年別アーカイブ : 2021

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一昨日、みずほ銀行でシステム障害が発生し、店舗の窓口業務が一時停止したという。個人的に都銀は利用していないのでまったく関係ないのだが、仕事仲間とTeamsで話をしていたときに話題になった。

障害発生時に作動するはずのバックアップ機能が上手く連携しなかったのが原因だったようだが、今年に入ってこれで何度目かという感じである。

みずほ銀行は、拙者がサラリーマンだった頃はまだ存在しておらず、当時の第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の大手3行が銀行再編で合併してできたいわゆるメガバンクである。

異なる文化を持つ銀行同士が合併するのでそこに色々なドラマが生まれるのは、華麗なる一族や半沢直樹シリーズでよく知られたところだが、それが最も影響を及ぼすのが人事と基幹系システムの統合である。

システム開発を担うSIベンダーとハードウェアのお守りをするメーカーが三者三葉それぞれ異なるので、それぞれを円滑につなげようとすることが相当な努力を必要とするのは、業界人なら想像に難くない。

特に基底部のサーバー絡みとなると未だにCOBOLの出番になるので、ここでトラブルが発生するととにかく大変なのである。COBOLなんてメインフレームの遺物的な存在とされるが、どっこい銀行の基幹系システムではバリバリの現役なのである。

恐らくここに手を出せるエンジニア、いわゆるコボラーな人たちはすでに後期高齢世代に片足突っ込んでいるはず。そこはまさにクリント・イーストウッドとトミー・リー・ジョーンズが出演した映画「スペース・カウボーイ」のあの世界そのままだw

とにかくそのCOBOLで書かれた枯れたコードを、JAVAでもなんでも今どきのモダンなコードで書き換えていかないと、この問題はいつまで経っても解決されず、それどころかその前にエンジニアが枯渇する危機に陥りかねないのである。

ちなみに拙者も元コボラーw 10年ぐらい前まではCOBOLのソースコードを秀丸で開いて横目で眺めつつ、.NETやらJAVAに書き換えていくという仕事はふつうに存在していて、当時は重宝がられたものである。

もちろん今でもまだCOBOLのコードを読むことは可能。自転車と同じで、最初に覚えた言語はそうそう忘れないものである。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

今シーズン最初のススキの開花を確認。早い年はお盆前に咲くこともあるが、今ぐらいだと概ね平年並みと言ったところだ。

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房総半島でシカの仲間のキョンが増えすぎて、農作物被害が出ているとニュースで観た。

そう言えば以前によく調査の仕事で房総へ出向いていた時、この辺りはイノシシも多いがキョンも結構いるんだよと現地の人に言われたのを覚えている。

房総のキョンは勝浦の観光施設の飼育個体が逃げ出して自然繁殖を繰り返すいわゆるカゴ抜けらしく、当時踏査で里山周辺の山に何度も分け入ったことはあったが、残念ながらついぞキョンを見たことは無かった。

こちらで言うところのシカの食害と同類なので、行政も有害駆除で対応しているもののまったく追いついておらず、減るどころか数は増える一方のようだ。

先の観光施設とは行川アイランドのことで、すでに閉園して久しいが、動物園としての志なく興行だけが目的の観光施設の末路とはまさにこのことであり、映画「ジュラシック・パーク」のストーリーそのものである。

恐竜に比べればキョンなどかわいいものだと言われそうだが、農業被害が出ている以上、人為的に減らす以外に良策はなかろう。

まずはシカ同様に良質な赤身のジビエだろうか。セーム革としても上質なものらしいので、そっちも利用価値はありそうだ。

カゴ抜け系も増えても影響ない生きものはともかく、人や他種に影響が及ぶ種類については、人の手で増えたのだから人の手で責任持って積極的に減らす努力をしなければならないぞ。

LUMIX GH4 / LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.

