カテゴリ : 季節感

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キヤノンのEOS Rは、6D相当っぽい中級機としては可もなく不可もなく、ある意味期待を裏切らない想像通りのスペックwであったと言って良い。

もともとの期待値が低い分w、まあ某C社はこんなもんだろうと割り切れるものがある点で、ティーザー広告しまくりで散々じらせて期待値マックスだったナイコンとは、世間の風当たり度合いがかなり違うと思われる。

ただ、この後にどうやらフルサイズミラーレスの先駆者ソニーによる、某C者のお株を奪うような痛烈な後出しジャンケンがありそうなので、そんな余裕かました出し惜しみ番長サマが、いつまで悠々と肩で風を切っていられるか見ものである。

それはそうと、今回のEOS Rは1987年のEOSシステム登場時..もうEOSも30年経つやんね..によく似ている。上でも下でもなくまずは真ん中の売れ線から品揃えを始め、徐々に市場を侵食していくいつもの作戦なのだろう。

意図しているのか原点回帰なのか、EOS R自体、最初のEOSであるEOS 650とどことなく面影が似ているしね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA(ちょいレタッチ)

強烈な夏の日差しもどこへやら。猛威を奮った殺人的な暑さもようやく一段落といった感じになった。

夏の最後の抵抗のように子持山の山稜に雲が湧き上がったが、もはや夕立ちを目論むほどの勢いもなく、西風に煽られて徐々に立ち消えていく。

季節の移ろいに突き動かされるように、太陽の軌道も少しづつ南に逸れはじめ、いつの間にか子持山の陰へ落ちていく。

森の撹乱

2018/9/9

台風21号で赤城山から東向きの大風が吹き下ろしたので、農道上には木々の枝や葉が散乱している。

まだ青いコナラのドングリや、熟しきっていないクリやミズキの実など、一見すると折角の山の実りがもったいないと思うかもしれないが、鳥やリスなどと違って木に登ることのできない生きものにしてみれば、こうして木の上から地上に実が落ちることで、それらを口にする機会に恵まれるのである。

台風による倒木被害も含め、こういったことも自然の力による森の撹乱作用の一つと言っていいだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / コナラのドングリ

森の実りで最も引き合いが多いのは何と言ってもドングリだ。木の上ならクマにリスにカケス、地上ならネズミにタヌキにシカなどと、論えばそれこそキリがない。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / ミズキの実

ミズキの実が黒く熟し始めると、コサメビタキやサメビタキなどヒタキの仲間の秋の渡りの時期だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / モミの球果

落下したモミの球果はまだ青く、リスにとってはやや残念な結果だろう。これはいわゆる松ぼっくりだが、モミなので言うならモミぼっくりか。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / クリの毬

まだ熟していないクリは毬に包まれているので、さすがに鳥や小動物の手には負えない。ここはクマとイノシシの出番だ。クマは分厚い掌を、イノシシなら武器にもなる強靭な鼻面を使って、それぞれ器用に押し開いて食べるのだ。

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これだけ湿気が多いと、この秋はキノコが豊作ではないかと言われているが、確かに庭木の根本などに名も知らぬ小さいキノコが沢山ニョキニョキしてる。

ナメコやナラブサ、それにマイタケやマツタケなどは何となく判るが、キノコはまったく素人なので、山に入って見かけても写真撮るだけで手を出すことは滅多にない。

美味そうだというの同じくらいうっかりは怖いというのもあって、詳しい手練が採ってきたもの以外はなかなか口に入れるのははばかる。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

けもの道から森に入ろうとして林縁で見つけたのだが、これはアワタケ?それともアミタケ?かな?

正しければどちらも食べられるが、やはりトーシロの生兵法は大怪我の元と知ったほうがよいかのうw

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ところで、パナのフルサイズ機の話で気になるのはマウントがどうなるのかであろう。

パナはマイクロフォーサーズからレンズ交換式カメラの分野に入ってきたので、独自のマウント文化を持っていない。それ故、今のところ何を言っても想像でしかないのだが、噂では協業しているライカのSLマウントではないかと囁かれている。

マイクロフォーサーズでライカのブランドを冠したレンズをラインアップしたり、ライカ社自体にコンパクトカメラをOEMしたり、昔からビデオカメラの分野でもその関係は深いので、SLマウントという線はあるかもしれない。ただ、ライカSLマウントレンズは一般人においそれと手を出せる価格帯ではないので、言葉は悪いが家電屋のカメラにはちと不釣り合いの印象はある。

