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サービス開始以来、無料で利用してきたEvernoteだったが、ここに来てとうとう実質的な有料サービスへと変わった。Evernoteが何か知らない人は、これ以上読んでも意味は無いのでここまででよろし。

さて、改定後も無料で使えるプランも残されているのだが、アプリを利用して同期できるデバイスが2台までに制限されることになり、3台のMac、4台のiOS&Androidデバイスで使用している身としては、今さら使い勝手の悪いWeb版..ブラウザで使う限りは台数に数えないようだ..を使う気にはならず、5年めにして有料アカウントとなった次第。

このタイミングで他の無料サービスに乗り換えるという連中もいて、MSのOneNote辺りがその筆頭のようだが、ちょっと使ってみれば判るがOneNoteは起動が遅くて..MSのアプリケーションは昔から動作が重く遅いがのお決まり..メモにはまったく不向きである。それにEvernoteには、「Webクリッパー」というWebページをまるまる切り取って保管できるオプション機能もあって、これが何とも使い勝手がよく素晴らしいのだ。

世の中、PCやスマホなどをインターネットから情報を探すだけの消費型デバイスとして使っている人が大半だが、集めた情報を体系的に分類整理して蓄積し、必要なときに随時引き出すという使い方を突き詰めると、Evernoteのようなドキュメントストレージ型のクラウドサービスの利用は必然であり、一度使ったらもう無くてはならないキラーサービスと言える。

そんなEvernoteに限らず、サービス利用時にプッシュ広告を配信するビジネスモデルを除けば、一部の有料ユーザーが無料ユーザーを支えているサービスは世の中にたくさんある。ただそれも分母と分子の関係が収支とバランスが取れていればの話であって、利用者が多ければ多いほどそのためのシミュレーションは緻密さが求められる。

うちでもWebサービスを運営していので、その辺りはよく判るのだが、ちょっとした計算違いや見込み違いでサービス自体が破綻することは過去にいくらでも例があるのだ。

そういう意味で今回のEvernoteのプラン改定には理解できるし、またこの程度の料金..月にスタバでコーヒー1杯飲むより安い..で、薄れ始めた頭、もとい脳の記憶能力を補完してくれるのだから、まったくもって安いものである。

携帯電話をスマホに変えて以来、その最大の利点をクラウドサービスに見出している身としては、Evenoteにはこの先も頑張って欲しいと思うのである。

20160727

しばらくガスが巻いて涼しい日が続いていたが、そんな日はめっきり避暑トンボたちを見かけない。

暑さから逃れて高原にやって来ているのだから、涼しければ文句なかろうと思うのだが、これがまた涼しすぎてもダメなのはやはり昆虫の定めなのだろうか。

今日の写真はちょっと前に撮った電線トンボたちの在庫から。

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