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こんなところ

2016/10/30

前時代的で凡庸とした面白みのないわが村の名前を告げると、大抵は興味を示さないか、つまらなさそうにどんなところですか?と聞かれる。

最近なら真田丸で知られた沼田の南、国定忠治..県外や若い人にはここで稀代のヒーロー忠治の話をしなければならないので割愛することも多いが..の赤城山の西の麓に広がる高原野菜の村と告げる。

20161030

これは裏山..もちろん赤城山だんべー..から見下ろした利根の眺め。中央を左右に横切るのが片品川の河岸段丘、その上が沼田の市街地で、手前に広がる農村地帯がわが村である。

そう、わが村はこんなところにある。

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タイトルとは全く関係のない話。

うちの業務内容は写真・映像・自然・ITの4品目である。一見すると関連性のなさそうな分野に思えるが、これがまた意外に密接な関係があるから面白い。

あれやこれや好きなことに手を出しているうち..一つことで安定して飯が食えないので色々やらざるを得ないという側面も否定しない..に、少々手広くなってしまったというのが実際のところだが、そもそも今どき写真もデジタル、動画もデジタル、しかも後処理はすべてPCによるノンリニアな世界であるし、自然もその写真や映像でインタープリターするわけだし、調査分野ならデータのサンプリングや解析は必須である。

手前味噌ではあるが、もともとシステム屋育ちであったが故にすべての業務をITで串刺しできるのがうちの強みということになる。カメラで写真や映像を記録し、PCでそれらをまとめ上げ、その分野に興味のある人達の目に触れる場を設け、また表現者には発表の機会を提供する。

自分自身も表現者たる道を探求することを止めたわけではないが、 この世界に長く生きムダに歳にとってくると、不思議と自分自身の関係してきた世界に役に立ちたいなどと、分不相応でらしくない世界観のために尽力したくなるようだ。

ま、まだまだ道半ばではあるが、もう少し人生悪あがきをしてみても良いだろう。

20160910

アキアカネたちが茜色に衣替えして、ようやくそれらしくなってきた。折しも赤ヘル軍団25年振りのリーグ優勝ときて、今年は赤がラッキーカラーかな。

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先週、昆虫写真家の海野和男先生の作品鑑賞に小諸高原美術館を訪れたが、一緒に開催されていた「生きもの写真リトルリーグ」も観覧してきた。

いわゆるフォトコン的な催しなのだが、テーマは生きもの、参加者は小中学生ということで、実はさほどは期待はしていなかったのだが、それがどうしてどうして、見てビックリの作品群に驚きであった。まあさながら子供版アニマ賞といった風情である。

最優秀作品賞は長野在住の中学三年生で、家の近くに生息するハヤブサをテーマにした作品であったが、まあこれが実によく写っているのである。写りに関してはカメラの性能に大きく依存する部分もあるだろうが、テーマの据え方もよく判っているようで、末恐ろしい限りである。

20160904

自分の同じ頃を思い浮かべてみると、アニマなどは読んでいたが、生きものを写真に写そうなどとは思ってもいなかったし、そもそも家にあった写真機はピッカリコニカだったので、スタートラインからして格差がある(苦笑)。

写真は高校生になってからで、当時はフィルムなのでまず「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式などは到底考えられない。フィルム1本36枚、実に貴重なものであった。撮るときは脇をしめて1枚1枚息を潜めてシャッターを切り、その度に大急ぎで巻き上げレバーでフィルムを送らなければならなかった。

山にイヌワシを狙いに行ったり、近所の川原にカワセミを撮りに行っても、シャッター切ったのはたった3枚とか、そんなことはザラだったしね。

海野先生の話では、今どきこの手の写真を撮る子の親からしてカメラマンとのことで、一連のカットを見る限り最新一眼デジカメで連写した中の1枚といったものが多く見受けられた。機材に関して言えば今はもうそういう時代なのでそこは問題ではなく、組み写真としてどう魅せるかに重きをおいていることが驚きである。

その昔、超望遠やマクロ、モータードライブによる連続撮影などは特殊なものであり、その道のプロなど限られた人にのみ許された行為だった。それがデジタルカメラの登場とその後の急速な進化により、道具として誰にでも手の届く範囲にまで降りてきた。

そしてSNS台頭により、生息地含め生きものの情報が誰にでもインターネットを通じて手に入れられる情報化時代を迎え、生きもの写真の市場に将来性があるかについては正直なかなか厳しいものがある。

