昨日は終日雲の中だった上州武尊山も今朝は積雪が増しているのが確認でき、川場スキー場の滑走コースが白く明瞭に輝いている。
鳩待峠や坤六峠も降雪があったようなので、県北のブナ林の紅葉に影響が出そう。先週訪れた新潟側のブナ林は紅葉が見頃だったが、そういう意味では同様に降雪の影響は免れないだろう。
さて、そろそろ車載装備などを冬仕様に乾燥しなければ。
先週の写真ではあるが、新潟側では1300mから上ぐらいが見頃だった。
XF50mm F1.0は、その開放F1.0という大口径スペックが故に「F1.0以外で撮ると死んでしまう病」を患ってしまうという、クセ玉を通り越してある意味的病的なレンズである。
当然のように撮影前に絞りリングが1.0の位置であることを確認するが、万が一撮影後に1.0からわずか1/3クリックでも動いていようものなら、再生確認してF1.0で撮れてないカットを探し出し、わざわざ戻って撮影し直さないと気が収らないという症状が現れてしまうから困ったものだw
XFレンズの絞りリングは一応クリック感があるが、電気的な信号を送るだけの単なるエンコーダで、昔のレンズのような物理的な機構ではないので、うっかり触ると簡単に動いてしまうのが難点だ。
プログラムオートとシャッター速度優先用にAポジション的な位置が最小絞りの隣に用意されているが、それすらも完全に固定できないのはメーカーの手抜きとしか言いようがないな。
そんなAポジションの完全固定と、絞りクリック感のさらなる硬さの追求はすべてのXFレンズでやって欲しいのだが、このXF50mm F1.0に限っては、開放1.0の位置でも固定というギミックも是非欲しいねw
晴天下の日中では電子シャッターのお世話になるので、「チッ」という舌打ちのような味気ないシャッター音wになるが、薄暗い林内ではF1.0の大口径が利いてくる。
「何でもかんでもF1.0病」には困ったものだが、XF50mm F1.0にはメリットもあって、それはそのサイズ感故に、それまで大きく重いと思っていたXF16-55mm F2.8が小さいと思えるようになった点かなw
コンパクトな単焦点レンズばかり揃えていると、APS-C専用とは言えフジの大三元ズームと言えどいずれも大きく重いのは否定できない。とりわけその一角をなすXF16-55は、その性能とのバーターで贔屓目に見てもサイズが大きいのは間違いないからね。
実際、最近はXF16-80mm F4ばかり使っていたが、XF50mm F1.0が手元に来てから標準ズームの座にはXF16-55mm F2.8が復権していて、XF16-80はND装着しっぱなしで動画専用と化している。
先日のXF14mm同様、このレンズでも大げさすぎる専用フードは使っておらず、うちにあった77mmのメタルフードを常時付けっぱなしで使用中。これまたこのままバッグに収められるのがありがたい。
フードが短いと遮光になっていないのでは?という意見もあろうが、フレアが出るような強い逆光では手やキャップ..そのための帽子愛用者なんでね..で不要な光をカットするので特に問題なし。
XF50mm F1.0は大口径というそのスペックから想像するより意外に逆光耐性があるのも特筆だしね。
XF14mmメインで色づくブナの森を写してきた。同レンズは35mm版換算で約21mm相当の超広角単焦点レンズだ。
画角だけで言えばXF10-24mmの同換算15mm相当のほうが圧倒的に広いが、XF14の凄さは開放F2.8でも隅々まで解像する解像力と、デジタル補正なしでも歪むことなく直線がまっすぐ写る..XF10-24mmはデジタル補正あり..光学性能の高さにある。
何でもかんでもPhotoshopで補正できてしまうこのご時世、歪まないよう無理に設計するよりはデジタル補正前提で解像力を重視したほうが良いという風潮が多い中、APS-C専用とは言えこのコンパクトさを実現した上でのこの光学性能はさすがである。
登場時期も古く地味なレンズで、ネイチャー系よりは夜景や都会的な人工物のほうが使い勝手が良いとは思うが、XF16mm F1.4ほどではないが意外に近接能力も高く、ズームほど出番は多くはないが個人的には好きなレンズである。
XF50mm F1.0のように大口径で明るさにこだわったレンズもあるが、フジにはXF14mmのように地味だが良い仕事をしてくれる単焦点レンズも多くラインナップされている。
同梱のフードは同時期に発売されたXF18-55mmと兼用でいささか大きすぎる。それにフジの単焦点レンズのフードは一部を除いてデザインがいただけない。
