月別アーカイブ : 2018/03

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前へ進もう

2018/3/11

あれから早くも七年が経つ。

連日ニュース映像に流れるせいもあって、当時の記憶はまだ鮮明のままだ。忘れてはならない気持ちもあり、しかし当事者には忘れたい忌まわしき記憶でもある。

それぞれの交錯する複雑な思いの中、自然は刻々と時を刻んでゆく。

FUJIFILM X-H1 / XF35mm F1.4 R

まだ明けきらぬ寒い朝、タイヤの轍を辿る者あり。行く先はぼんやりぼやけていようとも、一歩一歩その歩みを止めることなく前へ進もう..

カテゴリ:独り言

金勘定に白黒

2018/3/10

ようやく確定申告が終わった。会計処理は月単位で済ませているので、決算処理に時間がかかったわけではなく、単にヒマがなかっただけなのだが、ここまで間際になったのは近年では記憶がない。初めて課税業者になった時以來かも。

某長官の件で文句の一つも窓口で唸ってこようかと思ったが、現場は関係ねぇし、そもそもそんなヒマねぇしってことで、結局いつもの郵送で済ませた。ま、納めるものはちゃんと納めておかないとね。

ところで、IT系なのにe-Taxじゃねぇのかって?フリーになって四半世紀、ここは手書きにこだわりがあると言いたいところだが、マカーにとってe-Taxは色々と面倒というのも否定はしないけどね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR (上段、右下)
LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. (左下)

夜のうちに少し雪が舞ったようで、家の周囲が薄っすらと白くなっていた。こんな時は最近いろいろ試しているモノクロームで狙ってみたくなる。

X-H1はフジのお家芸フィルムシミュレーションからACROSモードで、G9 PROはこれまたパナご自慢のL.モノクロームを使用。どちらも深みのあるモノクロームが良い感じだ。

ちなみに実は4枚中1枚だけモノクロでないカットがあるが、さてどれだか判るかな?

4月並み

2018/3/9

南から暖かい湿った空気が入ってきたせいで、今日は4月並みに気温が上昇。この冬初めて股引、いやアンダータイツを脱ぐことになった。

年度末でデスクワークに振り回される日々だが、ストーブを焚くこともなく日中過ごせたのもこの冬初である。一昨日は路傍の雪解け水が凍っていたのにねぇ..

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

業務的には来週が山場だが、うっかりしていると桜が咲きだしそうで怖い。まだ梅も撮ってないし。

カテゴリ:季節感

今日は朝のうちは雪だったが、一旦止んでからお昼ごろに再度降り出した時は雨になっていた。空気が乾燥してどうにも花粉が気になってしょうがなかったのだが、久しぶりの湿りでやや小康状態と言ったところだ。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

撮影自体はちょっと前のロウバイ。平野部では結構前に盛りは過ぎているが、山間部ではまだまだ見頃が続いている。何よりうちのロウバイはまだ咲かないw

カテゴリ:花・植物|タグ:

FUJIFILM X-H1

2018/3/7

これまでX-Pro2やX-T2など、これぞカメラ然とした風情のクラシカルなデザインが特徴だったフジのミラーレス一眼だが、ここに来てマーケットをいわゆるニッチなフジファンより外へと広げようとしているようだ。

先日発売されたX-H1は、昨年発売の中判ミラーレス機GFX50Sと路線を同じくしており、趣味性の高いものからより実用性重視に振ったモデルに仕上がっている。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

噂では早くもX-T2の後継機か?などと言われていたが、蓋を開けてみればまったく別のニューカマーである。ファインダー部の形状とフジのカメラとしては異様に大きく目立つグリップが、パッと見はGFX50Sを思わせる意匠だ。

フジはX-Pro2とX-T2でダブルフラッグシップと言われていて、X-H1の登場でトリプルフラッグシップになるのかという話もあるが、そもそもフジのカメラはベイヤーを除くX-Transセンサーを使うモデルには画質面でのヒエラルキーが存在しない、稀有なメーカーである。画質面に性能差を付けず、それぞれに特徴的な意匠やそれに見合うメカやギミックを搭載することで、様々なユーザーニーズに応えているのである。

そういう意味でX-H1は今までのフジのユーザー層よりは、どちらかと言えばこれまでフジのカメラに興味を示してこなかった他のメーカーのユーザーや、ハードな業務で使うプロユーザーの取り込みを狙っていると思われる。

APC-C機としては大柄と言われるX-T2だが、フルサイズ機に比べれば容積も重量も小さく軽い。が、デザインを重視しているせいで、XF50-140やXF100-400など大柄な望遠系レンズを装着した際に、どうしてもバランスが悪くなってしまうのが難点であった。特に長年C社のEOSを使ってきた身からすると、グリップ部が無いのがいただけない。特にXF100-400との組合せでは、ボディ側のマウント部の剛性が低いのがよく判るのだ。

X-H1はそういったヘビーユーザーからの要求、つまりはプロユースを意識した造りになっているのが特徴である。もともとX-T2は防塵防滴耐低温で定評があったが、シーリングの数を増やしてさらに耐候性を高め、塗装も引っかき硬度は従来比の二倍のコーティングとのこと。握りやすさを目的として突出した大型のグリップを設けたり、ボディの厚さをX-T2に比べて最大25%アップして、特にマウント周りの剛性を高めている。

そういったヘビーデューティさを追求した結果、X-T2より大きく重くなったため、ミニマムな高性能ミラーレス機を求めていたコアなフジユーザーにはどうもコレジャナイ感が漂っているようだが、グリップ部を含めない比較では実は思ったほどサイズアップしているわけではない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S

X-T2との比較。もちろん全体的に大きくなっているのは確かだが、グリップ部を見なければさほどでもないのである。それより保持した時の剛性感が半端なくイイ感じである。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

ついでにG9 PROとも比較してみたが、これがまたサイズ感がまったく同じなのである。どうも性能を追求していくとこの程度の大きさは必要になるかもしれない。

GH5も同様だが、両機に共通していることとして、ボディ内手ブレ補正と4K撮影の放熱用にヒートシンクを内部に実装しているので、従来機に比べれば厚みが増すのは致し方ないことだろう。

啓蟄のその日、未だ盛況な賑わいを見せるヒマワリレストランを横目に、せっせと虫やその卵を探して歩くエナガ達。

毎日ではないが、数日おきくらいに我家の庭にも十数羽で巡回してくるので、そのタイミングに居合わせるとフレンドリーな性格もあって、お互いストレスフリーで撮影できる。

日本産鳥類の中では最小クラスのエナガだが、その軽量級は枝移りの際にいかんなく発揮され、まるでそこに重力がないかの如き動きを見せる。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ただ、1秒とジッとしていることがないので、AFで追いかけるのは大変だ。ピントが合ったと思ったらシャッター切る前にファインダーからは姿を消している。

そんな重量級且つ俊敏さのかけらもないおっさんカメラマンにとって、G9 PROのプリ連写機能は何とも筆舌につくし難いものがある。良い時代になったもんだとしみじみ思うねぇ..

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三寒四温

2018/3/5

このところ暖かい日が続いているせいで、近所の雪解けも一気に進んだようだ。今週はまた寒さが戻るような話だが、まあ春なので三寒四温といったところだろう。

昨日は陽気に誘われたようにヒバリの初鳴きも確認。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR
カテゴリ:季節感|タグ:

冬の赤城大沼と言えばワカサギ釣りが風物詩として知られている。ワカサギは榛名湖も有名なのだが、温暖化の影響なのか近年は榛名湖は全面凍結しないこともあって、やや赤城大沼に押され気味である。

その大沼のワカサギも東日本大震災時の福島原発事故の影響で放射性物質が検出され、しばらく漁自体が自粛されていたが、ここ4年ほど続けて自粛が解除され、この冬も多くの観光客が釣り糸を垂れていた。

ただ、セシウムの検出量が下がったとは言え、依然として言葉が悪いが汚染魚であることに変わりがないので、あくまで釣った本人の自己責任ということでの自粛解除なのだろう。

いくら一尾辺りが基準値を下回ったとしても、結局ワカサギは量を食べることになるので、結果として摂取量は増えるというのは小学生でも分かる話である。

今日あたりは日曜日なので家族連れや子供たちも沢山見かけた。人生指折り数えてあと何年の人は良いかもしれないが、この先長い人生を送る子供たちにまで食べさせるのはなかなか勇気がいることだと思うのだが、結局のところはよく分かってないのだろうね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

まあそうは言っても写真に放射性物質が写るわけではないので、風物詩として絵になる光景には違いない。

このまま温暖化が進めば、何れ榛名湖のように凍ったり凍らなかったりするようになるかもしれないので、撮れる時に撮っておきたい眺めではある。

月の出

2018/3/3

近所の日帰り温泉に行った帰り、谷間から見上げた尾根上に月がぽっかり浮いていた。そう言えば満月だったなと、車に積みっぱなしになっているマイクロフォーサーズセットからG9とパナライカ100-400を引っ張り出して手持ちで撮影。

湯冷めしてはアレなんで手早くちゃっちゃと撮影を済ませたが、こういうチャンスに強いところが手ブレに強く小型軽量なマイクロフォーサーズの強みだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

正確な月齢だとちょっと進んでいるが、手前に尾根の木立を被せて前景とすることでそこはノープロブレム。

天頂付近となると雲ぐらいしか一緒に写し込めないが、月の出または月の入り..ここでは周囲の中での見掛け上の話ね..直後であれば、地上の景色や構造物をシルエットで入れられるので、普段から月齢は知っておいたほうが何かと便利だ。

座禅草

2018/3/2

天候回復を待って某所でドローンを飛ばす予定だったが、強風吹き荒れる中では自殺行為なのでそちらは名誉ある撤退で中止。

撮影チームと別れての帰路、思い立って富士見の窪にザゼンソウを見に立ち寄ってみた。時期的に微妙な気がしないでもなかったが、今年は寒さで開花が遅れていると小耳に挟んでいたので、ちょっとだけ期待もあった。

で、確かに顔を出したばかりの株やまだ苞が開ききってない株も散見され、末期というほどでもなかったが、強風で杉の小枝や枯れ葉が散乱しており、撮影には少々厳しい状況であった。

それに木道側にちょうど上手い具合に開いている株も案外少なくて、結果的に今年はイマイチ感あり。何よりこの時期に長時間杉林を徘徊するのは、最近花粉症の症状が顕著な身にはやや辛いw

ま、低空で頭上をドバトか何かを運んで飛び去るオオタカを見かけたのが収穫かな。

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR (左上のみ) / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

今日は先日手に入れたX-H1のデビュー戦でもあり、窪の暗い杉林内での手ブレ補正テストの後、更に某所で飛びものも狙ってみたが、メカシャッター動作時のシャッターショックの少なさに驚き、というのが取り急ぎの感想。

ということで詳しいインプレはまた後日にでも。