サトイモ畑に張られたマルチの上を歩くコチドリ1羽。
右に左にとおぼつかない足取りを千鳥足に例えるが、雨上がりのマルチの上をそんな足取りで歩く奴はいない。件のコチドリも、足元しっかり真っ直ぐ畝1列を駆け抜けて行った。
一直線に脇目もふらずに歩く甲虫を発見。虫屋ではないが、その紡錘形のシルエットからマイマイカブリであることはすぐに判った。
主にカタツムリを捕食することからその名があるが、特にはその細長い頭部をカタツムリの殻に突っ込む姿を、「マイマイを被っている」と見立ててのことだそうだ。名前はよく知られた昆虫だが、基本的に夜行性なので普段目にする機会はほとんどない。
実際にカタツムリを食べているところを見たことはないのだが、写真や動画で見る限り、相手の家に土足?で踏み込んで襲い、消化液で溶かして食べるというあたり、結構えげつない。ま、動物食の昆虫は総じてそんなものではあるけどね。
それとこれは知らなかったが、本種は分化した亜種が沢山確認されているものの、種としては日本固有種なんだとか。生態からして海外のコレクターとかには人気がありそうな感じだね。
昆虫少年だった頃の拙い記憶に基づけば、捕まえると結構強烈な刺激臭?を発するのでうっかり手を出せない。レンズを向けると向きを変えて逃げていくので、最後まで正面から撮らせてくれなかった。
以下は忘備録。カッコウが一昨日から赤城高原をうろつき始めた。昨日はほぼ終日鳴いていたので、これで残すはホトトギスだけとなった。
トビやカモメは、カラス同様に自然界のスカベンジャー(掃除屋)の地位を築いている。アフリカのサバンナにおけるハイエナ..実はそこまで掃除屋ではないというのが専門家の認識だが、ここではあくまでイメージとして..やハゲワシと同じポジションと言えば判りやすいだろうか。
トビは山の中でも普通に見かける猛禽類の仲間だが、海辺や河川湖沼には特に多い。それだけ水辺には餌となる食べ物が多いわけで、動物の死骸や人の生活圏から出されるゴミを隙あらば狙っている。
死骸やゴミを漁ると聞くとあまり耳障りは良くないだろうが、こういった役割の生きものがいるおかげで、我々は普段から生きものの死骸に接することなく生活できるのである。
もしスカベンジャーたるトビやカモメ、カラスがその役割を放棄したなら、我々は日夜ロードキルされた野良猫やタヌキ、浜や川岸に打ち上がった魚の腐乱死体の臭いに悩まされることこと請け合いだ。