アベンジャーズ/エンドゲーム、空母いぶきに続いて、ゴジラ キング・オブ・モンスターズを観てきた。
詳しい感想を書くとネタバレとひんしゅくを買うので控えるが、本家である日本版ゴジラに対して、少なくても音楽面ではリスペクトを感じられる作品であったことは確かかな。前作ではそこまでの感はなかったけどね。
あと世界のケン・ワタナベ演じる芹澤博士もゴニョゴニョ..w
子育ても一息ついたのか、一筆啓上一筆啓上と畑の畦でホオジロがよく鳴いている。夏鳥たちは今が盛りだが、留鳥たちの子育ては早い。
昆虫や至近距離から狙う小鳥の場合ではプリ連写は非常有効だが、大型の鳥でしかも飛び立つのが予測できるケースなら、通常の連写で十分である。
個体差もあるが、サギの仲間は近くにいる時に..不思議と向こうから勝手に近くに降り立つことがある..カメラを構えてジッと見つめると、居たたまれなくなるのか、ソワソワしだしてすぐに飛び去るので、いつ飛ぶかいつ飛ぶかとタイミングを待つほどではない。
水田が珍しいのと同様に水鳥の仲間も普段あまり目にしないので、サギなど大型の鳥がいると何となくカメラを向けてしまう。
北海道で全国最高気温を記録..道東で39℃、同日襟裳で12℃..したかと思えば、その翌日の内陸部では氷点下というのは、いかにも驚天動地なる言葉が当てはまりそうな気候であった。
地球温暖化が叫ばれ久しいが、四季が美しい風土を育む日本列島も、そんな激しい気候がスタンダードになっていくのだろうか。
今年は出張業務が多く、昨日まで北東北に滞在していたが、この週末は1100kmほど走り継いで一気に近畿圏まで出張って来ている。
週明けは雪国でまた旅の空の下となり、なかなか地元に落ち着けない日々が続く。
トンボ以上にこちらの動きに敏感なのはチョウの仲間だ。敵から逃げるという目的以上に、とにかく一つの花に付いている時間が短いのである。
蜜を吸い始めてからの見切りが早く、うかうかしているとピンを合わせている間にすぐに飛び立ってしまい、以前なら無駄打ち..何も写っていないカットを量産w..の山を築くのが関の山だった。
が、それもG9 PROやX-T3のプリ連写のおかげで解決しつつある。もちろん狙い通りに行かないのは先日書いた通りだが、少なくても飛び立ちの瞬間は抑えられるようになった。
今回の映像も連写した写真を編集して動画に変換したものである。
先日のカワトンボの動画もそうだが、早いシャッタースピードが必要と書いたものの、実際には1/400程度だったので、どちらも個体の羽ばたきを止めるには至っていない。
やはり日中でもISO3200辺りまで上げて、1/2000以上で撮らないと期待したようには止まらないのだが、さりとてシャッタースピードを上げたら上げたで今度は絶対的なコマ数が不足するので、そこは被写体しだいで判断するしかない。
代かきが終わって水が引かれたばかりの田んぼには、そこここにトンボの姿が見られる。雄どうしで縄張り争いをしているものや、雄雌で連れ立って産卵しているものなどがいて賑やかである。
なかなか飛んでいる個体を追いかけるのは至難の業..あまり広範囲に動くわけにはいかない事情もあって..で、必然的に止まっているような個体を証拠写真として抑える程度だ。
それでもトンボやチョウの仲間は人影や振動ですぐに飛び立ってしまうので、とりわけ静かにアプローチしなければならない。
撮った時は種名が判らなかったが、たまたま昆虫専科の知り合いと一緒だったので聞いたところ、1枚目はニホンカワトンボの無色型で雌、2枚目は同雄とのこと。
3枚目は交尾中のシオヤトンボで、水色の個体が雄、黄色い個体が雌だとと教えてもらった。
動画はもはや4Kが当たり前の時代になり、コマを一枚切り抜けば理論上は800万画素の静止画となる。パナの4K・6Kフォトなどはそれを機能として実装したものだ。
ただ、動画自体はお約束の1/60〜1/100というシャッタースピードの制約があるため、動体の場合は各コマがブレていてあまり使い物にならない。静止画を切り出すことを前提とするなら、パラパラ漫画になることを覚悟の上で、高速シャッターで撮る必要がある。
それなら逆の発想で、写真を連写したものを編集して動画に変換したらという話になる。
そこでX-T3のプリ連写..でないと昆虫の早い動きを捉えられない..で20コマ先読みで連写した静止画を、4Kハイスピードチックに再編集してみた。
ハイスピードチックにしたのは単純に秒間のコマ数が足らないためだが、プリ連写を使わなければX-T3の場合は30コマ撮れるので、4K/30Pと同等の動画に編集可能である。
もちろん、相応の尺に仕上げるにはかなりのコマを撮る必要があるが、1シーンとして瞬間を抑えるのが目的ならこれで必要十分であろう。
戦後に事業として計画され造成された水田地帯と異なり、昔ながらの山間の農村では、田んぼに隣接して集落がある場合が多い。
水の具合など見回りに出掛けるのにその方が都合も良いし、何より先祖代々の土地という側面が大きいだろう。
そんな集落の周辺を少しスナップしてみた。
山間であるがゆえに林業も行われているので、集落を囲うように杉や檜の人工林が点在し、林床を覗くまでもなくどれもよく手入れが行き届いているのが判る。
そして山々から沢伝いに雪解けによる水利があるので、当然ながら集落周辺も用水路が巡っていて、そこから水を引いている防火水槽に錦鯉が泳いでいる辺りは、さすがの雪国であろうか。
社のある杉林には天女が如くサンコウチョウが舞い、ブナ林に続く沢筋からはアカショウビンの鳴き声が聞こえてきていた。
山間地の棚田のような場所では未だに手植えせざるを得ないが、平地の水田地帯ではその広さを考えても機械で植えるのが当然であろう。
規則正しく稲苗が植えられているのは、田植え機を使っているからに他ならないが、それでも隅々まで植えるのは難しいと見え、前日に田植え機が動いていた田んぼに朝出掛けてみると、見回りの傍ら人の手で植え直したりしているのをよく見かける。
稲作は田植えと収穫の時期が特に繁忙期で、機械化が進んだ現代においては、その時期にだけ人手が集まれば、他業種との兼業でやっていけるところも多いようだ。
その辺りの事情は、常に畑を回転させて収穫数を稼いでいる野菜農家とは大きく異なる。
田んぼを眺めていると、水や土、それに作物といった有機物で構成されていながらも、そこはかとなく漂う人工的な匂いは否めない。
それは稲が一列に規則正しく植えられている様が、都会の町並みや工場の生産ライン、人々の生活動線と言ったものを、どこか彷彿とさせるからだろう。
近くに川が流れていることもあるが、田んぼ周りでコチドリとイソシギの姿をよく見かける。同じ耕作地でもこれがうちの近所だとヒバリの出番となる。
先日も書いたが、田んぼという水鏡が映し出す情景は新鮮且つ美しい。カンバスと筆をデジタルカメラに置き換えて、気分はさながらレンブラントといったところだ。
映り込みを撮影する際、どこにピンを置くかはその時々での判断だろう。上の例では2枚目・4枚目は背景に、3枚目では水面(稲)に合わせている。
当たり前の話だが、映り込んだ絵柄にフォーカスする場合、水面ではなく映り込んだ目標物との実際の等距離だけピンを送る必要がある。