portfolio

食欲の秋

2014/9/17

所用で長野へ出掛けてきた。北信といえばリンゴの産地で有名だが、早生のふじだろうか、早々とリンゴ狩りが始まっている農園が目についた。平地..といっても長野市周辺で400m前後あるが..では稲刈りも始まっていて、初秋の気配が十分感じられた。

20140917
北信、特に小布施周辺は栗が特産である。我が赤城高原でも栗は今年も豊作であるが、はぜるのはもう少し先になるので、小布施に立ち寄って噂の栗菓子をいただいてきた。

20140917b
小布施に来ないと食べられない栗菓子、その名も朱雀。採れたての新鮮な栗を蒸して裏ごしし、無添加砂糖不使用の栗あんに盛ってあるのが特徴。例年並ばないと食べられないのだが、今年は平日にチャレンジしてみた。ショートケーキ言えばモンブラン以外ないというほどこの系統が好みなので、実に幸せなのである(笑)。

20140917c
帰りは志賀高原を経由して草津に降りた。北海道の大雪が例年より9日も早い初雪だったと伝え聞いたが、志賀はところどころ色づき始めていた程度で、渋峠付近でもまだ本格的な紅葉には少し早い。芳ヶ平も草もみじが始まったばかりである。ちなみに、この夏の火山性地震の影響を引きずってか、草津の湯釜周辺は未だに立入禁止である。

ついでに草津の湯畑前に最近出来た御座之湯に立ち寄る。連休明けとあってさすがの草津も人はまばらで、内湯は貸切状態であった。入浴中に地震があって結構揺れたのには驚いたが(苦笑)、いつ入ってもやはり草津の湯は良い。

カテゴリ:独り言|タグ:

腕時計を手首に巻かなくなってから久しい。

携帯電話を携行するようになり、その画面に表示される時刻だけで事が済むようになったからだが、汗かきゆえにもともと腕に何かを巻くのは好きではなかった、というのもある。時刻を知るためにいちいち携帯を出すのは面倒だと腕時計派は言うが、そこまで時間に追われる生活をしていない..いや時間は守れよ、とかツッコミはなしね(笑)..ので困ることはない。

もっとも、海外に出た時は腕時計はあったほうが良いとは思うので、それだけ海外に出ていないことの裏返しでもあるのだが。

Appleが噂のあったウエアブルタイプのスマートウオッチ(腕時計型情報端末)を発表した。iWatchでなくApple Watchである点で、何でもかんでも頭にiをつければ良いってもんじゃないという主張なのか、それともApple TVのように別のカテゴリに育てるのか、まあそんな意気込みも感じる。

すでにGoogleやSAMSUNGが同様のスマートデバイスを発売しており、事前のリークも激しくて製品の方向性自体に新鮮味はないのだが、デジタル化して以降消滅していた腕時計のリューズ(いわゆる竜頭)というインターフェイスを復活させた辺り、先行するライバルに比べて逆に一歩先行したように思う。

そもそも小さなスクリーンをスマホのようにタッチ操作するのはどう考えても無理がある。同時に発表されたiPhone6 Plusは、ライバルに追随するスマホを大きくするソリューションだが、手首に巻き付けるスマートウオッチは方向性が異なるセグメントになるので、そこはさすがにApple、レガシーインターフェースをうまく流用したものだと感心する。他のメーカーなら、なんで今さらリューズなんだ、スマートデバイスなんだからタッチとジェスチャーで操作するように考えろ、とか何とか商品検討会議で檄を飛ばされるのは必定だ(苦笑)。

自分の中では趣味性の低い位置づけ..腕時計は車やカメラ同様に実用性と嗜好性が真逆に存在する工業製品だ..であり、最初に書いたとおり腕時計をはめる行為自体が好きではない。その為この手のウエアブルタイプのスマートデバイスを使うことはないが、タブレットPC同様に仕事上で今後関わりを持つことになるのは予感としてある。

ガキの頃、マジックで腕時計の絵を腕に書いて、それを顔の前にかざして、「本部応答してください!」「ラジャー!」などと遊んだことがあるだろう。実際腕時計で会話をするかどうかは別にしても、今まさにそんな時代が到来しつつある。すでにそこに当たり前として存在するのではなく、その途上や過程をつぶさに傍観できるのはつくづく幸せだと感じる今日この頃である。

ちなみに、モロボシダンが腕を顔の前にかざしてしゃべっているのに、チキュウボウエングン本部のモニターには背筋を伸ばした上半身から上が映しだされていた点に、子供ながら鋭いツッコミを入れていたのは内緒の話(笑)。