房総半島は低山しかないが、それでも南部はそれなりに森や林が広がっている印象がある。それでいて写真のようにそこかしこに谷地が入り組んでおり、その利用内容を問わず付近はそれなりに民家も多く点在している。

何れもうちの村から見れば立派な集落と言えるが、東京周辺からすればれっきとした田舎ということになろう。

写真のように水田のすぐ脇まで人工林や二次林が迫っているので、それなりの大きさの野生動物でも容易に移動することができる感じだ。

余談だが、キョンと聞いて「八丈島のきょん!」というギャグを思い出した人は同世代だぞw

当時少年チャンピオンで連載されていた「がきデカ」は、あの頃の少年たちの間で一斉を風靡、こまわり君のギャグのマネは8時だよ全員集合の志村けんのマネと双璧だったw

ちなみに八丈島にもキョンは生息していて、房総の個体同様にやはり施設から逃げ出したカゴ抜けである。

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尾瀬炎上

2021/8/26

尾瀬ガイド協会の公式Twitterアカウントの、いわゆる中の人がやらかしたようで、ちょっと前に界隈で話題になっていた。

関係者の話では、昨今の風潮で「それを言ったらおしめぇよ」って感じの内容で、人種差別やら女性蔑視やら俗に言うヘイト系のツィートのオンパレードだったようだ。

とある集団の中で、誰それはSNSやITに明るいからとか言う理由で担当を振られるケースはアルアルだが、公式である以上はその人の思想信条をよく洗った上で任せないと、何れ即炎上となってしまう良い例だ。

個人的な思想が右に染まっていようが左に寄っていようが自由であるが、行き過ぎた右は差別主義に走りがちであり、振れ過ぎた左は排他主義に陥りがちである。

直接会って話す限りよくある田舎のオヤジの会話..と言っても中の人を知っているわけではないので本当にバ◯かも..でも、文字にしてネットに流した段階で本人のその気やら悪気やらとは関係なく独り歩きするのはネットの世界の常なので、それが公式ともなればその結果で起きる事象は推して知るべしだ。

最終的に尾瀬保護財団まで抗議を上げるほど当地ではインパクトあった..草津町議の騒動以来だなw..が、件の中の人と思しき人物はネット民からTwitterもFacebookも特定され、すでにアカウントを削除して遁走している。

尾瀬はその特異な自然景観で素晴らしい環境にあるが、国立公園となる前から関係者ヅラした有象無象が跋扈しているのは他の世界自然遺産などと同じである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

東の空が朝焼けに染まるのは秋が近い証拠。でも晴れると日中はさすがに暑い。

何より今週は湿気が多くてかなわんな。

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宮崎学
イマドキの野生動物
2021.8.24(火)—10.31(日)
東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4025.html

あー、これは絶対に観たい。是非にでも観たいんだけど、それこそノコノコとイマドキの東京へ出かけるのはどうにも憚るのう。

大体、都内の仕事も新型コロナを理由に断ってるぐらいだから、いくらプライベートとは言えさすがに拙かろう。

こういうイベントものは何年も前から決まっていたことだろうから仕方ないが、なぜにこの時期にやるのよって感じ。うーん、でも観たいなぁ。

都内でワクチンをすでに2回接種済みで、マスクなど感染対策バッチリな人は是非観に行ったほうが良い。

SNSにあふれているただキレイに撮っただけの野性味のかけらもない生きものではなく、ワイルドライフみなぎる日本の生きものの姿がみられること請け合いだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

晴れそうで晴れない予報が外れる日が続くが、今朝も朝から雨模様。でも昼前には薄日が漏れて、気温も一気に上昇気味な赤城高原。

晴れ間が出る頃合いで、久しぶりにホオジロが一筆啓上と歌っていた。

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秘境と謳われる黒部川源流域で、北アルプスの登山コース中でも最奥地にある三俣山荘の関係者に新型コロナの感染者がでたとのこと。

三俣山荘に限った話ではないが、山小屋のスタッフはほぼひと夏を下山することなく山中で過ごすので、新型コロナに感染する可能性は限りなくゼロのはずである。

これはつまり登山客からの感染ルートが疑われ、仮に新型コロナに感染していても無症状者であれば日常の生活どころかタフな登山行為まで行えるわけで、つまりは本人の自覚症状がなくとも感染源となりうることを意味する。

