前時代的で凡庸とした面白みのないわが村の名前を告げると、大抵は興味を示さないか、つまらなさそうにどんなところですか?と聞かれる。
最近なら真田丸で知られた沼田の南、国定忠治..県外や若い人にはここで稀代のヒーロー忠治の話をしなければならないので割愛することも多いが..の赤城山の西の麓に広がる高原野菜の村と告げる。
これは裏山..もちろん赤城山だんべー..から見下ろした利根の眺め。中央を左右に横切るのが片品川の河岸段丘、その上が沼田の市街地で、手前に広がる農村地帯がわが村である。
そう、わが村はこんなところにある。