そこでXF14mmにはネットで探してきた角型フードを使っており、見た目もさることながら、付けっぱなしのままバッグに収納できるのが良い。
朝から終日天気が良いということだったので、県北の天狗様詣でに出張る。着いてすぐに対象ペアが姿を現したが、すでにペアで巡回行動を取っているので、今年もシーズン突入といった感がある。
帰りは少し遠回りして戻ってきたが、道すがら標高1500m前後のブナ林の紅葉が見頃となっており、今年は赤が目立つようだ。
さらに寄り道して支線から林道経由で森に入って、昨年アカショウビンが使った巣穴を今年も使ったか見に行くが、GPSデータ取ってあったにもかかわらず現地で迷ってしまった。
恐らく半径10m以内に対象のN木はあったと思うが、似たような枝ぶりの木に惑わされて再発見ならず。ま、繁殖期に再訪すれば声でわかるだろうけどね。
GoToナンチャラの影響なのか、平日だと言うのにどこも紅葉スポットは観光客の多いことに驚く。
まあ見た感じ年寄りが多いのでサンデー毎日な皆さんなんだろうけど、兎にも角にも轢かれたくなかったら三脚担いで道端でぼ~っとしてんなよな。
新コロナ対策の専門家会議の議事録が存在していない事実に驚いたぞ。
先日の記者会見で、今回の対策に対する評価は収束後に検証すれば良いとアレが言っていたが、議事録も作成せずにどうやって検証するというのだ。自分たちが言ったことをすぐ忘れてしまう健忘症集団でご都合主義の現政府に、後になってそんな器用なことができるわけがない。
そもそもアレ率いる現政府は、会議の議事録を作成しないのは常習犯であり、せっかく役人が作成しておいた議事録や記録の類を都合が悪くなると改ざんまたは隠蔽など常套手段。しかもいざとなれば口頭決済で済ませてしまう上に、閣議決定で法的解釈まで都合よく変えてしまうという有り様だ。
これら一連の行為から透けて見えるのは、「後で検証する」気などさらさらなく、間違いなく「後で検証されたくない、させるつもりなど毛頭ない」というのが本音だろう。
後年、歴史上の出来事として2020年の新コロナウィルスの大流行に関して、「日本は世界主要国に比べて感染の拡大を抑えることに成功した」が、国立公文書図書などどこを探しても「それに関しての公式な記録その他は一切残されていない」となるのだろうな。
まさに「他に類を見ない」「空前絶後」だな、この国の政権がやっていることは。
木漏れ日照らす樹冠から、エゾハルゼミの鳴き声がシャワーのように降り注ぐブナの森。
アカショウビンの鳴き声に誘われて森の奥へと歩を進めるが、ついぞ赤い鳥には出会えなかった。
帰り際、倒木のために樹冠が広く開いた場所で汗を拭いつつ空を見上げると、天狗様が高くソアリングしているのが目に入った。
記録撮影をしようと肩からカメラを下ろしかけた時、再び水恋鳥が二声鳴いた。
昨年、アレが報道写真展で宣ったように「日本は世界の中心で輝いている」とか、未だに日本がアジア一の先進国だと思っている人は考えを改めたほうが良いぞ。
台湾はIQ180の天才プログラマーが担当大臣として指揮をとり、その技術を駆使して市場のマスクの在庫管理をシステム化し、コンビニの店頭でマスクの予約購入できるのだ。
感染者の行動を位置情報で追跡・管理したり、市内のフードコートにはテーブルごとにアクリル板で仕切りを立て、地下鉄ではサーモカメラで検温まで行っていて、現在まで新コロナによる死者数はわずか6名である。
韓国は当初は医療崩壊が危ぶまれるほどゴタゴタしたものの、その後はPCR検査を率先して行うように政策を転換。ドライブスルー方式やウォーキングスルー方式を活用して一日2万件のPCR検査を処理し、1ヶ月前からすでに感染者数の伸びは鈍化してきている。
感染者の発生に関して地域住民に携帯電話やスマホにいち早く情報を流したり、経過観察用に感染者の行動を追跡するアプリを開発、発生地の近くに接近するとメッセージを表示するなど、情報公開がかなり進んでいる。何より死者数に関してはすでに日本が超えてしまっているしね。
それに比べてどうだ、我が国ののろまでグズな対策ときたら。遅々として何も進まない生活支援の給付に、世界に恥ずかしい自慢の布マスク2枚すら未だに手元に届くどころか、不良品発覚で早々に配布が止まってしまっている情けなさ。
テレワークをして家に閉じこもっていろと言いつつ、ハンコを押さないと何も決済できないという..結局最後は会社に行かなければならない..前時代的な社会通年に縛られたワークフローの数々。
