タグ : モルゲンロート

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年の瀬を前にクリスマス寒波で列島が冷え込んでいる。

今週に入って降り続いている雪の影響で、日本海側は交通に障害が発生しているようだが、県北に点在するスキー場は年始年末の書き入れ時に向けて、この積み増した積雪にホッとしているだろう。

暑い寒いを繰り返しつつ、ようやく冬らしくなってきたと言って良いだろうが、それでも今年は暖冬傾向であることは間違いないようだ。

LUMIX G9PRO II / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

上越国境のモルゲンロートは今季初。

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噴火警戒レベル2に上がったままの浅間山。火口周辺規制なので前掛山への入山は規制されるが、外輪山の黒斑山へは登れる。

まあそれでも御嶽山の災害を考えると規制中は入山を憚られる。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

冬はモルゲンロートの季節。あいにく山頂付近は雲が掛かっていたが噴煙は上がっていたようだ。

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一昨日・昨日と2日続けて放射冷却で氷点下8℃まで下がったが、そろそろ冷え込みもラストスパート。

とは言えここまで下がると赤城高原から見渡す峰々は山焼けとなり、ビーナスベルトとモルゲンロートのダブルで空も山も赤く染まることになる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / ビーナスベルト

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / 谷川連峰

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / マナイタグラ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 仙ノ倉山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 苗場山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 白砂山

ただこの日は日の出前からシジュウカラとホオジロがさえずっており、寒い中でも春の近さを感じさせる季節のたよりであった。

先週の大寒波ですっかり大気が冷え込んでしまったようで、連日日の出前は氷点下10℃が続いている。

こうなると晴れさえすれば周囲の山々でモルゲンロートの大安売りとなる。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia / 谷川岳

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia / 仙ノ倉山

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia / 苗場山

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia / 浅間山

それでもぐるり上信越国境すべての山々が山焼けするのは一冬にそう何回もない。

今冬最強の寒波が襲来とのことで、この週末からグッと気温が下がりそうだ。

朝夕の気温が下がって周囲の山々がよく焼ける眺めが見られるのはこの季節ならでは。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia

モルゲンロートに染まる谷川岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

アーベントロートが映える上州武尊山

「高倍率ズームを使うと写真が雑駁になるのでダメ」みたいな話がSNSで流れてきたが、未だにそんなカビ臭いことを言っている年寄りが評論家界隈の御意見番には散見される。

高倍率ズームと断ってはいるが、ズームレンズに倍率が高いも低いもないので、明らかに言説はズームレンズを貶めていると思われ、あの手の評論家がよく口にする「単焦点レンズを使って足で撮れ」みたいな論であり、言葉は悪いが言ってしまえばまあ生きた化石見たいなカメラ爺ということ。

まあ言わせて貰えば笑止千万、単焦点レンズだろうがズームレンズだろうが取り立ててその撮影結果に違いなどなく、どっちが良いとか悪いとかみたなネタにするべき問題ではない。

何かを切りたかったらナイフを、ワインのコルクを抜きたかったらコルク抜きを、ネジを回したかったらドライバーを、それぞれ目的に応じて使えば良い話である。常に工具箱を持ち歩けないのであれば、アーミーナイフのようなマルチツールを使えば良いのである。

同様にカメラもレンズも道具に過ぎない。焦点距離とそれが結果に影響するパース、それにレンズの明るさぐらいしか直接的な影響はないので、ズームレンズの50mmで撮ろうが単焦点の50mmで撮ろうが、そこには撮影者以外には情報として何の意味もないのである。

もちろん、精密ネジを回すのにガーバーのマルチツールでは無理があるので、専用の精密ドライバーセットを使うことになろう。同じように至近距離で背景をボカすためにF1.4の明るさが必要であれば、最初から50mmF1.4の単焦点レンズを使う選択肢になるわけで、マルチツールか精密ドライバーセットかという論にはそもそもなりようがないのは自明の理だ。

先の評論家も雑駁などという一見それらしい言葉で己の言説を高尚っぽく取り繕ってはいるが、弘法は筆を選ばずという言葉のもう一つの意味を知っておいた方が良いぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR + XF1.4X / Vevia

望遠ズームレンズにテレコンバーターなどという、界隈の年寄りカメラマンが聞いたら卒倒しそうな組み合わせwで、モルゲンロートに映えるマナイタグラを30km離れた赤城高原から狙う。

XF70-300mmは今時のレンズなので、テレコン使っても画質劣化を感じさせない優秀さである。「テレコン=画質が落ちる」も「ズームレンズ=手抜き」同様、カビ臭い論で一刀両断だ。

昨日の午後、裏庭で雄の成鳥を今シーズン初認。概ね例年並みの渡来である。

実は声だけなら先週末に県南の山中で聞いているのだが、季節観測では同じ場所で記録することに意味があるので、昨日が地元での初認ということになる。

そして今朝も早朝から裏庭で存在を誇示しているので、移動の途中ではなく定着個体ということになる。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

今朝は同じく今シーズン初の上越国境のモルゲンロートも見られた。赤城高原自体はそれほど冷え込んでいなかったけどね。

積雪もまだこの程度なので、今週中に一旦は解けそうである。