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秋の巻機山

2023/10/14

10月に入り天狗様シーズンインということで、久しぶりにグンマー辺境の地へ足を運んできた。

ちょっと前に冠雪の便りが届いているが、根雪になるととても素人には行けないエリアとなるので、その前にまずは県境から見て回ることになる。

巻機山周辺は新潟県との県境部であるが、群馬側からは基本的にアプローチできないので、新潟側から入山することになる。

例年紅葉期の週末は一般登山客で賑わい、麓の登山口の駐車も困難になるので、巻機山は平日がオススメである。

尚、中腹のブナ林の紅葉は例年より若干遅れている印象はあったが、それでもこのくらいの標高があると平地のように半月遅れっていう感じではなかった。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

標高差約1300mの登攀は久しぶりだったので疲れた。下りで普段は使わないダブルストックなど使ったものだから、翌日以降..これがジジィの証だ..に上半身を中心に筋肉がこわばって難儀した。

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少し秋色

2023/10/13

野外で終日突っ立っていると、少しでも秋っぽい雰囲気を探すことに無駄に腐心してしまう。

時が過ぎれば自然と秋めいては来るのだが、まあヒマに任せてといったところで、カメラマン時代のある意味クセのようなものだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

特等席で秋色を眺めるかのような赤トンボ。

この時期アキアカネは当地ではすっかり見掛けくなったが、同じような標高の場所でも居るところにはまだ残っている。赤城高原にはトンボが繁殖するような水場が少ないので、そういう地勢的な理由が関係しているのだろう。

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鹿鳴の季節

2023/10/12

先週近所でシカの初鳴きを聞いた。それ以来ほぼ連日朝に夕にどこからか、例の叫び声とも悲鳴ともつかぬ鳴き声が聞こえてくる。

先日秋が遅いと書いたが、シカのラッティングコールに関しては平年並みと言ったところ。早い年は9月中旬に聞くこともあるが、大体10月上旬が平均である。

イノシシは少し勢いが減った感がある..近年県内で流行っている豚コレラの影響と言われている..が、シカに関して相変わらずで、県内山間地ならどこ行っても本体も痕跡も見掛けないこと無いぐらいだ。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

午後遅く、1kmほど離れた対岸の牧草地に姿を現した牡ジカ。

肉眼で黒い点を見つけたときは最初クマかと思ったほど全身黒々として、今まさに繁殖期といった感じだ。

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先日裏山を徘徊してきたが、例年でも紅葉真っ盛りという時期ではないのだが、それでもご多分に漏れず秋が深まっているという雰囲気にはほど遠く。

あまりに秋の入口が残暑過ぎて、半月ほど遅れているようだ。

とは言え一年は応じて長くなることはないので、このまま行けば秋..と人が定めし季節..が短く、冬を迎えることになりそうだ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

裏山の中腹に当たる標高1300m付近。切り取りで秋っぽい色付きを探せど見つからず。それでも夏ほど緑に勢いはないけどね。

カテゴリ:季節感

今の時期は田舎ではクマの出没が話題になるが、農家的には獣害被害はクマよりはシカやイノシシ、サル..赤城高原では出没はまれ..それに果樹ならハクビシンのほうがはるかに迷惑で問題である。

おらが村のクマによる農作物被害で顕著なのはトウモロコシで、たとえそれがデントコーンであっても一旦居着かれると、単独個体でも根こそぎになりかねないので、すぐに猟友会に頼んで捕獲駆除となる。

なので忘れた頃に防災無線でクマの出没警報が流されるが、クマ出没中!みたいな野良看板が設置されることはほとんどない。

iPhone 13 mini

上の2枚はどちらも渋川市の山際に立っている注意喚起。看板の内容から設置したのは別の部署(または人)なのは明らかだが、設置場所が100mも離れていない同じ道沿いなのだから呆れる。

そもそも常設されている時点でほぼ誰も見ないし意味がないのだが、問題なのは1枚目は本州には生息していないヒグマで、2枚目はデフォルメされているがどう見てもマレーグマにしか見えない。

