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オレンジ浅間

2016/1/26

その後は新たな雪も降らないため、一時は70cm近くあった積雪もだいぶ解けてしまった。それでも地面が顔を出すにはまだしばらく掛かりそうで、餌台レストランの賑わいは連日増している。

数が多いのはスズメとシジュウカラだが、餌台にもっとも長時間居座っているのはシメである。餌台は2ヶ所設けてあるのだが、縄張りを主張するヒヨドリに追い立てられないかぎり、カラ類の抗議には聞く耳を持たない。まあ、基本的に大陸の人?なので、単純に言葉が通じないだけかもしれないが(笑)。

他には、家人が牛脂を置いているせいか、今日はアカゲラとコゲラがよく姿を見せていた。それにヤマガラも友達を連れてくるようになり、何れシジュウカラ並みに増えるのは間違いない。

そろそろ昨年収穫分の我が家のヒマワリが底をつく..昨年は不作でだった..ので、ホームセンターでヒマワリの大袋を調達してくる必要があるなあ。

20160126

久しぶりに夕暮れが美しい橙に染まった。Recent postsの画像が軒並み白っぽくなってきたので、たまには赤系を混ぜてみるのも悪く無い。

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冬鳥追加

2015/11/17

今朝はシメとベニマシコを初認。ベニマシコはいつもの葦原に来ていたので、例年通り春まで定着すると思われる。シメの方はまとまった数でいたので、まだ南下途上の通過個体の可能性もあるかな。

20151117

シメは木々の梢に散らばっていたので証拠写真程度しか撮れなかったが、代わりにすぐ目の前にアカゲラが現れ、1枚だけだが物怖じせず撮らせてくれた。

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20151104

気温が低くても風があると霜は降りないが、今朝は無風であったため初霜となった。と同時に、家の周囲にツグミの声が響いており、こちらも今シーズンの初認である。初霜は例年よりやや遅い感じだが、ツグミは逆に少しお早いお着きかもしれない。

ジョウビタキはどちらかと言うと穏やかな時期にやって来るが、ツグミは冬型のやや荒れ気味の空模様とともに姿を見せる印象がある。風に乗ってやって来るのか、飛ばされて来るのか定かではないが、アトリやマヒワはすでに確認しているので、あとはシメが姿を見せれば概ね赤城高原の冬鳥は揃うことになる。

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20151018

周辺の山々はそれなりに紅葉が進んでおり、子持山も山頂から獅子岩のラインまでは色付いている..実際は見頃は過ぎているとは思うが..のが見て取れる。一昨日には隣家の庭先で冬鳥であるジョウビタキも初認しており、ゆっくりではあるが秋は静かに進行中である。

20151018b

ブナがいち早く色づき始め、カツラがその独特の甘い匂いを漂わせている我が家の庭に、真っ昼間から珍客が姿を見せた。

少し前から駄犬が低く静かに唸っているのが聞こえていたのだが、その鳴き方はいつもの人に対したものではなく、夜間に時々耳にするくぐもった声に近い。

家人が外に犬が来ているようだと言うのだが、どうもいつも見かける野良より一回りは小さい感じで、そっとカーテン越しに覗いてみると、そのシルエットからすぐにキツネであることが判った。しかもキツネはデッキの上に上がり込んで、カーテンと窓ガラス1枚のすぐ向こう側に寝そべっているではないか。

どうにかして写真の1枚も抑えたいのだが、如何せん窓のすぐ向こうに寝そべっているため、カーテンを開けることもままならず。しばらく様子を見ていると、唸る犬を横目にデッキを降りて、庭の畑を横切って向かいの家の防風林へと消えていった。

以前、庭の畑で懐中電灯に照らされたタヌキの兄弟を見掛けたり、冬にはノウサギやテンの足跡が玄関前を横切っていたり、側溝内に仕掛けたトラップカメラにアナグマが写ったりと、野生動物の話題には事欠かない我が家周辺だが、用心深いはずのキツネまで敷地の中に入り込んでいるとは思わなかった。

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季節外の寒さ

2015/8/28

日本で一二の暑さを争う我が県だが、それは関東平野の端っこである内陸部の話し..以前書いたフェーン現象の記事はこちら..であって、上毛三山より北は盛夏であっても暑さはさほどではない。そしてその暑さも大抵はお盆までで一段落し、その後は扇風機..そもそもうちはエアコンが無い..すら要らない日常となる。

