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子持山は利根川を挟んで赤城山の対岸になるため、赤城の北西麓に広がる我が赤城高原を一望できるビューポイントでもある。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

赤城山の裾野となる高原台地が赤城高原で、子持山の火山活動で火山灰や軽石が堆積して作られた。そこを昭和初期から開墾して県内最大の高原野菜の産地となっている。

赤城山にあるのに子持山の火山活動?と思うかも知れないが、噴火活動で生じる噴出物は風向きの影響を強く受けるため多くは火口より東側に流される。なので赤城山自身の噴出物は東側隣県の栃木側に多く堆積しており、例えば園芸で有名な鹿沼土は赤城山の軽石である。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

写真中央を奥から手前に向かって流れるのが片品川。右岸側の台地が沼田市街地で、左岸側がおらが村の昭和村である。尚この場合の右岸左岸は構図の左右とは逆になるので念の為。

今では想像できないが、この辺りは10万年以前の赤城山と子持山の噴火活動によって片品川がせき止められ、巨大な堰止湖があった。いわゆる古沼田湖というやつだ。

それを片品川と利根川..写真手前の尾根裏を左から右へ流れている..が時間をかけて侵食して造ったのが、日本一美しいと称されるこの河岸段丘である。

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獅子岩

2022/12/20

運動不足なんだからと呪文のように毎日言われ続けるのは勘弁なので、仕事の合間を縫って軽く近所の山へ登ってきた。

まあ近所も近所、赤城高原とは利根川を挟んだすぐ対岸に位置する子持山(標高1296m)である。

子供たちが小さい頃に連れて何度か登っているが、久しぶりに来たら新ルート?が開拓されていて、以前のような杉林の沢詰めではなく尾根コースがあるのが分かった。

その尾根コースを辿ると獅子岩を下から間近に拝める。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

正式には大黒岩と言うらしいが、地元の我々は獅子岩と呼んでいる。

子持山は富士山と同じ古い成層火山で、今でこそ緩やかな山体をしているが、20万年前くらいの後期の噴火で中央付近が吹き飛んで今の形を成している。

獅子岩はその中央火口の火道をたどって上がってきたマグマが冷えて硬化したもので、高さ100mのいわゆる巨大なスラブである。専門的には火山岩頸というらしいが。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

獅子岩を山頂方向から望む。背景は関東平野北部。この日は前橋・高崎方面に風花が飛んでいたようで、前橋は初雪が記録されていた。

その関東平野側から見ると赤城山と榛名山の間の少し奥に見えているのが子持山..と小野子山が見える..だ。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南東方向に関東平野と利根川の流れ

iPhone 13 mini / 東側の赤城山

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南側の榛名山と伊香保温泉

iPhone 13 mini / 北東側の沼田と我が赤城高原

という感じで獅子岩の上からは高度感あるなかなかの景色を拝める。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

毎度おなじみの赤城高原から眺める子持山。

左の稜線部から突き出ているのが獅子岩。利根沼田側から見るとスフィンクスのように見えるというのが通り名の由来らしい。

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ワールカップはアルゼンチンが優勝したようだ。と話題にはするが基本的にサッカーに興味がないので、あくまで世間話に調子合わせる程度のネタである。

アルゼンチンで思い出すのは小生の世代だとやはりマラドーナである。神の手ゴールが有名な氏だが、オーバヘッドキックなるアクロバティックシュートを最初に表舞台で放ったのはマラドーナだったのではないだろうか。

当時は国内にプロ競技が無いせいか野球に比べて今ひとつ盛り上がってなかったが、折しも少年ジャンプでキャプテン翼の連載が始まって、サッカー人気が上がり始めた頃でもある。

高校時代、校内球技大会でサッカー部の同級生がオーバヘッドをやったのを憶えているが、ゴールに入ったかどうかはちょっとおぼろげではあるw

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Classic Nega.

