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擬態とは逆にやたらと目立つ昆虫もいる。写真のオオセンチコガネの美しい金属光沢の輝きはどこにいてもよく目立つ。

捕食者の目を躱そうという意図が微塵も見られないのは潔い?が、アカショウビンやブッポウソウの生息地なら厳しい感じがするけどどうなんだろうか。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

オオセンチコガネはいわゆる糞虫の仲間で、動物の糞や死体に集まるスカベンジャー。その生態は一般には好まれそうにないが、こういう種がいるからこそ野外に死体や糞が放置されてないことは知るべき。

生物多様性とはこういう存在そのもの。

擬態は昆虫が持つ最強の能力と言っても良い。虫屋ではない小生レベルでは、擬態中の虫を単独で発見するのは困難。

ナナフシなどその最たるもので、たまたま目立つところにいたのでその存在に気が付いただけで、森の中で枝に化けていたらまず無理。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

写真はクロコノマチョウ。この時は樹冠からヒラヒラと枯れ葉が舞い落ちているくらいに思っていたのが、クルッと反転して草に留ったところを偶然観てしまったので気が付いた次第。

ま、こうして改めて観るとこのケースはまったく擬態になってないんだけどね。

米ナショナル・ジオグラフィック誌が、最後に残っていたスタッフ・ライター全員を解雇したという衝撃的な記事を読んだ。2019年にディズニーに買われた辺りから予想はしていたけど、意外に早かった印象。

その幅広い取材対象は宇宙から深海、微生物から古代恐竜、太古から現代までと名前の通り地球規模で、ピーク時には全世界で2000万人近かった購読者も、直近では200万人を切っていたとのこと。135年続いた老舗グラビア雑誌の名門にも抗いようのない変革の波が到来したようだ。

これでいよいよ緻密な取材と厳格な裏取に基づくニュースが減るのは間違いなく、新たな「発見」も失われそうだ。購読者としてつくづく残念な話である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ニホントカゲ

かく言う小生も、足元の小動物から奥山の大型猛禽類まで守備範囲は広いぞ。

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トンボ色々

2023/7/4

トンボやチョウは探さなくても翔んでいる限りは目につくので、ヒマ?に任せてよく撮らせてもらうが、虫屋ではないため、識別となるとまだまだの状況となることがほとんど。

以下は最近東日本周辺で撮影したトンボの仲間。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ハラビロトンボの雌

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / シオカラトンボの雄

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ヤマサナエ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ニホンカワトンボ

最後の個体はニホンカワトンボの淡色型の雌?で良いのかな。

先日、中部日本の標高600mほどの山間を訪れたが、すでにアキアカネが羽化していて結構な数が飛び交っていた。

目的の対象種を探すために双眼鏡覗くまでトンボにはまったく気が付かなかったが、それほどに高空を飛んでいた。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

と、何気に足元見たら地表にもいてこっち見てたw

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

日差しを避けて日陰で休むアキアカネ。名前に秋が付いているけど発生は夏。山の上で姿を見かけるようになると暑い夏がそこまでやって来ているのを感じる。

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キリギリス

2023/6/27

キリギリスの幼虫を1200mm手持ち超望遠マクロで。キリギリスはヒガシとニシとで分類されるようだが、北陸で撮影したこれはどっちかな?

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

尚、落としたペンを拾おうとしゃがんで偶然発見したけど、普通に探したら小さくてわからないぞ。

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気温が低い日の午前中、舗装路脇をカサカサとトカゲたちが行き交う。周囲に比べて路面の温度がいち早く高くなるため、暖機運転を兼ねてのことだろう。

時折他の雄とかち合うと追い掛けっこが始まり、熱を帯びてくると道路の中央でもお構いなしに取っ組み合いが始まる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

鳥類と爬虫類は遠い親戚なので、OM-1を鳥認識のまま向けるとちゃんと目にピンがくるから面白い。もちろんそんな自然科学的な理由で認識している訳はないだろうけど。

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我ながらよく踏まなかったものだと感心。それくらい小さくて細いナナフシモドキの幼虫が路上を横断中。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
iPhone 13 mini

一度見つけるとそここで目にとまるようになる。うっかりしていると車の中に侵入されてそのまま連れ帰るところであった。

と言っても、昆虫類や植物の種子はそうやって各地に分散されていくのだろうけど。

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後ろ!後ろ!

2023/6/14

「あー、後ろ!後ろ!」と思わず声を上げたくなるシーン。

と言いつつこの後の状況を期待してカメラ構えてしばらく待機するが、バッタの幼虫もカニグモの仲間もお互いに我関せずと言うか、まったく動きなし。

いくらOM-1が軽いとは言っても、10分も手持ちで構えたまま待ち続けられるほど虫屋ではないので、敢え無く途中で離脱。

さらに5分後に再度見た時は両者とも居なくなっていたので、まあ生きもの撮影は一筋縄ではないなと思った次第。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

待っている間にOM-1の伝家の宝刀とも言うべきカメラ内深度合成で撮影。

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先日のキタテハもそうだが、今の時期にヒラヒラと飛ぶオレンジ色のチョウはよく目立つ。青空や濃い緑、それに黒と橙は補色の関係にあるので当然といえば当然。

目立つから飛んでいるところを撮ろうとチャレンジするが、望遠レンズではほぼ追尾不可能なトリッキーな動きに惨敗続きである。

ここはやはり広角レンズで撮るという海野先生流が王道ということなのだろうね。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20 / ベニシジミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / セセリチョウの仲間

セセリチョウは最初は翅を閉じていたけど、5分ほどジッと待っていたら少し翅を広げてくれた。ただ、キマダラセセリなのかそれともヒメキマダラセセリなのか、虫屋でないので同定は難しい。