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秋雨滴る柄長

2023/10/4

夏鳥たちは南へと去り、冬鳥がやって来る前の森の中は静かなものである。

時々早くも混群となったシジュウカラやヤマガラなどカラ類と、その後に続くようにエナガの群れがやって来てにわかに活気づくが、彼らが去るとまた森の中は静寂が訪れる。

まだ気温も高く、青々とした葉が生い茂って秋を感じることは少ないが、小鳥たちが群れで行動している姿は来る寒い季節を想像させる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

雨上がりの森の中をエナガの小群が通り過ぎてゆく。なかなかジッとすることのないエナガだが、ちょうど上手い具合に葉陰の隙間で一瞬止まるところを写すことができた。

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青いドングリ

2023/10/3

風の強い日に森の中を歩いていると、葉っぱごとまだ青いドングリが落ちてくる。

あちらでもこちらでも風が森を揺らしてガサッと落ちてくる。不意にすぐ近くや目の前に落ちてくることもあり、それはそれでびっくりする。

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落果するドングリは当たりどころによっては結構痛い。宝くじにはなかなか当たらないが、そんなドングリには時々当たることがある。

できれば運は前者で使ってほしいね。

カテゴリ:花・植物|タグ:,

沈黙の艦隊

2023/10/2

原作を読んでいるので先週末に観に行ってきた。

原作が冷戦時代を背景にしているので、現在とは状況が異なる部分もあるが、潜水艦戦力=沈黙の艦隊の核による抑止論で世界に対抗するという原作テーマ通りのストーリーのようだ。

潜水艦ものは緊張を強いられることもあってあっという間に観終わる。今のCG技術は大したもので、再現された米第七艦隊と原子力潜水艦シーバット(原潜国家やまと)との交戦は見ものだ。

尚、取り敢えず大沢たかおが王騎将軍に見えなくて良かったw

最初に「ようだ」と書いたのは、作品が続くのか否か事前にもエンドロール後にもアナウンスは無いのだが、原作はそれなりに長いので、もちろん本作で終わりのはずはないと勝手に願っているという希望的観測から。

余談だが、冷戦時代当時はまだ防衛省ではなく防衛庁。さらに通称「市ヶ谷」ではなく庁舎も六本木にあったなと。バブル時代に仕事で都内をうろついていて、何かそんな記憶をふと思い出した次第。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

裏山で見掛けたオニヤンマ。山で偶然出会った知り合いの連れが例のおにやんまくんを付けていたので、その効果の程を聞いたみたがよくわからないとの答え。

どうやらオニヤンマのバッジがアブやハチの抑止に働くことは、未だ証明されていない模様w

家の周辺の避暑トンボたちは数を減らしてあまり見掛けくなった。時折外界にまだ降りていない個体がいるが、赤とんぼの名前の通り体色が赤くなっている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先日登った裏山も夏場に比べて数は減っていたが、同様に残っている赤い個体がナナカマドの実とその赤を競演していた。

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ヒガンバナの写真はこの季節の定番で、あたかも日本の在来種のように市民権を得ているが、本来は外来種である。

ただ、有史以前に稲作文化と共に伝わったこともあって、日本人には古の頃より記憶されているいわゆる帰化植物の扱いとなっている。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

彼岸の頃に咲くヒガンバナは稲の刈り入れの時期とも重なる。そんな彼の花の赤は秋の里山の彩りだ。

先日も引き続きNレコのフィールドテストで県南へ。県北では圏外エリアを選んでテストしていたが、県南では微弱ながら通信可のエリアへ。

タカ渡りの季節なので高空も時々眺めていたが、サシバは5つが午前中に西へ向かったのと、1つが目の前の谷の中からそのう膨らませて上がってきて同様に西へ向かった。ハチクマはゼロ。タカ渡りに関しては先日の白樺峠の情報から東日本はすでにピークを終えているのは分かっていたけどね。