20140911

天候不順で日中でも気温が上がらないので、今更ヒルガオもないものだが、何故か今頃夏の花が狂い咲き。が、そろそろ道脇の雑草群ともども一掃されそうな気配なので、これはこれで見納めかもしれない。

カテゴリ:ガジェット

ちょっと前に関係者に聞いたのだが、うちの裏山(赤城山)で県がシカ駆除用に囲いわなを仕掛けるらしい。前橋市が協力ということで、旧富士見村周辺など南面側のようだ。囲いわなと言っても高さ2.5mで周囲が500m近くあるので、見た目は養鹿場のようになるだろうか。カウンターを装備したゲートを設けて、一定数に達するとゲートが自動的にロックされ、一網打尽になる仕掛けだ。

県内に限らず、もはやシカによる森林や農作物への被害が看過しておけない状況にある。ある程度の数まで増えれば逆に個体数は自然減になるのは間違いないが、その前に山と耕地が荒れ果てるのは必定である。猟師の手で1頭ずつ間引きなどというのは手ぬるいので、一定数を一気に捕獲して駆除するしかないだろう。先の囲いわなはその一つの手でもある。

県北では、日光の足尾周辺から県境を超えてシカが行き来しているのが、捕獲して発信機を付けた個体の行動から明らかになっている。貴重なシラネアオイが食害されている日光白根山周辺や、ミズバショウやニッコウキスゲ、ミツガシワなどが被害にあっている尾瀬周辺も対策は急務だ。夏を彩っていた湿原の花々の被害は、放置しておけば取り返しがつかなくなる。微妙なバランスの上に成り立って形成される自然環境は、一朝一夕に植生回復など見込めない。

シカを捕食する肉食獣が国内にいない以上、人の手で対処するしかないのが現実だ。北米の例を上げてオオカミを放せなどと寝言を言っている輩もいるが、クマ一匹出るだけで大騒ぎする状況で、集団で行動する大型肉食獣などどうして放せようか。そもそも野生のシカを捕食するなどと誰が保証するのだ。ハブ退治を目的に移入された奄美大島のマングースは、ハブでなくアマミノクロウサギを襲っているではないか。オオカミと野良犬が交雑して人を恐れないハイブリッドが台頭して、新たな鳥獣問題を引き起こすのは目に見えている。

シカはカモシカと異なり深雪を苦手としている。明治期の北海道で、大雪と大寒波によって大量のシカ(エゾシカ)が死んだことはよく知られた事実..これが引き金になってエゾオオカミもまた絶滅に向かう..だが、まだ記憶に新しい2月の大豪雪が、少なからずシカの数を減らすことにつながっているとわずかでも期待したいところだ。


20140910

早朝、Nさんちのレタス畑を横切って行くシカの牝を見かけた。食害だけでなく、こうして縦横に歩きまわって株を踏みつけるので、当然これらも被害のうちである。今日はたまたま1頭だけであったが、これから秋深まるまでシカの恋の季節が続くので、電気柵のない畑は要注意である。

カテゴリ:ほ乳類, 鳥獣・環境問題|タグ:

中秋の名月

2014/9/9

今年はスーパームーンの当たり年。なわけで本当は月の出を撮りたかったのだが、その時間は残念ながら雲が出ていて撮れずじまい。そのまま仕事で束の間忘れていたのだが、外が明るいことに気付いてとりあえずパシャ。うっすらとガスが掛かっているのはまあご愛嬌かな。

20140908

撮影はEF400mmパナ改を使用。GH4で使えば800mm相当になるが、電子シャッターを使えば手ブレなくバッチリ使え、何より百万を超える高級?レンズに未だひけを取らない性能はさすが。白い大砲レンズなどまったく必要ないね。

デング騒動もその後さらにヒートアップし、このままいくと都内の公園全域に殺虫剤を散布しそうな勢いだ。

来月も後半になれば蚊の活動期も下火になるのだから、公園の立ち入りを制限するなりしてしのげないものだろうか。殺虫剤を撒けばそりゃ蚊は駆除できるだろけど、当然他の昆虫もヤラれちゃうわけで、そこに依存しているその上の生きものたちはたまったもんじゃないと思うが。特に都会の夜を飛び回るコウモリの仲間とかは迷惑千万だ。

ま、お役人が後で文句言われないようにと手を打っているのだろうけど、狂想曲は今しばらく続きそうな感じだね。


20140906

ちょっと強引に秋っぽいカットを。さくらなどバラ科の仲間は割と早くに色が抜ける

カテゴリ:独り言

Metabonesから待望の、というかようやくm4/3用のEFマウントアダプターが発売された。これで同アダプターを使えば、キヤノンEFマウントのレンズをパナのGH4に使えるわけで、すでにEOS用にEFレンズを揃えてしまっている私のような輩には朗報なのである。そもそもこれを予想して、GH2時代からm4/3用のレンズには投資してこなかったのだから(笑)。

先んじてすでにニコンG(ニコ爺ではない)やソニーFE、フジXマウント用はあっても、なぜかm4/3用はなかなか登場しなかった。制御系伝達信号のリバースに時間がかかったか何か大人の事情なのか、まあ知る由もないのだが、今までは事実上Redrock Micro製のLiveLens MFT Active Lens Mount(こいつはデカイ上に別電源だしね)しかなかったので、それに手を出さず待った甲斐があったというものだ。

ちなみに、ただマウント変換して装着するだけなら中華製のアダプターは沢山存在していたが、私がパナのGH系を使う理由は動画用途に限られているので、絞りの制御がカメラ側から行えないのはダメダメである。m4/3の場合、絞り過ぎるのは回折の影響でかえって画質が悪くなるのだが、それでも開放から2絞り程度はレンズ側で絞りたいところだ。それ以上は面倒でもNDの手を借りるほうが懸命である。

m4/3はセンサーサイズの関係で、35mmフルサイズの焦点距離換算で2倍になってしまうことから、標準より広い画角ではその旨みは半減..いや無いと言ってもいいかも..してしまうのだが、逆に望遠系がほとんど存在しないm4/3ではメリットがそれなりにある。500mmとか600mmの超望遠域では、どのみちMFしか使えないのであまりメリットはない..ただ大きく重いだけなので..が、70-200mmのF2.8とか100-400mm(そろそろ新型出るしね)、それに400mm F5.6などはワイルドライフ撮影ではかなり使い勝手の良い焦点域になる。

何せパナは公式に300mm以上の望遠系は出さないと確信犯的に明言してしまっている..アダプターで他社製を使えば良いんじゃねぇの的な雰囲気バリバリだ(笑)..ので、そういう意味でもMetabonesのEFアダプターは、ワイルドライフ系GH使いには救世主の存在となること請け合いである。

何しろ、現時点でボディ単体とEFレンズの組み合わせで4K動画が撮れる..たとえ30pという4Kの規格以下であっても..のは、当のキヤノンでなくパナしか選択肢が無いのだから(苦笑)。

20140905

参った。天候不順でろくすっぽ山に行けてない。特に盆過ぎ以降はひどいもんである。今日は昼ごろに一度だけお天道さまが顔を出したが、結局また雨模様に逆戻りであった。

コーワからPROMINARブランドでm4/3マウントの単焦点レンズが発表された。

コーワはこのブログをご覧の一部の人にはプロミナーなる望遠鏡でお馴染みの国産メーカーだが、事業の大きな柱は医薬品である。コルゲンコーワとかキャベジンコーワ、ウナコーワなどが有名で、私らより古い世代ならゆるキャラのはしりと言ってもいいケロヨンなるカエルのキャラクターが懐かしい話であろう。

そんなコーワ(正式には興和)も、戦後すぐに光学機器メーカーとして出発している(戦前は繊維関係だったと記憶している)ので、実は医薬品よりもカメラやレンズなど光学機器メーカーとしても歴史が古いのだが、近年はカメラ事業からは撤退してしまっているので、文字通りの光学機器としては望遠鏡や双眼鏡のみの扱いである。

そんなコーワが何を思ったのか突然ミラーレスカメラ用の交換レンズ、それもm4/3マウントの広角系の単焦点レンズを売るというのだから少々驚きである。焦点距離は8.5mm F2.8、12mm F1.8、25mm F1.8で、35mmフルサイズ換算でそれぞれ17mm、24mm、50mmと実にマニアックなラインナップだ。もちろんMFである。

何れもプロミナーでお馴染みのXDガラス(特殊低分散ガラス)を用いてディストーションを低く抑えてあると謳っており、性能的には期待できそうな感じである。うちにはm4/3用の広角レンズがない(EOSで間に合っているので)ので、8.5mmと12mmに興味を惹かれるが、20cmまで寄れる8.5mmはなかなか面白そうだ。

