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ドットサイト

2023/4/22

天狗様追っかけの超望遠野郎なので、スコープで被写体の導入にはドットサイトが必須。何せ3000mmなんて標準域で、GH6で最望遠まで伸ばせば10000mmを超える視野になる。

そんなドットサイトも過去いくつも試してきて、すでにちょっとした高価な交換レンズ分くらい大枚はたいてきたが、今のところナイコンのDF-M1に落ち着いている。

旧オリのEE-1も併用しているが、狭い場所に収める関係上、位置調整のし易さはダイヤル類の配置的にDF-1のほうが使い勝手が良い。それに環境に応じてドットパターンが変えられるのもグー。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

観察地点に着いて機材をセッティングし、まず最初に行うのがこのドットサイトとファインダーの同調作業。

然るべき距離の指標物..大抵は目立つ岩とか枯れ木や鉄塔の類い..をファインダーの中心に捉えておいて、雲台のロックレバーを固定し、ドットサイトのダイヤルを回して微調整する。

この調整を手抜きすると対象の導入で四苦八苦するので、この作業は非常に重要なのである。

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これはもうタイトル通り。機材の軽さと小ささは絶対正義。

iPhone 13 mini

でもこれは秋冬限定ね。これからのシーズンは上着着ないので入れられるポケット無いしw

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小生の使い方ではあくまで動画が必須なので、秒間何十コマ撮れる!的な連写性能よりは動画のフレームレートのほうが重要。

市場にはナイコンZ9のように8K60Pで記録できるカメラもあるが、動体の静止画を切り出すなら120Pあれば1/250で撮れるので、そこそこ被写体ブレも抑えられるという意味で、そこはやはり4K120Pのほうが都合良い。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / コガモ

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / カワウ

上のカットは何れもGH6の4K120P映像からの切り出し。

基本的に動画を撮ってはいるがあくまで記録目的なので、1フレームを切り出してそれが個体識別用の静止画として使えるというのには大きな意味がある。

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鳥の飛翔というのはいきなりだとファインダーに捉えるのも至難の業だが、ある程度飛ぶことを予測できればあとは今どきのAIによる被写体認識とAF-Cの追随性能に任せればOK。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホシハジロ

これは先日の記事の続き。OM-1同様にX-H2SもVer.3.0にファームアップしてこの手のシーンは難なく切り取れるようになった。

何れ仔細な違いなれど、被写体の検出速度はOM-1のほうが早い印象だが、ピンを掴んでからの粘りはX-H2Sのほうに軍配が上がるかな。

山に行く装備は場所と目的で調整することになる。

ちょっとした偵察行為だと普通の登山者とそう変わらないが、個体画像の記録メインだとどうしてもコリメート中心の装備になる。

iPhone 13 mini

記事タイトルと写真が一致していないが、雪がなければコリメート装備はこのくらい。

この日は車を置いた林道脇から標高差150m程度なので、さらに前側にもフィールドスコープセット他のバックパック背負って..正確には抱えてだけど..登坂。

機材の軽さは絶対正義。筋肉は裏切らないはずw

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XF150-600mmは画質とハンドリングはなかなか良い。35mm版換算で900mm相当でこのサイズと重さに収めているのも素晴らしい。

ただ、富士フイルムの設計担当者はこの手の望遠ズームを現場で使ったことないのではないか?と思えるような納得できない仕様が2点ある。

①フードの先端外周にラバーがないので、一時的にでもフードを下にして立てておくことをはばかる。ここはキヤノン・ニコン・ソニーを見倣って欲しい。

②三脚座のアルカスタイルのアリガタが最後まで貫通していないため、写真の位置より前方向へ移動できない。そのためせっかくのクランプ構造を利用してバランスが取れない。

②に関して、スチルの場合は基本的に手持ち撮影なので気にならないが、動画撮影時は三脚運用であり、特にバッテリーグリップを装着して重量が増すボディの場合に致命的問題と言える。

結局別途アルカスタイルのプレートを装着して前後バランスを取ることになって、標準のアリガタの意味がない。まあ三脚座を伸ばすことになるので、可搬時に握りやすいという副次効果は出ているけどね。

先週の大寒の前、冬とは思えない暖かい日が続いたときがあった際、仕事場の窓の外でホオジロが一筆啓上とさえずっていた。

気温が高いと鳴き出すことがあるのはシジュウカラなどと同様で、恋の歌という風情ではなく、何となく春めいてそういう気分が盛り上がるのだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

X-H2SはVer.3.00の新ファーム。

手前にナツツバキの枝が被っているが、アウトフォーカスから難なくホオジロを認識して一発でフォーカスを合わせ、そのまま安定してピント位置を維持している。

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天狗様フィールドへは調査とは別に観察用の地点探しに出向くことがある。