一昨日など朝の外気温が6℃を示しており、とても8月とは思えない、涼しさを一気に通り越して寒くて仕方なかった。何しろ高山の稜線にいるでもなし、力なく細々としているとはいえミンミンゼミの鳴き声を聞きながら、季節外れのフリースを羽織ったのは初めての経験である。

ま、デスクワーク続きで屋内にこもっているので涼しいのは歓迎。台風の影響で天気が芳しくないのもさほど気にならず、それはそれで構わないのだけどね。

20150828

ピォーっという鳴き声に辺りを見回せば、すぐ目の前のアカマツの横枝、しかも目線の高さにアオゲラが留まっていた。すぐ飛ぶかな?と思いつつカメラを取り出したが、相手もフリーズしたようにしばし動かず。でもさすがに動画を撮ろうと三脚を広げた時点で、不意にキョキョっと声を発して森の奥に飛び去っていった。

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4K、8Kと騒がれて久しいが、いつ頃世の中には普及するんだろうね、という話をよく聞かれる。この質問の真意はいつ頃「テレビ放送」されるのだろうか、という意味で概ね間違いないだろう。

が、そういう意味ではテレビ放送が2011年のFHD化(いわゆる地デジ化)のように、国策で一気に押し進むようになることはない無いと見て良い。少なくても私の世代が現役でそれを迎えることはない、というのが個人的な見解である。

私らは言わずと知れたテレビ世代であり、テレビ放送が国民的娯楽だった時代に観て育ってきている。が、インターネットが普及してから以降、何かコンテンツをモニターやスクリーンで愛でて楽しむという行為は、今やテレビという枠に囚われることなく、PCやスマホなどスマートデバイスに様々に広がっているのである。それが今日テレビ放送業界で嘆かれる、視聴者のテレビ離れの原因の一つに他ならない。

話を4Kに戻すが、面積比で2倍の4KはFHDの4倍の情報量を持つ。この膨大なデータ量を現在地デジに使われている通信帯域で出力する事は不可能なため、ここを解決するために国策の発動となるのだが、2011年の地デジ化でそれをやって国民に負担を敷いたばかりでまた同じことを行うのは、いかにも国民を愚弄するというもの。そこで業界こぞって期待するのが映像コンテンツ最大の祭典、東京五輪であろう。

ちなみでここ言う業界とはテレビ放送業界のことではなく、4K・8Kテレビを買って欲しいメーカー各社のことである。何しろ地デジ化特需の最大の恩恵を受けつつ、その後の買い控えの影響で業績不振に陥っているのはそのメーカー各社なのである。4Kテレビを何としても買って欲しい業界にとって、東京五輪は心待ちにするイベントなのだ。

が、その4K・8Kの普及で、一番被害を被るのはその為の過剰な設備投資を求められるテレビ局であり、テレビ離れがより深刻になると思われる未来において、どうしてそんな投資をしなければならないのだというのが本音だろう。テレビ放送が4Kになったからといって、視聴者が急にテレビの前に戻ってくるほど甘いものではない。見飽きたお笑い芸人の顔を高画質で観て何が楽しいというのだ。

つまり4K普及の鍵は、その高画質を活かせるコンテンツの提供にかかっているということだ。放送で流せない..一応、2020年迄のロードマップでは可能となっているが、それは対外的な問題である..となると、ではどこで4Kコンテンツを観るのかという話になるが、それが可能になるのはケーブルテレビやインターネットでのVODサービスが今のところ有力である。

VODとはビデオ・オン・デマンドのことで、試聴する側が観たいときにコンテンツを選んで観るというサービスのことである。BS波で放送している有料サービスのWOWOWなども、インターネット上でVODサービスを行っており、同様に既存のテレビ局でも少しずつ試行錯誤が始めっているところだ。

そして普及に向けたもう一つ鍵が、DVDやBlu-rayと同様のディスクメディア規格である「Ultra HD Blu-ray」だろう。前述のVODサービスがあれば十分だろうという向きもあろうが、金を払ったコンテンツを手元に置いておきたいという購買心理と同時に、通信帯域を気にせず本来の高画質を楽しめるという点では、Ultra HD Blu-rayに分がある。

もちろん、規格が決まってもそれ相当の優良コンテンツを提供できなければ後がないという点では、放送と同じであることは言うまでもないが。

20150809

7月に入ってからキジバトがヤマボウシで子育てを始めて、しばらく様子見..というか今回は意図的に無視していた..していたが、残念ながら今年も失敗に終わった。巣を造った枝も昨年とまったく同じ場所で心配していたが、今年もノラにやられたようである。雌が抱卵中に雄がよく家の前の電線で鳴いていたが、そういう行為を見逃さないのが野生の世界なのだろう。