コロナは風邪と宣うカルト系は論外としても、もうワクチン2回接種したから大丈夫とか言って、山に登っても人前でマスクもしていない登山客の多さはSNSでも話題になっている。経験的に言っても特に年寄りの集団に多く、先日所要で登った時にも結構な数で遭遇した。

始末が悪いのはそういう連中に限って無駄話しながら歩いていて、すれ違うときでもお構いなしなのである。登りでマスクを付けろとまでは言わないが、せめてすれ違うときは無言で頼むと言いたいぞ。

あ、あと挨拶も要らん。あれはうざくて仕方ない。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

三俣山荘の件は某国営放送もニュースで流していたが、いかにも「アマゾンの奥地で新型コロナ感染者発見!」的に報じていたのは笑ったw

確かに黒部川源流域はヘリを除けば自分の脚で登る以外にアプローチしようがないので、秘境という意味では間違ってはないからね。

カテゴリ:, 独り言

ちょっとした晴れ間を縫ってミンミンゼミがサマーセールのバーゲンよろしく終日鳴いている。

仕事場の窓辺に実生から成長したクヌギが立っていて、窓を開け放っているときにそこで鳴かれるとなかなかにうるさいのだが、自然界で発生する音に関しては音量が大きくても言うほどは騒音とは感じないから不思議である。

ただ、盛夏に鳴くアブラゼミやミンミンゼミの声は、暑さを冗長する傾向があるのは否定しないw

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

この時期、鳥はもうホオジロとガビチョウぐらいしか鳴くことはないが、両種でまったく正反対の音質なので、比べるならやはりガビチョウは騒々しいな。まあ繁殖期ほど長く鳴くことはないけど。

先日記事にした鳥認識はこの時も威力を発揮。少し前からファインダーで捕捉していて、顔が見えたところでシャッターを切っている。

終始灌木の中をチョロチョロと移動していて、常に手前に障害物があったが、鳥と認識できる限りしっかり目にピンが来ていた。

物体認識

2021/8/22

枝先のカワラヒワ。こういうシーンでAFに任せると従来なら手前の枝にピンが来きて、いわゆる前ピンとなってしまう。

なのでファインダー越しでその状況を見て取れれば、一旦AFで合焦後にMFで微調整という流れになるが、往々にしてその合間に飛ばれてしまうことが多い。

その点で物体認識可能なAFのありがたさと言ったらない。このケースは対象が鳥なので鳥認識AFということになるが、手前の枝被りを物ともせずに少し奥に位置するカワラヒワにちゃんとピンを合わせてくれる。

AFでピンを合わせる理屈が、より手前にあるからといったような理由であることがほとんどだった従来のAFとは異なり、対象を物体として認識できるAI技術の賜であろう。

物体認識は今後一層その精度を高めていくことになり、何れそう遠くない将来、ネットに接続できる環境においてなら、Googleレンズのごとくファインダー内に物体情報が表示されるようになるかもね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

一見すると冬に撮ったような絵柄だが、これは立ち枯れしたミズキに留まったため。

1枚の写真から得られる情報は限られてくるため、このカットから種目がカワラヒワであることは判断できても、撮影時期まではAIと言えど特定は難しいだろう。

種目がオオルリなど夏鳥であればそこから季節は夏季と導き出せるが、留鳥の場合はそれは不可能。

ただ、すべての情報を無理やり画像内から判断せずとも、メタデータであるEXIFの情報も判断材料にすれば済む話ではある。

もちろんそれは性善説に立ってのことであるが、画像自体も加工自在の時代なので、それ自体の事の真偽を疑い出したらキリはない。

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ここ2日ほどは夏らしい快晴となって、放置されていた草刈りに従事して庭先がようやくスッキリとした。

が、今日は再びどんよりな空模様に逆戻り。昨日も書いたがひとえに前線が本州付近に停滞しているためではあるが、こう大気が湿気湿気していると気持ちまで湿ってきそうだ。

そんな雨が降る理由が短期的に説明できる時点でローカルな気象の域を出ていないわけだが、この14日にはとうとう北極圏のグリーンランドにある3000m峰の山頂にまで雨が降ったというから驚きだ。これは観測史上初めてということである。

