年別アーカイブ : 2021

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今し方まで止んでいた雨が再び降り出したと思ったら、チーチーと鳴きながら小鳥がすぐ頭上に飛んてきた。雨粒を避けつつ葉陰を探すと、濡れ鼠となったメジロが一羽。

そんなメジロのお目当ては小さなヤマグワの実。一粒二粒と口にすると、満足したのか飛んできた方向へ再び戻っていった。

全身濡れ鼠なのは直接の雨粒と言うよりは、葉陰を動き回ることで濡れるのだろうな思いつつ、雨の中を飛び去る小さな姿を見送る。

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

梅雨時だから雨は仕方なしだが、そうは言っても今年もまた各地に豪雨被害がもたらされている報を見聞きするのは何とも痛ましい。

昔は梅雨といえばしとしとと表現される程度の降りだったが、今や線状降水帯なる強く大量の雨が降り続くという厄介な状況にある。

梅雨前線に操られるように斑に現れる雨雲の動きに、日本列島東に西にと明日は我が身と備えねばなるまい。

カテゴリ:気象・天体, |タグ:,

ワクチンのデマに騙されないようにとかなんとか、担当大臣のクチサキタロウがゴチャゴチャ言っているらしい。

モデルナ製が4000万回分あると言って大規模接種やら職域接種を大々的におっ始めたくせに、早々に弾切れ起こして各方面から批判を浴びたら、実は4割程度しか在庫がなく、残りは9月だとゲロしたぞ。

しかもその状況をGW頃にはすでに知っていたというのだから呆れて物が言えない。都議選が終わるまでわざと黙っていたと勘ぐられても仕方あるまい。

あたかも申し込みが殺到して不足しているような寝言を言っていたが、最初から足りてないじゃん。デマどころか国民を欺いているのはウソツキタロウお前自身だってわかってんのかね?

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

雨続きの森の中に陽光が射し込み、このところしばらく静かだった林内に、久しぶりにピッコロピッコロと鳴き声が響いていた。

キビタキも子育てが終わって一息と言ったところかな。

カテゴリ:独り言|タグ:

ピント合わせは絶対マニュアルだ!オートフォーカスなんて邪道、機械に頼っていてはいつまで立っても上達しない!などという輩はこの世からもう絶滅したようで、巷ではだいぶ静かになった印象。

最近は手ブレ補正なんて..と言う輩も減ってきて、いずれ近いうちに絶滅危惧種としてレッドデータ扱いは間違いない。

機械でもでき且つ人より高精度な結果になるのにわざわざ人がやる必要など無いわけで、なるべく楽をしたい拙者には良い世の中になったきたなとw

しかもAFは今や人の顔や瞳のみならず、犬猫鳥まで認識してピントを合わせてくれるのだからありがたいことこの上ないぞ。

とは言え手持ちの機材では辛うじてオリのE-M1Xの鳥認識だけで、パナは絶対動物認識を入れてくると確信があるが、フジなどやる気があるのかさえ未だに不明だ。

まあ若い頃と違って今はそこまで拘って生きものを撮ることはない..15年以上前なら間違いなくEOS R5とRFレンズ一式担いでいるw..ので別段不便は感じないが、出来ないより出来たほうが良いに決まっているので、X-H2が登場する頃にはお願いしたいものだ。

なんでこんな話を書いているかと言うと、海外のそっち系のニュースを眺めていたら、なんと世界初の動物認識は富士フイルムが10年前に出した「FinePix F80EXR」だったというではないか。

その頃のフジのカメラなど全然知らないのだが、カテゴリとしては今や絶滅危惧種となったコンデジだったというからさらに驚きなのである。

なんだやれば出来るんじゃないのフジさんよ。こりゃちょっと期待しても良いかねw

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

山際の防鹿柵の前を歩く鹿。こっち側にいる時点でまったく柵が用をなしておらず、しかも耕作地から逆に出られないという点は一応突っ込んでおきたい。

300m以上離れているが、まだ陽炎が立つ前なので比較的シャープに撮れる。野外でのピントの最大の敵は陽炎であり、どんなに高価な超望遠レンズであっても陽炎の前では無力である。そして陽炎には夏も冬も関係ないので、我々のように遠くから生きものを記録する人種にとって一番厄介な存在と言える。

それにしてもそもそも生きものと言っても、この距離でこのクラスの大きさになると、xx認識などなくても関係ないね。AFで普通に撮ってノープロブレムである。

カテゴリ:ほ乳類, 写真・カメラ|タグ:

おらが村の65歳未満についてもワクチン接種券が送られてきた。65歳以上でもワクチン不足でほとんど接種が進んでないので、我々の分など秋以降だと思っていたので、まずは1つ目の難関をクリア。