大体、IT担当大臣からしてそのハンコ業界の利益代弁者というのだから、もう恥ずかしくてどうにしてほしいわ、そこ。
今回のこの緊急事態でよく分かったと思うが、日本は凄いとか何とかガラパゴス状態で自画自賛に明け暮れてる間に、実は世界で、いやアジアの中ですらすでに周回遅れなのである。
いい加減、頭の中お花畑な国民性を切り替えて、ちゃんと仕事をする政治を選択しないと国が滅ぶよ、ほんとに。
雪国のブナ林はぼちぼち葉が展葉し始めていて、オオヤマザクラの桜色と合わせてその淡い萌黄色の彩りが、残雪の斜面と美しい対比を魅せていた。
どうでも良いって言えばどうでも良い話だが、まだ発売前のカメラが賞を取るって何なんだろうね。
大元の賞自体の権威もよく知らないから大したことではないのかもしれないが、総合金賞って多分一等賞ってことだよね。
まだ世の中の誰もが触ってない..大人の発言w..のに、何がどう良いのかまったくもって不明。年末になると騒がれる日本アカ◯ミー賞とか日本◯コード大賞ってやつと同じで、メーカーが金出して買ってるのではないだろうか?、などと当たらずとも遠からずなゲスの勘ぐりをしたくなる。
ま、そういうお冠でもないと売れないという危機感があるのだろうが、もしそうだとしたらそれって商品企画がそもそも間違っているということに他ならず、メーカーがユーザーのほうを向いてないということの証でもある。
当たり前だが、市場が欲してないものはどんなに優れていても..件のカメラが優れているとは言ってないw..ヒットすることはないぞ。
庭のカツラの紅葉が進んで、家の周囲にその特徴的な甘い良い香りが漂っている。
キャラメルのようなこの甘い香りは、匂いの成分自体がキャラメルと同じ物質(マルトール)らしいので、ようなではなくそのものということになる。
ジョウビタキのヒッヒッという鳴き声共々、我が家の庭の秋を象徴する季節の指標だ。
隣のブナも少しづつ紅葉し始めている。
最近いろいろ試しているiPhone 11 Proのポートレートモードで写してみたが、このケースはまあまあ上手くいったかな。
このポートレートモードはどうも得手不得手があるようなので、また後日その結果は報告したい。
シグマfpは結構売れているようで、α7SやGH5には興味を示さなかった仕事仲間が手を出していると知ってやや驚き。そして購入者に共通しているのがメイン機ではなくあくまでサブ機としての購入というやつで、中には完全に趣味のYouTube動画用にという輩もいた。
発売直後ということもあるが実売で20万近くしてGH5より高いのだが、世界最小の35mmフルサイズシネマカメラ..メーカーコンセプトはポケッタブル・フルフレーム..というコンセプトに映像クリエイターたちは心惹かれるものがあるのだろう。
これでセールス的にパナのS1系より売れていたらシグマの笑いが止まらないところだが、fpのプチヒットのおかげでLマウントのシェアが微増したのは間違いないw
かくいう拙者もfpは検討している最中たが、コンパクトな運用状態ではファインダーが無いのが辛い。動画撮影時は三脚運用なので問題ないだが、写真撮影時にはEVFで良いのでやはりファインダーが欲しいと、老眼オヤジは常々思うのである。fpには別付けのLCDビューファインダーが用意されているが、さすがにアレでは「ポケッタブル」とは言い難く、写真撮影にも使いたい身としては悩ましい話なのだ。
実はGR3を躊躇している理由もそこだったりするw 若き頃に初代GR DIGITALを使っていた頃は眼前のモニターが見えていたのだが、寄る年波には勝てず、近年は老眼が進行してメガネを外さないと手元はよく見えないw
当然スマホもメガネを外さないと見えないのだが、スマホやタブレットを眺める時はその行為自体が目的となるので、メガネを外す..正確には額に移動するだが..事に支障はないが、撮影時はファインダー代わりの背面モニターと被写体や周囲とを見比べることになるので、そこがイチイチ面倒なのである。
一応試しに遠近両用メガネも使ってみてはいるが、視線移動の少ない運転時以外はちょっと常用する気にならない。
以上、fpのネタ話にかこつけたが、オヤジカメラマンにとってローガンとの戦いは未だ止むことがないのであるw
錦繍の奥利根のブナの森。やはり県内の紅葉は10日近く遅れている感じで、先週の時点でまだ坤六峠周辺が見頃だった。
やたら雨の多い秋なので色づきを心配したが、今年はまあまあではないだろうか。