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カワトンボ

2022/5/31

田んぼに水が入ったことで平野部ではトンボの仲間も姿を見せ始めているが、今の時期だとカワトンボやシオヤトンボがよく観られる。

知り合いの虫屋さんの話ではカワトンボなど4月中旬には発生しており、すでに産卵行動も始まっているとのことだ。

赤城高原では盛夏にアキアカネが避暑に上がってくるとトンボのシーズンが始まった感があるが、田んぼの周辺で飛び交う姿を眺めていると、やはりトンボは水辺の生きものだなと実感する。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Vevia

一枚目が雄で二枚目は産卵行動中の雌。

飛んでいるところを撮ろうと少し試みたが、慣れないものはやはり難しい。飛翔中に動きが止まる瞬間があるのでそこを狙うのだが、とにかく行動が読めないので歩留まりが悪い。

OM-1で試してみても良かったが、まあ拙者程度の腕ではどんなカメラを持ってしても難しいだろうね..

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写真から動画

2019/5/29

代かきが終わって水が引かれたばかりの田んぼには、そこここにトンボの姿が見られる。雄どうしで縄張り争いをしているものや、雄雌で連れ立って産卵しているものなどがいて賑やかである。

なかなか飛んでいる個体を追いかけるのは至難の業..あまり広範囲に動くわけにはいかない事情もあって..で、必然的に止まっているような個体を証拠写真として抑える程度だ。

それでもトンボやチョウの仲間は人影や振動ですぐに飛び立ってしまうので、とりわけ静かにアプローチしなければならない。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

撮った時は種名が判らなかったが、たまたま昆虫専科の知り合いと一緒だったので聞いたところ、1枚目はニホンカワトンボの無色型で雌、2枚目は同雄とのこと。

3枚目は交尾中のシオヤトンボで、水色の個体が雄、黄色い個体が雌だとと教えてもらった。

動画はもはや4Kが当たり前の時代になり、コマを一枚切り抜けば理論上は800万画素の静止画となる。パナの4K・6Kフォトなどはそれを機能として実装したものだ。

ただ、動画自体はお約束の1/60〜1/100というシャッタースピードの制約があるため、動体の場合は各コマがブレていてあまり使い物にならない。静止画を切り出すことを前提とするなら、パラパラ漫画になることを覚悟の上で、高速シャッターで撮る必要がある。

それなら逆の発想で、写真を連写したものを編集して動画に変換したらという話になる。

そこでX-T3のプリ連写..でないと昆虫の早い動きを捉えられない..で20コマ先読みで連写した静止画を、4Kハイスピードチックに再編集してみた。

ハイスピードチックにしたのは単純に秒間のコマ数が足らないためだが、プリ連写を使わなければX-T3の場合は30コマ撮れるので、4K/30Pと同等の動画に編集可能である。

もちろん、相応の尺に仕上げるにはかなりのコマを撮る必要があるが、1シーンとして瞬間を抑えるのが目的ならこれで必要十分であろう。