当然問題はこの後、では一体いつ接種できるのかということになるが、そこに関して予約が始まるのが8月とかで予定としてはほぼ未定という話で、では県の大規模接種に行くかと調べてみたら、接種券到着の前日にワクチン不足で新規予約は停止というオチ。

無能ソーリがワクチン接種一日百万回を目指すだの、担当大臣が職域接種バンバンしろだの、接種の遅い自治体は後回しにするだのと調子こいていたくせに、いざ蓋を開けてみればまったくワクチンが足らないというこの体たらくはなんだって話だ。

長男は職域で、次男は大学で接種でき、我々も不特定多数の人と会う日常ではないので、何がなんでも今すぐ是が非でもという状況にはないが、この国のロジスティクスが世界でも下の下であることをまざまざと見せつけられ、根性論と神頼みだけで無謀な戦いに突入した先の大戦を思い起こさせるな。

まさに無能無策ここに極まれりだ。

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

と、我が家のぬこ様が人のカメラバッグの上でくつろぎながら申しておる。

まあ良いんですけど、カメラバッグが毛だらけで毎日コロコロかけるのが面倒なんで、すいません隣のコンテナの上にして欲しいんですけどw

カテゴリ:独り言|タグ:

ナイコンがZfcなるレトロ調なZマウント機を出すそうで、早くも予約殺到で品不足になりそうな話である。

見た目はフィルム時代の往年の名機FM2を彷彿とさせるもので、これだよこれ!と思っているナイコンユーザーは多いことだろう。

ナイコンとしてはDfの二匹目のドジョウ狙いの線だが、ニコンブランドを考えればこれはまっとうなマーケティングであり、ライカ以外でこの路線をヒットさせられるのは老舗ブランドがまだ有効なナイコンをおいて他にないだろう。

センサーがAPS-Cだと嘆くファンも多いが、35mm版のフルサイズにしてしまうとコストを抑えられないのは必定であり、数を多くさばきたいメーカーにしてみれば、Z50と多くの部品を共有したい思惑を考えれば、この辺りは致し方ない。

逆に言えば、Zfcが営業的に成功すれば兄弟機として35mm版の上位機も検討される..その時は是非ともF3を模してほしいぞ..と想像できる。

某C社に比べて明らかにZマウントレンズのラインナップが遅れているので、そっちの拡充が真っ先に求められているが、メーカーとして利益確保を考えれば売れ線の用意も怠ってはならんということだ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

SNS界隈ではダイヤル操作主体のZfcをナイコンならではと賛美する声を見掛けるが、フジのX-Tユーザーからすると何を今更という感じw

だいたい軍艦部にダイヤル揃っていても、肝心のレンズに絞り輪付いてねぇし、往年のFマウントニッコールを装着するには、世界で最もダサいマウントアダプタの異名を欲しいままにするFTZを使わなければならないのはどうにも痛いw

それにAPS-Cという理由でX-T4と比較しがちだが、中身Z50ではそこは勝負にもならないぞ。まあX-T30が相手としては良いところで、差し詰めフジカvsFM2と言った感じだな。

あ、でもその比較だとFM2のほうが良いなw

カテゴリ:写真・カメラ

そう言えば、尾瀬の記事を見て歩いている時はカメラは仕舞っているのか?という質問を受けたが、尾瀬に限らず山中では雨でも振らない限りカメラは常にザックから出して携行している。

ただ、ストラップで体から下げるカメラマンスタイルだと、藪こぎ時や樹間を通る際に引っ掛けるし、岩場で前かがみになるとぶつけることになるので、ストラップを外してザックのショルダーハーネスに装着している。

iPhone 11 Pro

取り付けにはその筋でお馴染みのPeakDesignのCapture Camera Clipを使用。これは素晴らしく便利過ぎて一度使ったら手放せないアイテムだ。

ボタン操作のワンアクションで取り外せるのだが、カメラ側のClipされるプレートがアルカスタイルなので、そのまま三脚に載せられるのも秀逸。

写真ではE-M1Mk3とED12-100だが、G9PROにパナライカ100-400辺りでも問題なくぶら下げられる。

iPhone 11 Pro

Captureは山用のザックの他、カメラバッグ毎にすべて用意してあって、通常の撮影時でも使えるようにしてある。

ちなみにGFX100SとGF45-100の組み合わせで試したことがあるが、さすがにこの組み合わせは後で肩が凝って仕方なかったなw やはりアクティビティなシーンでは軽量コンパクトなマイクロフォーサーズが一番である。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

肩こり

2021/7/2

今日は飯とトイレ以外ほとんど立つことなく座りっぱなしだった。我ながら集中力がよく続くと感心するが、もう良い歳した爺なんだからこれではいかんな。

やはり定期的に体を動かさんと。最近やたらと首周りから両肩がこるのはこういった運動不足が要因なのは間違いない。

やはりもっと山へ行こう。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

薄暗い林縁で見つけたフタリシズカ。しかし林の中はヤブ蚊がすごいぞ..