ゴールに満月シュートが入ったイメージで(意味不明)

カテゴリ:独り言

こむらが返る

2022/12/18

昨日突然夜中に足がつって声にならない痛みで目が覚めたw そう、いわゆるこむら返りというやつ。

記憶では相当昔にあったようななかったようなそんなレベルで、少なくてもこの20年スパンでは初めてである。

理由は冷えや脱水症状みたいな話で、家人には運動不足だと一蹴されミネラルが不足しているからバナナを食えと朝からバナナを食わされた。

久しぶりに脚に湿布を貼る事態になって、取り敢えず夕方には筋肉痛のような痛みは引いたが、家人には追い打ちをかけるように歳とった証拠とも言われてまあそうだよなと合点している次第w

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

XF18-120PZは電動ズームということで動画撮影用に手に入れた。当然メーカーも動画推しなのかと思ったら、製品紹介にはトラベラーズームってあってああそうなのって感じではあるが、確かに普段使いにも悪くない。

インナーズームなのでズーム操作で全長が変わらず不変である。その代わり広角端にしても小さくはならず、概ねXF70-300の収納時と同程度の大きさになろうか。

そのズーム操作が電動なのでクイックに操作できないという文句を耳にするが、そりゃ使い方が合ってないって話であってXF18-120PZが悪いわけではない。あと思ったところで停止しないっていう意見もあったがそんなことはまったくなく、普通にズーム回して希望の位置でピタリと止まる。

とは言え写真撮影で電動がまどろっこしいのは確かにそうなので、動画用と理解した上で使うべきレンズだろう。

光学系がF4通しでコンパクトなのでその分重量は軽く、同じ標準ズームのXF16-55に比べてX-H2兄弟とのバランスは圧倒的に良い。

普段山行で使っているOM-1+ZD12-100PROに代えて何回か山で使ってみたが、望遠端が35mm版換算で180mmあるので十分代替え可能な仕様である。

尚、本来は動画目的なのでそっちの使い勝手はまた後日にでも。

カテゴリ:写真・カメラ, 独り言|タグ:

基本的に写真や映像は記録のために撮っているので、絶景と呼ばれるような眺めを特段狙うことはない。

人は忘れる生きもの。あくまで記憶を補完するために記録として撮る。

その季節その場所にどんな生きものがいたか。あの花はいつ咲いてあの木はいつ色づき散ったか等々。その時どんな景色を眺めていたか。景色なら季節感、生きものなら状況と行動を記録するため。

ほぼ日常のメモ代わりと言って良い。

そういう意味でスマホは最適。そういう意味で小さいカメラは絶対正義。ワイルドライフを撮るので望遠レンズがコンパクトなマイクロフォーサーズは最強。

観る行為のじゃまにならず、観に行く行動をスポイルせず、観た結果調べた結果をビジュアルで記録する。写真または映像は記録のために撮るのである。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / ETERNA BLEACH BYPASS

写真を始めた頃は作品づくり的なニュアンスも含んでいたことは否定しないが、仕事で撮影に関わるようになってからはその方向性はかなり薄まった。

なので業務では依頼されれば絶景でも何でも撮るのは言うまでもない。そりゃ仕事なんで基本的に被写体を選ぶ立場にはないということだ。

また、写真と映像の素材屋でもあるので、品揃えのために見栄えのする絵柄を撮ることは当然あるが、それはあくまで商品としてである。

個人的な写真と映像はあくまで記録のためということだ。

年末寒波か

2022/12/16

北海道と東北の様子を聞いていると、一気呵成に年末寒波がやってきた感がある。

赤城高原でも昨日は氷点下6℃まで下がってこの冬一番を更新、強い寒気が本州付近まで降りてきて居座るようなので、この寒さもしばらく続くようである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA

引っ越してきた当時から放置されて荒れ放題だった近所の檜林が、ちょっと前に伐採され見通しが良くなって、沼田の市街地が見下ろせるようになった。

上の集落から降りてきた村道がちょうどカーブしている付近で、日中でも日陰になるため路面凍結がなかなか解除されず、冬季の危険ポイントだった。

これで日当たりが良くなることを期待したいね。

カテゴリ:季節感

H2兄弟機

2022/12/15

X-H2とX-H2Sは兄弟機なので見た目の違いがない。グリップ感も同じメニューも一部を除いて同じで操作性にも違いがまったくない。

こんなにそっくりなのに方や高画素、方やスピード重視と性格が異なるカメラも近年珍しい。強いて言えば20年前のナイコンのD2H・D2Xと同じだ。

似た者同士というか一卵性双生児のような両機。統一性があると言えばそうだが、製品コンセプトは真逆なのでうっかり撮影目的と異なるボディを持っても気が付かないケースがあるのも事実。

X-H2Sはボディ前面にSの銘板があるがこれは撮影者には見えない。背面左肩に製品名が打刻されているがどちらもX-H2が目立つので小文字のsは目に止まらない。

そこでホットシューカバーに目立つようにSを貼って上から分かるように自衛。

が、難点はX-H2Sは動画機として使うので、シューに外部マイクを載せるため外したカバーをよく見失う点。で逆にX-H2に無印の意味で「無」を貼ってみたがこれは美しくないwのさすがに却下。

で結局はカバーが付いてなければSと見分けるオチw

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

何となくX-H2SにはX-H1の時のような、フジやっちまった感..セールス的な面でタイミングが悪かったのは否めない..というか不遇感が漂うがw、個人的にどっちを取るかという二択なら迷うこと無くSのほう。

AFレスポンスの良さに、4K120Pの威力と何と言ってもローリングシャッターの少なさは圧倒的。

無印H2は8Kが撮れるとは言うが、Sの6.2Kをアップコンしても遜色なくほとんどの人は見分けがつかないしね。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:,

一応初雪

2022/12/14

昨日の朝に一応今シーズンの初雪となって庭がそこそこ白くはなったのだが、お昼を待たずにすぐに解けてしまった。

例年に比べて一ヶ月以上遅い記録ではあるが、一応初雪だったということで。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

1枚目は庭先で日の出前に撮った写真で、 X-H2Sの鳥認識は最初は真ん中のスズメに認識枠が現れたが、AFオンで一番奥のツグミにピンが行った。

2枚目の場合は中央上のカワラヒワに認識枠が現れそのままそこに合焦。

アルゴリズムは不明だが、Ver.1.2以前のOM-1のように取り敢えず一番近い距離を選ぶ仕様ではない模様。対象が複数いた場合の挙動のクセを知ることは重要。

山の上で初雪

2022/12/13

この日は県境近くの山の稜線で調査中だったが、昼前から雪に降られた。予報ではそんな話もしていたが、てっきり午後からだと思っていた。

まあ朝からどんよりしていたので予想外な雲行きというわけではなかったが、肝心の視界がなくなったので早お昼を食って下山した。

で、林道脇の車に戻る頃には薄日が差すというよくある話で..

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

そしてこれがフィールドでは今シーズン初雪。もう少し冬型が強まれば家の周辺にも初雪が来るだろう。

カテゴリ:季節感

柿もみじ

2022/12/12

県北の田舎の柿は11月にはその多くが収穫され、干し柿とするべく寒風の中軒先に吊るされることになる。

それでも今どきはすべてを収穫することはないので、残された多くは鳥やけものの類に餌として提供されることになる。

クマの生息地では集落の柿の木に集中的に執着することがあるので、食べる食べないは別にして早めに落としてしまうところもあるようだが、古い木は高くなってしまってそれも難しいという話だ。

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

平野部では干し柿を作る習慣もなくなりつつあり、ましてや道沿いの渋柿ともなると誰も手を出さないので、鳥たちが熟して来るのを待つこともなく食べ始めている。

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