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マガン初認

2024/10/6

ようやくスギ花粉が落ち着き出したと思ったら、今度はヒノキの花粉が飛び始めた。スギほどではないがまだもう少し視界がモヤる時期が続き、遠望が効かない点でワシ屋には辛い時期だ。

そして花粉以上に厄介なのが大陸からの黄砂。粒子が大きい分、スコープを通してみるとガスが掛かっているかのような視界不良となる。

まあヤレヤレな時期ではあるが、春霞というくらいヘイズの影響を受けるのは昔からなので、GWくらいまでは我慢の日々だ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

妙義山から南アルプスまで山並みを望む。冬は遠くどこまでも見通せそうな明瞭度が良い。

秋以降はワシの行動圏がテリトリーの外郭まで広がるので、それを高いところからスコープで追いかけるにはやはり大気が澄む冬を挟んだ晩秋から早春までが最も適している。

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この春の県内の桜前線を見ている限り、時期的にまだ早いことはわかっていたが、出掛ける用事があったのと、週の後半は台風の影響で雨模様という予報だったので、ダメ元で週の初めに妙義のさくらの里へ足を伸ばした

10時には高崎に戻らないとならなかったので、開花状況がイマイチなら引き上げようと思っていたが、状況はどうあれ人は欲があるので結局カメラ担いでウロウロすることにw

さくらの里は標高差を利用して様々な種類の桜が植わっているので、これからGW頃まではなんのかんの言っても花は見られるが、それでも見頃はやはりあるので、そこについてはもう一週間程度先かなといった感じ。

ちなみに妙義神社の枝垂れは散り際で、県道に近いソメイヨシノは満開だった。

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

時間がなかったので朝イチから2時間ほどで撮了。花が少なくて撮るものがなかったというのが実際のところだけど。

そして前述の通りここは園内の高低差があって、おっさんカメラマンでは息切れするのは目に見えていたのでw、この日は多くの場面で三脚を使用した。何せ登り下りの途中に肩で息をするので、さすがにそこまでは手ブレ補正してくれないからねw

この日はクロツグミの初鳴きを観測。ミツバツツジのシーンでちょっとだけ声が入っているかも。

上信越国境を越えて関東平野の西隅にからっ風が吹き下ろす季節の到来である。

夏の間、湿気とヘイズに満たされていた大気の透明度が徐々に増して、上州近県は言うの及ばず遠く富士山まで望めるようになった。

冬型の気圧配置の影響で荒れる日本海側の気候に左右される北毛と違って、平野部の県南はこれから春先まで快晴となる日が多い。

そんな県南の冬場は天狗様観察にも適した季節でもある。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

秩父山地のその向こうに富士山が顔を覗かせる。

県内である程度の標高に上がればそれなりに富士山を見ることは可能だが、そこはやはり夏場のそれとは違って今のほうがクリアに見ることができる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

妙義山と荒船山、そしてその奥には八ヶ岳連峰を望む。八ヶ岳は長野の山だが、高崎周辺からも意外に見えている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

奇峰奇岩の山である妙義山と、その奥には奥秩父の山々が望める。

妙義山は海底隆起と風雨による侵食活動で現在の山容となっているが、もともとはれっきとした海底火山が形成したものだ。

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妙義のさくらの里もどんだけ早いんだってくらい桜が早かった。4月上旬ですでにここまで華やかなのは過去記憶にない。

それでもここは標高差を利用して様々な種類が植えられているので、花自体は来週一杯ぐらいは楽しめそうだが、金洞山の岩屏風バックは今週がギリかも。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR
FUJIFILM X-H1 / XF10-24mmF4 R OIS(1枚目)
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR(4枚目)
Velvia

撮影会と思しき年配のおばさんグループとところどころ一緒になってしまい、その度にピントはどこに合わせるのが良いか、ホワイトバランスはどれにしたら適切か、絞りはいくつにするかなどなど聞かれてしまい、ちょっと面倒な事態にw

昔から妙におばさんウケが良い..若い時は年配キラーと呼ばれていたw..ので、この手の景勝地ではよくあると言えばよくあるのだが、引率と思しきカメラ親父はどうも自分の撮影に没頭しておばさん達の相手をしてない様子だった。

それはそうと、マダムたちが皆一眼レフ機だったのは印象的だった。EOSなら5D MarkIVか6D MarkII、ナイコンならD810かD7500といった感じで、ミラーレス機は一人もいなかった。何となく例のカメラ親父の指導の賜物かと思いつつ、中にはD850のおばさんもいたのには驚いた。

何より笑ったのは、絞りに関してフルサイズならAPS-Cより一絞り余計に絞る必要があると話した時、フルサイズって何?と聞いてきた時だ。いやいや、あんたが大事に抱えているそのD850がフルサイズだよって、思わず指さしてしまったw

DJI Mavic Pro

朝イチでまだ人が居ない時に空撮も行う。ただ、今日は気温が上がらず、高度を上げたら途端にバッテリー温度が低いとワーニング出まくりで参った。

厳冬期ほど寒いことはないのだが、立っているところで日の出直後は2℃だったので、100mも上がると0℃近かったのだろう。

夏と秋

2017/9/23

下界では、夏の名残の花と秋がすれ違うように共演していた。山野の花もリンドウの仲間が終わればまた来年ということだ。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

遅咲きの種なのか、小型のヒマワリがまだ元気に花をつけていた。うちのはすでに種を収穫して、冬季限定開店のヒマワリレストランに備えて備蓄済みである。

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燃える妙義

2013/11/8

妙義山は山腹から県道(旧有料道路)沿いにかけてがちょうど紅葉の見頃であった。上毛かるたに「も:もみじに映える妙義山」と詠まれていることからも判る通り、露岩した奇岩に根を張るモミジやカエデの赤が遠目にもよく目立つ。

20131108

上毛三山を成す赤城や榛名と同様に、妙義もそのものズバリの山名を持つピークはない。妙義山はあくまで山系全体を指す名称である。妙義神社のあるもっとも有名な山体(写真)は白雲山と呼ばれ、それ自体も天狗岳・相馬岳という2つのピークからなる。

ちなみに意外に知られていないが、妙義山は列記とした火山活動によってできた山である。赤城や榛名に比べてもかなり古くに形成(約700万年前)されたことが判っており、長年の風化侵食作用によって、現在よく知られた奇峰奇岩となったようだ。

だいぶ古い記事だが、私と妙義の関わりを書いた記事を発掘。–> ああ青春の妙義山

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