そもそも極地であるグリーンランド自体の降雨量が少ないのに、今年は1950年に統計を取り始めて以来で最も雨が多いとのことだ。

関連して北極海の氷の消失が急速に進んでいるという話は周知のとおりで、専門家をして「前代未聞」と言わしめるこの極地のハイランドでの降雨含め、昨日今日起きている一国周辺の気象の枠には収まらず、地球温暖化というグローバルな領域の問題にほかならない。

「毎日よく雨が降るね」などと呑気に言っていられうちが華だと、誰しも心得たほうが良い。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

龍が這うように雲がたなびく子持山。さながら地球を貪る人類に警告を与えるために、ガイアが龍の姿になって現れたか。

子持山は古い死火山なのでどこかにマントルとつながっていた痕跡があるはずだが、仮にそれがあったとしても陰陽道でいうところの龍穴かどうかは定かではないw

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新型コロナの感染が判明したにもかかわらず、入院待機で自宅療養を余儀なくされている患者が日に日に増えている。

無能ソーリがその自宅療養を新型コロナ対策の柱とか意味不明なことを言い出しているが、自宅待機者は東京だけで2万人を超え、我が群馬も1週間前から400人以上を積みまして、すでに1000人を超えている状況にある。

自宅療養では家族への感染は避けられないし、急変時に即応してもらえるかなど大いに疑問な点が多い。そもそも医療設備も何もない状況では療養ではなく「放置」「放棄」「見殺し」と言われても仕方あるまい。

今求められているのは欧米各国が医療崩壊に陥りながらも展開していた野戦病院方式で、中国など一夜城のごとく突貫でやってみせたのだから、医療大国を喧伝する日本に出来ないわけはない。

何よりその中国の対応と同時期、日本では糞の役にも立たない布マスクを、前バカソーリの号令のもと500億も無駄な税金掛けてせっせと配っていたのだから何をか言わんやであろう。

時間と労力をかけて個人宅に医者が回診に出かけるなど素人が考えても無駄の極みで、全国にある使われていないイベント会場や小中学校でもなんでもチャッチャと改修して野戦病院を構えたほうが、一度に患者を診られるので合理的である。

というような話は昨年から言われていることで特に目新しき策でもないのだが、もう事ここに及んでは政府..というか与党だな..は目の前に迫る衆院選挙で頭が一杯なので、金と手間のかかることに着手する気などないだろう。

とにかくこんなザマを日夜見せつけられては、高い健康保険料を返せと言いたくもなるし、払う気も失せるというものだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

早朝の渓流で川霧が発生していた。川霧は外気温より水温のほうが高いことで見られる現象。

ここは林道伝いに途中まで車両で入れるのだが、このところの大雨の影響で崩れているところがあって、迂回のために徒歩で沢に降りて移動する必要があった。

崩壊地は大したことはなかったが、今後台風でもやって来くると一気に崩れそうではあるな。まあくわばらくわばらである。

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予報では朝から晴れるような話だったが、出掛けるタイミングでよもやの雨模様。それもちょっと降りましたって感じではなく、ドバドバと土砂降りっぽい振り方だった。

まあ結果的に通り雨的なもので20分も降らずに上がって、その後は何食わぬ顔で快晴となった。

つくづく近年は天気が読みづらくなったと思うが、今夏は特に予報も個人的な予想もまったく当てにならずである。

すべての元凶は未だに本州付近に居座る前線なのだが、もういい加減北上して欲しいものである。まさか秋にまた南下して秋雨降らせるのは勘弁だな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 換算50mm相当

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO / 換算16mm相当

このED8-25mmは素晴らしく良いレンズだ。寄って良し離れて良しで、超広角なのに常用できるっていうのは今までにないジャンルのレンズである。

上の2枚は何れも最短撮影距離付近だが、日中ならすぐに飛んでしまうアキアカネも、朝早い時間帯だとまだ暖機運転中なので、ギリギリレンズ近づけても大丈夫。

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