば嬬恋村だ。

標高で倍近く高い..あちらは1400m前後ある..ので高原と言ってもレベルが違うが、嬬恋ではほぼキャベツ一択の生産だ。

そのキャベツ故か、コンニャクと葉物野菜全般を手掛けている我が村との決定的な違いは、耕作地内にほとんどハウスの類や、マルチのような農業資材が使われてない点である。

なので遠目で見る畑のパッチワークが、写真的には良い感じで絵になるのである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

写真は上信越トレイルの西の端に位置する日本百名山の四阿山(標高2354m)から見た浅間高原の眺め。

四阿山(あずまやさん)なんて言われなければまず読めないし、Google日本語入力では変換されないぞ。

ちなみに世間一般には四阿山で定着しているが、吾妻川の源流が鳥居峠の東側にあることもあってか、足元の嬬恋村では吾妻山とも呼ばれている。

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富士近し

2021/11/1

このところ北部県境周辺をうろついていたので、先週は天気の良い日を選んで県南の山域へ出張った。

赤城高原から県南部は距離的にはちょっと行ってくる感はかなり無くなるが、高速道が使えるのでそこは助かる。

それにこれから県北は雪でほとんどの林道が立ち入れなくなるので、そういう意味で冬季も出入りしやすい..まあそれなりに凍結はあるけど..のが県南部のフィールドである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

県北の紅葉の見頃は過ぎているが、県南の標高の低い山域はまだこれからである。

それに富士山がいかにも近いって感じがするのも県南。富士は県北の標高の高い地域からも見えているが、やはり物理的な距離感の違いは大きい。

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昨日の午後、裏庭で雄の成鳥を今シーズン初認。概ね例年並みの渡来である。

実は声だけなら先週末に県南の山中で聞いているのだが、季節観測では同じ場所で記録することに意味があるので、昨日が地元での初認ということになる。

そして今朝も早朝から裏庭で存在を誇示しているので、移動の途中ではなく定着個体ということになる。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

今朝は同じく今シーズン初の上越国境のモルゲンロートも見られた。赤城高原自体はそれほど冷え込んでいなかったけどね。

積雪もまだこの程度なので、今週中に一旦は解けそうである。