カテゴリ:花・植物|タグ:

今年も早くも半年が過ぎて、一年の折返しとなってしまった。

歳を取ると時間が経つのが早いとはよく言うが、昨年から今年にかけては新コロナ禍の影響は否めないな。

無能政府のせいでまだ年内はこの騒動は収まりそうもないので、今年も残すところ..などとブログの記事で書き出すのもすぐやって来そうだ。

あ、人生はもうとっくに後半戦だぞw

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA
LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

長いものには巻かれろとはよく言うが、どうしても巻かれたくない我が人生。

ツタとツルアジサイにでも巻かれてみるか(意味不明)。

興味がないわけではないが、普段目にする機会がないと、探し出してまで観察したり撮影したりとはなかなかならないものだ。

基本的に天狗様以外の生きものは生態系の中の一種的な認識なので、正直なところほ乳類と鳥類以外の種については勉強不足ということもあってとんと疎い。

それでも昆虫については、採集という我々の世代の男の子なら誰しもが通る道を例外なく辿っているので、その当時に観ていた種類なら今でも自然と目が追うこともある。

それと我々の世代は田んぼの畦も遊び場であったので、水棲昆虫だけでなく両生類、とりわけカエルはよく捕まえていたものだ。

まあ飼うというよりアメリカザリガニを釣るための餌だとか、爆竹を使って..以下自粛..という遊びの対象だったわけだが。

だが実体験に基づくとは言え、実際に知っている種類というのは圧倒的に少なく、野山で見かけてもそれが初めて観たものなら当然unknown扱いになるけどね。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ツチガエルだそうだ。名前を聞いたことはあったが、実際に観たのはたぶん初めてかな。

たぶんというのは以前に観たことはあってもその時に興味がなければ記憶の端から消えているので、まあ実質的に初めてでも仕方ない。場所は先日の尾瀬沼で、水辺に近い木道脇で何度か観たので、恐らくはその昔にも観ているはずとは推察はできるけどね。

平野部からこんな山の上までその生息域は広いが、名前含め普段から馴染みがないので、数自体はそう多くないのかな。

普通カエルは成体に変態してから土に潜って越冬するが、ツチガエルはオタマジャクシの状態でも越冬できるらしい。尾瀬沼は冬期は全面結氷してしまうので、逆にオタマジャクシのほうが都合が良いのか、それとも相当な積雪量に守られる地面の中で成体で越冬するのか、興味深いね。

カテゴリ:小動物|タグ:

某写真家の作品集について、「望遠レンズに頼らないで撮影」という論評を見かけたが、それがあたかも良いことだという認識は、生きものを撮影するケースに限って言えば必ずしも正しいとは言えない。

望遠レンズより広角レンズを使うほうが上位に評価されるというのは写真業界全般の風潮であるのは事実だが、そもそも望遠どころか超望遠ですら撮影が難しい、いや困難な生きものが存在するわけで、焦点距離で写真の善し悪しを評することは妙な話だ。

確かに被写体に可能な限り近寄るストーキング術というのはあって、短い焦点距離のレンズを使って広いパースの威力で被写体を表現すれば力強さを表現できるが、野生動物にとって人間は脅威の対象でしか無いので、被写体たる生きものに無用なプレッシャーを与えてまで撮ることの意味というのは考えなければならない。

ましてや相手が人よりも強大な力を保持する生きものであればなおさらで、ゾウやトラ、クマを相手に「望遠レンズに頼らないで撮影」することが命との引き換えになることは理解しなければならない。下手すればその結果次第で相手すら駆除される可能性もあるのだから。

生態写真の黎明期ならいざしらず、デジタルカメラの台頭であらゆる撮影行為が迷惑がられている1億総カメラマンのこの時代において、無闇矢鱈に対象に近づいて撮影する行為は厳として慎まねばならないだろう。

プロアマ問わずとかくカメラマンという人種には、被写体に対する知識も知見もない、そして敬意一つ抱かず品性の欠片もない馬と鹿が多い。目立たず離れてそっと静かに撮影することがもっと評価されるべきである。

LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それなりに距離をとっても、レンズを向けると迷惑そうに訝しげに見つめてくる生きものもいる。

田舎の農村外れのノラを見ていると、一応人の生活圏内に住んではいるが、人と馴れ合うつもりはサラサラない感がよく伝わってくる。

カテゴリ:ほ乳類, 写真・カメラ|タグ: