避暑トンボグラフィティ
先週末から昨日にかけても北部県境付近で降っていたので、矢木沢ダムの貯水率が若干上積みされた。と言っても昨日の時点で約37%と危機的であることに変わりはないが。
8月の避暑トンボグラフィティ
先週末から昨日にかけても北部県境付近で降っていたので、矢木沢ダムの貯水率が若干上積みされた。と言っても昨日の時点で約37%と危機的であることに変わりはないが。
8月の避暑トンボグラフィティ
いやぁ、この蒸し暑さは想定外だ。
お盆も過ぎて例年なら朝夕に爽やかな秋風が吹いているはずが、何という湿度の高さだろう。台風7号の一過でさらに暑さマシマシで勘弁である。
朝から喜んでいるのはセミばかりだ。
季節柄もう花も少なくなって、見かけるチョウの種類も限定的だ。
人間、裏表なく生きるのを良しとするというのは理想だが、嘘も方便という便利な考え方があったり、戦略という概念もあるので、そこはあくまで心情として言うのが正しいのだろう。
そんな内面の話とは関係なしに、見た目で裏表ある生きものもがいるのも確かで、特にタテハチョウの仲間は翅を閉じている時と開いている時でまったく異なる、ある意味裏表が明確にある種が多い。
そんなタテハチョウの中でもクジャクチョウの裏表別物は特筆である。
写真は山中の取水口の堆積物に寄って来ていたものだが、昆虫素人の小生は最初は別の種のチョウが来ているとばかり思っていた。それほど同じ種とは思えなかった次第。
見た目の派手さから孔雀の名が付いているのかと思ったが、天敵除けと思われる目玉模様がクジャクの飾り羽に似ているところからこの名前があるそうだ。英名もPeacockとそのままズバリである。
この季節はただでさえ日差しが強く、今夏は特に猛暑で暑さカンカンなので、車のリアハッチの下で直射日光を避けるようにしている。
気がつけば色々な虫たちが暑さを逃れて?訪問してくるので飽きさせない。日差しを避ける種もいれば、人が触る場所にやってきて汗を舐めて塩分補給する種もいる。
写真は撮れなかったが、カラスアゲハやルリボシカミキリも姿を見せた。
先週は仕事で隣県の雪国へ。例年なら野外仕事は5月くらいで足を洗っているのだが、人手不足らしく今年はいつになくお呼びがかかる。
周辺は山間の棚田地形の谷間だが標高はさほど高くなく、折しも全県下で熱中症警戒アラートが出るほどの猛暑で、久しぶりの真夏の現場に頭がクラクラした。
寒いのはある程度耐性があるほうだが、もう若くはないので暑いのはダメだね。
トノサマガエルなんて何年振りに観たかっていうくらい久しぶり。山間の田んぼの畔に立ったら足元から飛び出した。
尚、トノサマガエルはかの雪国ではレッドデータの指定とのことだ。
このブログでは以前からイヌワシのことを隠語で「天狗様」と呼んでいるが、これは天翔けるイヌワシを天狗に見立ててのこと。
その大きな翼は羽うちわ、長い鉤爪は高下駄、突き出した嘴は天狗を象徴する長い鼻等々、天狗を彷彿させるいかにもな類似点があるため、昔から天狗はイヌワシの化身として扱われてきている。
そしてそんな天狗の名を冠したチョウがいるとは、何気に写真を撮るまで知らなんだ。
鼻のように長く見えているのはパルピという器官らしく、他のチョウにも目立たないだけであるらしい。天狗と言うよりは鳥の嘴のようにも見える。
かくも昆虫とは色々な形態の種がいるものだと感心。
梅雨明けて暑さ増すセミの季節の到来。7月6日にヒグラシ、同16日にエゾセミ、同21日の朝にミンミンゼミ、同夕方にアブラゼミの順に初鳴きを観測。
後は暑さ極まる頃にツクツクボウシが鳴き出すことになる。
ヒグラシの抜け殻。地面に近い草の葉の裏に同様にいくつも見つかる。
抜け殻の主かどうかは分からないが、ヒグラシがすぐ近くに落ちていた。
しばらく動かなかったが、やがて飛んで近くのアカマツに留ったので、取り敢えずこの個体はこの夏を謳歌できそうだ。
デスクワークを逃れ北部フィールドへプチ天狗様観察。住まいがフィールドに近いというのはこういう時に便利である。
観察定点で暑さ逃れて車の後部ハッチを開けて休んでいたら、足元をヒラヒラとヒカゲチョウ。と思ったら直射日光を嫌うクロヒカゲだった。
そしてパン棒のハンドルではいつものようにサトキマダラヒカゲが塩分補給中。
チョウやトンボは探さなくても翔んでいる限りは目につくので、ヒマ?に任せてよく撮らせてもらうが、虫屋ではないため、識別となるとまだまだの状況となることがほとんど。
以下は最近東日本周辺で撮影したチョウの仲間。
虫の名前も昔から存在が知られて意識されていると気の利いた名前がつく傾向があるが、それでも鳥に比べると圧倒的に近縁種が多いため、それ以上に色や形で分類されていくというのはある。