が、それでも「生きものを見る視点」は他の被写体にも必ず活きてくるので、くれぐれも「何で撮ったか」ではなく、「何を撮ったか」そして「何を表現したいか」を鍛錬していって欲しいものである。

連日、五輪の話題に日本中が悲喜こもごもである。多少なりとも武道の心得があるので、個人的には柔道が気になるところだが、今回は金含めメダルラッシュで嬉しい限りだ。

できれば剣道を競技種目に加えて欲しいのだが、相撲同様に世界的にはややマイナーな扱いで、次回の東京五輪でも採用ならずであったのは残念。

ところで、いつも思うことなのだが、個人戦にしろ団体戦にしろ、相対して戦う競技と記録を競う競技の扱いが一緒というところに、どこか違和感を感じるのである。

記録を競う競技の場合、早い遅いとか多い少ないとか、明確な数字による上からの順番なのでその順位付けは至極判りやすく順当である。それでも6位まで入賞みたいな扱いにするのであれば、6位まで何色かのメダルを配ればと思わなくもない。

が、対戦式の競技の場合、極端な話、銀メダルは最終的に負けた結果貰えるメダルだが、銅メダルは最後は勝って手にするメダルであるため、単純に上から3番目的な扱いではないように見えてしまう。

それが特に日本の柔道の場合、金メダル取れなくてすいません、銅メダルで申し訳ないみたいな話にはなっているのが、見ていて不憫でならないのである。まあ、実際は本人たちも金が欲しいのはそうであるとは思うけどね。

いっそ、入賞者全員にメダルが渡らないのであれば、トップ、つまり金メダル以は無しっていうのはどうだろうか。

20160811

トウモコロシ、いやトウモロコシが今年はあちこちで順調。豊作と言っても良く、そのせいでいまだクマの出没騒動が収まる気配がない。

今のところ捕獲檻にかかった話は聞かないが、このペースだと秋までには何頭か殺られる可能性は高いかな。

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サービス開始以来、無料で利用してきたEvernoteだったが、ここに来てとうとう実質的な有料サービスへと変わった。Evernoteが何か知らない人は、これ以上読んでも意味は無いのでここまででよろし。

さて、改定後も無料で使えるプランも残されているのだが、アプリを利用して同期できるデバイスが2台までに制限されることになり、3台のMac、4台のiOS&Androidデバイスで使用している身としては、今さら使い勝手の悪いWeb版..ブラウザで使う限りは台数に数えないようだ..を使う気にはならず、5年めにして有料アカウントとなった次第。

このタイミングで他の無料サービスに乗り換えるという連中もいて、MSのOneNote辺りがその筆頭のようだが、ちょっと使ってみれば判るがOneNoteは起動が遅くて..MSのアプリケーションは昔から動作が重く遅いがのお決まり..メモにはまったく不向きである。それにEvernoteには、「Webクリッパー」というWebページをまるまる切り取って保管できるオプション機能もあって、これが何とも使い勝手がよく素晴らしいのだ。

世の中、PCやスマホなどをインターネットから情報を探すだけの消費型デバイスとして使っている人が大半だが、集めた情報を体系的に分類整理して蓄積し、必要なときに随時引き出すという使い方を突き詰めると、Evernoteのようなドキュメントストレージ型のクラウドサービスの利用は必然であり、一度使ったらもう無くてはならないキラーサービスと言える。

そんなEvernoteに限らず、サービス利用時にプッシュ広告を配信するビジネスモデルを除けば、一部の有料ユーザーが無料ユーザーを支えているサービスは世の中にたくさんある。ただそれも分母と分子の関係が収支とバランスが取れていればの話であって、利用者が多ければ多いほどそのためのシミュレーションは緻密さが求められる。

うちでもWebサービスを運営していので、その辺りはよく判るのだが、ちょっとした計算違いや見込み違いでサービス自体が破綻することは過去にいくらでも例があるのだ。

そういう意味で今回のEvernoteのプラン改定には理解できるし、またこの程度の料金..月にスタバでコーヒー1杯飲むより安い..で、薄れ始めた頭、もとい脳の記憶能力を補完してくれるのだから、まったくもって安いものである。