それとこの日は稜線上は結構風が強く、朝から西へ向かうかなりの数のハリオアマツバメとアマツバメ、イワツバメを見送った。あとアサギマダラが忘れた頃に中高度をヒラヒラしていたので、やはり空の上も風が強く追い風だったようだ。

折しも下界は猛暑だったようだが、観察地点の標高は1200m程度なれど前述の通り朝から風が強かったので、晴れていても寒くて上着が用だった。

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尚、肝心のワシはポーズ。午後一に、天狗谷でクマタカの雌が侵入若雄を波状しながら執拗に排斥していたので、近くにワシはどちらも居ないのが判明。

良い風吹いてたんだけどねぇ…

シカの寝床

2023/9/28

裏山の森の中でさっきまで誰かが寝ていたような寝床を発見。

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寝床の主は牡ジカ。前日に同じ林分でクマを見掛けていたので最初はクマを疑ったが、クマは身を隠せる藪っぽいところを好むのと、何より近くに生々しい角研ぎの痕があった。

秋はシカたちの祭りの季節。ラッティングコールがそろそろ聞こえそうだ。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

24日の白樺峠はサシバ4000羽超えだったとか。過去データを見る限りこの10年では最多ということになる。こういうデータの連続性は連日観測している関係者のお陰あってこそだ。

そして北海道からはツグミ到来の報告例が上がり始めた。ツグミは本州だと11月遅くに姿を見せる冬鳥の中では最終ランナーなのだが、北海道に意外に早く姿を見せる。

冬鳥も最終的な越冬地にまっすぐやって来る種もいるが、多くは餌となる植物の実が確保できる場所に留まり、無くなり次第本州へ降りてくることになる。年によって来たり来なかったりするように見えるのはその為だ。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

写真は雨の日のキジバト。記事とは関係なく渡り鳥ではないので念のため。

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籠の鳥

2023/9/26

我が国では親が見放した猛禽類の幼鳥を巣から保護した時点で、その収容先は事実上動物園しかない。

落鳥個体を傷病鳥として保護するなら多少狭くても仕方ないとは思うが、そうでなければそれなりの広さのフライングゲージを備えた施設の整備と飼育者の育成が急務だ。それなくして個体保護だけ進めても、籠の鳥が増えるだけである。

そもそも親から狩りを教わっていない..正確には狩りをしているところを見ていない..幼鳥を野外に放鳥など不可能。籠の鳥はいつまでも籠の鳥だということ。そしてその籠の鳥を無尽蔵に飼育などできない。

逆に言えば、保護するのはあくまで一時的な措置であり、何れ野外に戻すことが大前提である。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先週末から涼しさを通り越して寒い朝が続く。昨日の朝など10℃しかなかったが、いきなり秋本番がやって来たような感じ。体が慣れていないというのも大きい。

もうモクモクと雲が湧き立つような暑さはぶり返さないかな?

タカ渡る山上

2023/9/25

先週末もNレコのフィールドテストで近所の山へ。

Nレコはフィールドノートアプリなので山に登る必要性はそこまでないのだが、別のアップデートが波及してGPSと地図周りにも手を入れており、その関係でクイック入力の検証にはウロウロと歩き回るアクティビティがテスト環境としては一番適当。

山は通信条件が不安定というのもテストには良い。Nレコはオフラインでも使えることを売りにしているので。

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前回は赤城だったので今回は榛名という脈絡で歩いてきたのだが、見晴らしの良い尾根上で休憩していると、思わぬ所をひっそり抜けていくハチクマの一群を眼下に確認。

10分ほどの間に16羽が山際に沿って西へと移動して行ったが、恐らくここに留まって観察していればそこそこの数が通過していったかもしれない。

今はまさに秋の季節移動真っ盛りで、特に山ではタカ渡りの季節。県内はまとまった数が集まる目立ったポイントが無いので、こういうのはまさにタイミングというのがよく分かる。

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