ちょっと前に近所から大量に柿をもらってあった..当然渋柿だが..ので、今年は干し柿にチャレンジ。ただ、まだあまり風が強く吹かないため、なかなか実が干されていかないのが難点。天気予報によれば来週から冬型が強くなる傾向らしいので、ちょっと期待したい。
月別アーカイブ : 2014/11
干し柿
山焼け
息白く綿毛も白く
初氷
昨日より赤丸急上昇中のDJIの新型クワッドコプターInspire 1。
先日はうっかり情報を見逃していたのだが、上位機同様にコントローラを2台接続でき、操縦と撮影を分離できるらしい。つまりオペレータが2人いれば、スムーズな飛行とカメラワークを分業できるわけだ。1人で操作するとどうしても進行方向に注視してしまうので、カメラアングルはかなり制限されてしまう。
ドローンによる撮影は特機としての位置付けなので、チームで取り扱う前提であれば、かなり重宝する機能である。先日も書いたが、ドローンだからと高い空の上から撮ることだけに使うのではもったいない。三次元を自由に移動可能なドーリーのように運用するのが面白いと思う。
赤城高原の今朝の外気温は0℃まで下がり、今シーズン最低を更新し初氷となった。この辺りでは一応平年並みなのだが、北日本はなんだかエライ事になってるようで。北海道といえど11月中旬に40cmの積雪はかなり珍しいのではないだろうか。
庭から見える谷川岳も雪化粧が定着し始めたので、こりゃそろそろジムニーだけでも先行してスタッドレスに換装しておく必要があるかな。
4K3軸クアッド
なんかスゴイのが出てきた感あり。
B&Hからいつもの売り込みメールかと開いてビックリ、なんと4Kの3軸ジンバル..発音的には本当はギンバルだよね..搭載のクアッドマルチコプターじゃないですか!発売元はPhantomなどお手軽空撮ドローンでお馴染みのDJI。
センサーは1/2.3CMOSで、4K UHD 30pの他、24pながらDCI 4Kでもイケるらしい。当然1080なら60pもオッケー!動画もさることながら、1200万画素の静止画も同時にキャプチャでき、フル充電で18分程度、約2kmまで飛ばせるのは素晴らしい。
それと面白いのはLightbridgeによる中継機能だろうか。フルHDで空撮映像を生中継できるというのは、個人的な用途では用はないものの、その筋の業界で流行りそうな予感アリアリである。
プロモーションを観れば判るけど、ギミックの何がスゴイって、俯瞰撮影時にローターと脚を兼ねたアームが上下動して、自身の映り込みを回避している点だろうね。Phantomなどはカメラの角度によっては自身のローターが映り込むことがあったが、Inspire 1はそれを見事に解決している。360℃マルっとパン可能なのだ。
プロモーションは大御所Philip Bloom大先生なのだが、4Kの空撮映像のインパクトはスゴイ。屋内でクレーンの代わりに使うのもさすが。それだけ安定した飛行が可能なのだろう。何よりその動きがうっとりするほどカッコイイのだ(笑)。
7D2やらEF100-400の新型やらと、機材の更新を色々考えていたところだが、正直そんなものはすべてどっかにすっ飛んでしまった。$2,899というのも撮れる映像を考えたら破格..円安なんで30万超えちゃうけど..に安い。4K iMacも視野に入れていたのだが、うーん正直こりゃ困ったぞ(笑)。
朝はめっきり初冬の様相。日中も谷川連峰方面から冷たい北風が吹き付けて、すっかり冬型の勢力下に入っている。遠くに望む上越国境は雪雲の中で、県境付近は雪が降っているようだ。
ツグミ来る
ぐんまの話題をいくつか
うちのサイトの趣旨とはかなりかけ離れた話題だが、姉妹サイトで群馬の観光キャンペーンを応援しているのと、旬の生きもの?ネタということで。
群馬県の公式キャラクターである『ぐんまちゃん』が、今年のゆるキャラグランプリで優勝したらしい。なんでも2年続けて3位だったとかで、今年はかなり応援に力が入っていたようだ。
ぐんまちゃんは昨今の流行りに乗って一応ゆるキャラという扱いになっているが、誕生そのものは遡ること20年前になり、昨日今日のブームに便乗して作られた安直なキャラではないのだ。あの人気者くまモンですら足元に及ばない長い歴史がある、まあ言うならばゆるキャラの元祖的な存在なのである。
当初の名前はゆうまちゃんと名乗っていたと記憶しているが、県のマスコットであった初代ぐんまちゃん..これはゆるキャラ的な位置付けではない..からその名前を受け継いで改名しているので、初代から数えればそれこそ30年以上の歴史があるのである。