携帯電話をスマホに変えて以来、その最大の利点をクラウドサービスに見出している身としては、Evenoteにはこの先も頑張って欲しいと思うのである。

20160727

しばらくガスが巻いて涼しい日が続いていたが、そんな日はめっきり避暑トンボたちを見かけない。

暑さから逃れて高原にやって来ているのだから、涼しければ文句なかろうと思うのだが、これがまた涼しすぎてもダメなのはやはり昆虫の定めなのだろうか。

今日の写真はちょっと前に撮った電線トンボたちの在庫から。

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見届けよう

2016/7/26

先日の状況からして、そのまま感動的フィナーレに向けカウントダウンしていくのかと思いきや、たった1日で宗旨変えしたのか、いきなり起動直後にブルーバックでアップグレード終わっちゃよキャンペーン押しを始めていた。

20160726

そんなに媚びるように下手に出て..一時は強制的にアップグレードを走らせる凶暴さを見せていたのだが..もらっても、いやホントに結構なんだってばさ。

まあこうなると最後の最後はどんなことしてくれるのか楽しみだったりするのだが、残念でしたー!とか表示してくれると面白いんだけどね(笑)。

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辞退します

2016/7/25

20160725

2ヶ月ぶりに立ち上げたらこのザマ。テスト検証用の純粋なWin7の実機なんで、もちろん辞退します。くれぐれも余計なことしてくれないようにゲイツ君。

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わずかドライヤー3台分程度の電力で飛ぶ飛行機をご存知だろうか。

米Facebook社が「世界の残りの数十億人にインターネットを届ける」という大義の元、多額の研究予算をつぎ込んでテストフライトにこの度こぎつけたのである。

全福はボーイング737よりも広いと聞けば、実物はどんなにデカイ飛行機かと思うかもしれないが、重さは軽自動車よりも軽い程度のブーメランのような機体である。

“Facebook

Copyright(c) Facebook

翼上面の鳥で言えば雨覆に当たる部位に、所狭しと太陽電池パネルを取り付け、最終的には数週間とか数ヶ月のレベルで飛び続けることを目的としているらしい。

では何が目的なのか。ドローン?そうドローンであるのはその通りで、真の目的は飛ぶことでなく、その飛んでいる間、世界の情報通信網から隔絶された地域にWi-Fiを中継して送り届けることにある。

これだけ世の中にインターネットが普及しているのに、何が「世界の残りの数十億人」なのかと言えば、それは言葉の通りインターネットを享受しているのは、実はこの地球上では半分にも見たないという現実がある。

貧困とかそういう経済レベルの問題で、それこそスマホやPCなど持ち得ない状況では、インターネットどころではないのだが、そもそも通信インフラが存在しない場所ではそれ以前の話である。電波が通じない場所、電線の通っていな場所では、逆に通信機器を持っていても意味が無いということだ。

Facebookはご存知FacebookというSNSサービスの運営会社で、インターネットに接続できない環境の人たちは同社のマーケットから漏れていることになる。

資金を豊富に持っているIT関連会社が、将来への投資目的で研究費を費やしている例は今に始まった話ではない。GoogleやAppleが自動運転車の実現に並々ならぬ意欲を見せているのもその一つの例だ。

Faceboook社の場合、インターネットという世界的規模のインフラ財産を誰もが使えるようにしたいという思惑と、同社の商売上の利害が一致したことから、件のプロジェクト始めたと見るのが正しいだろう。

金儲けなど向かう先はどうであれ、実現された結果が世の中に貢献できる話というのは、過程を抜きにすればそう悪い話ではない。

ところで何故このブログでこれを記事にしたのか。その真の意味は、このプロジェクトで飛ばす機体名が「Aquila」であるからさ(笑)。

Aquilaはラテン語で鷲を意味するが、我らが天狗様ことイヌワシの学名は「Aquila chrysaetos」と言い、これは金の鷲、つまりGolden Eagleのことなのである。

ということで、お後がよろしいようで..