何れ専門家に確認も取らず、やっつけ仕事であることが明らかだ。

カテゴリ:ほ乳類, 鳥獣・環境問題|タグ:

この秋は東日本、特に東北管内を中心にブナが大凶作ということだが、各地でドングリの不作も報じられている。

ブナが不作だとクマが里に出没が増えると大騒ぎになるが、ブナが里近くで見られる地域が特別多いわけではないので、ブナだけならそこまで騒ぐことはないと考えている。

むしろミズナラやコナラなどのドングリ類や、クリが不作の年のほうがクマにとっては影響が大きいだろう。

iPhone 13 mini

近所で防風林脇の農道にしゃがんで、その場で手に届く範囲でこれくらいは集まる。赤城高原ではコナラに限って言えば世間で言われるほど少ない感じはない。

カテゴリ:ほ乳類, 花・植物|タグ:,

キノコ

2023/10/8

先週末もNレコのフィールドテストで裏山へ。裏山と言っても連休初日で大沼周辺は人出があるので、文字通り近所の林道から歩いて入る裏山だけど。

今回はAndroid版のテストが中心で、不安定な通信環境下でのテストが必要というのがあったので。

Google Pixel 6a

iPhone 13 mini

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

高温で雨が多かったので森の中はキノコが目に付く。基本的に素人なので多くは種類まではわからないが、3枚目はタマゴタケっぽいね。

カテゴリ:菌類

雁行

2023/10/7

西高東低の冬型の気圧配置の影響で、初冠雪の富士山を始め北アルプスなど高標高の稜線部から軒並み積雪の報告が届いている。なんだか秋を短縮して一気に冬の足音が聞こえ始めた感じだ。

サシバやハチクマなど多くのタカが南へと渡去し、小鳥たちもぞくぞくと列島を南下しているが、こうして北風が強く吹き始めると入れ違いに冬鳥たちの姿も増えてくる。

所要でしばらく北東北へ出掛けていたが、現地ではあちこちでマヒワの小群が目に付き、シメも数羽確認している。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

カハンカハンと北方向の空から声が降ってきて、見上げると高空をマガンの編隊が文字通り鈎になり竿になりで南へと飛んでいくのが目についた。

どこから飛び立ってきたのかは不明だが、雁行は連日お昼少し前に始まって午後遅くまで続き、合計すると軽く1000羽は超えていたのではないかな。

四半世紀ぐらいまえになるが、当時好んで伊豆沼周辺に通っていた時期があったので、カハンカハンと鳴きながら往く雁行にはどこか哀愁を感じるものがある。

カテゴリ:季節感, |タグ:

赤と黄の共演

2023/10/6

ナミアゲハと並んでいわゆるアゲハチョウとしてはよく見掛けるキアゲハ。

幼虫がニンジンとかセリ科を好んで食べるので、農家の間では害虫扱いされている。それは我が家でも同様で、畑で家人に見つかると容赦なくxxされるている模様。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

ヒガンバナで吸蜜中のキアゲハ。里山の赤と黄の共演といった風情だ。

鳥はどこ?

2023/10/5

農道を歩いていて不意に林縁に気配を感じたので、OM-1を向けたら被写体認識枠が表示された。

パッと見、その時は何かいるようには見えなかったが、取り敢えず数枚シャッターを切るとその瞬間に葉陰からカケスが飛び出した。

撮影結果を背面モニターで確認すると、確かにカケスの青い雨覆が写っているが、頭部は葉っぱの影に隠れている。てっきり被写体認識は頭部やくちばしの形状で判断すると思っていたので、この状態で鳥を認識するのには驚いた。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

カメラのオートの歴史はAE・AFと来て、現在はAIによる被写体認識である。まだまだ被写体認識は発展途上の段階にあるが、状況によっては人の業を超えているのは確かだ。

カメラにできることはすべてカメラに任せて楽をしたいので、被写体認識にはこれからもオッサンは期待しているぞ。

カテゴリ:写真・カメラ, |タグ: