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コーワからPROMINARブランドでm4/3マウントの単焦点レンズが発表された。

コーワはこのブログをご覧の一部の人にはプロミナーなる望遠鏡でお馴染みの国産メーカーだが、事業の大きな柱は医薬品である。コルゲンコーワとかキャベジンコーワ、ウナコーワなどが有名で、私らより古い世代ならゆるキャラのはしりと言ってもいいケロヨンなるカエルのキャラクターが懐かしい話であろう。

そんなコーワ(正式には興和)も、戦後すぐに光学機器メーカーとして出発している(戦前は繊維関係だったと記憶している)ので、実は医薬品よりもカメラやレンズなど光学機器メーカーとしても歴史が古いのだが、近年はカメラ事業からは撤退してしまっているので、文字通りの光学機器としては望遠鏡や双眼鏡のみの扱いである。

そんなコーワが何を思ったのか突然ミラーレスカメラ用の交換レンズ、それもm4/3マウントの広角系の単焦点レンズを売るというのだから少々驚きである。焦点距離は8.5mm F2.8、12mm F1.8、25mm F1.8で、35mmフルサイズ換算でそれぞれ17mm、24mm、50mmと実にマニアックなラインナップだ。もちろんMFである。

何れもプロミナーでお馴染みのXDガラス(特殊低分散ガラス)を用いてディストーションを低く抑えてあると謳っており、性能的には期待できそうな感じである。うちにはm4/3用の広角レンズがない(EOSで間に合っているので)ので、8.5mmと12mmに興味を惹かれるが、20cmまで寄れる8.5mmはなかなか面白そうだ。

動画の仕事で広角というのはあまり使い道はない(歪んでしまうので)のだが、ネイチャー系だと話は違って、中間リングを組み合わせてさらに寄って遊ぶには良いかもしれない。

20140904

お盆以降、すっかり朝晩は涼しくなった赤城高原である。朝の散歩は長袖、夜は毛布をかけないと寝られない状態だ。今のところ秋の気配はススキとコスモスぐらいだが、虫の音が少しずつ晩夏から秋へといざなう今日この頃である。

おこり病

2014/9/3

デング熱?と聞いて天狗熱かと思ったが、それは私のようなワシ屋がかかる重い病気のことだ(笑)。

という戯言はさておき、当のデング熱は昨今ニュースを賑わしている時事ネタであるが、折しも西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るっているため、マスゴミがこぞってネタに飛びつきお大騒ぎするいつものフィーバーである。

デング熱は何も昨日今日に日本に発生したものでなく、大きく人が動く動乱期に海外、特に東南アジアなどから持ち込まれ、それが拡散し流行る傾向にある流行り病のたぐいだ。近年ではアジアや大陸からの引揚者が大量に移動した太平洋戦争直後などに流行している。マスゴミが地球温暖化などを引き合いに、さも大騒動になるかのように連日煽っているが、報道されなくとも毎年200人前後の発症例はあるのだ。

同様な流行り病にマラリアがあり、これもハマダラカという蚊が媒介して広まるが、その熱帯を起源とするようなマラリアも、昔から動乱期に流行るもので、デング熱同様に終戦直後などに流行してる。古くは、病死とされる平清盛もその症状はマラリアそのものと言われており、衛生上問題のあった明治初期頃までは土着のおこり病と言われていたのである。

地球温暖化が影響ないのかという観点では、媒介者の蚊が通年生息できるようになれば話は違うが、夏の高温が続く日本といえど、季節による寒暖の差が激しい気候では、ウィルスを持った蚊が生き残る..正確には感染者の血を吸った蚊が発生し続ける..可能性は今のところかなり低いのではないかと思う。

ただ問題は、先の動乱期以上に感染者が簡単に移動する点であり、今回のデング熱騒動も代々木で行われたイベントに全国から参加者があって、その結果あたかも地方にまで広まってしまったように見える点だろうか。流行り病を防ぐのは水際でとはよく言われることだが、気付かず勝手に拡散してしまうのが一番厄介である。

マラリアと言えば、その昔、ケニヤのアンボセリ国立公園を車で走っていた時、後ろから走って追いかけてくるマサイの男がいた。事情を聞くと緊急でセレナ・ロッジまで乗せて行って欲しいというのである。肌が黒いので顔色を推し量ることもできないのだが、いつ通りがかりか判らないサファリを走っている車を待ち構えてまで急を要する用事とは何かと聞いてみれば、マラリアで高熱が出ているのでロッジの医者に診てもらうのだという。ええ!高熱ってアンタ今全速力で走って来なかった?みたいに驚いたことを思い出した(苦笑)。

20140903

ケニヤでのサファリは毎日テントで野天のキャンプをしていたので、マラリアを恐れて持参した蚊取り線香..向こうではモスキートコイルって呼んでた..をバンバン焚いていたが、雨季の終わりで季節的には若干涼しかったこともあって、一度も蚊には刺されずに済んだ。マラリアには決定的な予防薬がなく、それを謳っていた薬も一応現地で買ったものの、副作用が怖かったので使わなかったのである。

結局とどのつまりは媒介者である蚊に刺されないようにするのが最善の対策であるのだが、我々のように野外で活動する者にとってそれはなかなか難く、ましてや流行地の意識がなければそれは尚のことだろう。

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ハリウッドゴッジーラのフィーバーに沸く夏休みということもあって、以前のオリジナルシリーズに続いて、平成ガメラ3部作をBSで流している。

円谷プロ時代の昔から続く怪獣ものやウルトラマンシリーズに共通して言える点は、その目線の高さ、つまり撮影アングルである。もともと怪獣映画にリアルさも何も無いもんだが、我々が体長数十メートルにもなる怪獣たちと同レベルの目線になることなどないわけで、そこを人の目線に揃えてあると嘘っぽさが幾分か軽減するのである。ガメラを見るときはやや見上げで、アングルを上げる際はやや引いて撮るわけだ。

特にCGとちがって特撮ものは編集で合成となるので、撮影時の光源の違いからなかなかリアル感は出せないのだが、目線の高さというのは鑑賞者には結構効きてくるものであり、平成ガメラシリーズはそこに少し気を遣っているようである。

何より自衛隊の全面協力のおかげで、登場する戦車も飛行機も自衛艦もすべて本物であり、実際の攻撃で使われる装備も実在のものなので、従来のゴジラシリーズよりは設定がより現実っぽく感じるのだ。そういう意味では先日観たハリウッド版ゴジラの世界観は、平成ガメラのそれに近い感じを受けた。

世界観と言えば、平成ガメラシリーズの一作目は1995年であり、作品内も同年代を設定してあったのだが、その中の視点が20年近く経った現在とそう変わらないのが興味深い。

■科学で栄えた古代文明が怪獣を生み出し、そのせいで自分たちも滅んだ。
→現代社会も核を生み出しその利用方法で論争になっている。
→プルトニウムの半減期は約2万4000年とほぼ手に負えない数値。

■自衛隊の先制攻撃のためには新たな法案を必要とする。
→怪獣相手の自衛権と言えど先制攻撃は許されていない。
→市街地上空でミサイル攻撃はできない。

■希少生物である怪獣の保護を目的として捕獲を試みる。
→レッドデータ的な生きものを殺すのはいかがなものか的な発想。
→米ゴジラ映画でもムートーとかいうヤツを研究してたっけ。

■でも結局は人に害を為す生きものは力で排除しようとする。
→人里に出て人を傷つけるクマは即捕殺する。

■急激な環境の変化が怪獣の生息に適した環境を生んだ。
→地球温暖化など人為的な環境改変が生きものの生息分布を変えている。

などなど。ま、驕る平家は久しからず、ってところですかね。

20140827

しかしまあよく雨の降ること。それもバケツの水をひっくり返したようなという形容がピッタリするドシャドシャした振り方で、熱帯のスコールよりも激しいのではないかと思う。

今日も夕方には一旦止んだと思ったが、西の方からみるみる雨のカーテンが近づいてくるのが見えた。

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米ゴジラ寸評

2014/8/20

ちょっと前にハリウッド版ゴジラを観てきたが、前評判ほどの面白さもなく今ひとつな出来栄えで、大金掛けたCGの凄さだけが目立つシロモノであった。

相変わらずのチャイニーズ風ジャパンの扱いはまあ仕方ないにしても、やたら宣伝マンよろしくあちこち露出していた世界のケン・ワタナベのアレは何だったんだろうか。何をするわけでもなく、常に画面から一歩引いた位置で、眉間にシワを寄せているだけなので、単なる説明要員と化していたのには参った(苦笑)。オリジナル版で世界を救った芹沢博士はどこ行った!

ハリウッド映画の常で、米軍全面協力だからその活躍場面はある程度仕方ないにしても、冗長的且つ中途半端な家族愛..そして吹き替え版の声優のヘタレ加減は半端ない..など蛇足以外何ものでもない。しかも半世紀以上前のオリジナル版に込められた反核のメッセージを真逆に盛り込むっていうのは、アレはありなんだろうか。日本人として脳天気にゴジラ、ゴジラと騒げない複雑な気持ちになったのが正直な感想であった。

まあそれでも前作?で魚食ってた巨大なイグアナのバケモノに比べれば、いわゆる正しい怪獣映画であったのは確か。米軍の活躍とか書いたものの、その攻撃はまったく刃が立たない設定は日本の怪獣映画の王道でもある。やはり怪獣映画はその圧倒的な強さで人間の無力さ、愚かさを表現するぐらいでないと面白くない。そしてそれを倒す力もまた人智を超えたものでないとね。

人智を超えたもの、そう、同レベルの生きものや強大な自然の力、それに宇宙人だね。前者ならモスラやキングギドラ、後者は言わずと知れたM78星雲からやって来た光の巨人とかかな(笑)。とまあ冗談はさておき、すでに続編らしきものも決まったらしいので、次回は是非とも怪獣大決戦的なカタストロフィでお願いしたい。

