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子持山は利根川を挟んで赤城山の対岸になるため、赤城の北西麓に広がる我が赤城高原を一望できるビューポイントでもある。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

赤城山の裾野となる高原台地が赤城高原で、子持山の火山活動で火山灰や軽石が堆積して作られた。そこを昭和初期から開墾して県内最大の高原野菜の産地となっている。

赤城山にあるのに子持山の火山活動?と思うかも知れないが、噴火活動で生じる噴出物は風向きの影響を強く受けるため多くは火口より東側に流される。なので赤城山自身の噴出物は東側隣県の栃木側に多く堆積しており、例えば園芸で有名な鹿沼土は赤城山の軽石である。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

写真中央を奥から手前に向かって流れるのが片品川。右岸側の台地が沼田市街地で、左岸側がおらが村の昭和村である。尚この場合の右岸左岸は構図の左右とは逆になるので念の為。

今では想像できないが、この辺りは10万年以前の赤城山と子持山の噴火活動によって片品川がせき止められ、巨大な堰止湖があった。いわゆる古沼田湖というやつだ。

それを片品川と利根川..写真手前の尾根裏を左から右へ流れている..が時間をかけて侵食して造ったのが、日本一美しいと称されるこの河岸段丘である。

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