また、パナはレンズを自社で生産する工場を持っているので、マイクロフォーサーズと上位互換の新たな独自マウントという線も当然ありうる。その際、N・C・Sの他のフルサイズ機メーカーと異なり一眼レフ用のレンズを持っていないので、当初のレンズラインナップが寂しい..専用を出せても例のごと3本とかそんなもんだろうからね..ことになるので、既存のマイクロフォーサーズ用レンズをクロップで使用できるようにする荒技は必要だろう。

そしてここにオリンパスが絡んでくると更に面白くなる。現状でもマイクロフォーサーズで共闘しているし、オリにも来年E-M1の上位機を出す噂があるので、これはあながち考えられない話ではない。

さらにこれは余談だが、ちょっと前にVARICAM LTという業務用のシネマカメラを製品化..この時のセンサーはスーパー35だ..した際、標準でEFマウントを採用しているので、もしかしてRFマウントという可能性もあるかも?などと個人的には夢想したりしている。まあこの線の可能性は著しく低いけどねw

パナの強みは動画なので、ベクトルとしてその方向に向いたカメラ..8Kを実現するためのフルサイズ参入と考えるのが自然だ..になるのは間違いない。その際の直接の競合はソニーということになるので、一部に噂のあるEマウントということはまずないだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

赤城高原では昼前から東風が強く吹き出したが、ここ20年でこれだけ強風なのは記憶にない。まさに今世紀最強の呼び声高い大型台風だ。

この記事を書いている時点ではまだ風だけで雨はほとんど降っていないが、これから夜半まで雨も強く振りそうだ。

自分で書いておいてアレだけど、今日はパナの進む道より台風21号の進む道が心配であるw

9月に入るやいなや、夜も明けぬうちにまたまたカメラ業界が賑やかになってきた。先月のナイコンZの狂想曲も覚めやらぬうちに、今度はキヤノンとパナが渦中の人となっている。

CのフルサイズミラーレスはEOS R?

ネットの情報サイトよれば、キヤノンはかねてからの噂..と言いつつすでに本物っぽい画像出回っているぞw..通り、近々フルサイズミラーレスを発表するようだ。

詳細は追々だが、新ボディの名称は「EOS R」で、デュアルピクセルCMOS AFの3030万画素センサー搭載、4K動画..フレームレートは不明だがまあ30Pが順当だろう..に-6EV(!)という低照度対応のAF、バッテリーはLP-E6互換とのことだ。

サイズ感はEOS M系より一回り大きいが、重量が約580gというのはかなり軽量ではないだろうか。

画素数からしてナイコンZ6やソニーα7IIIの競合機のようだ..5D4のセンサーを流用した上位機がでるかもね..が、気になるのはボディ内手ぶれ補正の有無と、ナイコンZが叩かれまくっているメディアのスロット数だろう。

そして最も関心の高いマウントであるが、RFマウントという新マウントでリリースされるようだ。内径54mmということで、これは想像通りEFマウントと同じと思われるが、当然のようにフランジバックはミラーレス仕様で20mmと短い..EF-Mと非互換みたい..ため、物理的にEFレンズの装着はできないだろう。

既存のEFレンズは他社同様に専用のマウントアダプタを介して装着できるが、このアダプタ類が複数用意されており、未確認ながらなかなか面白そうなギミックを搭載しているようだ。目を引くのは、何らかの機能を設定できそうなリング状のコントローラを装備したものや、ドロップインフィルタを挿入できるようなアダプタもある感じ。後者などは動画撮影時のNDフィルタ問題を解決してくれそうな予感ありだね。

当初予定されている専用のRFレンズは、ナイコン同様に数は少ないのだが、ナイコンと違うのはユーザーの思いをよく分かっている点だろう。標準ズームは将来出るであろう24-70mm F2.8と被らないよう24-105mm F4であるし、テーブルフォト系で活躍しそうな35mm F1.8という大口径の広角マクロレンズを用意しているのはさすがだ。

さて、これ以外に何か隠し玉があるのかは不明だが、もしボディ内手ぶれ補正とメディアのダブルスロットが未搭載なら、先日書いた通り「出し惜しみ番長」と揶揄されるのは必定。逆にその期待を裏切るようなスペックであれば、先日書いたことは撤回しなければなるまいぞ。

Pがとうとうフルサイズ参入?