20140820

とにかく蒸し暑い。気温はそんなでもないのだが、湿度が高いのがいただけない。思考能力が平時の50%を切っているようで、人としてのパフォーマンスすら落ちてきている。

と、今日は午後遅くに久しぶりに夕立がやって来た。まるで台風並みに横殴りの風雨であったが、止んだ後はすこぶる過ごしやすくなった。夏はやっぱ夜仕事するほうが効率がいいね。

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日陰道

2014/8/2

20140802

先日業者が草刈りを終え、見通しの良くなった別荘地の中を移動する影一つ。50mも離れていないので、いつものアイツに違いない。もともと用心深い性分からか、それとも単に暑いからか、ひたすら木陰をたどって横切って行く。

おとっつぁんの通過後もしばらく見ていたが、いつもの取り巻き娘たちは見つからなかった。繁殖期間中はハーレム状態のキジも、用事が終われば雌雄で別行動となるが、もうそんな頃合いだろうか。近所でオオタカとノスリ巣立って森が賑わっているので、まあもしかしたらの可能性もあるかな。

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赤城高原も今日はこの夏一番の暑さだった。コーヒーも朝の一杯はまずホットだが、昼はもうアイスコーヒーでないとやってられないって感じ。先月某社のノベルティでもらったUSB駆動の卓上扇風機が、朝からブンブン回りっぱなしである。

暑い暑いとぼやいていたら、どうやら草津白根山がきな臭くなったようだ。火山性地震が3倍になって、国道292号含め周辺道路が再び閉鎖になった。町には仕事で出入りしているだけに、ちょっと心配なのである。面倒なことにならなければいいが..

20140725

アニマルキラーは通電しているはずだが、トンボたちには何ら関係ないようだ。朝一番に畑に出ると、列をなして沢山のアキアカネが電線に止まって休んでいる。

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ジメジメ天気

2014/7/13

今日は晴れるのかと思っていたら、朝からどんよりとした空模様に。おまけにジメジメして何ともスッキリしない。

遠出しても映像ライブラリのフッテージは撮れそうにないので、先日手に入れた新しいガンマイクのテストに裏山の森へ。しかし、鳥も巣立ち期で親もそんなに鳴くことがないので、あまり良いデータは録れなかった。曇っているせいかセミも鳴かないしね。


20140713

ついでにこれまた新しいマクロ撮影用のアクセサリーを試す。林縁とはいえ薄暗い中、ISO1600程度まで上げてみたが、ベニシジミの体毛はよく解像しているようだ。レンズもカメラも最近の機材はどれもソツがない。

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台風一過?

2014/7/11

と言うか、事前にいろいろ準備した割に前評判ほどではなく、上州としてはかなり拍子抜けな台風だったかな。

もちろん甚大な被害が出た地域もあって軽々には評せないのだが、本州に上陸してからはアッという間に通り過ぎて行ってしまった感あり。事前情報より強力であるよりは良いに決まっているが、なかなか想定通りとはいかないのが自然の脅威というものだろう。


20140711

ところで今日は暑かった。台風の置き土産でジメジメモワモワとして、お昼ごろまでは窓を開けっ放しで作業に没頭。午後になってようやくカラッとした風に変わり、夕方には窓を閉め切るほどまで涼しくなった。庭先のホタルブクロも、強い風が吹けば倒れてしまうかと思っていたが、何とか持ちこたえたようだ。

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何やらデカイ台風がやって来そうだ。

しかも太平洋岸を東進してきそうな進路が予想され、このパターンは梅雨前線に南から必要以上に雨風が吹き込んで刺激し、雨台風になることが多い。それに風も強く吹くことは判りきっているので、犬以外で飛ばされそうなものは軒下と物置に収納して退避した。

何より今週の外の予定はすべてキャンセルだ(苦笑)。

20140708

数日前からチラホラ見かけていたが、今朝は一気にアキアカネの姿が増えていた。下界で孵化した成虫が、その下界の暑さから逃れるために赤城高原に避暑してきたのだ。これから秋深まるまで周辺に滞在し、涼しくなった頃を見計らって再び水辺に降りていくのである。

久しぶりに朝から姿を見せた上越国境を背景にまずは一枚。

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20140706

今朝は巣穴の反対側に張り込み、と思って近づいたら、すでに親ギツネが寝そべって休んでいた。本当はもう少し近付きたいのだが、農道脇から800mm使ってもこのくらいが限界。先に着いていればもう少し奥に入れるのだが。

ちょっと様子を見てから、動画を撮ろうと三脚出すために車外に出たら起きてしまった。すぐに立ち去るかと思ったが、そのまま犬座りをしてあくび数回と毛づくろいを行う。背後にある巣穴方向で鳴き声がしていたので、子ギツネの登場を期待したが、本日もここでタイムアウト。

本気で撮るならワイルドライフは腰を据えてかからないとダメだね、やっぱ。

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