国土地理院の地図とGoogle先生謹製の衛星写真から、この辺からなら視界がありそうと目星をつけるのであるが、衛星写真がそもそも期待した季節のものでなかったり、撮影時期によっては植林や崩落で地勢が変わっている可能性もあるので、事前に下見に行くのである。

その時クソ重い観察機材一式を担いで汗かいて登るほど若くはないので、必然的にフィールドスコープだけの軽装備になる。

そんなフィールドスコープを載せるのに使っているのがPeak DesignのTravel Tripodである。

iPhone 13 mini

手元にあるのはカーボン製で、4年位前に同社がクラウドファンディングで製品化の募集をかけた時に乗っかったものなので、現在の市場価格の半分程度で手に入れたもの。

製品自体の評価は世のレビュー記事を読んだほうが参考になると思うが、剛性が低いとか評価している人はそもそもこの三脚のターゲットではないので、その辺は話半分に聞いておいたほうが良い。

名前の通りトラベル三脚としてなら必要十分だし、若い人にはスタイリッシュな仕上がりだろう。

iPhone 13 mini

ただ、同三脚は写真用を想定しているので、標準のギミック満載のコンパクトな自由雲台はフィールドスコープの操作には適さない。

そこで同じ用に軽量コンパクトなビデオ雲台(Leofoto製)と合わせることで、スコープを載せて観察行為ができるように独自にカスタムしている。

と言っても大したことではなく、ビデオ雲台側にクイックプレートを装着して、標準雲台にカメラのように載せているだけである。この辺りはPeak Designが自社製品をアルカスタイルで統一していることの恩恵と言って良いだろう。

iPhone 13 mini

実はこのセットはフィールドスコープだけでなく、一般の動画撮影用途としても使用している。

動画の撮影で必要になるのは水平出しなので、標準装備の自由雲台のギミックを利用して、三脚から雲台を浮かせる..単純にセンターポールを伸ばすだけ..ことで、雲台の可動部分をレベラー代わりとして使っている。

今や手ブレ補正が実用的なので、写真を撮る時に三脚を使うことはめったに無いが、ビデオ雲台自体はクイックリリースに載っているだけなので、必要とあればワンタッチをこれを外すことで、通常の写真撮影にも使える。

さらにこれは傾斜地でフィールドスコープで使う際にも有効となる一石二鳥の仕掛けでもある。

iPhone 13 mini

ちなみに使用しているフィールドスコープはスワロの初代65mmストレートで、ズームアイピースは後継に換装。国内販売と同時に手に入れているので早20年を越える代物である。

一度林道脇の法面に不注意で倒した際、アイピースが外れなくなってメーカー送りになり、3ヶ月ほどオーストリアの旅をしてきたことがあった。

もちろん30年保証のスワロ品質で外装含めピカピカになって返ってきて、それ以来光学製品はすべてスワロフスキーで統一している。

ハイタカ

2023/1/18

尾根に立っていたところ、少し離れた林の中がにわかににぎやかになった。ちょっと前に目の前をカラ類の混群が通り過ぎていったが、鳴き声からしてその連中が騒いでいるようである。

喧騒の辺りを凝視していると林の中から先ほどのコガラやシジュウカラ、エナガなどが出てくるのが見えたので周囲に視線を巡らせていると、眼下の谷中にハイタカが飛び出していくのがわかった。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ハイタカは少し若い雄で狩りには失敗したようで、ゆっくり旋回上昇してから何を思ったかこちらの頭上までやって来てまた谷の方へ戻っていった。

頭上まで来たタイミングでOM-1を振り上げて枝越しに連写してみたが、手前の障害物に引っ張られることなく、最初に捕捉した被写体にピンが来たままなのはやはり新ファームの恩恵と言ったところ。

OM-1もX-H2Sもファームアップで期待した以上の性能になったのは良き。

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X-H2とX-H2Sそっくり問題がついに終結。

小生の影響でX-T4から富士フィルムを使い始めたカメラマンが周辺に増えているが、そのうちの仕事仲間の一人がスタジオ用に有線LANと高速無線接続機能のあるFT-XHを導入しVG-XHが不要になったとのことで、遠慮なく貰ってきた。

まあ正確には彼のWebサイトを少し修正してあげてその見返りという位置付けだけどね。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

もはや見た目からして意匠が異なるし、サイズ感が別物なのでこれでこの問題は解決を見たかな。

基本的に大きいカメラはあまり使いたくはないのだが、バッテリー一つしか入れないwので見た目ほど重量感は感じない。

ちなみにVG-XHを装着するとボディ内と合わせて最大3つバッテリーを運用できるが、重さはなかなかのものになる。長時間の連続運用が必要ならモバイルバッテリーから給電するほうが良い。

ま、ボッタクリ価格を払う気は毛頭なかったが、タダなのでありがたく使わせてもらおう。

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