そしてパナに関しては、事の真偽はまだ不明だが、パナもとうとうフルサイズに手を出すという話が出回っている。

パナはGH4に4Kを搭載した際、東京五輪の頃までに8Kを目指しているような話をしていたが、個人的にマイクロフォーサーズのセンサーに8Kを詰め込むのは相当厳しいと見ていたので、フルサイズ市場への参入..当時はスーパー35かなと思っていた..はそれほど意外ではない。むしろ、高級機路線ならライカブランドのレンズをさらに活かせるはずなので、戦略としては間違ってないと思われる。

ただ、今すぐにではないにしても、ここまで市場を作り上げてきたマイクロフォーサーズから手を引くのかどうかが気掛かりだ。製品ラインナップを整理するような話も聞いているが、システムとして小型軽量であることはフルサイズに対する優位点なので、オリンパスともどもその動向は注視せねばなるまい。

そのオリンパスも来年上位機を、みたいな噂も出ているし、この秋以降来春まで、カメラ業界は話題に事欠かないようだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

天気がすっきりしない。さすがに真夏のような暑さはもうないが、とにかく湿気ぽっくていかん。早く秋の清々しい空気感になってほしいね。

稲穂揺れる

2018/8/24

処暑を過ぎ、その言葉通りなら朝晩は涼しくなる頃合いだが、連続して通り過ぎて行った台風の置き土産のおかげで、夏の暑さがぶり返している。

猛暑と言うほどの気温ではないが、太平洋の湿気が大量に運ばれてきているせいで蒸し暑くてかなわない。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

山間の棚田の稲穂が色づいてきた。今日は台風一過とはならず、終日強い風が吹いていた。

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吐く息が白く

2018/8/19

ここ3日ほど寒い日が続いている。日中でも家中の窓を閉め切り、夜は夜で芋焼酎のお湯割り、寝る時は毛布までかけるといった状況。今朝など吐く息が白くて驚いたw

さすがに明日からまた暑さが戻るらしいが、赤城高原では少なくてももう夜の暑さの心配はいらないだろう。こうなるともう錦繍の秋が待ち遠しくなってくるね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

こんなに夕焼けになる年も珍しい。それだけ湿気が多いということだが、それに慣れてしまったせいか、久しぶりに乾燥した空気に身を置くと身震いするほど寒く感じてしまう。

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先日お盆なのに暑いと書いたばかりだが、打って変わって今朝は涼しいを通り越して寒くて目が覚めた。昨晩寝る前に予感がして薄い羽毛布団にしておいて正解である。

終日北風が吹いていたせいもあるが、日中も晴れていたものの実に過ごしやすい晩夏の1日だった。

一昨日辺りからオナガの若鳥が群れでやって来て、入れ替わりヤマボウシの実をついばんでいく。まだ熟しきってはないのだが、そんな人の味覚の都合などお構いなしといったところだ。

そして北海道大雪の黒岳では、観測史上最速で初雪が降ったという知らせも入り、ボチボチ山の方では秋の便りが散見される季節になってきたかな。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

旧赤城村や南面の旧粕川村、それに東の旧黒保根村辺りだと、傾斜を利用した棚田が見られる。まあ棚田と言ってもカメラマンが好むような風情のある古いものではないが。

ただ、同じ赤城山麓でも赤城高原周辺は水の確保が難しいので水田がない..同じ村内でも利根川や片品川沿いなら田んぼはある..ため、Project AKGの一環で定期的に足を運んでいる。

写真は勝保沢近くの鈴ヶ岳を望む水田で、さすがにまだ稲穂は青々しているが、ここが黄金色になるのももうすぐだ。

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盆の中日

2018/8/15

例年ならお盆の頃から過ごしやすくなるのだが、まだ湿度が高くて蒸し暑い日が続いている。

お盆なので実家を行ったり来たりと人並みだが、田舎暮らしの県内移動ゆえに帰省ラッシュには縁がない。

それでも山から平野部に降りると地獄の業火ような暑さが何とも堪えるが、実家にはエアコンという文明の利器があるので助かるね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

湿度が高いことを証明するかのように、連日裏山に入道雲がモクモク湧いて、隣県に夕立ちを降らせている。

そう、赤城に湧く積乱雲の行く先は東の栃木なのだ。

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水少な!

2018/8/10

天狗様を見に行った帰りに諏訪峡を覗いてみたが、上流部のダムで放流していないので、河の水量が異常に少ない。最上流の矢木沢ダムで貯水率43%というから、ちょっと危機的状況だ。

すべては台風の進路次第だが、先日の13号のように東に逸れて行ってしまうと肝心の水瓶に雨が降らないので、どうにもしようがない。9月以降、下流域の皆様は取水制限を覚悟したほうが良いかも。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

これが流量で日本一を誇る坂東太郎とは思えない眺めである。川底が露岩してしまっているので、自慢のラフティングツアーも空荷で名物の岩場をやり過ごしている。

この後、みなかみから月夜野にかけて強い夕立ちが降ったが、焼け石に水といった感じだ。

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