今年は富岡製糸場の世界文化遺産登録で沸いた群馬県だが、午年にあってポニーがモデルのぐんまちゃんが話題なるのは悪い話ではない。何しろ、魅力度ランキングでは常に最下位を争うのが定位置なので(苦笑)。
ちなみに来年の大河ドラマ『花燃ゆ』の後半は群馬が舞台。主役の大沢たかお演じる長州藩士小田村伊之助は、明治維新後の初代群馬県知事である。
森の中でアオバトの羽を拾った。周辺には他に落ちてなかったので、単純に換羽だったのだろう。
シロイ?いやヒロイ
先月、ケニアのオルペジェタ自然保護区で1頭のシロサイが死んだ。シロサイはキタシロサイとミナミシロサイに分類されているが、確認されているキタシロサイはもう6頭だけになってしまったようで、ほぼ絶滅状態と言っていいだろう。ミナミシロサイもIUCNのレッドブックでは準絶滅危惧種(しかも近絶滅種)として扱われている。
サイの仲間は、アフリカ大陸にはシロサイの他にクロサイが、東南アジアにはスマトラサイとジャワサイ、インドにインドサイが生息しているが、その何れもが絶滅の危機にひんしている。生息地そのものの環境変化も一因だが、角を薬..漢方薬の原料として珍重されるが効能はない..として重宝する文化が根強く存在して高値で取引されるため、組織的な密猟の憂き目にあっているのが最大の原因である。
保護区内では角をわざと切り落として密猟から防ぐなどの対策も取られているが、シカや牛の角と違って骨ではない..組成成分は毛髪や爪と同じ角質である..ため、時間が経てば再生されるので、後手に回ると密猟されてしまう。ちなみにシカの角も生え変わるではないかと言われそうだが、シカの場合も角が途中で折れてもそこから再生することはない。
アフリカではビッグゲームの対象としてハンティングされていた時代もあるが、今はどの国でも保護の対象となっており、世界的にもその取引には高度な制限がかかっているので、一時期は生息数も回復に向かったこともあったが、主な生息国での内乱等で目が行き届かず、再び現在の危篤な状況になっている。
人の飽くなき欲望や生活圏の侵出によって、その住処や命を狙われる生きものは世にたくさんいるが、とりわけアフリカの大型獣の未来は暗い。やたら漢方を崇めたてまつり、象牙のハンコをありがたがる日本人がその絶滅の片棒を担いでいると言っても過言ではないのだ。それこそ判で押したように野生動物保護を宣う前に、実際に目に見えていない遠い海の向こうの事実を、よくよく考えてみる必要があるのではないだろうか。
サイはヒョウと並んでアフリカに言ったら絶対に見てみたい動物の一つだった。何しろその恐竜的な見た目からして他の動物とは違う。湖岸の草地をゆっくりと歩くその巨大な体軀を実際に見た時は感動したものだ。それまで動物園で何度か目にしてはいたが、やはり野生種の持つ圧倒的な存在感は違う。
写真はナクルNPで夕方撮影したシロサイだが、当時聞いた話では、絶滅対策としてミナミシロサイを南アフリカから連れてきたものだったらしい。それこそ最初はおっかなびっくり遠くから500mmで狙っていたが、少しずつ距離を詰めても逃げることなく近づけたため、最終的には70-200mmで十分であった。シロサイの仲間は他のサイに比べて性格がおっとりしているため、密猟するにも好都合だったのだろう。
こちらはナイロビNPで撮影したクロサイ。クロサイははっきり言って怖かった。サイの仲間は目が悪く50mも離れると何も識別できないらしいが、とにかく音には敏感で、車で近づくと常にその方向を向いてくるので、いつそのまま走ってこちらに向かってくるかとビビっていたのを記憶している。何しろ体重はシロサイで最大3t、クロサイでも2t以上あるので、突っ込まれたらこちらは大破である。この時は万が一走って向かってきたら、即バックギアで速攻で逃げる体制だった(苦笑)。
余談だが、こうして写真を並べてみると、白っぽいからシロサイで、黒っぽいからクロサイと言われて、ああそうなんだと納得してしまうかもしれないが、実はシロサイという和名は聞き誤りが伝播して命名されたものである。サイの仲間は皆草食であるが、特にシロサイは草原で草を食むのに適した幅広の形状をしているため、ワイド(Wide)と言われたのを白い意味のホワイト(White)と聞き違えたのである。実際、英名もWhite rhinocerosであり、それをそのまま和訳したためにシロサイになったのである。
そしてもっとはた迷惑?なのはクロサイである。こちらも色が黒いからクロサイなのではなく、シロサイと区別するためにクロサイと命名されたのだから。漢方として重宝するなどありがたがるのであれば、もっと命名には気を使って然るべきだろうに。ああ哀れサイの仲間たちよ..