長かった年度末のデスクワークから解放され、今週は遠征週間に突入中。現在は東北の滞在中。
初日はいつもの長靴にスパイク着用で登ったが、午後には雪が腐っていて下山時に数回転倒したので、2日目以降はスノーシュー装備で行動。
尚、東北は今まさにヒノキ花粉の飛散真っ最中なり..
春が早いこと早いこと。平野部ではツクシが顔を出し始めていてビックリ。
オオイヌノフグリは地面に陽射しが届くようになり暖かくなってから花を付けたが、ホトケノザは雪解けの時点ではすでに花を付けていた。
何れも周囲の雑草が伸び始める前に、小さい花々に太陽を浴びるかのように花を咲かせている。
中之条町にある岩櫃山に真田氏ゆかりの城があったのは、何年か前の大河ドラマ真田丸で覚えている人もいるだろう。
城と言えば天守閣を持った立派な建造物を想像するかもしれないが、岩櫃城は戦国時代のいわゆる山城なので、城と言うよりは砦と言ったほうが良い佇まいだったと言われている。
登ってみると分かるが、岩峰の山頂付近は狭くとても人の生活できる空間はなく、せいぜい見晴台や狼煙台があった程度で、城の守備隊が住んでいたのは東側中腹の尾根近くである。その場所も空堀の跡がある程度で、兵どもが夢の跡って感じだ。
岩峰の周辺は早くも芽吹きが始まっていて、麓の里山付近ではソメイヨシノが見頃となっていた。
余談だが、地元の話では岩櫃には巨大な鷹..多分ワシだろう..が住んでいたという逸話が残っていて、景色だけ見ればさもありなんと言った風情。
前述の通り、要衝であった土地柄故に戦国以前は永く山城が築かれていたので、戦国も終わり城が役目を終えて人がいなくなってから住み着いたのかも、なんて何となく想像している。
うちの庭ではロウバイがまだ辛うじてウメの香りを漂わせているが、近所の防風林では同じく黄色い花のダンコウバイが満開である。
漢字では檀香梅と書くが花が似ているというだけでウメの仲間ではないので、ロウバイのように香りは強くない。
今日は月末で且つ年度末。成果物であるドキュメント類に最後の仕上げを施してまずは一区切り。
一昨日辺りに沼田公園でソメイヨシノが開花と聞いたので、ご多分に漏れず利根沼田も桜前線の動きは早い模様。御殿桜に至ってはヒガンザクラなのですでに満開らしい。
今週は世間様の年度末で桜どころではないので、今シーズンは地元の桜は放置プレイである。
うちのソメイヨシノも来月早々に咲きそうな雰囲気があるが、取り敢えず近所ではウメが満開である。と言ってもそもそもウメが少ない土地柄なので、隣家の庭木が標本木となっている。
それと昨日の朝から近所でウグイスのホーホケキョが始まった。特に早くもなく遅くもないいわゆる平年並みの初鳴きである。
この辺りは植物と違って気温の寒暖に左右されるわけではなさそうなので、人にはわからない何か季節の動きを感じてのことなのだろう。
年度末というのに外仕事を押し込まれいつもの南関東へ出張。
すでに関東以南では桜満開という状況なので、当然ながら現場周辺のソメイヨシノは何処も八分咲だった。山の麓なので若干遅いようだったが、この記事が公開される頃には満開であろう。
菜種梅雨の影響で仕事中は雨が降ったりやんだりであったが、芽吹き出した木々の萌黄色が春霞の影響もなく鮮やかだった。
周辺の里の集落ではツグミが集まりまだシメがうろうろしていたが、ウグイスがにぎやかに鳴く中、ツバメとイワツバメを今シーズン初認となった。
どちらもやや高い高度を東進していたので、さらに東へ移動途中だった思われる。
さらにこの春の暖かさと雨降りに触発された献血強制勧誘軍団が早くも活性化し出しており、小生も過去最速の速さでヤマビルの発生を確認した。
ようやくスギ花粉が落ち着き出したと思ったら、今度はヒノキの花粉が飛び始めた。スギほどではないがまだもう少し視界がモヤる時期が続き、遠望が効かない点でワシ屋には辛い時期だ。
そして花粉以上に厄介なのが大陸からの黄砂。粒子が大きい分、スコープを通してみるとガスが掛かっているかのような視界不良となる。
まあヤレヤレな時期ではあるが、春霞というくらいヘイズの影響を受けるのは昔からなので、GWくらいまでは我慢の日々だ。
妙義山から南アルプスまで山並みを望む。冬は遠くどこまでも見通せそうな明瞭度が良い。
秋以降はワシの行動圏がテリトリーの外郭まで広がるので、それを高いところからスコープで追いかけるにはやはり大気が澄む冬を挟んだ晩秋から早春までが最も適している。