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昨日に引き続き今日も時事ネタ。

噂のポケモンGOが日本でもサービス開始になったことを受けて、今日は仕事関係でもあちこちオンライン、オフライン問わず話題になった。

官房長官談話や、米の大統領補佐官の話題にも上がるなど、日本発のコンテンツがここまで世界的な社会現象になるのは初めてのことだろう。加熱している大統領選でも、すでに相手を貶めるためにネタとして使われているというから笑える。

配信する側は当然商売なのだが、経済波及効果ではアベノミクスよりもポケノミクスだということで、これから様々な業界がこぞってポケモンGOとコラボしていくと考えられる。

ただ、すでにトラブル続出で死人まで出ているとのことで、昨年これまた世間を騒がせたドローンの二の舞いにならないよう、後手に回らないうちに色々手を打ったほうが良いかもしれない。もちろん水を指すような規制だけは避けるべきで、たかがゲームされどゲームに振り回されないようしたいものだ。

と、下の倅が早速アプリをインストールして色々いじっていたが、今のところ我が村にはまだ一匹もポケモンはいない?らしい。仕事柄どういう理屈でポケモンを出現させているのか興味があるが、まさか田舎だからポケモンが少ないとかそんな話ではないだろう(笑)。

ちなみに、チャットで仲間とやり取りしている最中にiPhoneにインストールしてみたが、最初に年齢を聞かれて我に返り削除してしまった。が、歳を聞かれたのは端末内で課金される場合があるので、そのための年齢制限だと倅に教えられ、ああなるほどと納得。

アプリ開発者としてAR技術に興味があるので、ま、いずれまたね。

20160722

今日は朝から終日赤城高原は霧の中であった。庭先の電線でホトトギスが鳴き叫んでいるが、それすらも見えない視界の悪さである。

どうもしばらくは天気が悪そうだが、多忙中に付きそれはそれで気分的に助かる。晴れるとやっぱり山に行きたいからね。

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POKEMON

2016/7/21

スマホゲームの台頭に乗り遅れた感のあった任天堂の放った一撃が、ここまで全世界的に注目を浴びるとは驚きである。そう、今を騒がすPOKEMON GOのことである。

AR技術を使ったゲームプレイは、今時のスマホゲーム愛好家たちの心を掴んで離さないようで、同社の株価上昇とシンクロするように、良い悪いは別にして、国家をも揺るがす騒動に発展する社会現象に急上昇中のようである。

雨後の筍のように、出ては消え、流行っては廃れていくオンラインゲームの世界において、任天堂がゲームチェンジャーになれるか、世界の投資家たちの注目を一手に集めているが、やはりポケットモンスターというソフトが持つ強みは強烈にインパクトがあるということだろう。

仕事柄、この手のゲームに強いと思われることが多いのだが、実はコンピュータゲームはまったくやらない。興味がないわけではなく、過去にはMacでフライトシュミレーターや、喫茶店でインベーダーゲームとかやったことはある、ってどんだけ昔の話だ(笑)。

まあ言ってしまえばセンスがないことに尽きるだろうか。30年ほど前、任天堂のファミコンでスーパーマリオブラザーズを初めてやった時、秒殺でゲームオーバーになって友人に呆れられて以来、コンピュータゲームからは距離を置くようになった。

それでもご多分にもれず、子供が好きだったのでポケモンに対する知識は世間並みに一応ある。何気に家のあちこちに子供が貼ったポケモンキャラクターのシールを目にするので、ピカチュウあたりまでは何とか同定可能なレベルにはある。本棚にはアフリカやアジアの動物図鑑と並んで、20年近く前のポケモン図鑑もあるしね(笑)。

自分自身は野外で活動する自然志向ではあるが、子供は野外で遊ぶべきだ!などと安っぽいことを言う気はない。IT技術の発達で、今まで空想科学の世界だったものが、いよいよ現実のものとなってきているのを目にすることができるのは、それはそれで面白いことだ思う。

とはいえ、子供達が集まってテレビの前で「ポケモンゲットだぜ!」と言っていた頃、まさかスマホ片手に大人たちが、昼に夜に屋外で仮想現実の世界でポケモン集めに興じる時代が来るとは、よもや想像もしてなかったぞ..

20160721

雨後と言えば、激しい夕立のあった翌日などによく見られる光景がこれ。大水にやられて彷徨ううちに、路上に出てしまって逃げ場を失うのである。

被害者は大抵、地面の表層に近いところで生活しているヒミズが多いのだが、時々アズマモグラが昇天していることもある。この連中は目が効かないということもあって、一度パニックになってしまうと迷ってしまうのだろう。

モグラは身近で生活している割に、地面の下にいるので見る機会はなかなかない。死骸ではあるが、生きものの写真を撮る立場からすると、標本写真ゲットだぜ!というところであろうか。

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