動画の仕事で広角というのはあまり使い道はない(歪んでしまうので)のだが、ネイチャー系だと話は違って、中間リングを組み合わせてさらに寄って遊ぶには良いかもしれない。

20140904

お盆以降、すっかり朝晩は涼しくなった赤城高原である。朝の散歩は長袖、夜は毛布をかけないと寝られない状態だ。今のところ秋の気配はススキとコスモスぐらいだが、虫の音が少しずつ晩夏から秋へといざなう今日この頃である。

おこり病

2014/9/3

デング熱?と聞いて天狗熱かと思ったが、それは私のようなワシ屋がかかる重い病気のことだ(笑)。

という戯言はさておき、当のデング熱は昨今ニュースを賑わしている時事ネタであるが、折しも西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るっているため、マスゴミがこぞってネタに飛びつきお大騒ぎするいつものフィーバーである。

デング熱は何も昨日今日に日本に発生したものでなく、大きく人が動く動乱期に海外、特に東南アジアなどから持ち込まれ、それが拡散し流行る傾向にある流行り病のたぐいだ。近年ではアジアや大陸からの引揚者が大量に移動した太平洋戦争直後などに流行している。マスゴミが地球温暖化などを引き合いに、さも大騒動になるかのように連日煽っているが、報道されなくとも毎年200人前後の発症例はあるのだ。

同様な流行り病にマラリアがあり、これもハマダラカという蚊が媒介して広まるが、その熱帯を起源とするようなマラリアも、昔から動乱期に流行るもので、デング熱同様に終戦直後などに流行してる。古くは、病死とされる平清盛もその症状はマラリアそのものと言われており、衛生上問題のあった明治初期頃までは土着のおこり病と言われていたのである。

地球温暖化が影響ないのかという観点では、媒介者の蚊が通年生息できるようになれば話は違うが、夏の高温が続く日本といえど、季節による寒暖の差が激しい気候では、ウィルスを持った蚊が生き残る..正確には感染者の血を吸った蚊が発生し続ける..可能性は今のところかなり低いのではないかと思う。

ただ問題は、先の動乱期以上に感染者が簡単に移動する点であり、今回のデング熱騒動も代々木で行われたイベントに全国から参加者があって、その結果あたかも地方にまで広まってしまったように見える点だろうか。流行り病を防ぐのは水際でとはよく言われることだが、気付かず勝手に拡散してしまうのが一番厄介である。

マラリアと言えば、その昔、ケニヤのアンボセリ国立公園を車で走っていた時、後ろから走って追いかけてくるマサイの男がいた。事情を聞くと緊急でセレナ・ロッジまで乗せて行って欲しいというのである。肌が黒いので顔色を推し量ることもできないのだが、いつ通りがかりか判らないサファリを走っている車を待ち構えてまで急を要する用事とは何かと聞いてみれば、マラリアで高熱が出ているのでロッジの医者に診てもらうのだという。ええ!高熱ってアンタ今全速力で走って来なかった?みたいに驚いたことを思い出した(苦笑)。

20140903

ケニヤでのサファリは毎日テントで野天のキャンプをしていたので、マラリアを恐れて持参した蚊取り線香..向こうではモスキートコイルって呼んでた..をバンバン焚いていたが、雨季の終わりで季節的には若干涼しかったこともあって、一度も蚊には刺されずに済んだ。マラリアには決定的な予防薬がなく、それを謳っていた薬も一応現地で買ったものの、副作用が怖かったので使わなかったのである。

結局とどのつまりは媒介者である蚊に刺されないようにするのが最善の対策であるのだが、我々のように野外で活動する者にとってそれはなかなか難く、ましてや流行地の意識がなければそれは尚のことだろう。

カテゴリ:独り言|タグ:

ハリウッドゴッジーラのフィーバーに沸く夏休みということもあって、以前のオリジナルシリーズに続いて、平成ガメラ3部作をBSで流している。

円谷プロ時代の昔から続く怪獣ものやウルトラマンシリーズに共通して言える点は、その目線の高さ、つまり撮影アングルである。もともと怪獣映画にリアルさも何も無いもんだが、我々が体長数十メートルにもなる怪獣たちと同レベルの目線になることなどないわけで、そこを人の目線に揃えてあると嘘っぽさが幾分か軽減するのである。ガメラを見るときはやや見上げで、アングルを上げる際はやや引いて撮るわけだ。

特にCGとちがって特撮ものは編集で合成となるので、撮影時の光源の違いからなかなかリアル感は出せないのだが、目線の高さというのは鑑賞者には結構効きてくるものであり、平成ガメラシリーズはそこに少し気を遣っているようである。