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ヒメジョオンが咲き乱れる休耕地の脇を歩いていた際、突然すぐ近くで「キェー、キェー、ケッ、ケッ・・・」的な奇声が聞こえてきて少々驚く。声のする方を見ると、ヒメジョオンを激しく揺らしながら、何者かが何者かから逃げているように見え、その攻防戦は観客無視でしばらく続いた。

膝丈程度の草むらで視界があまり効かないので、中腰姿勢で目線を上げ下げして動き回る物体を追いかけていると、逃げているのはキジの雌だと判った。と、こちらが気付くのが早いかという刹那に、キジの背中に飛び掛かる小さなケモノを確認、キジはすぐに翼を広げてケモノを振り払うと、草むらから慌てて飛び出してきた。

その際、飛んで逃げること無く、走って農道に飛び出してきた時の仕草から、恐らく雛たちからケモノを遠ざけるための偽傷行動であったと判る。

当然、カメラを構えて次に出てくるであろうケモノに備えたが、草むらからは何も出てこなかった。さらに当のキジ雌でさえも「あら取り乱して失礼」と言ったか言わずか、乱れた羽を正すとそそくさと反対側の休耕地へと姿を消していった。

20150707

先ほどまで争っていた草むら周辺をしばらく凝視していると、程なく絵に描いたようにピョコッとイタチが草本の隙間に顔を出した。ピリピリした雰囲気から、ジッと辺りをうかがっている様子が伝わってきたが、「チッ、逃がしたか」といった風情できびすを返すと、尺取り虫のような動作で林の方へ去っていった。

愛くるしい顔をしているが、食肉目であるイタチの仲間は皆凶暴極まりない連中ばかりで、小さくなるほどその凶暴性は増していく。自分よりもはるかに大きい獲物でも、動くものに反応して躊躇なく襲いかかるその性質は、まさに天性のハンターと言っていいだろう。

しかしこの顛末、間一髪キジ親子が難を逃れたと見るか、もしかしたらイタチも巣穴で子どもたちが腹を空かしていた可能性もあると見るか、その辺りは見る人によって異なるだろう。とにかく、肉食動物が腹を満たすということは、他の生きものの命を奪っての結果であるということで、そこには一切の憐憫の情はない。イタチが可愛いとかキジの親子が可哀想とか、そういった感情論は人間だけの世界観なのである。

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ギー

2015/6/29

ここ数日は雨に悩まされていたが、今日は朝から晴れて暑くなった。久しぶりに近所の演習林にオオタカの様子を見に行ったところ、雛も親と変わりない大きさに育って順調であった。例年だとそろそろ巣立ちの時期なのだが、毎度のことながら何か用事で出掛けている時に限って巣立つことが多く、今年こそはと思うのだが、まあそう上手く行かないのが世の常である。

20150629

ギーという鳴き声に頭上を見上げると、ニセアカシアの折れた枝先にコゲラが留まっていた。いつもならすぐに飛んで行ってしまうのだが、今日は珍しく何枚かシャッターを切らせてくれた。

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目つきワル!

2015/6/25

いや〜ぁ、何というかホント目つき悪いっすね、この連中。自然界のスカベンジャーとしては同じ立ち位置にいるカラスが、可愛く見えてくるから不思議なもんだ(笑)。それでも上州の山人間が久しぶりに海へ出たもんで、やはり海鳥はいと珍しきかな。

20150625

余談だが、この鳥を見てカモメ、と思った人はハズレ。カモメは北極圏に近いところで繁殖して、日本近海には冬鳥として渡来してくる。今この時期に海辺で屯しているこの目つきの悪い連中は、ウミネコ(夏鳥)である。

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P900は一応ハイスピード撮影が可能である。ただし、メーカーの製品ページでもそこにはまったく触れていないので、特筆すべき機能ではないし、そもそも仕様を見ればああそうね的なものに過ぎないのはすぐ判る。先日記事に書いたソニーのサイバーショットRX10 IIとそこは一線を画していると言ってよい。

フレームレートは480で4倍、720で2倍となり、ハイスピード感を期待できるのは当然480のほうだが、4Kの影がチラチラしているこの時代に、今更480はねぇよな、というのが普通の感覚であろう。

出掛けに10分程度、軒下のツバメの巣でちょこっと試してみたが、それでも手持ちで超望遠領域のハイスピード撮影ができるのは大したものだ。Web等で資料映像として使うには、まあこんなもんだろうといった感じである。

20150623

恐らく2回めの繁殖であろうか。そろそろ巣立ちも近いだろう。