何より自衛隊の全面協力のおかげで、登場する戦車も飛行機も自衛艦もすべて本物であり、実際の攻撃で使われる装備も実在のものなので、従来のゴジラシリーズよりは設定がより現実っぽく感じるのだ。そういう意味では先日観たハリウッド版ゴジラの世界観は、平成ガメラのそれに近い感じを受けた。

世界観と言えば、平成ガメラシリーズの一作目は1995年であり、作品内も同年代を設定してあったのだが、その中の視点が20年近く経った現在とそう変わらないのが興味深い。

■科学で栄えた古代文明が怪獣を生み出し、そのせいで自分たちも滅んだ。
→現代社会も核を生み出しその利用方法で論争になっている。
→プルトニウムの半減期は約2万4000年とほぼ手に負えない数値。

■自衛隊の先制攻撃のためには新たな法案を必要とする。
→怪獣相手の自衛権と言えど先制攻撃は許されていない。
→市街地上空でミサイル攻撃はできない。

■希少生物である怪獣の保護を目的として捕獲を試みる。
→レッドデータ的な生きものを殺すのはいかがなものか的な発想。
→米ゴジラ映画でもムートーとかいうヤツを研究してたっけ。

■でも結局は人に害を為す生きものは力で排除しようとする。
→人里に出て人を傷つけるクマは即捕殺する。

■急激な環境の変化が怪獣の生息に適した環境を生んだ。
→地球温暖化など人為的な環境改変が生きものの生息分布を変えている。

などなど。ま、驕る平家は久しからず、ってところですかね。

20140827

しかしまあよく雨の降ること。それもバケツの水をひっくり返したようなという形容がピッタリするドシャドシャした振り方で、熱帯のスコールよりも激しいのではないかと思う。

今日も夕方には一旦止んだと思ったが、西の方からみるみる雨のカーテンが近づいてくるのが見えた。

カテゴリ:映画・映像

米ゴジラ寸評

2014/8/20

ちょっと前にハリウッド版ゴジラを観てきたが、前評判ほどの面白さもなく今ひとつな出来栄えで、大金掛けたCGの凄さだけが目立つシロモノであった。

相変わらずのチャイニーズ風ジャパンの扱いはまあ仕方ないにしても、やたら宣伝マンよろしくあちこち露出していた世界のケン・ワタナベのアレは何だったんだろうか。何をするわけでもなく、常に画面から一歩引いた位置で、眉間にシワを寄せているだけなので、単なる説明要員と化していたのには参った(苦笑)。オリジナル版で世界を救った芹沢博士はどこ行った!

ハリウッド映画の常で、米軍全面協力だからその活躍場面はある程度仕方ないにしても、冗長的且つ中途半端な家族愛..そして吹き替え版の声優のヘタレ加減は半端ない..など蛇足以外何ものでもない。しかも半世紀以上前のオリジナル版に込められた反核のメッセージを真逆に盛り込むっていうのは、アレはありなんだろうか。日本人として脳天気にゴジラ、ゴジラと騒げない複雑な気持ちになったのが正直な感想であった。

まあそれでも前作?で魚食ってた巨大なイグアナのバケモノに比べれば、いわゆる正しい怪獣映画であったのは確か。米軍の活躍とか書いたものの、その攻撃はまったく刃が立たない設定は日本の怪獣映画の王道でもある。やはり怪獣映画はその圧倒的な強さで人間の無力さ、愚かさを表現するぐらいでないと面白くない。そしてそれを倒す力もまた人智を超えたものでないとね。

人智を超えたもの、そう、同レベルの生きものや強大な自然の力、それに宇宙人だね。前者ならモスラやキングギドラ、後者は言わずと知れたM78星雲からやって来た光の巨人とかかな(笑)。とまあ冗談はさておき、すでに続編らしきものも決まったらしいので、次回は是非とも怪獣大決戦的なカタストロフィでお願いしたい。

20140820

とにかく蒸し暑い。気温はそんなでもないのだが、湿度が高いのがいただけない。思考能力が平時の50%を切っているようで、人としてのパフォーマンスすら落ちてきている。

と、今日は午後遅くに久しぶりに夕立がやって来た。まるで台風並みに横殴りの風雨であったが、止んだ後はすこぶる過ごしやすくなった。夏はやっぱ夜仕事するほうが効率がいいね。

カテゴリ:映画・映像